下のルーン統計はDIAMOND+のアーゴットだ。
プラチナ4以上のプレイヤーならば、
強烈な違和感を感じる部分があるはずだ。
ここのトリプルトニックである。
「普通は入れたいと思わないはず。しかしこの勝率は、プリセット通りに組むバカにしては高すぎる」
と感じたはずだ。
認知と行為は一体である。
というわけで実際に入れて数戦してみると、
次の事実に気づく。
「もしかしてレベル5でQを3に上げても、レベル9でW5が間に合うのか?」
と。
その前にプラチナ未満、
あるいはトップをしない人にもわかるように
説明しておこう。
この記事はパッチ14.23の時に執筆されました。
トリプルトニックで来るエリクサーについて
- 強欲のエリクサー レベル3で来る
- 力のエリクサー レベル6で来る
- スキルエリクサー レベル9で来る
1 何も考えずレベル3になった瞬間使おう。
ファーストリコール時に使えるゴールドが40増える。
2 ジャングラー、マルファイト、アーゴットのように、
戦う時に認知的な余裕があるチャンピオンは使いやすい。
ミッドのメイジやアサシンで、
チャンス時にコンボに組み込むのは至難の業だ。
AD時は12、AP時は20増える。
3 何も考えずにレベル9になった瞬間使おう。
こういうのは入れる前に考えるのであって、入れてから考えることはない。
ただレーナー時に力のエリクサーを上手に使うのは難しい。
アーゴットについて
Qのダメージの上がり幅が大きい
レベル1で25ダメージなのに、
レベル2で70ダメージ、
1レベルごとに45もダメージが上がる。
このパターンのスキルは他にもヴァルスのQがある。
他にも探せば有るだろうけど、
パッと出てこない。
Wがレベル5(アーゴットはレベル9)になると一気に強くなる
Wが出っぱなしになる。
なのでアーゴットは
「レーン戦ではQを上げたいけれど、レベル9時にWを5にしなければいけない」
というチャンピオンだ。
アーゴットの一般的なスキルオーダー
- レベル1で何も考えずにQ
- レベル2で何も考えずにW
- レベル3と4でQを上げる
- その後はレベル9でWが5になるように上げていく
- その後は勝ってるならQ、オールイン対決怪しいならEを上げる
という風になる。
Q上げはファームが速く、パッシブも当てやすい。
E上げはオールイン時に、Eを2回使える見込みが出てくる。
スキルエリクサー時のアーゴットのスキルオーダー
- レベル1で何も考えずにQ
- レベル2で何も考えずにW
- レベル3と4と5でQを上げる
- その後はレベル9でWが5になるように上げていく
- その後は勝ってるならQ、オールイン対決怪しいならEを上げる
となるわけだ。
※ 3以外コピペ。
他のチャンピオンでも似たようなことができるのか?
- 序盤から積極的に上げたくはないが、レベル9でMAXに上げるスキルがある
という条件は満たさないが
- マルファイト
- ブラッドミア
- ガングプランク
が思いついた。
マルファイト
- 先にQを上げるケース
- 先にWやEを上げるケース
もちろん対戦ゲームなので、
好みではなく対面によって決める。
例えばトリンダメア相手だと
- W上げ>E上げ>Q上げ
の順番で勝率が高い。
この場合はW上げかE上げの場合、
次に上げるスキルは当然WかEだ。
「よーし、W上げ切ったから次はQを上げるかー」
と考える人は少ないだろう。
直感的にトップレーナーはセカンドQ上げを考えない。
そういうWやE上げ時にスキルエリクサーを持てば、
レベル9時にとんでもなく嫌な顔をされるだろう。
AD相手にQ>Wの優先順位で上げる場合も、
レベル9で一気にWを2も上げるのだから、
かなり有利になるはずだ。
力のエリクサーの発動タイミングが簡単なのも、
メリットとして大きいと思う。
APレシオは低いのだけど。
彗星時も握撃時も序盤はダメージトレードがメインなので、
ちょっと入れにくい。
Qで一方的にファーストストライクができる組み合わせ時は、
ビスケットデリバリーよりも優位性があるようだ。
- 後半はビスケットデリバリーよりも、トリプルトニックのほうが強い
これはちょっとした発見だろう。
マルファイトに限らず、直感的にスキルエリクサーを入れたいと思うチャンピオンはいないように思える。
ブラッドミア、ガングプランク
- ブラッドミアはRのレベル2はEを上げきってから取る
どうしてかというと、
EのCDが2秒ずつ減るので、
ファーム速度が一気に上がるのである。
なので私は
「ガングプランクやエッセンスリーバーを持ったドレイヴンでも、同じことができるんじゃないか?」
と考えたことがあった。
実際にやってみると、
- ガングプランクでは悪くない
- ドレイヴンでは「う~ん」となった
1 行ける。
スキルエリクサーがあれば、
レベル12でRがレベル2になるし、
ガングプランクはブラッドミアと同じキャリーだ。
2 マークスマンなので、
ファーム速度がそこまで遅くない。
なので普通にRを撃ったほうが強いというか、
W上げのポジティビティが低かった。
※ ASが5%上がるだけ。
Wはマナコストも下がるので、
やるならむしろノーエッセンスリーバー時だろうか?
