最後にオラフにパッチが当たったのは、たしかパッチ14.9だったと思う。

しかもナーフである。

パッチ15になってからオラフは毎回強かったのだけど、
覇王のブラッドメイルがバフされたので書くことにする。
オラフはワーウィックみたいなもので、
タイマンは不死身に近いのだけど、
AOEがないようなものだ。
なのでDota2を象徴するアイテムである、
BKB(Black King Bar)のようなRを持ってても、
後半弱かった。
※ BKBはオラフRのCC無効化を発動させられるアイテムで、
中盤以降キャリーは高確率で買う。
しかしパッチ25.08では、
覇王のブラッドメイル+Rで最後半ADが700超えるので、
スノーボール時は最後まで最強だろう。
「味方が弱くても自分さえ育っていれば勝てる」
という感じになったので、
かなり楽しめるようになった。
例えば上の画像にグラガスやシェンがいるが、
シルバーの試合で使っても、
味方がダメージを出せないので試合には勝ちにくい。
※ ダイヤモンドの試合で、アタックムーブできないマークスマンは考えられない。
それではオラフのビルドを書く。
この記事はパッチ15.08の時に執筆されました。
トップオラフのストーリー
- 序盤から積極的に戦闘をする
- スノーボールする
- ドラゴン4つ取って勝利
1 ワーウィックやレネクトンと同じで、
サステインが高い。
なのでダメージトレードで同じぐらいヘルスが削れた場合、
それはトレードで勝利したのと同じ意味になる。
2 オラフはダイバーというクラスだが、
サステインタンクと呼ばれるものに該当する。
相手を殴ると回復する、
TFTで良く見るチャンピオンだ。
そういうチャンピオンは当然育ってないと弱く、
レーンで負けた場合はソロプッシュしかすることがない。
3 ソロキューでの実質的な勝利条件だ。
トップオラフのキーストーン候補
オラフのポテンシャルを最大限に引き出すためには、
オラフの戦闘スタイルとシナジーのあるルーン選択が不可欠だ。
- 征服者
一択と言っていい。
この構成は統計的にも裏付けられており、
高いピック率と勝率を誇る。
というか、99%くらいで征服者。
メイン栄華
- 征服者
- 凱旋
- レジェンド:迅速
- 背水の陣
- ビスケットデリバリー
- 疾駆
1~4 特に説明は不要だろう。
1度戦闘に入れば、
どちらかのHPが0になるまで殴り続ける。
5 オールイン時に使うと強い。
レーン戦で余った場合も、
なるべく売らずに取っておくといい。
パッシブ、W、ステラック、ブラッドメイルなどの効果は、
全て残りHP30%時点で最大の効果を発揮する。
なので、それくらいのHP時に使うといいだろう。
6 基本はQを当ててオールインなので、
疾駆を持っていく。
逆に魔法の靴は避けたい。
オラフはスケーリングで勝つチャンピオンではないし、
ブーツが12分まで買えない可能性が高いからだ。
スケーリングで勝ちたいならば、サブは魔法の靴よりも、超成長+超成長 or 生気付与のほうがいいだろう。
ルーンのかけら(シャード)
- アダプティブ or 攻撃速度
- アダプティブ
- 体力+65 or スケーリング体力
1 どちらでもいい。
相手がイラオイなどの時にアダプティブだとマズいので、
よくわからない人は攻撃速度固定が無難だ。
3 どちらでもいい。
サモナースペル
- フラッシュ+ゴースト
- ゴースト+テレポート
- ゴースト+イグナイト
1 この組み合わせは、
現在のトップレーンオラフにとって最も標準的かつ効果的な選択だ。
統計データを見ても、
圧倒的なピック率(約76%)と安定した勝率(約53%)を示している(2025/04/29)。
レーン戦も悪くないけれど、
中盤以降の集団戦で最も強いスペルである。
2 テレポートが欲しい時のスペル。
オラフはフラッシュよりもゴーストのほうが重要だ。
3 イグナイトが欲しい時のスペル。
Qとヘクスプレートがあるので、オラフはダリウスよりは大分接近しやすい。
スキルオーダー
オラフのスキルレベルを上げる順序は、
彼のダメージ出力と戦闘効率に直接影響します。
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でW
- レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で取る
1 パッシブもあるので、レベル1は強い。
2 射程が325と、まあまあ長い。
3 Wを取らずに、QやEをレベル2にする場合も多い。
4 Qではなく、Eを最優先で上げる場合もある。
