なかなか面白いコメントが来たので答えます。
返信もよく書けていると思います。
まず
- 彼がなぜ嫌われ始めたのか
ここからいきましょう。
この記事はパッチ12.23の時に執筆されました。
ポライトネス理論
- 会話相手との関係性を適切または良好に保つため、配慮して発言する
という理論です。
男性はこういったことが苦手ですが、
大体高校生くらいで身に付きます。
というのも、女性とお付き合いしたいと思えば、
こういった配慮が必要になってきますので、
そこで必死に身につけるわけです。
LOLで言えばドレイヴンみたいなもので
- 必死に身につけるスキル
となっています。
コレがわかると戦いは面白いです。
次にポライトネスと反対の行為を説明しましょう。
フェイス侵害行為(Face-threatening Acts)
- フェイス=メンツ=体面
という意味で、
FTAと略されることが多いです。
他人(本当に知らない人)に向かって、
傷付けようとする言葉を言う時(意図的なFTA)、
人間は自身のコンプレックスを言います。
インターネットで知らない人に向かって突然
- お前の歌はヘタクソだろ
っていう人がいたら、誰もが
「歌に関する活動をしている人なのかな?」
と瞬時に予想してしまうはずです。
我々が普段そういうことを言われても
- 私のどこを見て上手いと思ったんだろう
- 俺と歌って、関連性が薄いよね
- すいません。まず歌の上手い下手がわかるレベルじゃないです
- 歌を歌うの嫌いなンだわ
こういったことを思うはずです。
冒頭のダイヤモンドが嫌われた原因は、
ゲームのたびにFTAをしてしまうからです。
ダイヤモンドには全く悪気はなく、意図的にFTAしているわけではないです。
依頼は全てFTA
「○○してください」
どんなに丁寧な言い方をしても
依頼は全てFTAです。
当然
- 指示
- 指摘
もFTAです。
話しかけるのもFTAになるので、
あなたがマルザハールでレベル6になった場合は
- 対面のフラッシュが落ちた
- R準備完了!!
- ガンクに来いと伝える
1か2が正解で、
3はソロキューなら味方ジャングラーはAFKします。
コレがわからない場合、
LOLもできないし人にも好かれません。
※ ポライトネス理論がわかればLOLできる、とはならないのが戦いだ。
とりあえず1つわかったのは
- 冒頭のダイヤモンドはポライトネス理論を知らない
つまりどういうことかというと
- 今まで指示や指摘したかったのだけど我慢していた可能性が高い
と考えられます。
なぜ今まで我慢していたのでしょうか?
相手が女性でも男性でも、
普段一緒にゲームする間柄であれば、
発言に遠慮はないのが普通です。
我慢が必要な関係ならば、人間関係は長続きしないし、日常的にLOLはできない。
心理的安全性
子供の頃はなんでも思ったことを言うけれど、
大人になると発言しなくなる人が多い。
- 発言によって自分のフェイスが損なわれるかもしれない
- 発言によって自分のフェイスが損なわれることはない
1 心理的安全性が確保できてない。
2 心理的安全性が確保できている。
彼が今まで指示・指摘をしなかったのは、
コレが原因だと思われます。
ダイヤモンドになって心理的安全性が確保できた
この事実が何を意味するのかというと
- ダイヤモンドの彼にとって、コメントした人は友人でもなんでもなかった
- ダイヤモンドの彼は参加しているLOLグループの人たちを、友人だと思っていなかった
- ダイヤモンドになったので、LOLグループに受け入れられると思った
- コメントを書いた人も、ダイヤモンドの彼を友人だと思っていない
4 ダイヤになった友人ではなく、
”今シーズンぎりぎりダイヤに上がれたフレンド”
と書いてあるからです。
この上のコメントは、
ダイヤモンドの彼の状態をうまく表しています。
最初明るくアホっぽいテンションで話して、
段々と真面目なトーンになっていく、
漫画でよくある手法です。
自分のLOLの腕前を指摘されてフェイスが傷付くのは誰?
