パッチ25.10で色々とスキル性能が変わったガレン。

勝率はとんでもないことになっているが、
色々な相手と戦えるようになったし、
ビルドの幅も広がった。

ただ性能が変わると、
戦い方も微妙に変わる。
中盤以降のスケーリングと引き換えに、
序盤のオールイン性能が下がっており、
モルデカイザーやチョ=ガス戦が厳しくなった。
というわけで、
色々と戦い方を考えているところなのだけど、
セトやダリウス戦は以前と変わりない。
以前から
- 序盤から勇ましく殴り合えば、ボコボコにされる組み合わせだから
である。
この記事では、そんな悩めるガレン使いの皆さんに向け、
対セト戦を乗り切るための具体的な戦略、
ビルド考察、ダメージトレードなどのヒントを、
筆者の経験と知識に基づいて徹底解説する。
不利なマッチアップを覆し、
勝利を掴むための考え方を一緒に学んでいこう。
それでは
「LoLGaren! ガレンでセトに勝つ方法!! 始まります!」
この記事はパッチ25.12の時に執筆されました。
しかし、一般的なゲーム知識に基づいており、特定のパッチバージョンに限定されるものではありません。
どれくらいガレンがセトに対して不利なのか

セトはバフされたブラッドメイルとの相性が良く、
AAの性質上、圧勝時にハルブレイカーを積みやすい。
かなりソロキュー向けの性能で、
勝てるチャンピオンだろう。
一応ガレンも貼っておく。

では次にガレン対セトを貼ろう。

右上の
- Average Diamond+ Win Rate: 51.46%
が平均勝率なので、
47.61%はボコボコにされている。
- 味方のボットが対面を10回倒した
- 敵にトロールが出現した
とかじゃない限り、
勝ててない数字である。

私はガレンでセトをボコボコにすることが多い。
LOL全般での話 レーン戦での負けパターン
- 相手のスキルコンボとキルラインを知らない
- 対戦経験がない、あるいは少ない組み合わせである
- ビルド選択をミスる(MRを積まない、サステインを軽視するなど)
- まともなビルド(攻撃的なアイテム優先)をしているから勝てない
おそらくメレーチャンピオンの場合、
セトへの負けパターンは1つだ。
- オールイン対決をして、MAXまで溜まったセトWを受ける
集団戦ならまだしも、
序盤のタイマンでその負け方をするトップを見ると、
味方視点は
「アイツすげえバカだな」
となる。
使っているチャンピオンが、
モルデカイザーやトランドルのような
- R中に自己バフが入る系
ならば仕方ないかもしれないが、
とりあえずガレンの場合は
- 自分から進んでオールイン対決をする必要がない
わけだ。
EからW、RからW、W直前にフラッシュ、ストライドブレーカーからW。
こういうパターンがたくさんあるので、フィズEのような、気の利いたスキルがない限り1対1では回避できない。
強力なセトのビルド
キーストーンはガレンに対しては、
征服者が採用されることがほとんどだ。
つまりセトはオールインの構えである。
セトはマルファイトなどには不死者の握撃を入れる。
征服者では知っているマルファイトには勝てないからだ。
キーストーン征服者ビルド
- ストライドブレーカー
- プレートスチールキャップ
- 覇王のブラッドメイル
- ステラックの篭手
- ショウジンの矛
- ワーモグアーマー
もちろんセトが勝っている場合は、
速やかにハルブレイカーが追加される。
セトのストーリー(ゲーム内での役割)
- 対面をボコボコにする
- 集団戦で上手にRとWを決める
- 圧勝してる時はハルブレイカーでタワーを折り続ける
序盤強いチャンピオンなのだけど、
最後まで頑張れる性能をしている。
唯一の弱点は、
- 大量のゴールドが必要
な点だ。
だからサポートセトは弱い。
スキルセットをパッと見た感じは、
サポートでも中々強そうなのだけど。
LoLにおいて重要なのは負けた時の動きではなく、負けないこと。
セトの弱点
セトが苦手とするチャンピオン性能


