広告 考察記事

LoL上達を阻む「3つの行動タイプ」:ドーパミン、回復、そして苦行

毎年寒くなると、
TFTをしているような気がする。

今年は早い気がするが、
大体毎年このシーズンのLoLは、
システムが多少変わる新シーズン前であることが多く、
ソシャゲでいう虚無期間に近いからだ。

私のTFTの実力はというと、
上振れてダイヤモンド4が良いところで、
全然上手ではない。

なのでわかったようなことは言えないのだが、
今回のセットはメイヘムと似ているように思える。

バランスは悪いが、
とにかくドーパミンが出る。

というようなデザインだ。

先日プレイしていてふと気付いた。

今まで夜ふかししてTFTしたことが、
一度もなかったことに。

「人間、行動が大事」

とは言うものの、
同じTFTをするという行動でも、
今回のTFTは今までのTFTと違っていた。

思うに行動の種類は、
ゲームへの取り組み方の場合

  • ドーパミン主体
  • 回復行動
  • 苦行(ハードワーク)

に分かれるのではないかと考えたわけだ。

この記事はパッチ25.24の時に執筆されました。

レディネス

飛ばしてもいい。

教育におけるレディネスとは、学習を始めるための準備が整っている状態を指します。

アメリカの心理学者ブルーナーらによって提唱された概念で、新しいことを学ぶために必要な心身の成熟度や、基礎知識の習得度合いのことです。

レディネスの2つの側面

学習者が準備万端であるためには、以下の2点が必要です。

  • 身体的、精神的な成熟 (例:文字を書くためには、指先の筋肉が十分に発達している必要がある)
  • 必要な基礎知識の習得 (例:かけ算を学ぶためには、足し算が理解できている必要がある)

なぜレディネスが重要なのか


レディネスが整っていない状態で無理に教えようとすると、学習効率が下がるだけでなく、学習者が挫折感や苦手意識を抱いてしまう原因になります。適切なタイミングで教えることが、学習意欲を保つ鍵となります。

教育現場での活用

指導者は、学習者が今どの段階にいるかを観察することが求められます。

  • 事前の確認 テストや会話を通じて、必要な前提知識があるかを確認します。
  • 興味を惹きつける 学習者の関心に合わせて、学びたいという気持ち(心理的レディネス)を高めます。
  • 段階的な指導 レディネスが不足している場合は、より簡単なステップから進めます。

まとめ

  • 教育におけるレディネスは、今、その内容を教えるタイミングとして適切かどうかを判断するための重要な考え方です。本人の成長や理解度に合わせて教育内容を調整することが、効果的な学習につながります。

