私たちは毎日、
頭の中でたくさんのことを考えている。
※ 人にもよるが、大体5万回くらい考えていると言われている。
まるで「私」という意識が、
その思考そのものであるかのように
感じているかもしれない。
しかし、『ニュー・アース』という本によると、
この「頭の中の声」は本当のあなたではなく、
エゴという「間違った自己」の仕業だと言う 。
このエゴは、物や肩書き、
過去の経験などに自分を重ね合わせ、
- 「もっと欲しい」
と常に不満を抱かせる 。
そして、過去のつらい感情がたまった
- 「ペインボディ」
というものまであり、
これが活動すると
私たちは知らず知らずのうちに不幸を求めてしまう 。
でも、大丈夫。
私たちはこの思考の支配から抜け出し、
本当の自分を取り戻すことができる。
その鍵となるのが
- 「メタ認知」
という力だ。
メタ認知とは、
- 「自分の考えや感情を客観的に見つめる能力」
のこと 。
この力を高めることで、
エゴやペインボディに振り回されず、
心の平和と自由を手に入れることができるのだ 。
ここでは、そのための具体的な10の方法を、
簡単な言葉で紹介する。
記事の構成は
- エゴの説明
- ペインボディの説明
- メタ認知能力を向上させる10の方法
という流れだ。
この記事はパッチ25.11の時に執筆されました。
エゴとは
エゴとは、私たちの頭の中にある「私」という思考や概念の集合体であり、自分ではないものを自分だと誤解し、それと同一化することで生まれる「間違った自己」のことです 。
エゴの仕組みと特徴
- 同一化による形成: エゴは、物(所有物) 、身体(性別、外見) 、国籍、人種、宗教 、職業、役割 、意見、過去の記憶など、様々なものに自分自身を同一化することで成り立っています 。
- 「私」という錯覚: 私たちが普段「私」と言う時、それは本当の自分ではなく、この思考の構築物、つまりエゴが発言していることが多いです 。
- 「もっと欲しい」という欲望: エゴは所有から得られる満足が薄っぺらで短命であるため、常に「もっと欲しい」という欲望を抱き、決して満たされることのない底なしの穴のようなものです 。
- 分離と敵対: エゴは自分を「私」と定義するために、その対極にある「他者」を必要とし、他者を敵とみなすことで最も確かな存在になります 。不満や恨み、批判、非難は、エゴが自分を強化するための戦略です 。
- 不安定さと不安: エゴは形との同一化によって生まれるため、形が永遠ではないことをどこかで知っており、常に不安定で頼りない感覚を伴います 。この不安を解消するために、他者の関心や承認を求めたり、優越感を抱こうとします 。
- 時間の支配: エゴは過去や未来に執着し、現在の瞬間を「目的のための手段」や「障害」「敵」とみなす傾向があります 。これにより、人生が「問題」に満ちたものとなり、絶え間ないストレスや不満が生じます 。
- 病的な側面: エゴは本質的に病的であり、苦しみを生み出します 。怒り、不安、憎悪、恨み、不満、嫉妬などのネガティブな感情は、エゴの活動によって引き起こされ、自分自身や他者に害を与えます 。
エゴの克服とメタ認知
エゴを乗り越えるためには、まず自分の内側にエゴが存在すること、そしてそのエゴが「私」ではないことを認識することが重要です 。エゴの行動や思考パターンに気づき、それを客観的に観察する(メタ認知)ことで、エゴの力が弱まり、真の自己である「気づき」や「いまに在る」という状態が現れるとされています 。
ニュー・アースの内容やメッセージは、
「大半の人間は幻の自己というものを作り上げ、その思考に支配されて生涯を送ることになる」
といった感じだ。
フィギュア
「もっと欲しい」という欲望
エゴは所有から得られる満足が薄っぺらで短命であるため、
常に「もっと欲しい」という欲望を抱き、
決して満たされることのない底なしの穴のようなものです 。
フィギュアを買う趣味の友人に、
「なんでフィギュアを買うんだ? フィギュアのどこらへんがいいんだ?」
