ガレンを先出ししたら、ヴェインが出てきた。
あるいは相手がガレンを先出ししてきたので、ヴェインを出した。
トップレーンでよく見る光景である。
ヴェインはトップでも序盤弱く、
後半強いチャンピオンとなっている。
しかし序盤のガレンも同じくらい弱く、
性能的にヴェインに触ることも難しい。
つまり
- ヴェインがガレンに対してレベル1からレベル18まで強い
という完璧なカウンターパターンに見えるわけだ。
今回はガレンでヴェインをボコボコにする方法を書く。
それでは
「LoLGaren!ガレンでヴェインに勝つ方法!! 始まります!」
この記事はパッチ25.20の時に執筆されました。
しかし、一般的なゲーム知識に基づいており、特定のパッチバージョンに限定されるものではありません。
どれくらいガレンがヴェインに対して不利なのか


大幅に不利だ。
特にエメラルド+では、
アベレージが51.15%なのに
45.14%しかない。
「もう少しヴェイン戦について、時間を取って考えてみたほうがよろしいのではないでしょうか?」
と、親切に提案したくなる数字である。
LOL全般での話 レーン戦での負けパターン
- 相手のスキルコンボとキルラインを知らない
- 対戦経験がない、あるいは少ない組み合わせである
- ビルド選択をミスる(MRを積まない、サステインを軽視するなど)
- まともなビルド(攻撃的なAPアイテム優先)をしているから勝てない
ヴェイン戦というか、
ガレン対レンジドの場合は、
3と4が多い。
わかりやすいのはスキルオーダーだろうか。
例えばレンジド相手のガレンのスキルオーダーは、
- E上げでミニオンを処理し続ける
- Q上げで対面にQを狙い続ける
のどちらかになる。
LoLに限らず、
難度が厳しい物事というのは
- 「考え方は人それぞれ」
という、
インターネットでよくある、
話が通じない相手に対応するような姿勢では勝てない。
すべてに正解するのは難しいが、一箇所でも大きく間違えば負ける。
ヴェインのスキル射程など
- AA 550
- E 550
他2つはパッシブなのでこれだけだ。
AAはちゃんとマークスマンの射程で、
Eはモーションの長さの割に短い。
それだけ覚えておこう。
ヴェインのビルド
- 初手バーサーカーブーツ
- ファーストルインドキングブレード
- その他のアイテム
1 ほぼ確実に初手で積んでくる。
2 別な武器でもいいので、
これは人によって違う。
ただライフスティールがあるので、
最も無難なのがルインドキングである。
3 後は何を積んでも、
生きてるだけで集団戦は強い。
ヴェインだからだ。
ヴェインのガレン戦での一般的なルーン
- リーサルテンポ
- 好きなもの
- レジェンド:迅速 or 血脈
- 最後の慈悲
- 心身調整+超成長
- ニンバスクローク+追い風
- 攻撃速度
- アダプティブ
- スケーリング体力
5 一般的に採用されるサブルーン。
6 こちらにする人もいる。
特に書くポイントはない。
ヴェインのストーリー(ゲーム内での役割)
- 序盤のレーン戦は積極的に戦う
- 装備を整えて対面をボコボコにする
- 中盤以降はソロプッシュも集団戦も得意
1 レンジド全般に言えることだが、
メレー相手は序盤から積極的にハラスする。
どうしてそんなことをするのかというと、
そうしないと試合に勝てないからだ。
耐久力がないので、
レベル6までに五分なら、
その後は敵ジャングラーが来るたびに倒されてしまう。
2 中盤以降のヴェインのタイマン性能はかなり高く、
装備が同じでブッシュから奇襲したとしても、
負けてしまう可能性があるほど強い。
3 ケイルやナサスほどではないが、
それらのチャンピオンに次ぐ強さがある。
ヴェインの弱点
ヴェインが苦手とするチャンピオン性能


射程が550しかなく、
序盤はサステインも火力もないので、
- 射程600付近のハラススキルを受け続けるだけで負ける
というのがわかる。
モストカウンターはマルファイトで、
序盤Qを当てに来るマルファイトを殴り返すと、
相手にはシールドがあるので自分だけ減ってしまう。

