3週間前、プラチナ2の人にコーチングした時、
「勝率どれくらいでダイヤ4になれますか?」
と聞かれた時、私は
「その気になれば8割勝てるよ」
と答えた。
今回の記事はその質問に答えようと思う。
数年前、チャレンジャーのミッドの人が新アカウントでダイヤまで上げた時、私は彼とDuoをしていた。
彼はLOL界隈の住人だったので、誰かに自慢したかったり、自分を良く見せようと思ったのだろう。
彼がアニーで、私がトランドルだった。
この組み合わせはかなり強く、その時はダイヤ4まで勝率9割。
※ 私はLOL界隈の住人ではないので、相手からすると頼みやすかったのだと思う。ブースト行為ではないにしろ、明らかに自分を大きく見せたいのが動機なので、相手は相当後ろめたさがあったはずだ。
今回の記事を読めば、あなたはきっと私に対して
「コイツたいしたことねえなw」
と、思うはずだ。
そしてLOLの試合にも勝ちやすくなる。
それではまず、LOLの定石から書いていく。
問題、次に挙げるものの共通点は?
- トップ・ミッドのカウンターピック
- 優秀なサポート
- クラーケンスレイヤー
答えは、相手より少しだけ強い。
相手より少しだけ強いことがソロキューの定石。
LOLに限らず対戦ゲームで勝利するには、相手より少しだけ強ければソレで十分なのである。
レベル18フルビルドのケイル・マスターイーほど強い必要はない。
この考え方はサモナーズリフトでもARAMでも共通で、知らないとメチャクチャなビルドを組むことになる。
なんでARAMでクラリティがダメなのか
ARAMで強いプレイヤーの条件は2つ
- 操作が上手であること
- ARAMでのビルドを知っていること
1も2も知らないと、ARAMは話にならない。
試合終わった後に、チームメイト、もしくは対戦チームから「gomi」って言われるだろう。
※ かなり見る頻度が多いので、多分外人も言葉の意味を知っていて打つのだと思う。ゴミって音の響きは正直かなり良く、発音もしやすい。
普通は1で、相当名のあるプレイヤーじゃない限り、2は知らない。
クラリティがダメな理由は2つ
- ARAMはマナ回復量が大きい(マナの最大値に比例して上がる)
- ARAMはすぐに装備が揃う
すぐに実質サモスペ無しの状態になるからだ。
サモスペ1個なくても、大したことはないように思えるが、実はコレが勝敗を決定付ける要員。
あなたがADCでクラリティ、相手がADCでイグゾーストを入れていた場合、あなたは相手のイグゾーストが落ちてない限り殴り負ける。
あなたがクラーケンスレイヤーを持っていたとしても、イモータルシールドボウどころか、ゲイルフォースにすら負ける可能性が高い。
つまりARAMでクラリティやゲイルフォースを持つプレイヤーは、なんで持つのかというと、LOLの定石を知らないから。
サモナーズリフトで勝つには?
カウンターピックは、どの時間帯でも相手より少し強いチャンピオンを選ぶのが基本だ。
※ 正確に言うと、デフォルトテンプレルーン同士だと、勝手にそうなっているだけ。なので統計では勝っているが、お互いに対策すると全然勝てない組み合わせも多い。
レーン戦もオールインで勝てる場合は、かなり余裕を持ってレーン戦ができる。
方向指定スキルに当たったり、敵ジャングラーが来ない限り、倒されることがないからだ。
しかしLOLはチーム戦なので、あなたのチャンピオンが強ければ強いほどゲームに勝ちやすい。
オシャレルーンか、最大スケーリングルーンか?