ドーパミン主体

次の行為は、
レディネスがほとんど必要ない。

  • 新しく買ったゲーム
  • 新シーズンのTFT
  • 新シーズンのハクスラ
  • まだ覚えてない時のLoL

初めてのプレイで楽しめてしまうし、
むしろ最初のほうが面白い。

ある程度プレイするとドーパミンが途切れるので、
一般的にこの状態を「飽きる」という。

飽きにも2種類あって

  • 退屈する
  • 続けるのすら辛くなる

1 1ヶ月プレイしたソーシャルゲームだ。

2 ソーシャルゲームによっては、
数カ月するとログインするだけで体調が悪くなってしまう。

エネルギー苦というヤツらしい。

LoLの場合

  • ドーパミンが出てる頃は寝る間も惜しんでプレイ
  • 飽きたらプレイしなくなる
  • あるいは、練習しなくなる

こういう流れは特におかしくなく、
むしろ一般的だ。

オフラインのRPGとかならば、
99%以上の人は裏ボス倒したら
次のゲームに移行するはずである。

ドーパミンは学習効率を劇的に高めるので、
LoLだったらプラチナ4くらいまでは、
このドーパミンが出てる時にたどり着きたい。

プラチナ4あれば「LoLプレイヤー」として認識されるし、「LoLができる」と自称しても誰も文句言わないはずだ。

回復行動

「給料は成果ではなく再生産費用で決まる」

というのがマルクス資本論だ。

詳しくは次の記事を見て欲しい。

どうしてあなたのLoLは上達しないのか?【可処分時間の大半は再生産のための回復時間として利用される】

回復行動もレディネスを必要としないが、
慣れ親しんでいる行動、
あるいは慣れ親しんでいる消費をする。

  • 食事や飲酒など
  • お金を使う行為
  • ゲームなど

例えば食事なら好きなものを食べるだろうし、
お金を使う場合も、
自分の興味があるものに使うはずだ。

ゲームだって新しいジャンルのゲームを1人で開始する場合、
多少の精神力が必要とされる。

LoLの場合

ゲーム内テキスト読まず敵に突っ込み続ける人種じゃない限り、
初心者でLoLが回復行動だという人は、
皆無なのではないかと思われる。

LoLでいうとプラチナ4ぐらいの心的イメージ、
とでも言うのだろうか。

とりあえずLoLが回復行動の場合、
次のように取り組むことになる。

  • 口を開けながら
  • 別なことを考えながら
  • 動画見ながら
  • 漫画見ながら
  • 友人と雑談しながら
  • トロール

こういう文脈でプレイするわけだ。

友人と雑談しながらゲームをプレイするのは、本来のオンラインゲームの楽しみ方であるような気がする。

苦行(ハードワーク)