では次の人達に
「ダイヤ4ないと人間じゃねえ」
と言ってみましょう。
こういうのをイデオロギーといって、
今回のケースでは
かなり偏った考えをぶつけていくことになります。
- LOLがインストールされていない人
- 毎日30分しかしない人
- シルバーの人
- プラチナの人
- 上位0.1%未満の人
どういった反応になるかと予想すると
1 「なんのゲームやっているんですか?」
と逆に質問される。
2 「コイツがバカなのは生まれつきか?」
と考えてしまう。
3 「コイツがバカなのは生まれつきか?」
と思われる。
※ シルバーで腕前を気にする人は、相当コンプレックスが強い人でしょう。
4 プラチナの人だけは、
なんか悔しがりそうだなって思います。
というかダイヤ4ないと云々というのは、
プラチナの人に向けて言われる言葉じゃないでしょうか?
それ以外の人に言う場合、
あまりにも他人から見た自分、
という視点がなさすぎます。
5 「ゲームが上手なのは、自制心がないから上手なんだぞ」
から始まって、
3時間くらい説教されかねない。
対戦や戦いは、
相手を誘導しつつ自分は誘導されない、
という基本があるので、手練のプレイヤーからすると
- ハリガネムシに寄生されて水場に誘導されるカマキリ
- クリスマスケーキ食べたいって騒いでいた小学生の時の自分
と同じように見えてしまいます。
腕前を指摘されて傷付くというのは、LOLのプレイを他人にコントロールされているのと同じ。
話にならない。
受け入れられない価値観1
「毎日APEXをしているような男は嫌だ」
という女性は多いです。
APEXというのはもちろん、
ゲーム全般当てはまります。
よほど立派な男性以外は、
大体当てはまってしまうわけです。
私は女性というか人にたいして、
ゲームの腕前はアピールしません。
なので代わりに
「Vtuber好きな男は嫌だわ」
っていうのは良く言われます。
コミュニティによって価値観は違うわけです。
インテリっぽいコミュニティだと、Vtuberはウケがいい。
受け入れられない価値観2
人狼ゲームのコミュニティだと
- ASDやADHDっぽい人
は受け入れられませんでした。
私の父親は完全なASD、
自閉スペクトラム症というヤツなんですけど、
そんなに問題はない気がします。
※ 周りは大迷惑。
自閉症っていうのは名前が悪くって、
自らの内に閉じこもるように聞こえますよね?
実際の自閉症は、
”自律的に動く人”を言います。
LOLで言えば、
チームの状況や勝敗関係なく、
物凄い勢いでQを溜め続けるナサス。
ナサスが嫌われるかと言えばそんなことはなく、
むしろ人の指示を素直に聞くようなナサスは、
信用に値しません。
LOLではASDを
好意的に受け止める人も多いわけです。
対戦ゲームで人の話を聞くヤツはダメ。
受け入れられない価値観3
私はLOLのコミュニティには所属していないので、
対戦ゲーム全般の話をします。
対戦ゲームで受け入れられないのは
- やる気がないのにやる気あるフリしてるヤツ
LOLに使える時間というのは、
人によって違います。
しかし実際には
- ゲームの時間は何かとトレードオフになっている
本当に暇な人なんて存在しないので、
誰にでもわかるでしょう。
大体のプレイヤーは、
何かの時間を犠牲にしてプレイしていますので、
熱心さがないと嫌がられます。
というかやる気がなくても許されるのであれば、
やる気あるフリなんてしません。
戦時中の日本みたいですね。
竹槍の訓練をバカにすれば、竹槍でそのまま刺される雰囲気があったそうです。
所属しているコミュニティは多いほうがいい
所属しているコミュニティが1つしかないと、
親しくもないヤツと一緒にLOLをして、
ゲーム中に言いたいことも言えない。
小学生や中学生と、
さほど変わりないわけです。
これではソロキューで台湾や中国の人と、
DeepLを使って会話していたほうが、
ずっと面白いし知的でしょう。
強まる嵐の反対
親しくない同性とプレイをするというのは
- 自分が親しくない同性としかプレイできない
ことを意味します。
意味しますというか、
