パッチ25.21で息継ぎとドランシールドがナーフされた。
そしてドランブレードとドランリングがバフされたのだが、
ドランリングのバフが特に大きい。
以下の表はドランリング1分間の回復量である。
| パッチ | 状態 | マナ回復量 | HP回復量 |
|---|---|---|---|
| 25.20 | - | 75 | 33 |
| 25.21 | 60秒間発動無し | 60 | 27 |
| 25.21 | 60秒間発動しっぱなし | 120 | 54 |
パッチ25.20のドランリングが弱すぎて、
これではミッドメイジが、
ダークシールを持ったカタリナにボコられ続けるのも納得である。
【パッチ25.21】バフされたドランブレード、ドランリング、およびナーフされたドランシールドの話
先日上の記事を書いて、
なんでも屋がスタックさせにくくなった以外は、
大体書かれてある。
興味のある人は是非読んでみて欲しい。
今までのケネンは
- 序盤は頑張ってハラスするけど相手を倒せない
- 中盤以降は相手のメレーにサイドレーンを制圧され続ける
という悲惨なものだった。
ソロキューのオーロラが機能しないようなもので、
中盤以降ボコられ続けるのが約束されたチャンピオンであった。
今回のケネンは
- 序盤の火力
- 序盤のサステイン
- 被ガンク時のガンク耐性
- 味方ガンク時のキルの取りやすさ
- ノーマナ
すべてにおいて強く、
- パッチ25.21最強トップレーナー
と言っても強く否定する人は少ないだろう。
パッチ25.21の序盤のケネンは、
AA射程が550になったティーモみたいなものだ。
※ ティーモは500。
ミッドでも使えるが、
今回はトップで書く。
それでは始めよう。
この記事はパッチ25.21の時に執筆されました。
ケネンのストーリー
- 序盤から積極的にハラスする
- 中盤以降は集団戦でRを決める
- ドラゴン4つ取って勝利
1 AA射程が550かつ、
レベル1のEがMS増加、AS増加、Qと同じダメージ、
と凄まじい性能で、
さらにパッシブまである。
それに加えて電撃だ。
最強に近いのだが、
これだけあってもドランリングの弱さと、
息継ぎ+ドランシールドのせいでケネンは勝てなかった。
仕組み的にケネン本体のスケーリングは、
全然高くないからである。
2 モルガナのRと似ているが、
Eやスタンの仕様のおかげで決めやすい。
最初に3秒のARMR増加があったり、
実はRではなくパッシブでスタンさせていたりと、
テキストをよく読む必要がある。
性能の割に、
レベルが上がった時のCDが短い。
マルファイトと同じように、
レベル3だと
この性能なのに80秒しかない。
3 ソロキューの実質的な勝利条件だ。
2匹目以降のドラゴン、
アタカン、バロンでは毎回Rを決めていこう。
ケネンのキーストーン候補
- 電撃
- エアリー
- フェイズラッシュ
- ファーストストライク
1 パッチ25.21ケネンの基本。
メレーに対して強い。
2 レンジドと戦う時には、
エアリーのほうが良い。
3 チャンピオン対策。
難しいので無視しよう。
4 チョ=ガス、ナサス、サイオンなど、
サステインの高い相手に持つ。
ひたすらラストヒットに専念して、
ライアンドリーの仮面を買うわけだ。
メイン魔道にして、
強まる嵐を入れてもいい。
メイン覇道
- 電撃
- 血の味わい
- 第六感
- 至極の賞金首狩り
- 英気集中+追火
1 電撃発動スキルに対してシールドを合わせる。
みたいなトップならではの対策があるが、
ケネンのWは見えない。
※ Wが当たった瞬間にシールドを貼れば、一応電撃だけなら防げる(速度的に厳しいが)。
2 後述する英気集中の関係で、
ここは血の味わいが無難だ。
3 序盤は川の茂みにワードがあるかどうか、
中盤以降はRで突っ込む時に視界を取られてるかどうか、
この確認のために第六感が強い。
4 あまりスキルヘイストを積まないし、
気キャラなのでRだけ下がればいい。
なので至極だ。
5 パッチ25.21前から最も使われていたルーンだ。
パッチ25.21では、
メレーのサステインが下がり、
ケネンのサステインが上がったので、
最強ルーンに見える。
ボーンアーマー+超成長や、魔法の靴+ビスケットデリバリーでも、特に問題はない。
ルーンのかけら
- 攻撃速度
- アダプティブ
- 好きなもの
1 ドランブレードや電撃と相性がいい。
エアリーとかならば、
アダプティブでも構わないが、
勝率に響く部分ではないので他の部分を考えよう。
3 良いと思ったものを入れよう。
サモナースペル
- フラッシュ+テレポート
- フラッシュ+イグナイト
1 ダメージトレード、
あるいは一方的なハラスがしやすい。
相手を瀕死にさせたら
頑張ってタワーダイブをするのではなく、
プッシュした瞬間に茂みでリコールして、