上の画像は
- 一般的な征服者セトが、一般的な戦い方をした場合の数字
だと思って欲しい。
- MAXのWを当てにくいチャンピオン
- レンジ、あるいはレンジスキルがメインのチャンピオン
意外と苦手なチャンピオンが少ない。
やはりセトというチャンピオンは、
良く出来ているし強いのだろう。
MAXのWを当てにくいチャンピオン
セトのWは回避するのは難しいのだけど、
出が遅いので、
Wに対してリアクションするのは簡単である。
例えばCCを受けてない時に、
セトのWを見てから自分にRを撃てないケイルは、
プラチナ4以上のレートには1人も存在しない。
リヴェン、クレッド、オラフ、ワーウィック、パンテオン、レネクトン。
リストのファイターで当てやすいのはイラオイだけで、
他は全部当てにくいスキルを持っている。
リヴェンやレネクトンなどは、
セトのWが溜まらないように、
少しだけハラスして帰って来ることも得意だ。
ワーウィックのQ長押しは、セトがフラッシュしても当たらなそう。
レンジ、あるいはレンジスキルがメインのチャンピオン
ヴェインやクインが苦手なのは
- 「当たり前だな」
で終わるのだけど、
マルファイトに注目して欲しい。
セトのWはゲージが0ならば、
シールドも0なのである。
つまり
- 遠くから転がってくるマルファイトのQ
に対処できるスキルがないのだ。
- 息継ぎを入れていく
とか、そういう後ろ向きな対処方法しかない。
ちなみにスイフトネスブーツを履いても、マルファイトのQからの秘儀の彗星は避けられない。
セトならQも一緒に使えば避けられそうだけど、試してみないとわからない。
セトが苦手とするアイテム
- 特に無し
特筆するほど苦手なアイテムはない。
毒蛇の牙は効かない。
集団戦ならば効くし、
セトのステラックにも効くが、
タイマンではそういう戦い方自体を避けたほうがいい。
セトが苦手とするルーン
- 不死者の握撃
マルファイトQ、
あるいはレネクトンのE>W>逃げるコンボ、
と思って欲しい。
つまり
- Q上げして握撃付きのQを当てる
- Eを撃ちながら逃げる
- ガレンWは、セトのEかWに合わせて撃つ
のである。
ガレンEはセトEに合わせて撃つのが理想だけど、セトEに見てから撃つのは現実的じゃない。
かなり難しいし、とりあえず私はできない。
一般的なガレンビルド
- ストライドブレーカー
- アイオニアブーツ
- 妖夢の霊剣
- ショウジンの矛
- 好きなアイテム
- 好きなアイテム
最近ファントムダンサーではなく妖夢の霊剣になった。
ファントムダンサーを買うのであれば、妖夢の霊剣後かつ圧勝時に買うと強そうだ。
対セト特化・握撃ガレン
ダリウスに先ほど書いた戦法をすると、
逃げられずにボコボコにされる。
最悪Rで倒されるだろう。
しかしセトはダリウスに比べると、
敵を追う性能が低い。
- Eの1秒スタン(何もない場所なら0.5秒の70%スロー)
- Rの1秒スロー(99%なので実質スネア)
- ストライドブレーカーのスロー(3秒)
ガレンのQのサイレンスは1.5秒なので、
セト側は、そこにEを合わせるのが精一杯だ。
なので
- 握撃付きのQを当てて、EやWを撃ちながら帰って来る
- それを繰り返す
という小学生みたいな戦術が機能してしまう。
シンプルにこの戦術を採用する。
ダリウスにはフェイズラッシュにすれば、同じ戦術が機能する。
Q>E+ティアマット系>フェイズラッシュ発動ですぐに離れないと、ダリウスEからRまでされてしまうので、握撃は使えない。
セト戦のビルド考察
スタートアイテム
- ドランブレード+体力ポーション
- ドランシールド+体力ポーション
どちらかになる。
セトはレンジじゃないし、
レンジスキルもないし、
ガレンはE上げしないからだ。
ドランシールドでも全く問題はないが、
ドランブレードのほうがスケーリングが高い。
ファーストアイテムを買う時に、
ゴールドが180足りないのでドランシリーズを売るとしよう。
その時にドランシールドは売りやすいが、
ドランブレードを売るのは抵抗があるはずだ。
そういうことである。
ブーツはどうするか
足を止めてのオールイン対決をしないので、
バーサーカーブーツは無しだ。
まずE上げじゃないし。
スイフトネスブーツは悪くなさそうだが、
新ガレンは圧倒的にアイオニアブーツが強い。
というわけで
- 何も考えずにアイオニアブーツ
- 相手がALLADならプレートスチールキャップ
といった感じになる。
ルーンおよびキーストーン
セト側のガレンへの戦術が、
- AA連打で殴り合って、最後にWを当てて勝つ
というのがメインなので、
そこを考慮していこう。
- 不死者の握撃
- 打ちこわし or シールドバッシュ
- 心身調整 or ボーンアーマー
- 超成長
- 至高+ニンバスクローク or 強まる嵐
- 魔法の靴+宇宙の英知
2 ガレンのシールドバッシュは使いにくい。
ただセト戦の場合は、
Qを当てる前にEを撃てばいいので、
かなり機能させやすいはずだ。
3 スケーリングか、序盤のダメージトレードか。
5 スケーリングの構え。
6 心の鋼用のルーン。
サモナースペル
- フラッシュ+イグナイト
- フラッシュ+ゴースト
1 序盤は相手がポーションを飲んだ瞬間、
遠慮なく撃っていこう。
イグナイトハラスである。
※ 必ず相手のポーションを確認してから撃つこと。
セトのパッシブにはHP回復効果もあるのだけど、
レベル6未満の時は気にしなくていい。
とりあえずセトはHP満タンから戦うと強いわけで、
セトのHPが半分以下ならば、