と質問したことがある。
そうしたら彼は
「買った瞬間に気持ちがいいだけだよ」
と返した。
かなり驚いたので、
この話は良く思い出すし、
このブログにも今まで3回は書いた。
部屋に飾っているだけなのであれば、ソシャゲのキャラを完凸するより短命なドーパミンだろう。
高いスマホやキーボードと違って、毎日長時間使うわけじゃないし。
ペインボディとは
ペインボディとは、過去の感情的な苦痛が蓄積されてできた、私たちの心の中に息づく「半自立的なエネルギー場」のことです 。これは、まるで生き物のように振る舞い、自身の存続のために活動します 。
ペインボディの形成
- 感情的な痛み: 子ども時代のネガティブな感情が適切に処理されずに残ったり、青年期や成人後のつらい感情が積み重なったりすることで形成されます 。
- 集団的な痛み: 個人的な経験だけでなく、人類の歴史の中で多くの人々が経験してきた暴力、憎悪、苦痛などもペインボディの一部として引き継がれています 。これは、個々人のDNAにコード化されている可能性さえあるとされています 。
ペインボディの活動
- 糧(かて)の補充: ペインボディは、自身と同じ周波数で振動するエネルギー、つまり感情的につらい体験やネガティブな思考、人間関係の波乱を「糧」として補充します 。ペインボディは「不幸依存症」であると表現されています 。
- 思考の乗っ取り: 空腹になると目覚め、人の思考を乗っ取ってネガティブな物語を語らせたり、感情的な反応を引き起こしたりします 。
- 人間関係への影響: 親密な関係において、パートナーのペインボディを刺激し、争いを引き起こすことがあります 。これは、相手の最も弱い部分、傷つきやすい部分を直感的に知っているためです 。
- 無意識な行動: ペインボディに支配されると、人は無意識のうちにさらなる痛みや不幸を求め、事故を引き起こしたり、暴力行為の加害者になったりすることもあります 。
ペインボディの克服
ペインボディから解放されるためには、以下のステップが重要です。
- 認識: まず、自分の中にペインボディが存在することを認識します 。
- 「いまに在る」: ペインボディが活性化したときに、重苦しいネガティブな感情が流れ込んでいることに気づき、思考や感情との同一化を断ち切って「いまに在る」状態を保ちます 。
- 観察と受容: ペインボディの感情を、自分の思考や物語と切り離して客観的に観察し、抵抗せずに受け入れます 。これにより、ペインボディはエネルギーを失い、そのエネルギーが「いまに在る」意識へと変容します 。
ペインボディの不幸は、常に原因と結果が不均衡で、過剰反応として現れるため、それに気づくことが解放への第一歩となります 。
上はAIに
「わかりやすく説明してください」
みたいに指示したのだけど、
とても難しい文章だ。
なので、もっと簡単に2行で書くと
- 感情的な苦痛をたくさん感じると、ペインボディが発生する
- ペインボディとは「不幸依存症」である
となるだろう。
チクセント・ミハイの本で、「身体に痛みを感じれば集中できなくなるので、そういった病気になったら厳しいだろう」みたいなことが書かれていたのを思い出した。
漫画でも魔法を使おうとすると痛みが走る呪いで、魔法が使えなくないみたいなキャラクターがいる。
当然漫画なので、いざという時に痛みに耐えながら魔法を撃つシーンがあるわけだ。
ドーパミン中毒
アンナ・レンブケのドーパミン中毒の内容は
- 快楽はシーソーになっていて、快楽の後には苦痛が来る
- 苦痛の後には快楽が来る
- 苦痛の後の快楽は学習しなければいけない
ペインボディもコレと似ている。
そう考えると、
別に珍しい仕組みではないように思える。
ただし夏休みの宿題を3日で終わらせる人は尊敬されるが、
不幸依存症の人は尊敬されない。
男性であればメリットは1つもなく、
周りを不快にさせるだけだ。
呪いで魔法が使えない男性はカッコいいかもしれないが、ペインボディの男性は全然カッコよくない。
