大半の人間にとって、仕事よりもゲームのほうが面白い。
わかりきっていることなのだけど、あらためて
「どうしてゲームのほうが仕事より面白いの?」
と聞かれれば、答えられないのが当たり前。
今回は次の動機がある人向けの記事だ。
- LOLを仕事のようにすると万年シルバー
- 仕事をゲームのようにしたい
- 人生をゲームのようにしたい
読み方としては
- LOLが上手なら普段の生活をゲームのように楽しむ
- LOLが下手ならゲームのやり方を知る
このようになる。
この記事はパッチ11.20の時に執筆されました。
6つの遊びの特徴
ロジェ・カイヨワという社会学者が言うには、
遊びの特徴は次の6つ。
- 自由意志でおこなわれる
- 他の行為から隔離されている
- 結果が未確定
- 非生産的
- ルールが存在する
- 生活上なくてもいい
プロゲーマーの場合は大分違うのだけど、
一般プレイヤーからすれば
1~6は漏れなく当てはまるように思える。
2だけが例外で、
固定マインドセットと呼ばれる
成長しないタイプの人は、
ゲームが隔離されていない。
隔離されているゲーム
いくら私がLOLでトロールしても、
なんの影響も及ぼさない。
逆に物凄い活躍しても、
影響を及ぼさない。
味方4人からレポートをされようが、
味方4人からハッピーフレンドを送られようが、
生活になんの影響もないのだ。
これが他の行為から隔離されている状態だ。
これが隔離されていない場合どうなるだろうか?
失敗は許されないと思ってしまう。
厳密には許されるのだけど、失敗=自分の評価が下がると思えば、許されないのと変わらない。
隔離されていないゲーム
LOLを人と仲良くプレイするには、
ゴールドかプラチナの実力が必要だ。
毎試合レーンでボコられると、
一緒にプレイする人が楽しくないからである。
これはフレンド同士の話だけでなく、
ソロキューにも適用される。
「LOLのプレイは、自分自身をあらわしている」
とか
「自身のレートは、自分の賢さをあらわしている」
とか思っていたりする人は、隔離されていない。
こういったプレイヤーをどう思うか?
- 脅迫的なプレイヤー
- 神経症
- かなりヤバいヤツ
遠慮なくこのように思うだろう。
そしておそらく、
上手にプレイできない人なんだな
とも考えるはずだ。
一言で言うと、話にならない。
しかしゲーム以外ならばどうだろう?
途端に
「自分の成果は、自分自身をあらわしている」
と考えるのではないだろうか?
遊びと仕事の違い
遊び | 仕事 | 考え |
自由意志 | ほぼ強制 | 遊びにできる |
隔離されている | 隔離されていない | 遊びにできる |
結果が未確定 | 結果が未確定 | 同じ |
非生産的 | 生産的 | 変えられない |
ルールが存在する | よくわからない | 遊びにできる |
生活上は必要ない | 大半の人にとって必須 | 宝くじに当たれば…… |
6つ中4つまで、遊びに近づけることができる。
LOLを仕事に見立てた場合、
どうなるか考えてみよう。
仕事のようにLOLをする
- 4対6でも最後までプレイ
- レート=自分の賢さ
- ルールをよくわかっていない
- 毎日8時間のLOLは必須
めちゃくちゃ下手なプレイヤーが出来上がった。
1人少なくてもプレイする人(1)と、
味方にハテナピンを打つ人(3)は同じ、
というのは暴論かもしれない。
ルールに詳しくないと、全部ダメになる。
上手なプレイヤーになるには?
- 自由意志を発揮する
- 失敗しても大丈夫な環境
- ルールを熟知している
それぞれ簡単に書いてみよう。
自由意志を発揮する
われわれは、
たくさんのゲームからLOLを選んでいる。
もっと言えば、やらないほうが良いことを、
やらされていると思う人はいない。
一番良い選択肢はLOLをする時間に
別なゲームをすることではなく、
ゲーム自体しないことだからだ。
※ 勉強時間を減らしても、何もしない時間が増えるだけらしいが、今回は無視する。
LOLの負け試合は、
やらされている感が強い
と感じる人もいるかもしれない。
私から言わせれば初心者なだけだ。
実はみんな、
試合に飽きたら別なことをしながら
LOLをしているのである。
この事実を知らない人は真面目すぎる。普段からいろいろ損している可能性が高い。
失敗しても大丈夫な環境
次のことが考えられる。
- 実際に失敗しても大丈夫
- 心理的安全性
- インナーゲーム(判断しない)
1は大半の人にとってのLOLだ。
論理的に考えて、失敗してダメな理由がない。
2は難しいので別な記事を貼っておく。
心理的安全性を向上させたらLOLがもっと上手になる【LOL上達法】
3はイチイチ成功か失敗かを
判断しないということ。
自分のメンツを傷つけているのは、
自分自身であるというスポーツ理論。
ルールを熟知している
私がLOLのルールに詳しいのは、
あなたも知っているだろう。
- プレイ手順
- ゴール
- 一般的なセオリー
- 良いとされていること
- 避けたほうが良いこと
このようなことに詳しいのは、
単純にいつも考えを整理しているからである。
なので少しずつ詳しくなった。
いつも考えを整理していれば
詳しくなるのは当たり前で、
むしろそういった時間が最も大事だ。
私が
SNS名とLOLアカウント名を同じにしないほうが良い
と言うのも、
ソレが心理的安全性を損なう可能性があると
知っているからだ。
終わりに
- 6つの遊びの特徴
- 隔離されていないプレイヤーはマズい
- 仕事は遊びにできる部分が多い
- ルールを熟知していることが最も大切
- 心理的安全性も大事
ある程度長くやっている必要があるのだが、
バフされたアイテムやチャンピオンを楽しめる人は
上手。
反対にそれらバフされたものを、
使わせられていると思う人はLOL自体辛いだろう。
ルールを熟知するには、
自分で考えたり整理する必要がある。
誰々が言っていたとか、
○○に書いてあったでは、
自由意志も自信もない。
さらにLOLは2週間毎に変わるので、
パッチノートを見た瞬間、
次に強いものがわかるようにならないと厳しい。
一般的に
- 非生産的
- 生活上必要ない
- 評価が隔離されている
こういった活動を”くだらない”と呼ぶ。
くだらないと思うからこそ上手にプレイできる説。
大きく間違っていないようである。
参考図書
生き残るために遊べ!: 過酷な社会で遊んで勝つ
という本は普通の人が書いた本なのだけど、
こういう本が面白かったりする。
実はまだ読んでいないので、
後で読んでみようと思う。