テレポートで素早く復帰するのがいい。
2 回復半減が欲しい時など、
チャンピオン対策で入れる。
持ってるだけで相手が突っ込んできにくいので、
イグナイト固定で入れていくのも悪くない。
ケネンはカシオペアと違って、
マナもないわけで。
ジャングルとデュオならば、イグナイトがおすすめだ。
R上がるたび倒そう。
スキルオーダー
- レベル1でE
- レベル2でW
- レベル3でQ
- レベル4以降はR>Q>W>Eの優先順位で取る
1 レベル1はステータスに差が少ないので、
メレー相手にはE取りが圧倒的に強い。
Eをすると攻撃速度が40%上がるのだが、
ケネンはAS装備をしないので、
序盤、タワーを殴る時、R時のコンボでしか役に立たない。
※ こう書くと結構活躍してるように見える。
ただレベル1時ならば、
ドランブレードを持ってなくても、
AS増加は頼りになる。
2 電撃と相性がいい。
3 ノーマナチャンピオンなので、
ここでQを取る。
簡単なコンボ
- E>R>ゾーニャ
- フラッシュ+E>R>ゾーニャ
- 電撃をWで発動させる
1と2 基本。
Rには3秒間ARAM増加が付いているので、
ゾーニャは3秒待ってから撃ちたいが、
別に気にしなくてもいい。
ゾーニャを使わないで攻撃し続ける場合は、
Eまで当てたい。
2回スタンさせることができる。
3 先程書いたアレだ。
これを知らないと、
ウディアやガレンは倒せない。
ロケットベルトやゾーニャは、EやR中でも押せる。
ケネンのアイテムビルド
スタートアイテム
- ドランリング+体力ポーション2個
- ドランブレード+体力ポーション
- カル+体力ポーション
1 ラストヒットは取りにくいが、
ドランブレードよりもハッキリ強力だ。
2 アダプティブがADになるので、
序盤のラストヒットが取りやすくなる。
今回からライフスティールがオムニヴァンプになったので、
大幅に持ちやすくなった。
3 チョ=ガスなど、
まずソロキル出来ない相手に買う。
ドランリングやドランブレードにして、
ポーション無し、
あるいは1個だけというのも、
悪くないだろう。
ようは、ただ仮面を急ぐための装備である。
ファーストアイテム
- ヘクステックロケットベルト
- ライアンドリーの仮面
- ストームサージ
1 基本。
レーン戦で電撃を発動させやすく、
中盤以降はRを決めやすい。
2 プランB。
サイオンやチョ=ガスなどに持つ。
ガレンにも有効だ。
カル+ライアンドリーの仮面みたいに考えておけば、
あまり外さないだろう。
3 ケネン1AP時に持っていこう。
セカンドはもちろん、
シャドウフレイムだ。
LoLのトップレーンは、最初のビルド分岐点みたいなのがわからないと、それだけで終わるケースが多い。
ブーツ
- ソーサラーシューズ
- アイオニアブーツ
- スイフトネスブーツ
- プレートスチールキャップ or マーキュリーブーツ
1 あまりCDが必要なく、
主にマークスマンに突っ込んでいくので、
ソーサラーシューズが基本となる。
2 リコール時に900ゴールドしかなく、
テレポートで復帰する時などに買おう。
プッシュが気持ち速い。
3 悪くはない。
チャンピオン対策として買おう。
4 相手がALLADやALLAP時に買う。
まだダークシールを持ってないのであれば、ブーツ完成後のタイミングで買うのが硬い。
このタイミングでのダークシールは買い得であり、ほぼ失敗しない。
セカンドアイテム
- シャドウフレイム
- ストームサージ
- ラバドンデスキャップ
1 アタカン戦でマークスマンにRを決めよう。
初手に買うと微妙なのだが、
ストームサージに比べるとファームが速いので、
セカンド以降に買うのは適している。
2 MS6%が付いている。
値段が400ゴールド安いので、
20分前にシャドウフレイムが完成させれないならば、
ストームサージでもいいだろう。
3 無理なく完成させられるなら1番強い。
20分(アタカン)前にここまで完成させよう。
サードアイテム
- ゾーニャの砂時計
- ラバドンデスキャップ
1 ケネンのRは強いので、
ここでゾーニャの砂時計を買いたい。
2 マスター未満の試合では、
ラバドンを買いたい。
ロケットベルトとゾーニャの2つアクティブアイテムがあるので、ケネンはそこだけ難しい。
毎回場所を固定しておこう。
フォースアイテム
- ラバドンデスキャップ
- ヴォイドスタッフ
- ゾーニャの砂時計
- バンシーヴェール
こうやって見ると、
ケネンのAPアイテムは
- Rを助けるアイテム
- ひたすらチャンピオンダメージを上げるアイテム
の2種類に分かれているわけだ。
フィフスアイテム
- 今までのアイテムから買う
必須アイテムは
- ラバドンデスキャップ
- ヴォイドスタッフ
の2つだ。
終わりに
- 1. ドランリングのバフによる影響が大きい