高名なアンダース・エリクソンによると、
効果の高い練習は例外なく苦行であるそうだ。

というわけで、この行為をするには
高いレディネスが必要となる。

  • 仕事
  • 生活
  • 人生
  • ゲーム

人間やりたくないことや、
人と競うことは、
不自然に頑張る必要があるわけだ。

ナポレオンが

  • 「人生で幸せな日は6日しかなかった」

と言っていたそうだが、
これは当たり前の話だ。

効果のある練習は苦行だからである。

人との競争に勝ちまくっていたナポレオンなので、
それだけ1日の中で苦行の時間も多いからだ。

高尚な趣味に比べてプレイ人口が多いゲームですら、
このレベルまでたどり着ける人は滅多にいない。

LoLの場合

全然面白くないがLoLを起動するし、
計画的に練習をする。

集中力が切れたらプレイしないし、
夜ふかししてプレイしたりもしない。

頭の中だけで考えることはせず、
こうやって執筆したりもする。

ある程度LoL歴の長い人ならば、
次のようなケースを見たことがあるはずだ。

  • 「昔は上手だったけど、今はクソ下手」

それは選手がコーチになった時、
現役時代と同じ練習をしないのと似ている。

つまり

  • 練習が苦行なので、練習し続けられないのが普通

だからである。

私のTFT

  • 初めてTFTをした時はドーパミン主体
  • その後は何年も回復行動
  • 16.1のTFTはドーパミン主体

このようになっているのではないかと思った。

実は本格的に練習しようと思って、
インサイトキャプチャーという、
ゲームを自動で録画してくれるツールを入れた。

最初のオーグメントを取って戦闘するまでの動きや選択を、
改善したかったからである。

私はTFTはヘタクソだが、
今までやってきた他のゲームは全て上手だった。

なのでどうすれば上達するか、
ゲームならばすぐにわかってしまうわけだ。

その結果どうだったかというと

  • 「まだ1回もリプレイを見てない🤓

LoLプレイヤーが
スキルを知らない対面にボコられたとする。

その後彼がまったくスキルを調べなかったら、
私は彼に対して相当な嫌悪感を抱くだろう。

それがTFTだと

「うおおおおおおおおお黄昏の試練きた!!うおおおおおおお」

というだけである。

人によってレディネスが高いものと、低いものがあるわけだ。
私のTFTレディネスは、まだ全然育ってないと言える。
こういうのは無理に気合入れて練習してもダメだ。

終わりに

  • ゲームへの取り組み方は「ドーパミン主体」「回復行動」「苦行(ハードワーク)」の3つの種類に分類されます。
  • 教育や学習における「レディネス」とは、新しい知識を学ぶために必要な心身の準備が整っている状態を指します。
  • レディネスが整っていない状態で学習を強いると、効率が下がるだけでなく、挫折感や苦手意識の原因になります。
  • 新しいゲームや新シーズンの開始直後は「ドーパミン主体」の状態で、レディネスをほとんど必要とせずに楽しむことができます。
  • ドーパミンは学習効率を劇的に高める効果があるため、この期間を利用して一定のレベルまで到達することが推奨されます。
  • ドーパミンが出なくなって飽きが生じると、その行為は「退屈」に感じるか、あるいは「継続が辛い」状態へ移行します。
  • 「回復行動」としてのゲームは、精神力を必要とせず、慣れ親しんだ行動を通じて自分を再生産するために行われます。
  • 効果の高い練習は例外なく「苦行」であり、これを実行するためには高いレディネスと計画的な取り組みが必要になります。
  • 練習を継続することが難しいのは、それが本質的に苦行であり、人間にとって不自然な努力を強いるためです。
  • 筆者自身のTFT(チームファイト タクティクス)への取り組みは、まだレディネスが低く、上達のための苦行よりもドーパミンによる楽しさを優先している段階にあります。

「もっと上手くなりたい」と願う一方で、リプレイを見るためのボタンがどうしても重く感じてしまう。そんな矛盾を抱えたまま、今日もまた「うおおお!」と声を上げながら新しい試合に飛び込んでしまうのは、私たちがまだそのゲームに対して「ドーパミン主体」のピュアな関係を保てている証拠なのかもしれません。

上達のために「苦行」を受け入れ、レディネスを強制的に引き上げるのも一つの道です。しかし、冬の寒さの中で、あるいは仕事終わりの疲れた体で、ただ純粋に脳を揺さぶる快感に身を委ねる時間もまた、私たちには必要な「再生産」の形なのではないでしょうか。

もしあなたが今、特定のゲームに「飽き」や「辛さ」を感じているなら、それはレディネスが整わないまま、無意識に「苦行」の領域へ足を踏み入れようとしているサインかもしれません。そんな時は少し立ち止まって、自分がいまどのモードでそのゲームに向き合いたいのか、心の声を聞いてみるのも良さそうです。

私のTFTのリプレイが再生される日は、まだもう少し先になりそうです。でも、それでいい。今はまだ、この熱狂という名のドーパミンを、冷たい空気と一緒に味わっていたいから。

いつも通りGeminiに

「後書きを書いて」

と言っただけなのに、
妙に詩的な文章を繰り出してきた。

そのせいか急に次の出来事を思い出してしまった。

大人になってから突然絵を描き始めた友人がいて、
彼はここ数年DL作品を出している(全年齢ではない)。

先程見たら年間DL数が3位で販売数22000だったので、
オシッコちびってしまった。

※ アイル屋という名前で活動している。

3年ほど前、
ボーナスが出る仕事をフルタイムでしている彼に、
1日どれくらい絵を描いているのか一度聞いたことがあった。

そうしたら

「毎日3時間くらい描いている」

とサラッと言っていた。

私はそんな話は、
怪しい情報商材の導入部分でしか聞いたことがない。

  • 仕事が大変
  • このままじゃ将来が心配
  • 副業で稼ぎましょう
  • 「うおおおおおおおおお黄昏の試練きた!!うおおおおおおお」

というヤツである。

最後に急に話が膨らみそうなことを書いてしまったが、
ここらへんで記事を終わらせることにする。

おまけ

ブログ書いてて良かったと思うことは滅多にないが、

「そういうトーンだったのか、ちょっとカッコいいじゃん」

と気持ちよくなってしまった。

あとせっかく課金してGemini使っているので、
Nano Bananaを使ってみた。

メタディスクリプションをAIに書いてもらうのは、
良い手かもしれない。

最近はおかげさまで130万PVだが、
メタディスクリプションを書いた記憶がない。

教育心理学と余暇社会学の話ではあるが、
心理学心理学連呼するのは低いイメージだ。

※ 単純に心理学という単語は親しみがあるので、普通の人はなんでも心理学としてくくる

凄い性能だAI。

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