ジャングル絡めた2対2で負ける可能性は低い。
2 心の鋼的な選択肢。
序盤のガンク回避と、
中盤以降の戦闘時に役に立つ。
あなたがジャングラーならば、HP満タンのセトにガンクするのは避けたほうがいい。
2対1でも多分負ける。
アイテムビルド
- ストライドブレーカー
- トリニティフォース
一般的なビルド。
順番は逆でも良いと思う。
セトのストライドブレーカーの後に、
ガレンのストライドブレーカーを撃つための
ストライドブレーカー。
サイドのタイマン戦でも、
握撃戦術なので、
トリニティフォースが良いのではないだろうか。
サンダードスカイも悪くないが、
あちらはスキルヘイストが10なので、
ガレンだと15のトリニティフォースが色々と望ましい。
- 心の鋼
- 覇王のブラッドメイル
スケーリングの構え。
ただセトのRにガレンが抱えられて、
後衛が全滅するかもしれない。
心の鋼はサンファイアイージス、アイスボーンガントレット、
サンダードスカイなどでもいいが、
単純にスケーリングが低い。
アイスボーンは強そうだけど、私はガレンで買う気にはならない。
スキルオーダー
- レベル1~3までは好きな順番で取る
- レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる
2 例のごとく、
Wを最後に上げると18レベルでMAXになってしまう。
試合展開やビルドにもよるが、
W最大化を急ぎたい時もあるだろう。
しかし2番目にWを上げた場合、
ファーム速度がかなり遅い。
ストライドブレーカーやサンファイアイージスがないと、
2番目にW上げするのは不便に感じるはずだ。
Q上げの時だけは、ストライドブレーカーのティアマット効果が頼もしい。
E上げの時は恩恵を全く感じないのだけど。
セト戦でのダメージトレード
セトはゲージが溜まってなければ、
Wは撃てないようなものだ。
なのでAAを省略すると
- E>Q
- Q>E
ぐらいしかない。
Eのスタン条件だけは覚えておこう。
セトの先制Eで軽々スタンしないように。
握撃付きQ
- ミニオンにAAをして握撃を溜める
- セトに向かって歩く
- Q単発を撃つ
- Eしながら帰る
- セトWに対してW
これが1番簡単なパターンだ。
2 この時、容易にEされないようにすること。
相手にEを空振らせるのが理想だが、
別にWで受けてもいい。
3 ガレンの基本はAA>Qなのだけど、
ここは避けたほうがいい。
4 ガレンがAAメインチャンピオンに強い理由だ。
5 セトがEを受け続けると、
まあまあゲージが溜まるので、
Wの真芯を当てようとしてくる。
結構痛いのだけど、
Wが1でも相殺できるダメージだ。
ガレンのQにはサイレンスが1.5秒ある
握撃連打でセトのHPを減らしたら、
Qが当たったのを見てからRでトドメをさせる。
ガレンRに対して、
セトRで受けるのは難しいわけだ。
終わりに
- ガレン対セトは統計的に勝率が約47.6%であり、ダイヤモンド以上のレート帯ではガレンにとって著しく不利なマッチアップであることを示しています。
- パッチの変更によりガレンは序盤のオールイン性能が低下したため、セトのようなチャンピオンとのレーン戦が以前より厳しくなったと述べられています。
- メレーチャンピオンがセトに負ける最も典型的なパターンは、真っ向からオールインの殴り合いをしてしまい、最大まで溜まったセトのW(ヘイメーカー)の直撃を受けることだと指摘しています。
- この不利なマッチアップを克服するため、キーストーンには一般的な征服者ではなく、ヒットアンドアウェイ戦術に適した「不死者の握撃」を採用することが推奨されています。
- 戦術に合わせて、スキルオーダーはレベル4以降、R>Q>E>Wの優先順位で上げていくことが、この戦い方では有効です。
- 具体的な戦術は、ミニオンで「不死者の握撃」を発動可能にし、セトにQでダメージを与えた後、すぐにEを使いながら下がるというヒットアンドアウェイを繰り返すことが基本となります。
- ガレンのW(勇気)は、セトのE(フェイスブレイカー)や、こちらの離脱際に撃ってくるW(ヘイメーカー)のダメージを軽減するために防御的に使用することが重要です。
- ガレンのQが持つ1.5秒のサイレンス効果は極めて重要であり、これを利用することで体力の減ったセトの反撃を封じつつ、自身のRで安全に倒し切ることが可能になります。
- アイテムビルドについては、Qを主体とした戦術のため、スキルヘイストが高く、Qのダメージを強化できる「トリニティフォース」が相性の良い選択肢として挙げられています。
- セトは射程の長いスキルや、自身のWを当てさせない機動力を持つチャンピオンを苦手としており、提案されている握撃ガレンの戦術は、この弱点を擬似的に突くためのものです。

ガレン対ダリウスは難しいのだけど、
統計では思ったより良い勝負をしている。
ガレンのライバルと言えばダリウスだから、
プレイヤーが色々と考えているのだろう。
普通のプレイヤーが普通に戦ったら、
ダリウスに7キルくらいされる組み合わせである。
しかしセトの統計を見た感じ
- 「負け過ぎだろコイツラ」
と感じた。
上を見ればわかるとおり、
ガレンのダリウス対策は見事なものだ。
やはりマッチアップはやる気が大事なのだと思う。
セト戦はダリウス戦とは逆で、フェイズラッシュだと全然勝てない。
負け過ぎな理由は、そういう誤謬もあるのかもしれない。
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