広告 考察記事

挫折しない新年の目標設定術:なぜ立派な動機はあなたを裏切るのか

メイヘムのジェイスで「ゆっくり着実に」を引いたら、
WをしただけでADが360も上がった。

AAを3回しなければ4秒間360AD上がりっぱなしなので、
Q>E>R>Q>AA>Eみたいに撃てばタンク以外は倒せてしまう。

レンジドからメレーに切り替わる時に、
ADレシオによってAR、MR、AAダメージが上がったりするが、
普通は微々たるものなので計算しない。

正月中は、あなたも友人たちとこういう会話をしながら、
メイヘムをしていたことだろう。

新年の始まりと言えば「目標を立てること」だが、
私は凄いことに気づいてしまった。

一般的に目標を立てる場合、
立派な目標を立てるはずだ。

立派というのは外向きの目標で、
人に言いやすく聞こえの良いものだ。

例えば

  • ベンチプレス100キロ上げる
  • TOEIC900点取る

などだ。

しかし、普通に考えて欲しい。

  • 立派な目標を立てる場合、動機も立派になりがち

これが挫折の原因ではないかと思う。

今回の内容は

  • どんな動機を持てば目標達成しやすいか

について書く。

まず次の話から紹介したい。

この記事はパッチ25.24の時に執筆されました。

アゴなしゲンとオレ物語 第106話 山籠りのトラッカー

今日からオレの日課は午前4時に起床…… 当然「滝にうたれる禊(みそぎ)」に始まる……

次に手製のバーベルで、ボディ・ビルディング!! マキ割り!!

そして決してはずせないのは空手チョップと正拳突きの特訓!!  これをしない修行は修行とは言わない!!

もちろん自給自足が基本…… 山菜や川魚をとらないヤツは修行者とは言わないっ!! (一応、非常食としてカンヅメ類はあるが、それには一切手をつけない!!)

嗚呼(ああ)……!  なんと美しい夕陽よ!

夕陽を見つめ男泣き……。 オレが?

そうか……オレの“男としての器”がデカくなったということか……!  修行第一日目というのに、その成果は確実にオレの涙に表れている!!

>今日からオレの日課は午前4時に起床…… 当然「滝にうたれる禊(みそぎ)」に始まる……

何が当然なのかわからないが、声に出して読みたい詩的な響きである。

しかしゲンさんは二日目から一切修行せず、
そのうちダッチワイフとだけ遊ぶようになった。

最後には帰り道がわからなくなって、
遭難してしまう。

女剣士

刑務所を出たばかりの石毛存八(いしげ ぞんぱち)は、かつて見初めたお作という女を追って上州の関村を訪れます。しかし彼女はすでに人妻となっており、行き場を失った存八は、法神流(ほうしんりゅう)の剣客・小山内朝之助の家に世帯道具一式を持って居候することになります。朝之助の娘である歌子は、父から徹底的に鍛え上げられた、天才的な「女剣士」でした。

法神流は、形式や華麗さを排し「ただ相手を殺すこと」に特化した凄惨な実戦剣術です。歌子はその技を磨くためだけに生き、世俗の倫理とは無縁な、無垢で残酷な存在として描かれます。存八は、唯一の門弟である小学校教師・寺田小一郎と共に、この風変わりな親子を観察します。

物語の終盤、かつては超然としていた朝之助が、成長した娘・歌子の若々しい肉体と生命力に惑わされ、嫉妬と愛欲が混ざった醜い執着を見せて堕落していく様が描かれます。それに対し、歌子は父の精神的な崩壊をも意に介さず、ただ剣の殺意を研ぎ澄ませ続けます。最後は、この狂気的な親子に呆れ果てた存八が、再び荷物をまとめて村を去ろうとする場面で幕を閉じます。剣という「芸」の極限が、人間の理性を壊していく狂気と滑稽さを、安吾独自の冷徹な視線で浮き彫りにした作品です。

