LoLはチャンピオン自体のバフナーフより、
チャンピオン周りのアイテムやルーンのほうが影響が大きい。
生まれ(遺伝)か育ち(環境)かと似ている。
遺伝と環境は両方が大切であると言われているが、
LoLのチャンピオンも強さも同じだ。
ゲームの世界だと、
それなりの腕前のプレイヤーなら
- 遺伝は良いが環境は悪い
というイメージが一般的だろう。
※ ゲームが強いヤツとは、頭はいいけど、子供の頃からゲームばかりしてたヤツ。
今回のアーゴットだと
- パッチ25.20 まあまあ強いほう
- パッチ25.21 ドランシールドと息継ぎのナーフで相対的に強くなった
- パッチ25.22 レジェンド:血脈とトリプルトニックのバフでさらに強くなった
元々クラスの中心に近い人物ではあったが、
体育のバスケットボールの時間のバスケ部のように、
無双タイムに入ったわけだ。



それでは始めよう。
この記事はパッチ25.22の時に執筆されました。
トップアーゴットのストーリー
- レベル1時はパッシブを活かして積極的にハラスする
- その後はレベル9まで無難にファームする
- レベル9以降はソロプッシュも集団戦も強い
1 レベル1時は最強クラスのチャンピオンだ。
射程350のAA+パッシブに、
ダメージ+スタン+シールド付きのEがある。
大半のメレーチャンピオンはこの戦術に解答がなく、
ただレーンがプッシュされるのを待つしかない。
2 その後は結構微妙で、
微妙な理由はWのレベルが、
1~4で威力がほぼ変わらないからだ。
レベル5(MAX)になると延々と打ち続けられるようになるので、
つまりWをMAXに上げられるレベル9が
アーゴットのパワースパイクとなる。
3 敵と味方の強さが互角であれば、
あとは歩いてるだけで勝つ。
ハルブレイカーが効くチャンピオンなので、
レーンに勝ってしまうと、
相手は2~3人くらいで止めに来ないといけない。
中盤以降の1対3時に、アーゴットのRがうまく決まって試合が終わる。
ソロキューのアーゴットだと、そのパターンで勝ってるイメージが強いはずだ。
アーゴットのキーストーン候補
- プレスアタック
- フリートフットワーク
- 征服者
- 秘儀の彗星
- フェイズラッシュ
1 基本。
レベル1時もレベル9以降の強く、
常に征服者より高いダメージを出す。
2 相手問わず入れても強いが、
レーン戦で回避したいスキルがある時に入れると強い。
というのもアーゴットは、
スウェインのEに当たりやすいランキングで上位だ。
※ そんなランキングは実際にないが、体感でわかると思う。
フリートフットワークは移動だけでなく、
AAでもスタックが溜まるので、
集団戦やオールイン時も全然悪くない。
3 オールイン対決では最強だ。
ただ中盤以降はアーゴットのパッシブが強いので、
強まる嵐を入れられるフェイズラッシュのほうが、
強いのではないかと思われる。
4 サステインの低いレンジドに入れると強い。
Eまで当てればWを発動させなくても
Rで引っ張れることを考えると、
Q上げになるのかもしれない。
5 オラフなど一部のチャンピオンへの対策として入れる。
わからなければ無視していい。
後半は最強だが、
レーン戦でやることはなくなる。
色々書いたが、メインアーゴットじゃなければ、プレスアタック固定でいい。
メイン栄華
- プレスアタック
- 凱旋
- レジェンド:ヘイスト or 血脈
- 切り崩し or 背水の陣
- 心身調整+超成長
- トリプルトニック+疾駆
1 特に固定で問題ない。
2 凱旋が一番人気ではあるものの、
他の2つでもいい。
3 どちらでもいいが、
私は昔から血脈のほうが好みだ。
集団戦でE2回使える見込みを高めるか、
ライフスティールを上げるかになる。
4 良いと思ったほうを入れよう。
5 アーゴットはHP装備ばかり買う。
なので以前は息継ぎが、
序盤も後半も隙がなかったのだが、
今はナーフされてしまったので、
心身調整でスケーリングを狙おう。