例えばジャングラーでメイン覇道のチャンピオン、グラガスを使うとしよう。
オシャレルーンは
- プレデター
- 追い打ち or サドンインパクト
- ゴーストポロ
- 巧妙な賞金首狩り
巧妙な賞金首狩りで、ゴーストポロ、プレデター、ミシックアイテム、ゾーニャの回転を上げる。
非常にグラガスっぽいルーンだ。
しかし実際にソロキューで勝てるルーンは
- 魂の収穫 or 電撃
- 追い打ち or サドンインパクト
- なんでもいい
- 強欲 or 執拗な賞金首狩り
当然サブルーンは強まる嵐。
最大スケーリングルーンのほうが、中盤以降ダメージが出るからである。
最強のシン・ジャオを求めて
シン・ジャオの場合、ヘイルブレードがナーフ前の8秒だったとしても、征服者のほうが強い。
つまり
- ヘイルブレード
- 追い打ち or サドン・インパクト
- なんでもいい
- 執拗な賞金首狩り
よりも
- 征服者
- 凱旋
- レジェンド:迅速
- 背水の陣
のほうが、中盤以降圧倒的に強いからだ。
ヘイルブレードの場合、良くて2対1に勝てる程度。
征服者の場合、5対1でも勝ってしまう可能性がある。
メレーでプレスアタックを入れないのも、同じ仕組みだ。
ダメージだけなら、基本的にプレスアタックのほうが常に高いが、単純に弱いから入れない。
低レートほど試合が長引きやすい
理由は明確に2つある。
- 序盤が詰められていない
- 中盤以降も詰められていない
低レートのジャングラーを想像してみよう。
1周目のシン・ジャオでフルクリアした後、中盤以降全くファームせずに30分でCS80。
こういったことが珍しくない。
ダブルの要因で試合を長引かせているのは、わかったと思う。
相手のジャングラーがファームできる人で、こちらのジャングラーが30分CS80だった場合、あなたが試合に勝つには、スケーリングが高いチャンピオンを使う必要がある。
勝率9割だった理由
もうわかったと思うが、私がDuoでダイヤ4まで勝率9割だったのは、単純にアニーのスケーリングが高いからだ。
トランドルとアニーの相性が良いのは、トランドルがEをした時に、アニープレイヤーが敵と戦うかどうか選べるからである。
味方のトランドルが相手にEを打った場合、アニーが取る選択肢は
- 何もしない
- 歩いてスタンかフラッシュイン
そのアニーはチャレンジャーだったので、プラチナやゴールドの部屋だと、まず判断をミスらない。
めちゃくちゃ安全にスノーボールできるわけだ。
私のトランドルは大会のジャングラーのように、序盤に敵を抑えていればいいだけで、そのうち勝てる仕組み。
ガンダムでいうファンネルみたいなもんで、アニーが狙った対象にトランドルEを撃つ。この役割をこなしていただけ。
私は良くシルバーの友人と遊ぶのだが、試合に全然勝てない
全然スケーリングが高くないチャンピオンを使うし、ルーンもオシャレルーン、ビルドもオシャレビルドだからだ。
スケーリングが高いチャンピオンを使って、味方のサレンダーを通さなければ勝てるのだけど、そういった方法を取らない。
お金をもらってブーストしているわけではないので、最近全然使っていないとか、自分が詳しくないチャンピオンを使う。
※ 私はドレイブンやフィドルスティックスのような、何度も練習が必要なチャンピオンは使わないことにしている。リヴェン、リーシン、ガングプランクとかは、そういった手続き記憶が重要なチャンピオンじゃないので使う。
圧倒的にCS、与えたダメージ(モンスターなどへ)、チャンピオンダメージ、全て高いのだが、あんまり勝てない。
やはり単純に中盤以降強いチャンピオンじゃないとダメらしい。
低レートの試合ならリーシンのサブルーンは何が良いのか?
結論を言うと、勝ちを狙うなら、サブは覇道がいい。
マスターイーとかケインで良くない? と、あなたも私も思ったが、ここは人気があるリーシンで例えていく。
メインが征服者だとするとサブルーンの選択肢は
天啓
- 魔法の靴
- 宇宙の英知
覇道
- サドンインパクト
- 賞金首狩り
魔道
- 至高
- 水走り or 強まる嵐
とりあえず明らかに面白くないのが、強まる嵐なのはハッキリしている。
30分立てば最強なのは間違いないが、序盤にキルやアシストを取っても、全くスケールしないからである。
選択肢は
- 水走りで一周目トップスカトルでトリプルキル
- 天啓か覇道にしてルーンスタックを稼いでいく
天啓と魔道がオシャレルーンで、覇道が最大スケーリングルーンとなるだろう。
強まる嵐はちょっとストイックすぎる。
ケイルとかブラッドミアじゃないんだから、30分以上の試合に備えたくない。
終わりに
中盤以降1対3以上出来るチャンピオンを使ったほうが、ソロキューでは勝ちやすいという話をした。
高レートでも同じで、ソロキューは誰がコケるかわからないので、スケーリングには余裕を持たせておいたほうがいいのである。
といっても、高レートだと容赦なくダメージトレードを仕掛けてくるので、弱すぎてもダメ。
ARAMでは確実に
- アイテムが揃う
- 賞金首狩りフルスタック
- 心身調整 or 強まる嵐が発動する
ので、ARAMを知っているプレイヤーは、最大スケーリングのルーンとビルドを組んでくる。
サモリフだと対面の相手に勝てるのであれば、なるべくスケーリング、ジャングラーは好みという感じだ。
パッチ11.11現在、あなたがADCでダイヤになりたいのであれば、サミーラやアッシュで対面をボコるより、エズリアルでディヴァインサンダラーを持つほうが簡単という話である。