- パッチ25.21でドランシールドがナーフされた一方で、ドランリングが大幅にバフされました。このドランリングの強化が、特にケネンのようなチャンピオンの序盤のサステインを大きく向上させています。
- 2. パッチ25.20のドランリングは性能が低かった
- パッチ25.20のドランリングは回復量が低く、その弱さがミッドレーナーがダークシール持ちのチャンピオンに苦戦する一因となっていました。
- 3. パッチ25.21におけるケネンは非常に強力なトップレーナーである
- パッチ25.21のケネンは、序盤の火力、サステイン、被ガンク耐性、キルの取りやすさ、ノーマナである点など、すべての面で強化されており、「パッチ25.21最強トップレーナー」と評価されています。
- 4. ケネンはAA射程が長く序盤の戦闘力が高い
- ケネンはAA射程が550あり(ティーモは500)、レベル1のEスキルも機動力とダメージ、AS増加を持つため、序盤から積極的にハラスを仕掛けることが可能です。
- 5. 従来のケネンは序盤と中盤以降に課題があった
- パッチ25.21以前のケネンは、序盤はハラスしても相手を倒しきれず、中盤以降はメレーチャンピオンにサイドレーンを制圧されるという弱点がありました。
- 6. 集団戦でのアルティメットスキル(R)が重要である
- ケネンは中盤以降、集団戦でR(アルティメットスキル)を決めることが主要な役割となります。特にドラゴンやバロンといったオブジェクト戦ではRを確実に発動することが勝利条件とされています。
- 7. 基本的なキーストーンは「電撃」が推奨される
- パッチ25.21のケネンは、メレー相手に強い「電撃」を基本的なキーストーンとして採用します。レンジド相手には「エアリー」、サステインの高いタンク相手には「ファーストストライク」など、対面に応じて選択肢が変わります。
- 8. アイテムビルドの基本は「ヘクステックロケットベルト」である
- ファーストアイテムは、レーン戦での「電撃」発動のしやすさや、中盤以降のR発動の補助となる「ヘクステックロケットベルト」が基本とされています。
- 9. R発動を助けるアイテムと純粋なダメージアイテムにビルドが分かれる
- ケネンのAPアイテムビルドは、ゾーニャの砂時計のように「R(アルティメットスキル)を助けるアイテム」と、ラバドンデスキャップ、ヴォイドスタッフのように「ひたすらチャンピオンダメージを上げるアイテム」の2種類に大別されます。
- 10. 必須アイテムは「ラバドンデスキャップ」と「ヴォイドスタッフ」である
- 最終的なビルドにおいて、ケネンのダメージを最大化するために「ラバドンデスキャップ」と「ヴォイドスタッフ」の2つは必須アイテムとされています。
この記事は、パッチ25.21という特定の環境下におけるケネンの強さと、その背景にあるアイテム・ルーンの変更点を詳細に掘り下げたものです。
今回のパッチの最大のポイントは、ドランリングの圧倒的なバフと、メレーチャンピオンのサステインを支えていた息継ぎやドランシールドのナーフが同時に行われたことです。これにより、長射程かつノーマナであるケネンの序盤のレーン戦能力が飛躍的に向上し、メレーファイターに対して明確な優位性を築けるようになりました。
序盤の強化に加え、ケネン本来の強力な集団戦性能と、それを確実にするためのロケットベルトやゾーニャの存在は、ソロキューにおいて勝利を掴むための明確なストーリーを提供します。R(アルティメットスキル)のCDの短さも相まって、オブジェクト戦のたびにプレッシャーをかけ続けることが可能です。
本記事で紹介したルーン選択やアイテムビルドの分岐点は、対面するチャンピオンやチーム構成によって柔軟に対応するための指針となります。特にトップレーンでは、初動のビルド選択がその後のレーン戦の命運を分けることが多いため、「ロケットベルト」と「ライアンドリーの仮面」の使い分けを理解することが重要です。
このパッチにおいて、ケネンはトップレーナーとして極めて強力なポジションを獲得しました。この機会にぜひ、彼の電撃的な強さをレーンで体験し、勝利を掴み取ってください。
アイテム周りのバフナーフと噛み合っているだけで、
ケネン自体がバフされたわけではない。
もう少しバフされれば、
たまに使われるサポートケネンも増えたと思うが、
この調子ではナーフされるほうが早いだろう。
唯一の難点はアクティブアイテムが2種類もあることだ。
プラクティスなどで、
そこらへん練習してから使いたい。
ミッドはAPが主流なので、
ドランリング同士の戦いが繰り広げられる。
なのでミッドよりトップのほうが、
ドランリングのバフの影響が大きかったわけだ。
他に大きく強化されたのはシンジドだろう。
マルファイト、カシオペア、ブラッドミアも相変わらず強い。