ARAMでのスウェインは、
サモナーズリフトよりもパッシブが効きやすい。
開始時からずっと5対5なので、
単純に発動回数が多いからだ。
なのでHPが一番高いチャンピオンと言えるのだけど、
どういうわけか
キーストーンを不死者の握撃にすると弱いのである。
ARAMでのタンクビルドは
- キーストーンを不死者の握撃にする
- 心の鋼を買う
- 終わりなき絶望を買う
というのが定番パターンだ。
別にタンクでもなんでもないけれど、
効果2倍になっている握撃だけ持っていくパターンもある。
とりあえずどちらのパターンにしても、
スウェインは思ったよりもずっと弱い。
なぜか征服者じゃないと弱いのだ。
こういう直感に反することはLOLだと多いのだけど、
私が不思議に思うのは珍しい。
最初に結論を書くと、
握撃スウェインが弱い理由は
- 被ダメージが大きいため、相手が硬くなってしまうから
である。
この記事がパッチ14.24の時に執筆されました。
記事を読む上での前提知識
アグロピンポンはレベル1の5対5の時のみ重要であるという話【ARAMプレイヤーは必見】
このように結構な人気があるのだけど弱い。
APマルファイト並の弱さである。
ARAMの前衛
TFT同様、
ARAMでも前衛は必須である。
※ サモナーズリフトでは別に必須じゃない。
前衛は二通りだ。
- 征服者を入れたファイター
- 不死者の握撃を入れたタンク
1 サンダードスカイで耐えることが多い。
2 心の鋼の後に終わりなき絶望で耐えることが多い。
前衛は必須なのと、
サモナーズリフトと違ってファームがない。
なので色々なチャンピオンで前衛をすることになる。
味方にADやマークスマンがいなければ、
ツイステッド・フェイトでマークスマンをするのと同じだ。
ARAMでの強力な前衛
この中で強力な前衛は、
- カタリナ
- ノクターン
- ルブラン
- アカリ
- バード
- シヴァーナ
である。
ARAMをしたことがない、
あるいはエメラルド未満のプレイヤーは
「なんで?」
と思っただろう。
私もサモナーズリフトだったら、
「味方にタンクルブランがいたらAFKしたほうがいいぞ」
と強く伝えたいし、
そう推奨する。
ARAMでルブランやアカリを普通に使った場合、上手でも試合に勝つのは難しい。
チームの穴を埋める目的で使った時に、はじめて活躍の見込みが出てくる。
ARAMにはチャンピオンバランスバフがある
- ダメージ15%アップ
- 被ダメージ15%ダウン
- 回復量20%アップ(ARAMなので、ほぼ自己回復量だけ)
バードは征服者スタックを溜めにくいので、
前衛をするのであれば不死者の握撃になる。
この被ダメージが重要で、
ARAMではなぜか
- 5%や10%多いだけで、耐久力が半分になったように感じてしまう
これが
- スウェインでもタンクビルドが強いんじゃないか?
という誤謬の原因である。
最序盤以外ならば、被ダメージ115%でも、本当に耐久面は問題ないのである。
被ダメージが多ければ多いほど、相手のライフスティール量が上がる
こんなにナーフされてても、
スウェインのARAM勝率は50%前後だ。
1回目の最初の戦闘でフォーカスを受けたら倒されてしまうが、
中盤以降の耐久力は高い。
つまり耐久力は問題ない。
問題になるのは火力だ。
数値を極端にしてみよう。
10000ダメージ受けることにする。
- バードは8500ダメージ受ける
- スウェインは11500ダメージ受ける
すると相手の回復量が全然違うわけだ。
しかもスウェインはルインドキングブレード特攻なので、
敵はルインドキングを買うだろう。
ルインドキングを持ったマークスマンに対して、
バード時よりも多くのダメージを
チームは与える必要がある。
敵が征服者エイトロックスだとしても
似たようなものだ。
つまり
- タンクスウェインは相手を硬くしてるだけ
ということになる。
だから弱い。
タンクの被ダメージが多いと、チームの火力が足りなくなってしまう。
おまけ ARAMではスウェインでもマリグナンスより黒炎のトーチのほうが強い
- ARAMではマリグナンスがナーフされている
- マリグナンス+ソーサラーシューズでも黒炎のトーチのほうが強い
1 ナーフされてようが、
「R時はマリグナンスのほうが強いに決まっている」
と思ってしまうのだけど、
私も使ってみたのだが黒炎のトーチのほうが強かった。
2個目のパッシブは普通計算に入れないのだけど、
ARAMだとそのパッシブが結構強いためだろう。
スキルヘイストもトーチのほうが5高い。
2 マリグナンスのMR低下があるので、
普通というか必ずというか、
知ってたらソーサラーシューズと一緒に使う。
それでも黒炎のトーチのほうが強い。
ARAMはメレーのMRが高くなっているので、
魔法防御貫通が機能しにくいのだろう。
サモナーズリフトでは、戦闘時はマリグナンス、ファームは黒炎のトーチとなっている。
終わりに
- パッシブの重要性: ARAMは常に集団戦が発生するため、スウェインのパッシブはサモナーズリフトより頻繁に発動し、大きなアドバンテージとなります。
- ARAM特有のバランス調整: ARAMでは一部チャンピオンにダメージ増加、被ダメージ減少、回復量増加のバフが存在し、チャンピオンの性能がサモナーズリフトとは異なります。
- 論点1:不死者の握撃はスウェインに適さない
- 一見、HP増加と回復効果を持つ不死者の握撃はスウェインと相性が良いように思えます。しかし、ARAMでは被ダメージ増加により、以下の問題が発生します。
- 敵のライフスティール増加: スウェインの被ダメージ増加は、敵のライフスティール量増加に繋がり、結果的に敵を硬くしてしまいます。
- チーム全体の火力不足: タンク役の被ダメージ増加は、チーム全体の火力を低下させ、戦闘を長引かせる原因となります。
- 一見、HP増加と回復効果を持つ不死者の握撃はスウェインと相性が良いように思えます。しかし、ARAMでは被ダメージ増加により、以下の問題が発生します。
- 論点2:征服者が最適なキーストーン
- 上記の理由から、スウェインはARAMにおいて被ダメージを抑えつつ、自身の火力を最大限に活かす必要があります。征服者はダメージ増加と回復効果を持ち、スウェインの火力向上に貢献します。
ARAMはサモナーズリフトと違って
- ファームがない(火力がなくてもいい)
- キャッチがない(常に5対5だから)
というわけで、
CCも火力も必要ないわけだ。
チーム全体で火力が出ればいい。
なので
- 硬いだけのチャンピオン
でも機能する。
しかしARAMにはサモナーズリフトと違って、
チャンピオンバランスバフがあり、
被ダメージが高くなるチャンピオンはタンクに適さない。
逆ソーンメイルみたいなイメージだろうか?
この概念はサモナーズリフトにはないので、
だからわかりにくかった。