QにはAR20%減少、Eは確定ダメージなので、オラフはブラッククリーバーを買わない。
アイテムビルド
オラフのアイテムビルドは、機動力、耐久力、ダメージのバランスが重要だ。
序盤はダメージ、勝ってる時は機動力を伸ばす。
スタートアイテム
レーン戦の開始時に購入するアイテムは、
序盤の展開を大きく左右する。
- ドランブレード + 体力ポーション
- ドランシールド + 体力ポーション
1 基本スタートアイテム。
2 相手がケネンなど、レンジの時に入れると覚えておけば問題ない。
それでもQが当たればドランブレードのほうが強いのだけど、
レンジ相手に上手に当てるのは難しい。
メレーにドランブレードを持って行った場合は、それだけで試合が終わる可能性が高い。
ファーストアイテム
- ラヴァナスハイドラ
- ストライドブレーカー
- マルモティウスの胃袋
1 ラヴァナスハイドラから実験的ヘクスプレートに繋げるのが、
オラフ最強ビルドだ。
ヴァンパイアセプターから買うと強力だが、
スノーボール時(この場合はレーンで1~2キル取った場合)に、
ストライドブレーカーに進化できなくなる。
2 スノーボール時やレンジ相手は、
ストライドブレーカーのほうが強い。
ラヴァナスハイドラよりも相手を捕まえやすいからだ。
殴り合いはラヴァナスハイドラのほうが、圧倒的に強い。
オラフはパッシブとWのおかげで、ASの必要性が薄いためだ。
3 対面と敵ジャングルが両方AP時に買うと強い。
2対1も制してしまうだろう。
ただしファームは当たり前に遅い。
最悪のケースは、ストライドブレーカーにしてメレーに殴り負けるパターンだ。
HPとアクティブを考えると、スケーリングはストライドブレーカーのほうが高いとは思う。
ブーツ
ブーツの選択は、対面のチャンピオンや敵チーム全体の構成によって変わる。
オラフはAA連打チャンピオンかつメレーなので、
購入タイミングはファーストアイテムの前か後が基本だ。
- プレートスチールキャップ
- スイフトネスブーツ
- アイオニアブーツ
- マーキュリーブーツ
1 オラフの基本ブーツ。
対面がAD勝つ、こちらが圧勝してないのであればコレ。
2 勝ってる時に買うと強い。
単純にMSが高いという理由だけで買う。
3 勝ってる時に買うと強い。
フラッシュ+ゴースト時や、フラッシュ+テレポート時に買おう。
それでもスイフトネスブーツのほうが、
何も考えずにプレイしやすいので楽。
4 敵チームのAPが濃い時にしか買わない。
オラフはRでCCを無効化できるからである。
セカンドアイテム
- 実験的ヘクスプレート
- サンダードスカイ
- デスダンス or マルモティウスの胃袋
1 ラヴァナスハイドラから繋げる。
マスター・イーがストライドブレーカーを買わないように、
実験的ヘクスプレート時もストライドブレーカーを買わない。
同レベル同アイテム数で、
この時のオラフにタイマンで勝てるチャンピオンはいない、
と決めつけていいレベルだ。
※ まったく調べてないので性格ではないが、調べる気がしないほどの強さがある。
2 ストライドブレーカーにはHPが450もあるので、
ストライドブレーカーのHP400と合わせてHP850。
ストライドブレーカー時は実験的ヘクスプレートよりも、
サンダードスカイに繋げるほうが美しいわけだ。
3 ARやMRが欲しい時。
大半のチャンピオンは、ファーストとセカンドはファーム速度を高めるために武器を買いたい。
サードアイテム
- 覇王のブラッドメイル
- デスダンス or マルモティウスの胃袋
1 普通はここでステラックだし、
オラフはレベル18で基礎ADが148もある。
ただR時にCC無効なので、
ここは覇王のブラッドメイルを買いたい。
初手がラヴァナスハイドラでもADが100近く上がる。
2 ARやMRが欲しい時に買う。
フォースアイテム
- ステラックの篭手
ここでステラックの篭手だ。
相手チームのダメージが偏っている時のみ、
他のARやMRを買い足そう。
フィフスアイテム
- 変幻自在のジャックショー
- ランデュインオーメン
- スピリットビサージュ
- ガーディアンエンジェル
1 ここまで1個もARやMRアイテムがないのであれば、
ジャックショーを買うといい。
2 相手のマークスマンがフルビルド時に買おう。
オラフは接近能力が高いので、ソーンメイルではなく、
こちらを買うのが望ましい。
3 マルモティウスの胃袋と違って、ステラックの篭手がある時も買える。
4 オラフ向けではないけれど、
マスター未満ならばレートゲームでの集団戦は
緊張するのが普通だ。
そういう人におすすめである。
プレイスタイルとヒント
簡単なコンボ
