という本がある。
書いた人(ジョシュ・カウフマン)は練習の専門家ではないが、TEDの講演もしたことがある人なので、説得力がある。
オリンピック選手を目指さなければ、これで十分というレベルになるのに20時間あれば良いという内容の本だ。
LOLでいうならば次にようになる。
ダイヤやチャレンジャー帯のミッド先出しで、レーンに勝利するのは非常に難しい。
シルバー帯のトップガレン相手に、後出しトップヴェインを出して勝利するのは簡単。
LOLを初日にプレイした人が、AI中級をボコれるようになるまでは簡単。
知っている人が優しく手順を説明すれば、COOPのAIは数時間でボコれるようになるはずだ。
それではどんどんLOLに当てはめていくことにしよう。
この記事はパッチ10.15の時に執筆されました。
1 魅力的なプロジェクトを選ぶ
LOLなら魅力的な練習対象は次だ。
これらのチャンピオンを練習することが、魅力的なプロジェクトと言えるだろう。
ブロンズの友人が、何回も弱化(ナーフ)され続けたシンドラを練習する、とか言い出したので止めたことがある。
彼はパッチノートを全く見ないからそんなことを言い出したので、パッチノートは毎週見たほうが良いだろう。
ちなみにTierの本来の意味は強さではなく流行りという意味なので、知っておくとドヤっとできる(カードゲーム用語)。
2 1つのスキルにエネルギーを集中する
つまり
- 一度に2つ以上のチャンピオンを覚えようとしない
- 私生活も含めて新しいことは2つ以上しない
日々を生活でよく思うことは、人間慣れないことは2つ以上できない。
良い習慣を作っていく生き物のような気がする。
LOLの場合で大事なのは
- 新しいチャンピオンは、自分ができるレーンのチャンピオンで練習する
- 自分ができないレーンのチャンピオンは、自分ができるチャンピオンで練習する
おそらくこうなるはずだ。
あなたがADCが得意で他レーンが苦手なので、ミッドにはルシアンで行き、トップにはヴェインで行くのが良い。
大半のプレイヤーはできないレーン+できないチャンピオンで始めるので、いつまでも覚えない。
3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
- シルバーぐらいの試合で無難に試合ができる
- AI中級で動かしていてストレスがない
とかになるだろうか。
私の場合「動かしていてストレスを感じない」を目標としている。
慣れという言葉の最低レベルを目指しているわけだ。
例えばドレイヴンやカリスタは何度も使わないと、マップを移動するだけでも苦痛だ。
ただたくさん使えば良いだけなのだが、操作が難しいチャンピオンは根気か工夫のどちらかが必要だろう。
4 スキルをサブスキルに分解する
これはLOLの場合は結構簡単だ。
チャンピオンの練習するべき要素はかなりハッキリしており、自分なりに細かく分解すればいい。
例えばあなたがガレンを練習するとして、ランクで先出ししたとしよう。
対面がヴェインだった。
レーン戦について学ぶことはない、ボコられて終わり。
しかし他の要素はたくさん学ぶことができる。
5 重要なツールを手に入れる
自動でルーンを組んでくれるblitzを入れろと言っているのではない。
というかそういった自動で組むツールは本当に避けたほうがいい。
LOLはそんなに浅くてくだらないゲームじゃないからだ。
※ レベル30未満の初心者ならとても便利だと思う。
OPGGなどのような統計サイトを使っていこう。
6 練習の障害を取り除く
味方を全員ミュートしよう。
彼らはあなたのLOLを邪魔しようと思って、暴言やピンを打っているわけではない。
トロールやAFKに悪気は全くないのである。
ただしあなたがソレを気にしてしまうと、練習の障害になる。
7 練習時間を確保する
LOLを頑張って起動する人はいないだろう。
もしそうならば、LOL自体プレイしないからだ。
なのでこの項目は考える必要がない。
「最近LOLやりすぎてヤバい」と思うことはあれど、「最近LOL起動しなさすぎてヤバい」とは絶対思わないからだ。
8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みを作る
初心者にありがちなのが、試合の勝敗や自分のレートを指標とすることだ。
ハッキリいって全く良くない。
他人のOPGGを見せられても、勝率やKDAを見てコメントしようがないのと同じ。
勝ち負けは自分の能力より、トロールが沸いたかどうかのほうが大きいからだ。
自分でコントロールしにくいものを、フィードバックの指標にしてはいけない。
チャンピオンのスキルを打つ順番がわからなければ、コンボが良くわからないことになる。
何を買えばわからなかったら、アイテムビルドがわからない。
とんでもなく不利な相手に後出ししてしまったら、マッチアップを理解していないことになる。
9 時計のそばで一気に練習する
LOLは何も考えずに試合を重ねれば、上手になるゲームではない。
ルーンやアイテムビルドをチェックする時間を測るタイマーは必要かもしれない。
私はこういった記事を書く時、25分のキッチンタイマーを用意している。
LOLでAFKする時も、2:30秒のタイマーを用意している(堂々と書いていく)。
1試合30分と考えれば良いのかもしれないが、味方ジャングラーがレベル3で敵タワーに突っ込んでいく試合を考えると、やっぱり試合数は当てにならない。
10 量と速さを重視する
100点満点中50点くらいの理解度で十分とする。
私の場合は
- 後出しで出せるなら十分
- 先出しで出せるのは本当に得意なチャンピオンだけ
と考えている。
このブログのビルドガイドも、後出しなら2000~3000文字だ。
しかし先出しのビルドガイドは、5000~8000文字くらい必要となる。
マッチアップも書くと、50000文字くらい必要になるだろう。
終わりに
習熟曲線といって上達すればするほど上達しにくくなるので、LOLのチャンピオンは浅く広く覚えていこう。
1つのチャンピオンを極めるよりも、部屋がキレイなほうが大事だ。
やればやるほど収入に結びつかないことに、全振りする必要は薄い。