考察記事

イグナイトは対面をソロキルするために入れるわけじゃないという話【サモナースペル】

リクエスト記事。

イグナイトの使い方、イグナイトについての考えとかあればぜひ教えていただきたいです。

コメント欄より一部抜粋

LOL初心者は何故か。

  • トップはテレポート
  • ○○は○○
  • AはB

そういった固定的な覚え方をする。

LOLが対戦ゲームじゃなければ、ソレで万事OKで、私も細かいことは言わない。

○○は○○といった覚え方は、負担が大きい上に効率も悪いので、サモナーズリフト(サモリフ)のルールを覚えれば大丈夫。

ブラッドミアでアニビアと戦うには、ゴーストを入れると良いのだが、そういったオタクマッチアップは無視して、基本的なルールを書く。

この記事はパッチ11.11の時に執筆されました。

そもそも何故フラッシュを入れるのか?

  1. 相手のCCスキルをかわすため
  2. 相手にCCスキルを当てるため

大半のチャンピオンは、相手ジャングラーがガンクに来た時、フラッシュがないとまず逃げられないからだ。

ドラゴン・バロン前には、相手を捕まえる必要がある。

5対5のままでは、オブジェクトは取れない。

5対5のままで、全く問題なく取れるほどの差があったら、サレンダーが入っているからだ。

ARAMではフラッシュを入れる必要がない

サモリフでフラッシュを入れる以上、基本的にARAMでもフラッシュは入れる。

しかし仕組み的には入れる必要がない。

ドラゴンもバロンも沸いていないからだ。

実は相手のCCを食らっている時、フラッシュとテレポート以外のサモナースペルは使えるのである。

マルザハール・スカーナー・ワーウィックのRといった、サプレッションだけ使えない。

例えばアニーやマルファイトのRを食らう時、

「バリアかイグゾースト撃ったらいいじゃん」

となるわけだ。

このおかげでARAMのAPマルファイトは、LOLを知っている相手に全く機能しない。

本当にARAMしかしないという人は、多分フラッシュ毎回入れないと思う。

移動スペルは強力

フラッシュの他の移動スペルは、ゴーストとテレポートだ。

ゴーストは後半になるにつれて効果が上がるのだが、ジャングラーのガンクは少しかわしにくいし、サモリフはフラッシュで壁を抜けて逃げるテクニックがあるので、ゴーストは使いにくい。

