ガレン対シェンは昔からガレンが不利とされている。
大体シェンが勝ってるパッチが多いのだが、
パッチによってはガレンが勝っていることも多い。
理由は簡単で
- ガレンはシェンとのダメージトレードに関心がない
からである。
つまり
- 不利なトレードを仕掛けて試合が終わる
というパターンだ。
今回は
「どうすればシェンに有利を作れるのか?」
「どうしてシェンにガレンは負けるのか?」
それについて書いていきたい。
気を付けるべきポイントは2つで
- 序盤のダメージトレード
- シェンRへの対策
である。
それでは
「LoLGaren!ガレンでシェンに勝つ方法!! 始まります!」
この記事はパッチ25.19の時に執筆されました。
しかし、一般的なゲーム知識に基づいており、特定のパッチバージョンに限定されるものではありません。
どれくらいガレンがシェンに対して不利なのか



不利な要素は主に2つで
- レベル1~5までは、シェンのほうがダメージトレードが強い
- ガレンがシェンRへの対策をしない
ことだ。
ガレン戦でのシェンのパッシブはカミールと酷似している。
どちらもガレンが触る時に、
簡単に発動できてしまうわけだ。
シェン側は「ガレンQを見てからW」とか難しいことを考えず
- とりあえずガレンが触りに来たらQを発動させて殴り返す
という方法で勝ててしまう。
不死者の握撃と戦う時の代表的な戦術に、
- レーン戦開幕、相手が握撃を溜めようとミニオンに触る瞬間にAAを挟まずに征服者Eを当てる
というものがあるのだが、
シェンやカミールには通じないわけだ。
※ Eはミニオンのアグロを引かないので、AAを挟まないでEを当てると相手ミニオンがガレンを殴らない。
ガレンメインは何故かダリウスにだけ頑張るが、残りの不利な相手にはほとんどなんの対策もしない。
ダリウス相手はいつも統計サイトだと50%を少し下回る勝率だ。
しかし一度やってみたらわかるが、どうみても一般的な感覚では45%くらいの相性である。
LOL全般での話 レーン戦での負けパターン
- 相手のスキルコンボとキルラインを知らない
- 対戦経験がない、あるいは少ない組み合わせである
- ビルド選択をミスる(MRを積まない、サステインを軽視するなど)
- まともなビルド(攻撃的なAPアイテム優先)をしているから勝てない
ガレンでシェンに負ける理由は、
1と2だろう。
シェンとガレンのダメージトレードは簡単で、
頭の中だけでも動かせる。
それすらできないほどシェンに関心がないので、
勝てないダメージトレードを仕掛けて負けるわけだ。
せめて自分のメインロールのチャンピオンは、一度くらい触ったほうがいい。
シェンのビルド
キーストーンはガレン戦だと
- 不死者の握撃
以外ありえない。
サブルーンは
- 至極の賞金首狩り+一番上の3つのどれか
- ビスケットデリバリー+何か
1 ガレン戦なら血の味わいが圧倒的に強いが、
入れる人は少ない。
シェンはADもAPも伸ばさないので、
中盤以降の効果が微妙だからである。
2 重要なのはビスケットデリバリーで、
他は重要じゃない。
シェンの場合は疾駆を採用することが多い。
シェンのガレン戦の一般的なキーストーン握撃ビルド
- タイタンハイドラ
- プレートスチールキャップ
- デッドマンプレート
- 終わりなき絶望
- 残り2枠はそれっぽいタンクアイテム
ガレンが握撃+心の鋼ビルドの場合、まともなシェンならば心の鋼を積んでくる。
レーン戦で相手だけ心の鋼を持っていたら、仕組み的に不死者の握撃を当てに行けないからだ。
シェンのストーリー(ゲーム内での役割)
- 序盤のレーン戦は積極的に戦う
- 小規模な集団戦をRで入って制する
- 中盤以降はプッシュしながらRでキャリーを守る
1 パッシブのシールド+握撃+シールドバッシュ。
カミールとほとんど同じだ。
カミールと違ってノーマナ(気キャラ)なので、
有利な相手には積極的にハラスしてくる。
※ カミールの場合、ガレンがタンクビルドやW上げにすると、先にマナが切れてしまう。
2 これはどんなにレートが高くなろうと、
ソロキューの味方は対策しない。
毒蛇の牙すら買わないだろう。
どうやってガレンが対策するのかというと、
「打ちこわし(シージ)力を高めていく」
というアプローチを取る。
3 タイタンハイドラ、サンファイアイージス、ソーンメイルなどで、