メタ認知
『ニュー・アース』のテキストに基づき、メタ認知能力を向上させる効果的な方法を10個、効果の高い順にまとめました。
- 思考と思考の間の「空間」に気づく(思考の観察) 。これは、頭の中の絶え間ない思考の流れを中断し、思考の背後にある「気づき」そのものに意識を向けることで、内なる空間を体験する方法です。思考を客観的に観察することで、思考と自己の同一化から離れることができます 。
- 「いまに在る」ことの実践 。意識を過去や未来から切り離し、現在の瞬間に完全に集中することで、エゴの活動が抑制され、内なる平和と気づきが生まれます 。思考が止まるだけでなく、思考の背景にある意識そのものに触れることができます 。
- 内なる身体への気づき 。身体の外形的な感覚や身体に関する思考から注意をそらし、内側から感じられる生命感に意識を向けることで、思考に囚われず「いまに在る」状態を保つことができます 。これはエゴの牢獄からの出口ともなり、免疫システムの強化にもつながるとされています 。
- 自分自身を定義するのをやめる 。自分が何者であるかという概念的な自己定義(職業、役割、過去の経験など)を手放すことで、思考による自己規定から解放され、より真の自己(純粋な可能性が展開する場)に近づくことができます 。
- 「これもまた過ぎ去るだろう」という認識 。すべての状況や形が一時的であるという無常の真理を受け入れることで、物事への執着や同一化が減り、内なる空間が開かれ、心に静けさと平安がもたらされます 。
- 呼吸の観察 。呼吸に意識を向けることは、思考から注意を引き離し、思考と思考の間に空間を作り出す効果的な方法です 。これにより、思考の活動が停止し、完全に目覚めた、研ぎ澄まされた意識状態を体験することができます 。
- 依存症的な衝動の観察 。強迫的な衝動が起きたときに、それを行動に移すのではなく、その衝動自体を内なるエネルギー場として客観的に観察します 。これにより、依存症的なパターンが弱まり、最終的には消滅する可能性があります 。
- 批判や非難に対するエゴの反応を観察する 。誰かに批判されたり非難されたりした際に、すぐに自己防衛や反論を試みず、縮んだ自己イメージとそれに伴う感情を意識的に観察することで、エゴの修復メカニズムを乗り越え、内なる空間と真の力が現れるのを体験できます 。
- 状況や出来事を個人的に受け取らない 。外部の出来事や他者の言動に対して不満や恨み、怒りなどの感情的な反応が生じたときに、それがエゴのパターンであると認識し、個人的なものとして受け取らないようにします 。これにより、エゴが強化されるのを防ぎ、内なる平和を保つことができます 。
- 「人生に意味のあること」を外に求めない 。人生の真の目的は、外部的な達成や所有物ではなく、自己の意識状態、つまり「目覚めること」にあると認識します 。これにより、未来への期待や外部への依存から解放され、すでに内にある充実感に気づくことができます 。
1. 思考と思考の間の「空間」に気づく(思考の観察)
私たちの頭の中では、
絶え間ない思考が繰り返されている。
この思考の流れを一時的に中断し、
思考の背後にある「気づき」そのものに意識を向けることで、
内なる空間を体験できる。
思考を客観的に観察することで、
思考と自己の同一化から離れ、
真の自己へと近づく第一歩となるだろう。
あまりに難しいので、最も重要である1だけ加筆しよう。
内なる空間の発見:思考の背後にある「気づき」
では、この思考の支配からどうすれば解放されるのか。
その鍵となるのが、「思考と思考の間の空間に気づくこと」、
すなわち「思考の観察」だ。
これは、単に思考を止めることではない。
むしろ、思考が起きているその「場」そのもの、
思考の背後にある「気づき」へと意識を向けることなのだ。
例えば、日常生活の中で、
身近なもの(ペン、椅子、カップなど)を観察してみよう。
個人的な思い入れのない、