テレポートは単純に長距離を一瞬で移動できる。

ダリウスがゴーストを持つのは、かなり優れている。

序盤もキルが取りやすいだけでなく、中盤以降はゴーストが1番強いからだ。

イグナイト トップ編

トップでテレポートを入れる理由は1つだけだ。

  • レーンに復帰しやすくするため

「中盤以降味方に合流するため」と思っている人は、考えを改めたほうがいい。

テレポートでレーンに復帰しやすいので、ダメージトレードもしやすい。

相性が良ければ、ダメージトレードを繰り返すだけで、対面に差を付けることができるだろう。

ミッドレーナーがテレポートをあまり入れないのは、レーンまでの距離が近いからである。

序盤は対面にボコられることが決まっているケイルやナサス、タンクは大体テレポートである。

イグナイトを入れる理由は2つ

  1. オールイン時に勝てるようにするため
  2. ジャングラーが来た時に勝てるようにするため

初心者が勘違いするお決まりのパターン noob trap なのだが、

「イグナイトはソロキルするためのスペル」

という勘違いがある。

※ noob trap とは、実際にはあまり機能しない人気のあるビルドなどのこと。APシヴァーナとか、トップメレーでのプレスアタックなどだ。

もちろんイグナイトを持ったほうが、相手をソロキルしやすい。

しかしイグナイトを持つだけソロキルできるなら、全員イグナイトを持つはずなので、論理的に破綻している。

1を説明すると、イグナイトを入れていない場合、ティーモはオールインされると簡単に負ける。

フィオラがダリウスと戦う時も、フィオラがテレポートだと相当後半にならない限りタイマン勝てない。

2は1のついでみたいな感じだ。

ジャングラー絡めての2対2、もしくは3対3は、圧倒的にイグナイトを持っているほうが有利。

フラッシュ+イグナイトでダメージ交換をミスると、レーンは負けなので、初心者向けではない。

少なくとも初めて戦う組み合わせの時は、イグナイトはオススメできない。

機動力があるチャンピオンはテレポートを避ける

1番わかりやすいのはクイン。

他にはパンテオン、クレッドなどだ。

ワーウィックやカミールといったチャンピオンも、テレポートを避けたほうが良いのだが、この辺は少し難しい。

カミールやフィオラなどは、テレポート+イグナイトでも良いのだが、メインカタリナとかじゃない限り負担が大きいのでやりたくない。

結局テレポートで味方に合流するプレイはある程度強く、クインやパンテオンはRがあるのでありがたみが薄いというわけだ。

イグナイト ミッド編

トップとイグナイトテレポートの関係が逆。

イグナイトがプランAで、テレポートがプランBだ。

ミッドレーンのサモナースペル使い分け

ミッドレーンサモスペ
  • 特に何もない イグナイト
  • 特に何もない イグゾースト
  • ボコられる、マナが切れる テレポート
  • アーティラリーメイジ バリア
  • アーティラリーメイジ 2対2用 ヒール
  • CC対策 クレンズ
  • オタクマッチアップ ゴースト

※ アーティラリーメイジ=長射程のメイジのこと。ラックス、ヴェルコス、ゼラスなど。

ミッドやADCでプロみたいにクレンズを持ちたい人は、ARAMでフラッシュ+クレンズを入れるのがオススメだ。

ゴーストはアニビアや、オリアナ相手に入れたりするのだけど、この記事では詳しく書かない。

イグナイト サポート編

ボットレーンもレーンが長いのだが、テレポートを入れると負ける。

負けるというか、レポートまでされるだろう。

基本的にボットレーンはADCがフラッシュ+ヒールを入れて、サポートがフラッシュ+イグナイトだ。

「ADCを守るためにイグゾーストを入れる」

という noob trap がある。

この考えは立派だし、間違っていないのだけど、ボットレーンの真髄はフォーカスだ。

2人で1人を攻撃して、2対2を実質2対1にすること。

サポートがアーティラリーだとイグナイトは少し使いにくいのだけど、それでも弱くはない。

  1. イグナイト
  2. イグゾースト
  3. バリア

もちろんADCがヒールじゃないならば、何も考えずヒールにすること。

相手にヒールがなければ、CC当てやすい分イグゾーストも強かったはず。

終わりに

書いたこと
  • トップのイグナイト
    • 一生勝てないから入れる
    • 機動力があるから入れる
  • ミッドのイグナイト
    • アーティラリーはバリア
    • 序盤弱すぎるチャンピオンはテレポート
  • サポートのイグナイト
    • 相手がヒールを持っているので基本スペル

ダメージ交換をミスると、リコールしなければいけないので、トップレーンだとソコが厳しい。

正直どのレーンでも、序盤弱すぎてテレポートを持たざる得ない場合以外は、イグナイトで良いのではにないかと考えているが、ルールを理解していないと難しいだろう。

色々書いたが、どのサモナースペルを持っていくべきかという話は、対面によって変わる。

なので、○○は○○と言った覚え方はしないほうがいい。

もしくは、

「今はよくわからないので、それっぽいスペルにして放っておく」

といった覚え方をしよう。

わからないけど、とりあえず進めていくっていう考えは、LOLに限らず結構大切だ。

複雑なことは、わかるまで時間がかかるからである。

LOLAlyticsのウーコンのページ

パッチ11.11現在、統計だと

  • フラッシュ+イグナイト
  • テレポート+イグナイト
  • フラッシュ+テレポート

になっているが、対面によって変わるという話。

-考察記事
-