今回の記事は、前回の記事の続きになる。
目標達成への近道!コミットメントレベルを高めるための実践的アプローチ【100分の1プランニング】
前回の記事の内容は
この記事では、目標達成における「コミットメントレベル(目標達成への心理的な関与の度合い)」の重要性について解説しています。
コミットメントレベルを高めるには、
- 目標を具体的に設定
- メリットを明確化
- 周囲に宣言
- 進捗を可視化
- ご褒美設定
が有効。
コミットメントレベルが低い場合は、
- タスクを細分化(100分の1プランニング、AI活用)
- 小さな成功体験を積み重ね、進捗を記録
が重要。
特に最初のステップに全力を注ぐことが、その後の継続に繋がると論じています。
今回の記事は
- コミットメントレベルが0に近いこと
- やる気はないけれど、やったほうがいいこと
- やったほうがいいけれど、先延ばしにしていること
いわゆる先延ばしにしているタスクを消化する方法を書く。
100分の1プランニングという手法があるのだけど、
AIを利用して誰でも簡単に実行できるようにした。
LOLでも良いのだけど、
今回はLOLプレイヤーの大半が先延ばしにしている
身近なタスクに付いて書く。
この記事はパッチ25.05の時に執筆されました。
100分の1プランニングとは
読書猿さんの「100分の1プランニング」は、読書猿さんの著書『アイデア大全』や『問題解決大全』で紹介されている、目標達成のための計画術です。
基本的な考え方
- 目標を細分化する: 大きな目標を、100分の1程度の非常に小さなステップ(タスク)に分割します。
- 実行可能なレベルまで落とし込む: 各ステップは、具体的な行動レベルで、迷わず実行できるほど簡単で明確なものにします。
- 積み重ねていく: 小さなステップを一つずつクリアしていくことで、最終的に大きな目標を達成します。
具体的なステップ
- 目標設定: 達成したい目標を明確に設定します。
- 100分割: 目標を達成するために必要なステップを、100個程度に細分化します。
- この時、各ステップは「何を」「いつまでに」「どのように」行うのかを具体的に記述します。
- 100個にこだわる必要はありませんが、できるだけ細かく分解することが重要です。
- 優先順位付け: 各ステップに優先順位を付け、実行する順番を決めます。
- 緊急度や重要度を考慮して、優先順位を決定します。
- 実行: 優先順位の高いステップから順番に実行していきます。
- 各ステップを完了したら、チェックマークを付けるなどして進捗を管理します。
- 見直し: 定期的に計画を見直し、必要に応じて修正します。
- 状況の変化や新たな課題に対応するために、柔軟に計画を調整することが重要です。
100分の1プランニングのメリット
- 行動しやすい: ステップが非常に小さいため、心理的なハードルが下がり、行動に移しやすくなります。
- 達成感を得やすい: 小さなステップをクリアするたびに達成感を得られ、モチベーションを維持しやすくなります。
- 進捗管理しやすい: ステップごとに進捗を管理できるため、計画全体の進捗状況を把握しやすくなります。
- 柔軟に対応できる: 状況の変化に合わせて、ステップを柔軟に修正できます。
注意点
- 細分化しすぎると煩雑になる: あまりにも細かく分割しすぎると、管理が煩雑になり、かえって効率が悪くなる可能性があります。
- 全体像を見失わない: 個々のステップに集中しすぎると、目標全体を見失ってしまう可能性があります。
- 完璧主義にならない: 計画通りに進まなくても、柔軟に対応し、必要に応じて計画を修正することが重要です。
補足
- 読書猿さんは、この100分の1プランニングを、読書、勉強、仕事、研究など、様々な分野に応用しています。
- このプランニング方法は、GTD (Getting Things Done) などのタスク管理手法とも共通する部分があります。
より詳しく知りたい場合は、読書猿さんの著書『アイデア大全』や『問題解決大全』を読んでみることをお勧めします。ご自身の状況に合わせて、このプランニング方法をカスタマイズして活用してみてください。
100というのは例えだ。着手できるまで細かくするみたいなニュアンスと考えてほしい。
手順1 AIにプランニングさせる
AIに次のように命令を出しました。
もっと良いプロンプトがあるとは思うのだけど、
ここは考える部分じゃない。
自分の部屋を片付けます。一般的な部屋ですが、物が散らかっています。片付ける手順を50個に分けてください。優先順位の高いものから順番に提示してください

出力はこんな感じだ。
私はGeminiを課金して使っているのだけど、
Grokが期間限定で課金プランが無料らしいので、
それが良いのではないだろうか。
手順2 AIの出力(プラン)をコピーしてペーストする
私はObsidianに貼った。
普段使っているものであれば、
メモ帳でもなんでもいい。
手順3 上から順番に実行してチェックを付けていく

こんな感じだ。
こういうのはクローズリストと言って、
リストの項目が限られている。
クローズリストの場合、
一般的に順番を気にする必要はない。
※ 今回はAIで整理されているので、1からしたほうが良さそうではある。
なぜかというと、
全部やるからである。
実際にこういう手法で部屋を掃除するとどうなるか?