単純なものを選び、
思考を挟まずにただ観察するのだ。
「これはペンだ」
「この椅子は古い」
といった思考が浮かんでくるかもしれないが、
それに巻き込まれずに、
ただ観察し続けることが重要だ。
あるいは、周囲の音に耳を澄ませてみよう。
自然の音でも人工の音でも構わない。
心地よいか不快かといった判断をせずに、
ただ音を聞くのだ。
こうした観察を続けていると、
思考の流れが一時的に中断し、
その思考と思考の間に、
かすかな「空間」が生まれることに気づくだろう。
それは静けさであり、平和であり、
内なる広がりであり、
私たちの本質である「気づき」そのものだ。
この空間は、思考や感情が騒がしくせめぎあっていた場が
すっきりと開けるような感覚をもたらす。
メタ認知としての思考の観察
この「思考の観察」こそが、
メタ認知能力を向上させる上で極めて効果的な方法だ。
メタ認知とは、
- 「自分自身の認知活動(思考、感情、知覚など)を客観的に認識し、制御する能力」
を指す。
思考の観察は、
まさにこのメタ認知の核心を突いている。
- 自己認識の深化: 思考が自分自身ではないことに気づき、思考を「私」と同一化するのをやめることで、より深いレベルの自己認識が可能になる。
- 客観性の獲得: 思考が感情や経験をどのように歪めているかを客観的に観察することで、現実をよりありのままに捉えることができるようになる。
- 思考からの自由: 思考を観察できるようになったとき、私たちはもはや思考の奴隷ではない。思考は私たちを振り回す自律的な活動ではなくなり、私たちの「気づき」に仕えるようになる。
- 内なる平和の体験: 思考が一時的に停止し、内なる空間が生まれたとき、そこに「この世のものならぬ」平安がにじみ出る。これは、私たちの中に常に存在している、時間や形を超えた「大いなる存在」の喜びであり、愛であり、安らぎの感覚だ。
システム1(速い思考)とシステム2(遅い思考)が違うことを、マスター以上あれば全員体得しているはずだ。
ただ思考自体が自分自身ではないという考えは、中々に新鮮だと思う。
2. 「いまに在る」ことの実践
意識を過去や未来への執着から切り離し、
現在の瞬間に完全に集中することだ。
これにより、エゴの活動が抑制され、
内なる平和と気づきが生まれる。
思考が止まるだけでなく、
思考の背景にある意識そのものに触れることができる、
最も根本的な実践の一つである。
瞑想する。あるいは目の前のタスクに集中する。
3. 内なる身体への気づき
身体の外形的な感覚や、
身体に関する思考(「美しい」「醜い」など)から注意をそらし、
内側から感じられる生命感に意識を向けることで、
思考に囚われず「いまに在る」状態を保つ。
これはエゴの牢獄からの解放につながり、
免疫システムの強化にも役立つとされている。
瞑想する。
LoLだと身体的な内感覚は大事で、LoLが上手な人は、チャンス時に身体が開けた感じがするはずだ。
逆に下手な人は、そういった感覚を無視する。
4. 自分自身を定義するのをやめる
「私は〇〇である」といった、
職業、役割、過去の経験などに基づく
概念的な自己定義を手放す。
これにより、思考による自己規定から解放され、
純粋な可能性が展開する「真の自己」に近づく。
自分を定義しないことで、
無限の可能性が開かれる。
5. 「これもまた過ぎ去るだろう」という認識
すべての状況や形が一時的であり、
無常であるという真理を受け入れる。
これにより、物事への執着や自己の同一化が減り、
内なる空間が開き、心に静けさと平安がもたらされる。
喜びも苦しみも、
すべては移ろいゆくものだという理解が、
真の自由へと導く。
6. 呼吸の観察
呼吸に意識を向けることは、
思考から注意を引き離し、
思考と思考の間に「空間」を作り出す非常に効果的な方法だ。
これにより、思考の活動が停止し、
完全に目覚めた、
研ぎ澄まされた意識状態を体験することができる。
呼吸は形がなく、
無意識に起こるため、