6 以前は魔法の靴+疾駆の組み合わせで、
レンジド相手に使われることが多かった。
疾駆はEフラッシュの回転数を増やせる
宇宙の英知でもいい(と思う)。
ルーンのかけら
- アダプティブ
- アダプティブ
- スケーリング体力
1 WがMAXになれば、
攻撃速度ステータスは無駄になる。
相手がイラオイの時だけ、
攻撃速度にするのがオススメだ。
2 基本はアダプティブ。
単純にラストヒットが取りやすい。
3 特に理由がなければ、
アーゴットはHPスケーリング装備ばかり買うので、
スケーリング体力が望ましい。
サモナースペル
- フラッシュ+テレポート
- フラッシュ+イグナイト
1 ダメージトレードしやすい。
積極的にレーン戦したい人にオススメだ。
2 ガレンのように、
Rを絡めたオールイン時の瞬発力を高めたい時に。
あるいは単純に回復半減が欲しい時に。
ダメージトレードはミスれない。
中盤以降のサイドレーン戦で負けにくくなるので、
必ずハルブレイカーを持ちたい人は
イグナイトがいいだろう。
私はハルブレイカー+ソロプッシュ派だ。
スキルオーダー
- レベル1でE
- レベル2でW
- レベル3でQ
- レベル4でQ
- レベル5以降はR>W>Q>Eの優先順位で取る
1 これとパッシブでかなり強い。
2 プレスアタックじゃなければ、
Qを取ってもいいだろう。
3 取ってないスキルを取る、
いつものレベル3だ。
4 ここでWを2にするヤツ、
己の物事への取り組み方を振り返ったほうがいい。
ダイヤモンドにもなってこういうことするヤツ、
危機感持ったほうがいい。
簡単なコンボ
- E>フラッシュ
- E>Q or R
- E>Q>AA>W
- W>AA>W>AA
- ブラストコーンにAA>当たる直前にE
1 基本。
2 なぜかEを当てた時は、
モーション中にQWEが撃てる。
※ 空振った時は撃てないのに。
基本的にはQを相手の着地点にすぐに撃ち、
その後AA>Wを当てる。
つまり
3 E>Q>AA>Wと撃つ。
最速でQを出そうとすると難しいが、
普通にゆっくり出しても問題は薄い。
もちろん相手の体力が低ければ、
最初にRを撃ってフラッシュで回避されないようにしよう。
4 Wはオートアタックタイマーを使わない。
なのでW3ヒット>AAと撃つとダメージが上がるが、
大きな問題が1つ。
ハルブレイカー時はW4ヒット>AAだ。
ディヴァンサンダラー全盛期は強力なテクニックだったが、
今は本当にどうでもいい。
意識するのはハルブレイカー時にタワーを殴る時くらいで、
他の状況でそこまで認知力を割く価値は薄いし危険だ。
メインアーゴットじゃなければ無視しよう。
5 普通は常にWを使用しながら移動すると思うので(気持ちいいから)、
決める機会はないだろう。
E>フラッシュだけ覚えておけばいい。
他は難しい上に、ほとんど勝率に影響しない。
もしW切り替えをするのであれば、ノーハルブレイカーなら1234、ハルブレイカーなら12345と、AA回数を声に出して切り替えるのがいい。
アーゴットのアイテムビルド
スタートアイテム
- ドランブレード+体力ポーション
昔はカルなども買っていたが、
今はステータス差が大きいので、
ドランブレードスタートがいい。
アーゴットのカル自体は強いので、序盤1キル取ったら買ってみよう。
ファーストアイテム
- ブラッククリーバー
- ハルブレイカー
- 心の鋼
- ラヴァナスハイドラ
- マルモティウスの胃袋
1 相手がソーンメイルを積むと終わるので、
それに対抗するために買っておく。
アーゴットのブラッククリーバーは、
大昔からそういうポジションのアイテムだ。
プラクティスでダミーを殴ってみればわかるが、
ハルブレイカーに勝ってる点はほとんどない。
※ スキルヘイストとW時の移動速度くらい。
むしろ大幅に劣っていると言っても、
言い過ぎではないだろう。
2 圧勝時に買おう。
あるいは相手がレンジドの時に。