ボットレーナーはレベル上がるのが遅いし、
ドレイヴンはスノーボールチャンピオンなので、
スキルエリクサーの採用は厳しいだろう。
やはり直感的に入れるならビスケットデリバリーになってしまうものの、ソロレーンのキャリーなら悪くないようだ。
終わりに
- アーゴットでトリプルトニックの勝率が高い。
- これは一般的なルーン選択の傾向と異なるため、注目すべき点です。
- トリプルトニックを選択する理由は、スキルエリクサーによってレベル9でWスキルをレベル5にできるからである。
- 通常のスキルオーダーでは、レベル9でWスキルをレベル5にするためには、Qスキルのレベル2で止める必要があります
- しかし、スキルエリクサーを使用することで、Qスキルを3まで上げた上で、レベル9でWスキルをレベル5にすることができます。
- アーゴットのQスキルはレベルアップによるダメージ上昇幅が大きい。
- そのため、序盤はQスキルを優先的に上げたいというニーズがあります。
- アーゴットのWスキルはレベル5になると性能が大幅に向上する。
- Wスキルはアーゴットの主力スキルであるため、レベル5にすることは重要です。
- トリプルトニックは、アーゴットのQスキルとWスキルの両方を最大限に活用することを可能にする。
- これは、アーゴットのレーン戦と集団戦の両方における戦闘力を高めることに繋がります。
- マルファイトもトリプルトニックの恩恵を受けられる可能性がある。
- マルファイトはWスキルやEスキルを優先的に上げる場合があり、トリプルトニックを使用することで、WとEの両方をレベル5まで上げやすい。
- ブラッドミアはEスキルを最大レベルまで上げた後にRスキルをレベル2にする。
- これは、Eスキルのクールダウン短縮によってファーム速度が向上するためです。
- ガングプランクもブラッドミアと同様に、トリプルトニックでRスキルのレベルアップを遅らせることができる可能性がある。
- ブラッドミア同様に、Eスキルによってファーム速度が向上するためです。
- ドレイヴンはスノーボールチャンピオンであるため、トリプルトニックとの相性が悪い。
- ドレイヴンは序盤から積極的にキルを狙う必要があるため、トリプルトニック(ノービスケットデリバリー)による序盤の弱さは致命的です。
- トリプルトニックは、ソロレーンのキャリーチャンピオンと相性が良い。
- 特に、重要なスキルが2つあるチャンピオンは、トリプルトニックを検討する価値があります。
- 序盤から怪しいオールインをしない
- キャリーである
この2点を満たしていれば、
誰でも入れられるんじゃないだろうか?
ライズなどは上手に機能するはずだ。
1は重要で、
サイラスやドレイヴンみたいなチャンピオンは、
序盤に行けるかどうか怪しいタイミングでオールインする。
ちなみにトップレーナーは、
そういった戦い方を避ける。
そんな戦い方をするのはダリウスくらいで、
大半のトップレーナーは
- 行けるに決まっている
と思ったタイミングでだけオールインする。
これには明確な理由があり、
タロンに奇襲性はあっても、
トランドルに奇襲性はないからだ。
- 戦うタイミングを自分で選んでいる(という思い込み)
が影響を与えているのだろう。