パッチ25.24で、
一部のモード限定ではあるものの、
WASD操作が実装された。
ランクではまだ使えない。
LoLの初心者がつまづく問題点である、
「アタックムーブ周り」が改善されているので、
これからは新規も定着しやすいのではないかと思われる。
それでは始めよう。
この記事はパッチ25.24の時に実装されました。
LoLの2大クソ要素、あるいは克服できない構造的な欠陥
LoLの欠陥は次の2つだ。
- チャンピオンの種類が無限に増えていく
- オートアタックムーブを認知しにくい
1 ナサスのスタックのように、
サイオンのHPのように、
無限に増えていく。
LoLはゲームの仕様的に、
試合中に参加してる10チャンピオンの中に、
1人でも知らないチャンピオンがいたら勝てない。
この間実装されたザーヘンは、
172体目のチャンピオンである。
2 LoLを1人でプレイしている人は、
アタックムーブ自体を知らないことが多い。
コーチング時に良くあるのが、
- アタックムーブを攻撃した後に移動することだと思っている人
だ。
それを言われた瞬間にピキッと来るのだが、
その後すぐに
「確かに名前が悪いな」
と、納得してしまう。
みんなと遊んでいる時にアタックムーブできなかったら、
普通はボロカス言われる。
しかし1人で遊んでいる人が、
ゲーム内でアタックムーブに気づくには、
ARAMを1000試合近くする必要があるだろう。
ARAM勢はミニオンをプッシュする時に
明らかにクリックしてないし、
ARAM勢は全員カリスタが使える。
なので
- 「右クリックで殴ってないなコイツラ」
となるのだが、
サモナーズリフトでは気付く機会がないはずだ。
アタックムーブは基本中の基本で、出来ないというのは上手い下手のレベルどころか、LoLをしてないのと同じだ。
たまにマスターぐらいで知らない人がいるが、逆に「上手すぎる」と言えるだろう。
マウス操作とWASD操作の違い
WASD操作はマウス操作に比べて
- 停止キーがない
- アタックムーブがない
- WASD移動は待機(AAしてない)状態からのAAが速い
- 左クリックがAAの基本で、右クリックがQスキル
- メレーでAA時に接近しすぎない
- 9方向にしか移動できない
1 停止(ストップ)キー自体、
相当上手な人じゃないと使わないし、
後述するメレーのバグがなくなっているので、
無視していい要素だ。
WASDを離せば停止と同じだし。
2 カリスタを使ったり、
敵を攻撃するのに意識を使わないレベルの人じゃなければ、
気にする必要はないだろう。
3 WASD移動の時は、
敵が攻撃範囲に入った瞬間に殴る。
4 マウス操作の時でも、
- 右クリックで敵を殴るのはチャンピオンターゲット時だけ
である。
チャンピオンターゲット自体、
マスター行ってから覚えるかどうか考えるレベルの操作だ。
LoLを人に教えたことがある人は、
次のような経験をしたことがあるはずだ。
まともな操作方法を教えたのに
「やっぱ敵やミニオン殴るの右クリックのほうがしっくり来るんだよなー」
こんなことを言うヤツ。
友人や話の通じそうな人なら怒鳴りつける場面だが、
そうじゃなければ放って置くシーンである。
5 手練のトップレーナーか、
ジャングル最速周回の動画を取る人なら知っているはずだ。
何故かLoLは
- オートアタックタイマーが復活してない時にメレーでAAしようとすると接近しすぎる
という仕様がある。
ザーヘンのAA射程はQ無しだと175なのだが、
AAタイマー時にAAをしようとすると、
何故か0ぐらいまで接近する。
この仕様に困るのがトップとジャングルなわけだ。
※ この仕様はメレーでレンジドを殴る時には役に立つと思う。
次のキャンプまでカイトしながら殴るのに、
停止キー使わずにアタックムーブ>右クリック(移動)とすると、
接近しすぎるのでカイトしにくい。
これがWASD操作だとなくなる。
9 右クリックを押しっぱなしだと、
なんか可愛らしくクネクネ動ける。
WASD移動だとできない。
これが実際のゲームに大きく影響する場面は思いつかないので、
無視していい要素だ。
手練のAA方法
どんなにうまぶっていても、
一瞬でその人の実力がわかるポイントがある。
- 敵にスキルやAAをしてから、移動するまでの速さ
だ。
マウス操作の場合