私は部屋の掃除は嫌いだし苦手だ。
なので私の場合は
- 苦手な部屋の掃除でも取り掛かれた
- もちろん全然面白くない
ある程度得意だったり、
部屋に誰か呼べば面白いかもしれないのだけど、
人に見せる機会が少ないので
つまらないわけだ。
部屋の掃除をしていた時よりも、
今こうやって記事を書いていたほうが面白いレベルである。
しかし部屋は掃除できた。
もう少し掃除の頻度を上げれば、
コミットメントレベルも上がってくるのだと思う。
ハウスダスト問題があるので、掃除はしなければいけない。
特に今あなたが鼻炎ならば、今すぐしたほうがいい。
物事は手順が大事
LOLの場合は
- ソロキューのピック画面から試合が終わるまでの手順
- LOL上達(練習)方法の手順
を自分で考える必要がある。
理想はYoutubeで動画見ながらでも、
ある程度まともにプレイできるレベルだ。
つまり、かなり習熟する必要がある。
注意の瞬き
例えとしてはレベルが低すぎるのだけど、
難しい話なので簡単な例を出す。
- リコールする
- リコール中にショップ画面を開く
- 敵に襲われる
- ショップ画面を見てて気づかないので殴られ続ける
1と2 これは人間なら誰でもやる。
ショップ画面を開いていたほうが、
リコール時に効率的に素早く復帰できるからだ。
3 同じ人間だから2の習性を知っている。
だから
「リコール中の相手を襲う時は、リコール成功間際を殴るといい」
ということを直感的に知っているわけだ。
4 普通のプレイヤーだったら敵の視点もわかるので、
「リコール中、特にリコール成功間際は危ないんだな」
ということが獣の本能のごとく染み付いてる。
しかし他に考えることがあったり、
単純に初心者すぎたりすれば、
殴られ続けることもあるだろう。
こういったことを「注意の瞬き」といって、
対戦ゲームはコレを潰したり、
相手の瞬きを付く必要がある。
LOLは意外と集中力や注意力を必要とするゲームで、体調が悪かったり、私生活で何か衝撃的なことがあると、マスター以上の人でも腕前がプラチナ4ぐらいになる。
ある程度LOLでもAIは活用できる
同じようにAIに、
LOL上達の手順を50個出してもらった。
掃除はメジャージャンルで、
LOLもメジャーと言っていいかもしれないが、
掃除や英語に比べればマイナーだ。
なので頼りにならないと思ったけれど、
意外にも悪くない。


まあまあ良くできており、
エメラルド4くらいまでならば全然行けそうな感じはする。
初心者でもそこまで行けば、
LOLの友人も増えているだろうし、
上達しようと思えばどうにでもなるだろう。
ならば
「AIでの100分の1プランニングも機能する」
と豪語して良い気がする。
私はどちらかというと、
こういう細かい部分ではなく
- 「生まれた家が金持ちだったり、ゲームが得意で賢い友人がいれば、LOLは簡単に上達できるぞ」
と身も蓋もないことを主張するタイプだ。
つまりあなたが日々努力するのは、
周りの人間のためでもある。
LOLが下手でも試合に勝てないだけなので、
LOLは別に良いのだけど、
他のことは違う。
LOLで1番ダメなプレイヤーは、文句言う時しかチャット使わないヤツだ。
アイテムやルーンのテキストを読もうとしないプレイヤーよりダメなヤツ。
終わりに
- コミットメントレベルの維持: 目標達成には、具体的な目標設定、メリットの明確化、周囲への宣言、進捗の可視化、ご褒美設定が有効であり、心理的な関与の度合い(コミットメントレベル)を高めることが重要です。
