あなたがトップでマルファイトやガングプランクを先出しして、相手がサイラスを出してきた場合、味方からレポートされるだろう。
反対に相手がサイラスを先出しして、あなたがアーゴットを出した場合、その試合は歩いているだけで勝つ可能性が高い。
前者の理由はAPレシオ、後者の理由はパワースパイクによるものだ。
サイラスはパッチ11.6で強力なバフを受けたので、チャンピオン自体は強い。
物事はなんでもそうだが、対処方法がわかれば、自分で使う時にも使いやすい。それだけ理解が深いからだ。
今回の記事ではトップサイラスへの対処方法について書く。
サイラスのストーリー
- ステータスの問題で低レベル時は非常に体が弱い
- 大人しくファームをする
- 無難にレーン戦をする
- レベル6になったらスキルコンボを絡めて誰かを倒す
サイラスのスキルやパッシブを見ると、ジャングラーなのかな? と思うのだけど、ジャングルは回れない。
何故ならば低レベル時のステータスが低いからだ。その代わりスケーリングは凄い
- レベル5WのCDは6秒
- レベル1ごとのHPアップ量は115と全キャラ中1位
ナサスやアーゴットもジャングルをジャングル周回は可能なのだけど、レベル9にならないと弱いので、普通はジャングルに行かない。
そういったチャンピオンは、ソロレーンで育ちたいわけだ。
サイラスはメレーだけど、ブラッドミアに近い。得意なチャンピオンや苦手なチャンピオンも、少し似てる。
サイラスの苦手なチャンピオン
次の3つの条件があると不利
- 相手のRを取っても効果が薄い
- 同じ値段の装備で殴り合って勝ち目がない
- 相手にリープを止めるスキルがある
特にフィオラ・アーゴット辺りは苦手だ。何故ならばサイラス自体が中盤以降強いチャンピオンなのに、その2人は中盤以降サイラスより強いからである。
何事もなくレベル9になってしまうと、味方が勝ってない限り勝ち目がなくなってしまう。
RにAPレシオがない、典型的なファイターを出せば勝てるわけだ。
ちなみにミッドサイラスの場合も後出しガレンが有効なので、やはりガレンはトップ・ミッドをするなら使えて当然のチャンピオンである。
フィオラ、リヴェン、ガレンといったわかりやすいチャンピオンのほうが、後出し時に出しやすく人気だ。
反対にハイマーディンガー、ポッピー、カシオペアなんかは、後出しで有利とわかっていても大半の人は出さない。
サイラスの得意なチャンピオン
マルファイトとガングプランクに対して強いのは有名というか、その2人に出すイメージがある。
あとナーのRには何故かAPレシオが付いており、サイラスの場合はナーRが前提条件なく打てるので、当然強い。
今はナー(それとストライドブレーカー)がナーフされて、サイラスがバフされたので、こういった勝率になっているようだ。
スキルコンボの火力が高いのと、Wでサステインのあるチャンピオンなので、有利な相手に対しては強い。
ガンク合わせも強いので、メレーよりはレンジに後出しするチャンピオンである。
サイラスはフィオラに勝てないけど、ナサスには強い。しかしフィオラはナサスに勝てないのが、トップレーンの面白いところだ。
終わりに
スケーリングの高いチャンピオンを使うとは、カードゲームでいうマナカーブ理論。
相手より少しだけスケーリングが高ければ、常に強いという理屈である。
※ スケーリングが高い=遅い。遅すぎるとボコられるので、少しだけというのがポイントだ。
TFTだと逆で相手より速く動く必要がある。サモリフでもジャングラーがあまりに遅いと、負けてしまう可能性が高い。
プロの大会だとトップレーンはレートキャリー度が求められないのだが、ソロキューのトップは高いスケーリングが求められる。