3 特定の相手に買うと強い。
4 ヨリック相手に買おう。
5 モルデカイザーなどに買う。
ステラックは買えなくなるが、
全然問題はない。
ブーツ
- スイフトネスブーツ
- プレートスチールキャップ
- マーキュリーブーツ
1 基本。
アーゴットと言えばコレ。
アーゴットは機動力に問題があって、
圧勝していない限り、
デッドマンプレートや妖夢の霊剣は買えない。
2と3 対面と敵ジャングラーが、
同じダメージタイプの時に買おう。
セカンドアイテム
- ハルブレイカー
- ステラックの籠手
1 ソロプッシュして、
トップとボットのセカンドタワーを割る。
すると凄く資金差が付くので、
25分のバロン戦で活躍するか、
そのままプッシュし続けて勝つ戦術だ。
この戦術を上手にこなすための、
スイフトネスブーツである。
2 集団戦向けの装備だ。
普通はセカンドで買っても弱いのだが、
アーゴットは基礎ADも高く、
HPをたくさん積むし、
AA連打チャンピオンであると言える。
昔はタイタンハイドラが選択されていたのだが、
今はアクティブがWとの相性が悪いので、
随分と敬遠されるようになった。
サードアイテム
- セカンドアイテムから買う
- 覇王のブラッドメイル
- 変幻自在のジャックショー
- デッドマンプレート
- 自然の力
- ソーンメイル
1 ハルブレイカーはセカンドで買わなければ、
そのまま最後まで買わないのが普通である。
ただサード以降に買っても強い状況は多い。
2 かなり強いアイテムだ。
3 ここまでずっとHPだけ積んできたので、
ジャックショーでARとMRを積むと一気に硬くなる。
ただし火力は上がらない。
4 アーゴットのメインARアイテム。
5 アーゴットのメインMRアイテム。
6 ルインドキングブレード対策として買う。
フォースアイテム
- 今までのアイテムから買う
フィフスアイテム
- 今までのアイテムから買う
必須アイテムは
- ブラッククリーバー
- 覇王のブラッドメイル
の2つである。
終わりに
- 1. チャンピオンの強さはアイテムやルーンなどの「環境」に大きく依存している
LoL(League of Legends)において、チャンピオン自体のバフやナーフよりも、アイテムやルーンといった周辺要素の変更が、チャンピオンの強さに大きな影響を与えるという考えが示されています。これは「遺伝と環境」の議論になぞらえられています。 - 2. アーゴットの強さはパッチ適用により相対的に増している
アーゴットは、パッチ25.21でドランシールドと息継ぎがナーフされたことにより、相対的に強くなりました。
さらに、パッチ25.22ではレジェンド:血脈とトリプルトニックがバフされたことで、その強さがさらに増したと分析されています。 - 3. レベル1は非常に強いが、パワースパイクはレベル9である
アーゴットは、射程350の通常攻撃(AA)とパッシブ、ダメージ・スタン・シールド付きのEスキルにより、レベル1時は最強クラスのチャンピオンです。
しかし、Wスキルの威力がレベル1~4であまり変わらないため、Wスキルを最大レベル(レベル5)にできるレベル9がアーゴットのパワースパイクとなり、それまでは無難にファームすることが推奨されています。 - 4. メインキーストーンは「プレスアタック」が基本となっている
キーストーンルーンの候補は複数ありますが、特にメインアーゴットではない限り、プレスアタックを固定で選ぶのが良いと結論づけられています。これは、レベル1時とレベル9以降のどちらにおいても強く、常に「征服者」よりも高いダメージを出すためです。 - 5. サブルーンは「不滅」の心身調整+超成長が推奨されている
メインルーンは「栄華」が基本ですが、サブルーンには「不滅」の心身調整と超成長の組み合わせが推奨されています。これは、息継ぎがナーフされたのと、アーゴットがHP装備ばかり購入するため、心身調整の効果が高いためです。 - 6. ルーンのかけらでは攻撃速度を避けている