かなり色々とプロンプトを工夫したのだが、
Geminiの間違いを完全には正せなかった。

  • お作は人妻になったのではなく、お作自体がいなかった
  • 寺田小一郎ではなく寺田誠一郎という名前
  • 石毛存八は物語の最後半で歌子に村を追い払われた

自分で直せば良いのだが、
坂口安吾の中ではマイナーな作品で、インターネットで語っている人が少ない
というニュアンスを感じ取って欲しい。

物語では小山内朝之助という人物が超人的に描かれていて、
達観した性格かつ筋骨隆々で武道に優れており、
なおかつ大きい家や広い畑も持っている。

しかし物語の後半になると急に堕落して、
最終的に「大食いして寝る」ということしかしなくなってしまう。

山籠りのトラッカーと話が似ている。

聖人君子を目指して失敗する

聖人(せいじん)君子(くんし)という、儒教における二つの理想像を組み合わせた熟語です。

  • 聖人: 知恵が極めて高く、人徳が完成されており、世の中の模範となる最高の人格者。
  • 君子: 学識と品格に優れ、常に徳を修める努力をしている立派な人。

ゲンさんも朝之助も、
一般的に立派な人間を目指して努力していた。

というか我々が努力するみたいな、
「何かを目指す」という行動を起こす場合、
俗人っぽくないものを目指すことが多い。

努力を続けるには?

努力の認知的コストと「期待価値」の計算

認知心理学および神経経済学的アプローチ(Shenhav et al., 2013)では、努力を維持するかどうかのプロセスは「投資に対する見返り」の計算としてモデル化されています(Expected Value of Control: EVC)。

  • 事実: 人間の脳(特に前帯状皮質)は、常に「努力のコスト」と「得られる報酬の価値」を天秤にかけています。
  • 努力維持の条件: 努力を続けるには、「努力そのもののコスト」を低く見積もるか、「達成後の価値」を高く維持し続ける必要があります。
  • 目標遮蔽 (Goal Shielding): 努力を妨げる競合する目標(遊びの誘惑など)を抑制することで、主観的な価値を保つプロセスが重要です (Shah et al., 2002)。

「事実」の部分が身も蓋もなく、
人間とは「打算的でバカだ」というふうに聞こえてくる。

しかし言われてみれば、
思い当たる節しかない。

目標遮蔽 (Goal Shielding)は随分難しい話になるので、
今回は努力維持の条件に付いて書きたい。

論文によれば

  • 「努力そのもののコスト」を低く見積もる
  • 「達成後の価値」を高く維持し続ける

と書いてあるが、
この場合の価値とはなんだろう?

色(恋愛・性)、金、名誉

「色、金、名誉」という躓きの石

さて、この「生活臨床」というムーブメントについて取り上げたのは、いじこみの具体的なコミュニケーションは、おおよそ、まずは「色、金、名誉」でその骨格を描くことができるのではないかと思うからです。

もっと言うのであれば、いわゆる健常発達の人の人生の骨格そのものが、かなりの部分がこの「色、金、名誉」で説明できるのではないか、「色、金、名誉」を享受するための前提としての「体(健康)」をこれに加えれば、これ以外の何かをほんとうのモチベーションにして人生を生きることはなかなか容易ではないのではないかというのが、ここでの問題提起です。

