ひとくちに下手と言っても色々あります。
今回の話は、友人のヴァイのコンボが
まともじゃなかった話です。
よく私は
- LOLは他のゲームに比べて操作が簡単
と言います。
全く持ってそのとおりで、
LOLは
- バイオリンやピアノの1000倍以上簡単
- 格闘ゲームの100倍簡単
でしょう。
※ ピアノやバイオリンはしたことがないが、難しすぎてプロになるのはオススメできないと、練習の世界では言われている。
正確な操作と言われれば、
3つほど思いつきます。
- 操作のタイミング(カカシにコンボ撃つ時)
- 操作の力加減
- 操作の入力
LOLだと2は全く関係ありません。
1もほとんど関係ないとなれば、
大事なのは3。
ちなみに彼は、
格闘ゲームやFPSを
本格的にプレイしたことがありません。
スポーツ経験も少なそうなので、
今回書く内容は、
開発されていない部分でしょう。
彼の操作がヘタクソなのは、
むしろ自然です。
この記事はパッチ11.23の時に執筆されました。
彼のコンボ
- R>AA>Q>AA>E
ヴァイのこのコンボは0点です。
HP満タンの相手にこんなコンボをするヴァイは、
プラクティスで使ったこともなければ、
スキル説明文を呼んだこともない。
そう思うでしょう。
AIの中級に勝てるかどうかも怪しい。
しかし彼は2ヶ月使っていました。
このコンボがダメな理由
- 単純に威力が低い
- AA>Q>AAではタイマーがキャンセルされない
- Qが2回撃てる見込みが低い
彼は
「Rの後にQを撃てば、相手を引き寄せることができる」
と言っていましたが、
ソレに対して私は
「相手にトドメさせる時以外はRから撃つな」
でした。
なぜ彼のコンボがおかしかったのか
彼はダイヤ3あるので、
そこまでLOLが下手じゃない。
しかしヴァイのコンボはブロンズ。
原因は
- 最大ダメージの出し方(基本コンボ)を知らない
- ヴァイのスキルを理解していない
- いろいろなチャンピオンを使わない
順番に説明していきます。
この3つが自然にできれば、
自分でビルドを組めるように、
操作も組めるでしょう。
最大ダメージの出し方を考える
これはジャングラーならば、
初心者だろうが上級者だろうが、
自分で考える必要があります。
ガンク時に重要だからです。
ビルドに関しては
「OPGGに書いてあったからコレが正しい」
みたいな人は珍しくない。
※ 友人同士のVCでこんなことを言うと1時間説教されますが、ノーマル専門や初心者なら許されるでしょう。
しかし操作となると
「スキルコンボは、この順番で撃つのが正解。○○に書いてあった(あるいは○○が言っていた)」
という人は不思議といない。
話すと長くなるので、
コレで終わりにしますが、
「どのように動かすか」
コレは熟考しないと語れません。
自然に動けば1番良いのですが、LOLの操作は人間にとって自然じゃない。
ヴァイの最大ダメージコンボ
- 溜めQ>AA>E>(AA連打)>R>AA>E>(AA連打)>溜めQ>AA連打
基本的には
- Qは溜める
- EはAAの直後に使う
- Q+AA2回でARが下がる
ジャングルモンスターに、
AA>Eと撃たない人はいません。
本物の初心者以外で、
モンスターにAA挟まずEを撃つ人がいたら、
さすがの私も助けられない。
彼は1と2を知らなかった。
コンボの流れを書くと
- 溜めQ>AA>E
Rがある時は
- 溜めQ>AA>E>AA連打>AA届かなくなったらR(あるいはトドメが近い時にR)
パーツごとに分ける
上手な人以外は、
1~3だけ覚えればOK。
- 溜めQ>AA>E
- AA連打
- R>AA>E
- 赤スマイト
- 青スマイト
- フラッシュ
- ポーション(再生の珠派は必要ない)
パーツを組み合わせて、
記憶しやすくしたのが、
”スキルコンボ”と言えるかもしれません。
ヴァイはQを最初に使うと、
Rの後にもう一発撃てる。
そこがポイントです。
マルザハール相手には、
- 溜めQ>青スマイト>フラッシュ
と撃つ必要があるかもしれませんが、
そこまで詰める必要はありません。
R>AA>Qと言った彼の真の恐ろしさは、Qを撃つ前にRを撃っているところ。
ヘカリムでRを相手の後ろに撃ったほうが、確実に強い。
LOLはテキストが長い
読み書き能力は、
意外と特殊な技能です。
われわれ生まれながらに
言葉を話せる能力はあるのですが、
読み書きは後天的な能力。
全くストレスなく読んで、
スムーズに理解するのは難しい。
読めない理由は
- 対象に興味を持てない
- 何かが嫌い
- 文章を読み慣れていない
挙げればキリがないでしょう。
文章もまたインナーゲーム。
勝手に判断して、
動揺しないことが大事です。
カードゲームでは説明文が短いほど強い
長くて強いのもあるのですが、
一般的には
- 説明文が短いほど強い
と言われます。
全てのクリーチャーを破壊する、それらは再生できない。
神の怒り/Wrath of God
われわれは
「LOLのスキル、説明長いだけでなんかよええ、このスキルはスタンあるのか?」
ということを思っている。
アリスターのQWRは説明文が短い。ナサスのWもだ。
どれもADCが持っていたら、ゲーム崩壊するほどの強さがある。
効果が弱いのに文章が長いので読む気がしない
なので要約して覚えることになります。
- パッシブ スキルでシールドが付く
- Q 溜めると威力2倍
- W ヴェインのWと似てる
- E AAの後に撃つ
- R 対象指定スタン(スタンじゃないけど普段はスタンって言うよね?)