瞑想の素晴らしい対象となるだろう。
瞑想そのもの。
7. 依存症的な衝動の観察
過食、喫煙、飲酒、インターネット依存など、
強迫的な衝動が起きたときに、
それを行動に移す前に立ち止まる。
衝動自体を内なるエネルギー場として客観的に観察し、
その肉体的・精神的欲求を意識して感じ取ることで、
依存症的なパターンを弱め、
最終的に消滅させる可能性がある。
8. 批判や非難に対するエゴの反応を観察する
誰かに批判されたり非難されたりした際に、
すぐに自己防衛や反論を試みず、
縮んだ自己イメージとそれに伴う感情を意識的に観察する。
これにより、エゴの自動的な修復メカニズムを乗り越え、
内なる空間と真の力が現れるのを体験できる。
反論しないことは弱さではなく、
強さの表れです。
9. 状況や出来事を個人的に受け取らない
外部の出来事や他者の言動に対して不満や恨み、
怒りなどの感情的な反応が生じたときに、
それがエゴのパターンであると認識し、
個人的なものとして受け取らないようにする。
出来事とそれに対する自分の反応を区別することで、
エゴが強化されるのを防ぎ、
内なる平和を保つことができる。
10. 「人生に意味のあること」を外に求めない
人生の真の目的は、外部的な達成や所有物ではなく、
自己の意識状態、
つまり「目覚めること」にあると認識することだ。
これにより、未来への期待や外部への依存から解放され、
すでに内にある充実感に気づくことができる。
真の幸福は、外側から与えられるものではなく、
内なる形のない次元から放出されるものだ。
終わりに
- エゴとは「間違った自己」であるという認識: エゴは、物、身体、国籍、職業、意見、過去の記憶など、自分ではないものと同一化することで形成される「思考や概念の集合体」であり、真の自己ではありません。
- エゴは「もっと欲しい」という満たされない欲望を抱く: エゴは所有による満足が短命であるため、常にさらなる欲望を追求し、決して満たされることのない性質を持っています。
- エゴは分離と敵対を生み出す: エゴは自己を確立するために「他者」を必要とし、他者を敵とみなすことで存在を強化します。不満、恨み、批判、非難は、エゴが自己を強化するための戦略です。
- ペインボディは「不幸依存症」である: ペインボディは、過去の感情的な苦痛が蓄積された半自立的なエネルギー体であり、自身の存続のために、感情的につらい体験やネガティブな思考を「糧」として補充し、不幸な状況を求めます。
- メタ認知はエゴとペインボディ克服の鍵である: エゴやペインボディを乗り越えるためには、まずそれらが自分自身ではないと認識し、その思考や感情のパターンを客観的に観察する(メタ認知)ことが重要です。
- 思考の観察により「内なる空間」を体験できる: 思考の流れを中断し、思考の背後にある「気づき」に意識を向けることで、内なる静けさや平和の空間を体験できます。これは、思考と自己の同一化から離れる第一歩です。
- 「いまに在る」実践がエゴの活動を抑制する: 意識を過去や未来から現在の瞬間に完全に集中させることで、エゴの活動が抑制され、内なる平和と真の自己(気づき)が現れます。
- 内なる身体への気づきはエゴの牢獄からの解放につながる: 身体の外見ではなく、内側から感じられる生命感に意識を向けることで、思考に囚われず「いまに在る」状態を保ち、エゴの支配から解放されます。
- 自己定義を手放すことで真の自己に近づく: 職業や役割、過去の経験といった概念的な自己定義を手放すことで、思考による自己規定から解放され、純粋な可能性を秘めた「真の自己」に近づくことができます。
- 「人生に意味のあること」を外部に求めないことが重要である: 人生の真の目的は、外部的な達成や所有物ではなく、自己の意識状態、つまり「目覚めること」にあると認識することで、外部への依存から解放され、内なる充実感に気づくことができます。
色、金、名誉。
健常発達の人生における主な動機というか、