- 左クリック(アタックムーブ対象指定、あるいは指定無し)で殴る
- 右クリックで移動
という順序だ。
なのでアタックムーブを知らない人の
- 右クリックで殴る
- 右クリックで移動
という操作では、
仕組み的に素早く移動することができない。
なので、こんな操作をするのは、
初心者、へそ曲がり、バカ、
のどれかになる。
WASD操作の場合
WASD操作の素晴らしい点は、
左クリックがAAであるところだ。
なので自然と
- 左クリックで殴る
- WASDで移動
という操作になるはずだ。
初心者でも手練と同じ速度で移動できる(はず)。
これは
- アタックムーブを知らないとボコられ続けるのに、1人でプレイしててもアタックムーブを認知しにくい
問題を見事に解決している。
では次はレンジドとメレーでの、
WASD操作に変えるメリットデメリットを比べてみよう。
レンジドでWASD操作に変えるメリットとデメリット
最初に結論を書くと、
- 「99%のプレイヤーはレンジドならWASD移動に変えたほうが良さそう」
である。
- カイト(引き撃ちしやすい)
- カリスタを使うのが難しい
- ドレイヴンとアクシャンが使いやすい
- 射程内の敵を殴りやすい
1 Sキーで敵から逃げるとしよう。
その場合は「Sキー押しながら敵を左クリック連打」で、
綺麗にカイトできる。
特にこういったカイトは、
アッシュやコグ=マウなどASの速いチャンピオンだと、
マウス操作では難しかった。
ちゃんとアタックムーブを使ったとしても、
できる人はほとんどいない。
2 メイヘムやアリーナで、
とんでもないASのカリスタが見事に引き撃ちしている。
こういったシーンは珍しくない。
あれの仕組みは簡単で、
アタックムーブを連打してるだけだ。
- オートアタックムーブを左クリックにバインド
という通称バインド設定をすると、
左クリック連打するだけで、
AS5のカリスタでも完璧なカイトができる。
なのでARAMのカリスタは上手下手ではなく、
「一緒にARAMをしてる人に操作方法を教わっただけ」
なのだと思う。
だから全員できる。
3 AAをする、AAをした瞬間に移動。
これがドレイヴンとアクシャンで、
職業LoLはメイジでも全員同じ操作をする。
ドレイヴンは必須で、
アクシャンの場合は
「別にAA1段目キャンセルできなくてもマスターなるのに問題ないですよ」
という評価になるだろう。
※ 花を拾う時だけ困るかもしれない。
前述した通り、
右クリックでAA、その後WASDで移動、
となるので、
初心者でもできるんじゃないかと思う。
ちなみに私は3ヶ月毎日1回AI戦をして、
ドレイヴンを使えるようになりました🤓。
マウス操作の時の話だ。
4 ファランクスという、
ミサイルを撃墜するためのバルカン砲みたいなのが、
現実に実在するらしい。
マークスマンでAAをする時も、
そのように攻撃したい。
つまり射程に入った瞬間に殴りたいわけだ。
敵が複数いる時に、
とにかく一番近い敵を殴るには、
アタックムーブで最長射程付近をうろつく必要があった。
そしてこの操作は、
相当上手なプレイヤーじゃないとできなかった。
WASD移動なら、
ただWASD移動してるだけで、
射程に入った敵を素早く殴ってくれる。
カリスタは「左クリック連打だけで勝手にチャンピオンが動く」という状態にならないので、WASD移動だと難易度が跳ね上がる。
まったく認知力を使わず操作できる方法、探せばあるかもしれないが、私はわからなかった。
メレーでWASD操作に変えるメリットとデメリット

- ワインドアップをキャンセルできない
- 通常攻撃アニメーションを最速でキャンセルできる
- 最長射程からAAしやすい
1 メレーでワインドアップをキャンセルできないと、
ジャックスのEをまとも受けてしまう。
レンジドの場合は、
ティーモでダリウスにAAをする時、
くらいしかキャンセルできないデメリットがパッと思いつかない。
2 ワインドアップをキャンセルできないので、
攻撃モーション中にWASD移動すると、
ダメージ表記が出た瞬間に移動することになる。
これはマスター・イーのような
ASの速いチャンピオンの場合は特に有効だ。
敵を追いかけながら殴る時、
極めて上手に殴れる。
逆にマウス操作では、