中盤以降のシェンはプッシュ力に問題がない。
ミニオンに負けることで有名なエズリアルより、
遥かにプッシュ力がある。
というか、そういう装備ばかり買っているわけだ。
ガレン側の対策としては、
毒蛇の牙を買って集団戦をするのではなく、
ひたすらプッシュし続けるのが簡単である。
シェンの弱点
シェンが苦手とするチャンピオン性能


ワーウィックが苦手なのはわかりやすいだろう。
- タイマンはレベル1~18まで勝てない
- 味方のHPが低ければ、ワーウィックの足はとんでもない速さになる
- AA連打チャンピオンなので、ルインドキングブレードやハルブレイカーを自然に買える
1 仕組み的に無理だ。
削りきれるスキルがない。
2 ワーウィックはクインと似ている。
味方が大きく負けてない場合、
かなり味方を助けやすいチャンピオンだ。
3 イラオイやケイルに弱いのは、
初心者でもなんとなくわかるはずだ。
とにかく一生プッシュしてくるチャンピオンに弱い。
ヨリックはスキル相性やビルドの関係でボコれるが、
イラオイやダリウスみたいな相手は無理だ。
ガレンはイラオイやダリウスに近いので、
シェン相手は中盤以降は有利なはずである。
しかし全然勝てないのは、
あまりシージ力を高めようとしないからだろう。
ガレンだとハルブレイカーが最終ビルドに入らない。
シェンは序盤プッシュ力がない
もしプッシュ力が高いのであれば、
大半のマッチアップで心の鋼を最初に買っているはずだ。
シェンはAA連打チャンピオンなので、
サンファイアイージスよりもタイタンハイドラが強めなのだが、
ティアマットを初手に買うとめちゃくちゃ弱い。
HPレシオチャンピオンなのに、
ティアマットにはHPがないからである。
これはガレンの場合だと、
- ファーストリコールまで五分なら勝ったようなもの
と言えるだろう。
シェンが苦手とするアイテム
- モータルリマインダー
- 毒蛇の牙
1 やたら気の効いたアイテムで、
APで言えばヴォイドスタッフ+モレロノミコンという効果だ。
おかげで誰もケミパンクチェーンソードを買わない。
シェンは終わりなき絶望を買うので、
終盤は効果的に機能する。
2 どちらかというとパッシブのシールドよりは、
シェンのRに対して強い。
シェンのRは強力だが、
ノクターンのRと毒蛇の牙には弱い。
ガレン以外が買うと良いのだが、
味方は買わないと考えていいだろう。
こういうシチュエーショナルアイテムは、
ゲームに詳しい人しか買わない。
対シェンのガレンビルド
ファーストアイテム候補は
- ストライドブレーカー
- トリニティフォース
- 心の鋼
の3つだ。
1 デッドマンプレートにはスロー耐性が付いているので、
中盤以降のサイド戦では役に立たない。
しかしキーストーンがフェイズラッシュならば、
ストライドブレーカーを買うしかないだろう。
2 シェンにQは効きにくいが、
単純にシージ力が高い。
征服者か不死者の握撃ならば、
シェン戦はトリニティフォースが望ましい。
3 相手のシェンがヘタクソならば、
自分だけ心の鋼を買えばその試合に勝つ。
先出しマルファイトにチョ=ガスやオーンを出した時に
「なんでこの人、心の鋼を買わないんだろう?」
と思うアレだ。
シェン戦のビルド考察
スタートアイテム
- ドランシールド+体力ポーション
- ドランブレード+体力ポーション
どちらでも良いのだが、
今回はテレポート+ダメージトレードを避けるという戦術で行くので、
ドランブレードが望ましい。
ブーツはどうするか
シェンはハイブリットダメージだし、
シージ力が欲しい。
なので
- バーサーカーブーツ
以外ありえないだろう。
物凄く買ってるのであれば、
共生靴底でもいいかなくらいだ。
ルーンおよびキーストーン
- 序盤のダメージトレードでは勝てない
- シェンのRに対抗できるシージ力が欲しい
というわけでガレン側の戦略は
- 序盤は五分のファームをして、シェンがいない間にひたすらプッシュ
- トップのセカンドタワーまで折ったら資金差が付くので、以降は2対1までならできる
これで行きたい。
- メインキーストーン
- 征服者
- 不死者の握撃
- フェイズラッシュ
- サブ
- 打ちこわし+息継ぎ
- ビスケットデリバリー+魔法の靴
1 メインキーストーン
なんでもいい。
フェイズラッシュだとトリニティフォースが持ちにくく、