ファームはAOE(範囲)が2つあるので、
ティアマットは必要ない。
コレがヴァイ。
しかし一度は文章を読んで、
情報を固定しておく必要があります。
流れ的には
- 最初にAI戦で触る
- その後、定期的に少しずつ触る
- ある程度わかったところで固定する
LOLは流動的なゲームで、
パッチによっていろいろ変わるのですが、
チャンピオンのイメージは大きく変わりません。
例えばレネクトンは全てのスキルが強く、
レーンも強いですが、後半はウンコ。
これは実装時から変わりません。
リワークされない限り、
コレからもずっとそうでしょう。
文章を読むコツは、一字一句読もうとしない。
文章とは「記号を一方向に向かって並べているだけ」とも言えます。
普段いろいろなチャンピオンを使わない
彼はジャングル以外かなり下手です。
ジャングルでも
同じチャンピオンしか使わない。
これは別に普通で、
悪いわけではありません。
ただLOLはチャンピオンが多いと言っても、
- ビルドパターン
- コンボパターン
- チャンピオンクラス
こういったものが
カテゴリー分けされています。
分類できるくらいに理解しておくのは、
大変重要です。
あなたがLOL上達したいのであれば、
AI中級で無双できる程度には、
全てのチャンピオンに慣れておきましょう。
相手のスキルを覚えてないと、うまく戦闘できない。
触ったことがないチャンピオンは興味もゼロ
興味を数値化してみましょう。
- 一度もプレイしたことがないチャンピオンを0
- たまに使うチャンピオンを5
- メインチャンピオンをチャンピオンを10
とします。
1でもいいので興味があれば、
味方が使っていても敵が使っていても、
同じ試合に入ればチャンピオン知識が深まります。
0だと0のまま。
0だと考える機会すらないのです。
ヴァイはグウェンやラックスに比べて可愛くない。
LOLは広く浅く
- メインロール
- メインチャンピオン
コレは決まっているべきですし、
決めたほうが整理しやすい。
ただし
- 他のロール
- 他のチャンピオン
1か2くらいの興味は、
持たせておきましょう。
1つ例を挙げてみましょう。
ジャングラーでティアマットを初手に買う場合
基本的には”パッシブQWE”の
範囲スキルの数です。
- 0個 ファーストリコールで買え
- 1個 買ってもいいかも
- 2個 買ったほうが速いけど買うな
AAメインチャンピオンやタンクが、
- スノーボールした時にタイタンハイドラ
というのもあるのですが、
こうなっています。
マスター・イーならば
- クラーケンスレイヤー時は買わない
- ダスクやイモータル時は買ってもいいかも
といった感じでしょうか。
終わりに
- LOLで重要なのは何を入力すればいいか知っているかどうか
- 実際できなくてもいい
- 意外と操作方法を考えるのは難しい
- 文章を読むのに慣れているほどLOLは有利
- 全く知らないチャンピオンを、ほんの少しだけ知っている状態にする
本が読めないとか、
長い文章が読めないことを
笑う人は少ないです。
しかしLOLは”文章の読み書き能力”を、
高水準で求めてくるゲーム。
人狼ゲームだと、
- 文字読むの苦手な人は辞めたほうがいい
と悪意なく言われる。
コレはあなたも納得するでしょう。
でもLOLで同じことは、
聞いたことも思ったこともない。
われわれには
- LOLはそんなに知的なゲームじゃない
というバイアスがあった。
だけど考えてみれば
- ルーンの効果
- アイテムの効果
- スキルの効果
テキストが多い。
プロフィールやストーリー以外で、
こんなに読ませるゲームは中々ない。
このブログは思ったよりずっと
閲覧数が多いです。
その理由の1つに
- LOLプレイヤー自体、文章を読む能力が高い
という可能性は あるでしょう。
そういえば子供の頃、
RPGのテキスト全部飛ばしてました。