マスター・イーで最速でAAキャンセルしながら殴ることはできない。
そう考えていい。
速すぎれば攻撃をキャンセルしてしまうので、
実戦では気持ち遅めに移動するからである。
3 先程書いた接近しすぎてしまうバグがないので、
最長射程から殴りやすい。
一般的にはトップメレーは175、
ジャングルメレーは125であることが多い。
※ 175なのは槍とか剣持ってるなど理由はあるのだが、なんかジャングラーは短いことが多い。
以前は停止キー(デフォルトではS)などを使う必要があったが、
WASD操作なら何も考えなくてもできる。
WASD操作のレンジド・メレーに共通するデメリット
キー配置の問題
- Qスキルを撃とうとするとフラッシュが出る
「それは慣れてないんだから当たり前だろう……」
という反応をするかもしれない。
他にもCtrl+Shiftなど、
ショートカットキーでスキルを取得しにくかったりする。
マウス操作でも、
アイテムの567が明らかに押しにくかったのと同じように、
慣れ不慣れ関係なく、
多少設定を変える必要が部分が出てくる。
Wスキルが左シフトなのは、慣れの問題関係なく押しにくいと思う。
E>Wみたいなコンボは出しにくい。
敵を攻撃する時に意識を使う
WASD操作でのLoLを全然してないので、
これはWASD操作の問題じゃないかもしれない。
とりあえず手練のLoLプレイヤーは、
敵を攻撃する時に意識を割かない。
- CCスキルを当てる
という時しか、
相手を攻撃する時に意識を使わないのではないかと思う。
例えばダイヤモンドくらいになると、
スウェインのEの引っ張った先に、
スレッシュのフックをしっかり繋げてくる。

WASD操作だと、
アタックムーブがないせいか、
- カーソル付近のターゲットを優先攻撃
という項目がない。
そのため、
ちゃんと遠くにいる指定した敵にAAをする時は、
相手をクリックする必要がある。
アサシンじゃなければ、
集団戦時の動きは次のような感じだ。
- 味方キャリーの位置を見る
- 勝手に身体が動いて戦う
大半の人はTFTで言えば、
余ったアイテムすら付かないようなチャンピオンで一生懸命戦う。
そういう戦い方は良くない。
意識して戦闘しなくても上手にできる人は職業LoLに近い人だけなので、普通の人は気にしなくていいかもしれない。
終わりに
- パッチ25.24で一部モード限定のWASD操作が実装されました
- 従来のマウス操作に加え、特定モードでWASDキーによる操作(移動など)が可能になったという、操作体系の大きな変更点です。
- WASD操作の実装はLoL初心者の定着に繋がる可能性があります
- 従来の操作で初心者がつまずきやすかったアタックムーブ(自動攻撃移動)周りの問題が改善されるため、新規プレイヤーの定着が期待されています。
- LoLには「チャンピオンの種類が無限に増えること」と「オートアタックムーブを認知しにくいこと」の2つの構造的な欠陥が存在します
- 筆者が指摘するLoLの根本的な問題点であり、特に後者のアタックムーブの認知のしにくさが、多くのプレイヤー、特にソロでプレイする初心者の課題となっています。
- アタックムーブを知らない初心者やソロプレイヤーは多く、ゲーム内でその存在に気づくのが難しい状況にあります
- アタックムーブを「攻撃した後に移動すること」だと誤解しているプレイヤーが多く、1人でプレイしている場合、その正しい使い方や必要性に気づく機会が少ないことが指摘されています。
- WASD操作は「左クリックで通常攻撃(AA)、WASDで移動」という直感的な操作順序を可能にします
- この操作順序によって、マウス操作でアタックムーブを知らない人が陥りがちな「右クリックで殴って右クリックで移動」という、素早い移動ができない操作を防ぎ、初心者でも手練れと同じ速度で移動できることが期待されています。
- レンジドチャンピオンの99%のプレイヤーはWASD操作に変更した方が良さそうです
- 特にカイト(引き撃ち)がしやすくなる点、ドレイヴンやアクシャンといったAAキャンセルが必要なチャンピオンの操作が容易になる点など、WASD操作のメリットが非常に大きいと結論付けられています。
- WASD移動では待機状態からの通常攻撃(AA)が速く、射程に入った瞬間に敵を殴ってくれます