- 基本トレード: Q (スロウ付与) → AA → E → AA (可能なら斧を拾って再度Q)
- オールイン: Q → ゴースト/R (発動) → W (AA直前) → AA → E → AA → Q (斧を拾いながら継続)
- 奇襲/ギャップクローズ: Q (投げる) → Flash (Qが着弾する直前) → R (着弾後) → W → AA → E
- AAリセット: AA → W → AA
重要なヒント
- レベル1はパッシブもあるので強い
- Qは茂みから撃ちたい
- なるべく斧拾う
- Wのシールドタイミング
- RのCDは短いのでたくさん使いたい
- 低体力での戦闘を恐れない
- Rは殴り続けていれば切れない
1 LoLでレベル1の殴り合いが強いチャンピオンは決まっている。
- パッシブが戦闘にも効くこと
である。
2 ケイトリンのQは茂みから撃たないと相手に当たらない。
これはボットでの常識の1つだ。
オラフのQもケイトリンほどではないが予備動作があるので、
茂みから撃ったほうが当たりやすい。
3 ドレイヴン的な響きがある言葉だ。
4 HP30%以下の時に使うと効果が最大になる(シールドが厚くなる)。
ちなみにWはレベルを上げても全然スケーリングしない。
5 オラフのRのCDはレベルによって、100、90、80だ。
これはレベル1ではCDが短く、レベル3では他のチャンピオンと同じくらいを意味する。
他のトップレーナーは大体120秒であることが多い。
6 シルバー未満の初心者は、
敵に殴られると殴り返さない場合が多い。
LoLは気軽に体力回復できるゲームじゃないので、
逃げられないのであれば殴り合うしかないのであるが、
初心者はピンと来ないのだろう。
7 AAかEを当てると効果時間が伸びる。
シルバー4の時点で、ただで殴られてる人はいないので、LoLのシルバーは結構上手なのだと思う。
終わりに
- オラフはパッチ14.9でナーフを受けましたが、パッチ15.08時点では覇王のブラッドメイルの強化により強力なチャンピオンとなっています。
- トップオラフの基本的な戦略は、序盤の戦闘で積極的に有利を作り、スノーボールして試合を有利に進めることです。
- 高いサステイン(持続的回復力)を持ち、特に1対1の戦闘において非常に高い継戦能力を発揮します。
- キーストーンルーンは「征服者」が最適であり、他の選択肢はほぼ考えられません。
- サモナースペルは「フラッシュ」と「ゴースト」の組み合わせが最も標準的で、勝率も高い傾向にあります。
- スキルは基本的にR>Q>E>Wの優先順位でレベルを上げていきます。
- Qスキルの物理防御低下とEスキルの確定ダメージにより、「ブラッククリーバー」は通常購入しません。
- ファーストアイテムは、戦闘能力を重視するなら「ラヴァナスハイドラ」、キャッチ力を重視するなら「ストライドブレーカー」を選択します。
- サードアイテムとして「覇王のブラッドメイル」は、オラフのR、パッシブ、Wと相性が良く、優先度が高いです。
- 低体力時に能力が向上するため、体力が少ない状況での戦闘を恐れず、クールダウンが比較的短いRスキルを積極的に活用することが重要です。
今回のガイドでは、パッチ15.08における
トップレーンオラフのビルドと立ち回りについて解説しました。覇王のブラッドメイルの強化により、スノーボールした際の終盤における影響力が大幅に向上し、
「自分さえ育っていれば味方が多少劣勢でもキャリーできる」
ポテンシャルを秘めています。紹介したルーン、サモナースペル、スキルオーダー、
そして特に重要なアイテムビルドを参考に、
序盤の強さを活かして積極的に有利を築きましょう。低体力での戦闘を恐れず、斧を的確に拾い、
Rのタイミングを見極めることができれば、
オラフは非常に強力なチャンピオンです。ぜひこのガイドを参考に、
トップレーンを支配してみてください。

冒頭の画像をもう一度貼ろう。
以前のLOLの場合は、
- フィオラ
- グウェン
- リヴェン
- カシオペア
- ブラッドミア
じゃなければ、試合に勝つのは難しかった。
勝率だけで言えば、
レートの低い試合でもそこまで大きく変わらないだろう。
しかし幼少の頃から毎日ゲームをしている人の場合、
チームで自分が1番上手なのは当たり前だ。
なのでレバレッジ(頑張り)が効かないチャンピオンに、
プレイする価値を感じにくい。
ノーマルでシェンやグラガスを使って、
本気で勝ちたいと思う人はいないだろう。
というわけで、オラフみたいなチャンピオンは使う気がしなかったのだけど、
覇王のブラッドメイルが実装されてからは楽しそうに見える。