- タスクの細分化: コミットメントレベルが低い場合は、タスクを極めて小さなステップに細分化する「100分の1プランニング」が有効であり、AIを活用することも可能です。
- 小さな成功体験の積み重ね: 細分化されたタスクを着実に実行し、小さな成功体験を積み重ねて進捗を記録することが、モチベーション維持と目標達成につながります。
- 最初のステップへの注力: 特に最初のステップに全力を注ぐことが、その後の継続的な行動を促す上で非常に重要です。
- AIによるプランニングの活用: AIに具体的な手順の生成を指示することで、タスクの細分化や優先順位付けを効率的に行うことができます。
- クローズリストの利用: 実行すべき項目が明確な「クローズリスト」は、タスクの進捗管理を容易にし、完了させるべき作業に集中できます。
- 注意の瞬きへの対処: 対戦ゲームなどでは、相手の行動や心理を予測し、「注意の瞬き」と呼ばれる隙を突く、あるいは自身の隙をなくす戦略が必要です。
- AIのLOL上達支援の可能性: AIは、ある程度League of Legends (LOL) の上達手順を生成できますが、その精度には限界があります。
- 環境要因の重要性: ゲームの上達には、個人の努力だけでなく、経済的余裕や指導者などの環境要因も大きく影響します。
- コミュニケーションの重要性と有害性: LOLにおいて、不適切なコミュニケーションは、ゲームの質を下げ、最も避けるべき行為の1つです。
あとがき
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、目標達成におけるコミットメントの重要性と、それを高めるための具体的な方法、特に「100分の1プランニング」とAIの活用について掘り下げました。また、人気ゲームLeague of Legends(LOL)を例に、AIによるプランニングの可能性と限界、さらには上達における環境要因やコミュニケーションの重要性についても触れました。
日々の生活や仕事、あるいはゲームの世界においても、私たちは常に何らかの目標に向かって行動しています。しかし、目標を立てたものの、モチベーションが続かなかったり、途中で挫折してしまったりすることも少なくありません。
そんな時、この記事で紹介した方法が、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
- 「目標を具体的にイメージできない」
- 「やる気が起きない」
- 「何から手をつければいいかわからない」
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ「100分の1プランニング」やAIの力を借りて、最初の一歩を踏み出してみてください。小さなステップの積み重ねが、やがて大きな成果へと繋がるはずです。
また、LOLプレイヤーの皆さんには、AIが提示する上達手順を参考にしつつも、自分自身の頭で考え、戦略を練ることの重要性を忘れないでいただきたいと思います。そして、何よりもゲームを楽しむ心を大切にしてください。
最後に、この記事が皆さんの目標達成、そしてより充実した毎日への一助となることを願っています。
効果のある練習は苦行であると、
高名なアンダースエリクソンも言っている。
楽しいからLOLをするのは当たり前なのだけど、
プラチナ4以上もあれば、
楽しさを求めてプレイされても困る。
練習としての質が低いというのもあるが、
LOLの場合は
- 本人だけが楽しい
ということになりがちだからだ。
※ 例えば、とんでもないピックをするサポートなど。
人生において楽しさと勝利は、
基本的にトレードオフとなる。