相手のタワー裏まで行ってミニオンを片付けてから、
ミッドにプレッシャーをかける戦術になるだろう。
今回はその戦術を無視する。
2 サブルーン
メインが握撃じゃなければ、
必ず打ちこわしを入れよう。
サモナースペル
- フラッシュ+テレポート
序盤のダメージトレードで勝てないし、
レベル6以降はシェンがRをしてる隙に打ちこわしたい。
なのでテレポートだ。
他のメリットとしては、
ドランブレードが買いやすいことである。
ドランブレードはダメージトレードで弱く失敗しやすい。
ただスケーリングは高い。
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でW
- レベル4以降はR>E>Q>Wの優先順位で上げる
1 勇ましくEで戦うと負ける。
レベル6までは細々と、
頭を下げながらレーン戦をしよう。
シェンのスキルの取り方
- R>Q>E>Wの優先順位で取る
- タイマンではRが無いようなものなので、レベル6以降は有利である
- ジャングラーなどにRを付けて戻って来ることもあるので、そこだけ注意しよう
1 E>QでQのブレードを当てるハラス方法がある。
ガレン側はE+Wで受けられるが、
レベル2の時はWがないので、
レベル2時は受けないようにすること。
たまにレベル1からEで突っ込んでくるシェンがいるが、
あまり気にしなくていい。
※ シェンがボーンアーマーの時に、ガレンがミニオンにスキルを使うとしてくる。
レベル1でダメージトレードをしない、レベル2でE>Qコンボを受けない。
シェン戦でのダメージトレードなど
知らなければ100%負けること
- シェンのパッシブシールドは70以上ある
- それに加えて握撃+シールドバッシュ付きのAAをしてくる
- シェンWはAAを無効にしてくる(ガレンQが効かない)
- シェンQ時はAAレンジが伸びて200になる
- シェンQ時に通過したブレードに当たるとシェンQが強化される
序盤の短いダメージトレードは負けるし、
不死者の握撃は1回でHP5増えてしまう。
征服者にして2回以上Eを当てないと勝てないが、
そこまで殴り合ってくれるシェンはいない。
とりあえず、イグナイトにして序盤ソロキルを狙うのは避けよう。
序盤は全然勝てないからだ。
ダメージトレードなど
- AA単発ハラス
- E>Qハラス
- ガレンのQをWで受けてQ付きAAで殴り返す
1 あまり受けないようにしよう。
キャノンの時は仕方ない。
2 ガレン側はE+Wで受けたい。
レベル2時に受けたら負ける、
特にシェンがレベル2先行した時に食らったら、
そのレーンに敗北したのと同じだ。
3 ガレンのQは見える(反応できる)。
なのでガレンが元気に「突撃ー」とした場合、
こういう返され方をする。
シェンジャングルを一度でもしたことがあればわかるが、
シェンのQは特殊で、
Qの効果時間がCDと同じくらいある。
なので最悪
- シェンが下がりながらWで受ける>ブレード直当てのQで3発殴り返される>E>ブレードQ3発>イグナイト
までくらう可能性がある。
格闘ゲームで言えば、
昇竜拳をガードされた後の形に近い。
ゲームじゃなければ、
人の失敗をここまで非難する人は少ないのだが、
ゲームなので仕方ない。
3の動きはゴミすぎてびっくりするのだが、シェンのスキルを知らなければしてしまうはずだ。
誰でもわかるシェン戦のガレンビルド
キーストーンは
- 征服者
- 凱旋
- レジェンド:ヘイスト
- 背水の陣
- 打ちこわし+息継ぎ
不死者の握撃だとビスケットデリバリーを使える分耐えやすいが、
征服者のほうが中盤以降強い。
ルーンのかけらは
- アダプティブ
- アダプティブ
- スケーリング体力
サモナースペルは
- フラッシュ+テレポート
アイテムビルドは
- トリニティフォース or ストライドブレーカー
- バーサーカーブーツ
- ファントムダンサー
- モータルリマインダー
- インフィニティエッジ
- ステラックの篭手
3 圧勝してるのであれば、
この後にデッドマンプレートや妖夢の霊剣を追加してもいい。
4 エクスキューショナーコーリングで止めて、
ショウジンの矛を買ってもいいが、
進化させる場合はモータルリマインダーになる。
いくらHPがステラックに効くと言っても、
ケミパンクチェーンソードはモータルリマインダーに比べて弱すぎる。