ルーンのかけらの選択において、Wスキルが最大レベルになると攻撃速度ステータスが無駄になるため、攻撃速度は基本的に推奨されていません。ただし、相手がイラオイなどの特定のチャンピオンの場合は、攻撃速度を選択することが勧められています。 - 7. サモナースペルはハルブレイカー運用により「フラッシュ+イグナイト」も選択肢に入っている
サモナースペルは「フラッシュ+テレポート」が一般的ですが、ハルブレイカーを持ったソロプッシュ戦術を採用する場合、Rを絡めたオールイン時の瞬発力を高められる「フラッシュ+イグナイト」も良い選択肢であるとされています。 - 8. スキルオーダーはE→W→Qの後にQを上げることが重要である
基本的なスキルオーダーは、レベル1でE、レベル2でW、レベル3でQを取得し、レベル4ではWではなくQを2にすることが重要だと強調されています。レベル5以降はR>W>Q>Eの優先順位で上げていきます。 - 9. 覚えるべきコンボは「E>フラッシュ」のみに絞られている
複雑なコンボがいくつか紹介されていますが、ほとんど勝率に影響しないため、E>フラッシュだけを覚えておけば良いとされています。Wのオートアタックタイマーを利用したコンボなどは、メインアーゴットでなければ無視しても問題ないとされています。 - 10. 必須アイテムはブラッククリーバーと覇王のブラッドメイルの2つである
アイテムビルドにおいて、最終的にブラッククリーバーと覇王のブラッドメイルの2つが必須アイテムであると明記されています。
ブラッククリーバーは、相手がソーンメイルを積むことへの対抗策として積むことが多いです。
覇王のブラッドメイルは、アーゴットにとってかなり強力なアイテムであると評価されています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回の記事では、アーゴットがパッチ環境によって相対的に強化され、今まさに「無双タイム」に入っている状況を分析し、その強さを最大限に引き出すための具体的なビルドとプレイの方針について解説しました。
アーゴットの強さは、チャンピオン自身のポテンシャル(遺伝)はもちろんのこと、アイテムやルーンという「環境」の変化によって大きく左右されるという点が、この記事を通して最もお伝えしたかったことです。
特に、以下のシンプルなポイントを押さえるだけでも、あなたのアーゴットの勝率は確実に向上するはずです。
- パワースパイクはレベル9であること。
- メインキーストーンは悩まずプレスアタックで固定すること。
- 複雑なことは考えず、戦闘では「E>フラッシュ」だけは決められるように練習すること。
LoLには、多くのプロプレイヤーが積み重ねてきた「定石」や「決まり事」が存在します。しかし、まずは基本を大切にし、複雑なテクニックに認知リソースを割くよりも、目の前のレーン戦やマップの状況に集中する方が、勝率アップへの近道です。
この記事が、あなたのランク戦での勝利に少しでも貢献できれば幸いです。
また次のパッチでお会いしましょう。
初心者の考えるカッコよさと、
プレイヤーの考えるカッコよさは違う。
当然嫌悪するポイントも違う。
例えばアーゴット初心者がいたとして、
アーゴットに詳しい友人がその初心者のプレイを見た場合
- レベル4でQを2に上げない
- E>フラッシュではなく、フラッシュ>Eを撃つ
- Eの直後に素早くQを撃たない
- W>AA>Wコンボをしない
注意するのは1番だけで、
他はどうでもいいか(注意しない)、
注意するにしても、
かなり柔らかい言い方になるだろう。
※ 3も4も効果は高いのだが、無視される。
具体的にアーゴットプレイヤーが、
何にどれくらい嫌悪するのかを書くと
- レベル4でQを2に上げないヤツ 100
- ジャングル、ボット、サポートの分際でピック順番を変わらないヤツ 5万
こんな感じである🦖
冗談抜きで、
これくらいの数字が適切だ。