「普通という異常」という本によれば、
健常発達の人間はそんなものらしい。

自分(私)の人生を振り返れば、
確かに必死に努力をした時のことを考えると、
「色、金、名誉」のどれかだった。

例えば健康のために身体を鍛える人なんて、
運動しないと歩けなくなる老人くらいだろう。

  • 「達成後の価値」を高く維持し続ける

と先程書いたが、
努力を続けるためには、
聞こえの良い外向きの目標だけでなく、
「色、金、名誉」という内向きの目標こそ考えておくべきだろう。

最初の引用は、「精神異常者は、色、金、名誉で躓いてしまったから、おかしくなってしまった」という内容だ。

ゲンさんも朝之助も動機が弱い

2人とも立派に努力していたが(ゲンさんは1日だけ)、
最後には堕落した。

例えばゲンさんのほうだと、
山籠りした動機は、

  • 「己を見つめ直すため」

だった。

これは10代の若者ならば誰でも思ったことがあるはずだ。

しかし30分後にはすっかり忘れて、
別なことを考え始める。

それにもし本当にわかったところで、
その後の人生何が変わるのか疑問である。

理由は単純で

  • なんとなくただカッコいい動機を言っているだけだから

だ。

健常発達、悪役令嬢バトル、新年の目標編

ASD気質の高くない健常者は、
常に悪役令嬢バトル(いじわるコミュニケーション)をしているらしい。

普通という異常にも、
ディスタンクシオンにも書いてあった。

つまり

まず立派(立派じゃなくてもいいが)な目標を持つ

  • 表では立派な動機を言う
  • 裏(実際)では人前では言えない「色、金、名誉」に近い動機を持つ

こんな風になっていたというか、
こんな風になっていると推理するほうが自然である。

終わりに

  • 目標を立てる際、多くの人は他人に言いやすく聞こえが良い「立派な目標」を掲げる傾向にあります。
  • 立派すぎる目標は、それに見合う立派な動機を必要とするため、結果として挫折の原因になりやすいです。
  • 認知心理学の観点では、努力の維持は「努力のコスト」と「得られる報酬の価値」の天秤によって決まります。
  • 努力を継続させるためには、自分にとっての「達成後の価値」を主観的に高く維持し続ける必要があります。
  • 人間が必死に努力できる強力なモチベーションの根源は、往々にして「色(恋愛・性)」「金」「名誉」の3要素に集約されます。
  • 「己を見つめ直す」といった抽象的で格好の良い動機だけでは、具体的なメリットが乏しいため長続きしません。
  • 漫画や小説の登場人物の例が示す通り、世俗から離れた高潔な目標を掲げる者ほど、最後には堕落や破綻を招くリスクがあります。
  • 健常な人間が高いモチベーションを維持している場合、表向きの立派な目標の裏には、泥臭い個人的な欲望が隠れているものです。
  • 目標達成の確率を高めるには、外向きの綺麗な動機だけでなく、人には言えない内向きの欲望をセットで用意しておくべきです。
  • 自分の人生を振り返り、過去に最も努力できた時の動機が「色・金・名誉」のどれに該当するかを把握することが、目標管理において実効性を持ちます。

紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)

この本のことを思い出した。

今回の記事では、新年の目標という普遍的なテーマに対し、認知心理学と人間の生々しい欲望という両面から切り込みました。メイヘムのジェイスで「ゆっくり着実に」というルーンを引いた時のように、一見地味な選択が実はAD(攻撃力)を爆発させる鍵になるのと同様に、私たちの目標設定にも「見えないブースト」が必要です。

私たちが「ベンチプレス100キロ」や「TOEIC900点」といった綺麗な目標を立てる時、脳内では常に投資(努力)とリターン(報酬)の計算が行われています。この際、リターンを「自己研鑽」や「徳を積むこと」といった抽象的な言葉でごまかそうとすると、脳はすぐにそのコストの高さに気づき、アゴなしゲンさんのように二日目には修行を投げ出してしまいます。

目標を達成し続ける「強者」たちは、表向きは涼しい顔をして立派な動機を語ります。しかし、その内側には「異性にモテたい」「周囲を見返したい」「贅沢がしたい」といった、教科書には載せられないほど強力で具体的なエネルギーを隠し持っているものです。これは決して恥ずべきことではなく、生物としての生存本能に根ざした極めて合理的な戦略だと言えます。

あなたが今年、もし何かを成し遂げたいと本気で願うのであれば、他人に語るための「聖人君子の仮面」だけでなく、自分だけが知っている「泥臭い欲望のエンジン」を積んでみてください。紀州のドン・ファンのように、欲望に対してどこまでも忠実であることが、結局のところ人生を最も力強く前進させる原動力になるのかもしれません。

この記事で紹介した「色・金・名誉」という視点が、あなたの今年の目標をより確実なものにする一助となれば幸いです。

>今日からオレの日課は午前4時に起床…… 当然「滝にうたれる禊(みそぎ)」に始まる……

毎朝5時に起きているのだが、起きた瞬間に冷水シャワーなんて、とても浴びれるものじゃない。

風呂上がりは簡単だが、朝は1000倍難度が高い。

そこで考えられるソリューションは、

「◯◯をすると女性にモテますか?」

こんな舐め腐った質問をAIにしていく、
そこから始めるのがいいかもしれない。

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