6 コレクターやイモータルシールドボウなどは、
ステラックとあまりダメージが変わらない。
耐久力や行動妨害耐性は雲泥の差があるので、
クリティカル75%と少し気持ち悪いが、
ステラックの篭手を買おう。
ハルブレイカーを買うと戦闘が明らかに弱くなるので、シージ用アイテムはトリニティフォース以外用意しにくい。
終わりに
- シェン vs. ガレンの相性
- シェンとガレンの対戦は、統計的にガレンが不利なことが多いです。その主な理由は、シェンが序盤のダメージトレードで有利な点と、ガレン側がシェンのアルティメット(R)への対策を怠る点にあります。
- レベル1から5の序盤のレーン戦では、シェンの方がダメージトレードで優位に立ちます。シェンはパッシブのシールドに加え、不死者の握撃とシールドバッシュによって、ガレンがQで突っ込んできてもWで無効化しつつ反撃できるためです。
- ガレン側の戦略と対策
- ガレンはシェンとのダメージトレードに関心がないため、不利なトレードを仕掛けてしまいがちです。シェンのスキルとキルラインを理解していないことが、ガレンが負ける主要な原因です。
- シェンのアルティメット(R)による集団戦参加への対抗策として、ガレンは自身のプッシュ力を高めることが重要です。毒蛇の牙を購入して集団戦に参加するのではなく、ひたすらサイドレーンをプッシュしてタワーを破壊し、資金差を広げる戦略が有効です。
- シェンは序盤のプッシュ力が低いです。したがって、ガレンはファーストアイテムを完成させるまで、シェンと五分のファームを維持できれば、その時点で有利になったと言えます。
- ガレンのビルドとルーン
- シェン戦では、ガレンのスタートアイテムとしてドランブレードが推奨されます。これは、テレポートでレーンに戻る戦術をとり、ダメージトレードを避ける場合に効果的です。
- ガレンのブーツはバーサーカーブーツが最適です。シェンはハイブリッドダメージを持つものの、サイドでのプッシュ力を高めるために、攻撃速度が上がるバーサーカーブーツが最も適しています。
- ガレンのルーンは、メインに征服者か不死者の握撃、サブに打ちこわしと息継ぎの組み合わせが推奨されます。これにより、序盤は五分五分のファームを維持し、シェンがアルティメットで他レーンへ行った隙にタワーを破壊する戦術をとりやすくなります。
シェン戦でのガレンは難しいマッチアップですが、対策を立てれば勝機が見えてきますね。
今回ご紹介したように、シェンに勝つための鍵は「序盤のレーン戦を耐え、中盤以降のサイドレーンで差をつける」という戦略にあります。
シェンの序盤のダメージトレードの強さを理解せず、無駄な戦闘を仕掛けてしまうと、あっという間に不利になってしまいます。特にシェンのWはガレンのQを無効化できるため、不用意な突撃は禁物です。
しかし、シェンのプッシュ力の低さを利用して、ガレンはひたすらファームとタワーシージに集中することができます。シェンが他レーンにアルティメット(R)を使って飛んで行った隙に、打ちこわしでタワーを破壊し、サイドレーンでの圧倒的なゴールド差を築きましょう。この戦略は、シェンのRへの最も効果的な対策の一つです。
また、モータルリマインダーのようなアンチ回復アイテムや、トリニティフォースのようなタワー破壊に優れたアイテムを積むことで、ガレンはサイドレーンでさらに優位に立てます。
試合全体を俯瞰し、タワーやオブジェクトを重視するガレンのプレイは、ソロキューでよく見られる「レーン戦で全てが決まる」という考え方から一歩踏み出した、より洗練された戦略です。
シェンに勝てないと感じていたガレンプレイヤーの方も、今回の記事を参考に、冷静なファームとプッシュを心がけてみてください。きっと勝率が上がっていくはずです。頑張ってください!
難しい組み合わせではないが、
シェンの見た目に騙されるのだろう。
ガレンと戦う時のシェンは、
クレッドに近いかもしれない。
スキルの関係で、
向こうはレベル6まで負けようがないわけだ。
しかもノーマナなので、
戦い放題である。
シェン、クレッド、ダリウスなど、
レベル6まで戦えない相手にはドランブレードを持つことが多いなと、
今ふと思った。
それではこの辺で筆を置くことにする。
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