「これ以外に頑張れる動機はないだろう」と言われている。
なので私にとっては
- 「人生に意味のあること」を外に求めない
が最も重要な気がしたのだけど、
メタ認知能力向上では10位らしい。
優先順位で10位というのは、
大半の物事において
- 「覚えなくていいレベル」
である。
また9割の人にとって、
この記事に書かれている最も重要なことは
- 「負け続けると不幸依存症になる」
という事実だろう。
メタ認知能力向上アクションプラン
1~3までやると良いのではないかと思われる。
1. 思考の観察を習慣化する
- 毎日の習慣: 1日数回、数分間、思考の流れを観察する時間を設ける。
- 観察対象: 身の回りの物、呼吸、周囲の音など、個人的な思い入れのないものから始める。
- ポイント: 思考に巻き込まれず、「これは思考だ」と客観的に認識する。
2. 「いまに在る」練習を取り入れる
- 瞑想: 毎日5分から始め、徐々に時間を延ばす。
- マインドフルネス: 食事、散歩、仕事など、日常の活動に集中する。
- ポイント: 過去や未来への思考から意識を切り離し、現在の瞬間に集中する。
3. 体感覚に意識を向ける
- ボディスキャン瞑想: 横になり、足先から頭の先まで、順番に体の感覚を感じていく。
- 日常での注意: 歩いている時、座っている時など、体の感覚に意識を向ける。
- ポイント: 思考ではなく、体の感覚を通して「いま」を感じる。
4. 自己定義を手放す
- 自己紹介の見直し: 職業や役割だけでなく、自分の内面を表現する言葉を使う。
- 新しい経験: これまでやったことのないことに挑戦し、自分の可能性を広げる。
- ポイント: 「私は〇〇である」という固定観念から自由になる。
5. 無常を受け入れる
- 変化を観察する: 自然、人間関係、自分の感情など、常に変化していることに気づく。
- 執着を手放す: 物事が変化することを理解し、失うことへの恐れを減らす。
- ポイント: すべては移ろいゆくという真理を受け入れ、心の平安を保つ。
6. 呼吸に意識を集中する
- 呼吸瞑想: 呼吸の出入りに意識を集中する。
- 緊急時の呼吸法: 不安やストレスを感じた時、数回深呼吸をする。
- ポイント: 呼吸を意識することで、思考から離れ、落ち着きを取り戻す。
7. 衝動を観察する
- 衝動日記: どんな時に、どんな衝動が起きるかを記録する。
- 行動の遅延: 衝動に駆られてすぐに行動せず、少し時間を置いて観察する。
- ポイント: 衝動を客観的に観察することで、衝動に支配されない自分になる。
8. 批判や非難を個人的に受け取らない
- 反応の観察: 批判された時、どんな感情が湧き上がるかを観察する。
- 自己防衛の抑制: すぐに反論せず、相手の言葉の背景にある意図を考える。
- ポイント: 批判は自分への攻撃ではなく、相手の意見だと割り切る。
9. 出来事を客観的に捉える
- 感情の分離: 出来事と、それに対する自分の感情を区別する。
- 視点の転換: 異なる視点から出来事を捉え直す。
- ポイント: 感情に振り回されず、冷静に状況を判断する。
10. 内なる充実感を追求する
- 価値観の明確化: 自分にとって本当に大切なものは何かを考える。
- 内面の探求: 瞑想、読書、芸術鑑賞などを通して、内なる世界を豊かにする。
- ポイント: 外側の成功ではなく、内側の成長に焦点を当てる。
関連図書
ニュー・アースはビジネス書みたいな、
平坦な文体と内容で書かれている。
有名な瞑想教本であり、
スピリチュアルな本だ。
読んでいて思ったのだけど、
内容がとても複雑で難しい。
スピリチュアルにハマっている人と陰謀論者は、
ちょっと似てるなと思う。
知能格差を埋めるために、
複雑なことを無理やりシンプルにすると、
ああいう歪みが出るそうだ。
私にとってLoLは簡単だったのだけど、
レンタルサーバーを借りてブログを書いて集客云々は、
難しすぎて元気がなくなったのを覚えている。
なので少し気持ちがわかる。