- マウス操作では熟練プレイヤーしかできなかった「射程に入った瞬間に素早く殴る」という操作が、WASD移動ではただ移動しているだけで自動的に行われるため、特にマークスマン(レンジド)にとって大きなメリットとなります。
- WASD操作ではメレーチャンピオンにおける通常攻撃時に接近しすぎるという仕様上のバグがなくなります
- マウス操作ではオートアタックタイマーが復活していない時にAAしようとすると、射程以上に接近しすぎるという問題がありましたが、WASD操作ではそれがなくなり、最長射程から殴りやすいため、トップやジャングルのメレーチャンピオンにとって有利になります。
- WASD操作ではメレーチャンピオンで通常攻撃アニメーションを最速でキャンセルし、移動することが可能です
- 攻撃モーション中にWASD移動を行うことで、ダメージ表記が出た瞬間に移動が開始され、追撃しながら攻撃する際に非常に有効で、マスター・イーのような攻撃速度の速いチャンピオンで特に有効です。
- WASD操作のデメリットとして、キー配置の問題や集団戦でのターゲット優先順位の意識の問題が挙げられています
- Qスキルを撃とうとしてフラッシュが発動するなど、キー配置の調整が必要になる点や、WASD操作には「カーソル付近のターゲットを優先攻撃」という項目がないため、遠くにいる指定した敵を攻撃する際にクリックが必要になる点が課題として示されています。
この度は、League of Legends(LoL)の最新パッチ25.24で導入されたWASD操作について、深い洞察と具体的な分析を交えた詳細な考察をいただき、誠にありがとうございます。
従来のマウス操作と比較し、WASD操作が特にアタックムーブの認知という長年の構造的欠陥を解決し、新規プレイヤーの定着に大きく貢献する可能性を指摘された点は、非常に重要かつ示唆に富むものでした。
🎮 操作方式の比較 💡 WASD操作の主要なメリット 初心者 熟練者と同じ速度でのAAキャンセル(攻撃後の移動)が可能。 レンジド カイト(引き撃ち)が容易になり、射程に入った敵への最速AAが自動的に行われる。 メレー マウス操作で発生していた「AA時の過剰な接近バグ」がなくなり、最長射程からの攻撃が容易になる。 この分析は、単なる操作変更の紹介に留まらず、各操作方式における通常攻撃(AA)のメカニクス、ワインドアップのキャンセル、そして何よりもプレイヤーの実力と操作の関連性にまで踏み込んでおり、すべてのLoLプレイヤーにとって価値のある情報源となるでしょう。
特に、レンジドチャンピオンを使う99%のプレイヤーにとってWASD操作への変更が有益であるという結論は、今後の操作トレンドを予見させるものです。
キー配置の変更や、特定のターゲットを意識的に狙う際の操作感など、いくつかの課題も挙げられていますが、これは新しい操作体系への適応期間における調整で解決可能な問題と考えられます。
新しい操作方法が、より多くのプレイヤーにLoLの奥深さと楽しさを提供し、競技シーンにおける新たな技術の発展に繋がることを期待しています。
この貴重な情報が、読者の皆様のゲームプレイ向上の一助となれば幸いです。
昔FPSを1年くらいしていた時期があった。
かなり真剣にプレイしていて、
LoLで言えばマスターくらいまで行ったのだが、
最後まで操作方法を自分で考えることはできなかった。
おそらく操作方法や、
自分の動作を考えるのは、
人間にとってかなり難しいのだろう。
LoLも、おそらく同じように難しい。
そのせいだろうか、
操作方法関連についてのコメントは
「なんだこの短パン小僧は」
というものが多い。
まず場にそぐわない態度を取るバカさがある。
当然本人は自覚がなく、
気づく気配もない。
しかし、そのような性質だからこそ、
難しい話題にも軽々飛び込んでいけるわけだ。
だが難しい事柄にはメタ認知、
そして漫画のデータキャラのような緻密さも必要だ。
大人になるにつれて
そういった性質を身につけていくと、
今度は人に話しかけられなくなり――
今までのLoLの操作も、
こういった悪役令嬢バトルと似たような複雑さがあった。
これからは、
- アタックムーブの壁
がなくなったので、
初心者が直感的に操作しても、
既存プレイヤーとの差が付きにくい。
かなりプレイしやすくなったのでないかと思う。