そうやって解釈する人もいて、
その解釈をした場合マズい事になります。
自尊心や自己肯定感というのものが、
時間が経つほど損なわれていきます。
- 自分の文化資本がとても弱い
とね。
恋をしていた「自分」は別人
社会という地図の中で自分がどこにいるのか。
それを「地位」というのです。
社会的階層の中での自分の位置です。
これについて、男の人は敏感です。鎌倉で乗ったタクシーの女性運転手さんがこんな話をしてくれました。
「男ってバカですね。うちの会社が『係長』っていう肩書をつくったんですよ。
それになったからって給料が上がるわけでもなんでもないから意味がないと思うんだけど、男の人は係長になったとたんに、言葉づかいなんかが変わるんですから」「係長」になったとたんに、男性運転手の頭の中の矢印が動いたのでしょう。
一方で、女性はもうちょっと現実的だから、そんなものでは動かない。
養老孟司 自分の壁より引用
- 恋をしていた「自分」は別人
とは、この話が出てくる章のタイトルです。
- 「本当の自分」は、地図でいう「現在位置の矢印」である
という話です。
フェイスが傷付いている人とは
哲学者も、
世間一般の人も
- 中年のおっさん
と言っています。
このブログのコメントも
- 検索エンジンに打てばいい質問してくる人は子供
- 攻撃的なコメントを書く人は中年のおっさん
1 なかなかに辛いです。
教師の友人が言うには
「うるせんだよ」
と答えられないかららしいです。
相手に悪意がないですからね。
そこでストレスが溜まってしまう。
2 30~40代は
フェイスが傷付きやすい年齢だそうです。
フェイス(体面)というのは、
表面的なものです。
中学や高校でよくあったヤンキー例では
- ケンカが弱いと知られている人
- 実際にケンカをして弱いという事実が、コミュニティ内で明るみに出た人
1 この場合、体面は傷付きません。
こういった人はたくさんいました。
2 酷く傷付きます。
元々みんな知っていたのが、
明るみに出ただけなんですが、
1とは大きく違うんですね。
1の状態では挽回できると思うのですが、
2だと挽回不能だと思ってしまうんです。
10代20代は可能性の塊なので、可能性があるうちは大丈夫なんです。
勝つ見込みがあれば冷静でいられます。LOLの試合と同じですね。
ハイエルフ
コーチングをした時に
- LOL以外のゲームも長時間している
人が結構いました。
アイデンティティやコミュニティを、
LOLに置いていないんだなと感じました。
私はソレを見て
「まるで俺が、隣人がどんどん死んでいって寂しい、
ラノベのハイエルフみたいじゃん?」
とも思いました。
イラオイも
「祝福が欲しくば、流れよ」
と言っていますので、
停滞しているのは良くないのでしょう。
やはり人間、毎日いろいろなことを試すのが健康的です。
終わりに
- 親しくない同性と一緒にLOLしてはいけない
- 他人に指示・指摘・依頼するのはFTAになる
- 「本当の自分」とは「現在位置の矢印」
- 冒頭のダイヤモンドの彼は、ダイヤになったことで矢印が動いた
※ ヘテロ=異性が好きな人
一般的な感覚だと、
男性は他の男性に価値を感じにくい。
そんなに関心がないですし、
ネットの知り合いに
どう思われても気にしません。
男性同士は薄っすら嫌いなのが、
当たり前だからです。
なのでこういった男性同士の
ネットゲームでのトラブルとは、
女性が絡んでいるのではないかなと思っています。
だって男性しかいないコミュニティならば、
良い格好する必要がないじゃないですか?
我々の知らない物語があるのでしょう。
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養老孟司とMori Calliope。
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人間はどうしてフェイスが傷付いているのか、
他人には決して言いません。
そしてフェイスが傷付いているから、
人生を辞めたいのだと、
気づかないそうです。
ちなみに1番権威性の高い本は、
「日常生活における自己呈示」だ。