接近手段の少ないファイターに対して強い。
ヴェインのEは出が遅い
ガレンが突けるヴェインの最大の弱点である。
例えばガレンがQで元気に突っ込んできたとしよう。
その時に
- AA>後ろにQ>Q付きAA>E+パッシブ発動
このコンボは完璧に見えるし、
誰でもすぐに思いつくだろう。
しかしこれはガレンQを受ける可能性が非常に高い。
ヴェインEの出が遅いからである。
ガレンがQで振りかぶったモーションに入る前に、
ヴェインのEを当てる必要があるのだが、
Qを受ける前に間に合わせるのが難しい。
練習に付き合ってくれる友人がいるのであれば、プラクティスで試してみるといい。
ビックリするほど間に合わない。
タワー下の相手へのハラス能力が低い
レンジドにプッシュされて、
タワー下でラストヒットを取りながら、
レンジドのAAハラスを受ける。
よくあるパターンだし、
ガレン相手には誰でも狙うだろう。
しかしヴェインは3発殴らないとハラスが弱い上に、
タワー下ならば、
単発のQ>AAや3発目AAなどには、
簡単にガレンWが合わせられる。
ヴェインが苦手とするアイテム
- バースト火力の高いアイテム
- ナイトエッジ
1 ヴェインは相手のHPが1億あっても倒せる。
※ 実際に1億もあったら、握撃1発で倒されるのだが。
ヨリック戦と同じで、
硬くするというアプローチは有効じゃない。
例えばマルファイトがマリグナンスに向かっている場合、
ヴェインは急いでMRを積む必要がある。
MRを積まなければ、
Rが上がるたびに倒されるからだが、
そうなると今度は火力を上げにくい。
「ウィッツエンドなら両方行けるだろ」
と思ったかもしれないが、
ケイニックルーケインくらいじゃないと、
マルファイトには全然勝てない。
2 ヴェインはEでしかナイトエッジが剥がせない。
なのでチャンピオンによっては対策として積まれるし、
ヴェイン相手に勝ってるならばオススメだ。
ただナイトエッジは、
耐久寄りのステータスをしている。
五分の状況で買っても、
ガレンでは勝てない。
ダリウスならばダメージが足りるに決まっているので、
ナイトエッジ+ゴーストが有効である。
ナイトエッジは、ティーモ相手に自然の力を買うのと似ている。
自然の力やデッドマンプレートと同じ系列のアイテムである。
対ヴェインのガレンビルド
ファーストアイテム候補は
- トリニティフォース
以外ありえない。
デッドマンプレート、ソーンメイル、
ナイトエッジではオールイン時に負けてしまう。
ストライドブレーカーは悪くないが、
完成しない限りQのプレッシャーが薄いのが問題だ。
※ 完成してしまえばQのたびにアクティブを撃つわけで、実質同じアイテムと言える。
つまり、
- シーンから買って、Q上げして、ヴェインにQ
これだ。
ヴェイン戦のビルド考察
スタートアイテム
- ドランシールド+体力ポーション
- ドランブレード+体力ポーション
1 ドランシールドが安全だ。
2 大きく負ける可能性が上がるが、
大きく勝つ可能性も上がる。
ブーツはどうするか
プレートスチールキャップは有効だが、
結局はヴェインを倒さなければレーンも試合も勝てない。
なので火力が上がるブーツが欲しい。
E上げではなくQ上げなので、
当然
- スイフトネスブーツ
になるだろう。
Qを当てる時も、
その後ヴェインから逃げる時も活躍する。
バーサーカーブーツも悪くはない。
ルーンおよびキーストーン
フェイズラッシュと言いたいところだが、
フェイズラッシュ時にトリニティフォースを買うと、
イグナイト時にしか効果的にフェイズラッシュが発動しない。
それはそれで良いかもしれないが、
別なものを選びたい。
※ 宇宙の英知があれば、そんなに悪くなさそうではある。
候補は
- 征服者
- 不死者の握撃
- 解放の魔導書
辺りだ。
解放の魔導書はナーフされたし、
相手がヴェインなので、
遠慮なく征服者を持っていこう。
これで行きたい。
- メインキーストーン
- 征服者
- 凱旋
- レジェンド:ヘイスト
- 背水の陣
- サブ
- 追い風+アクシオムアルカニスト or ニンバスクローク
- ルーンのかけら
- アダプティブ
- アダプティブ or 移動速度
- スケーリング体力
サモナースペル
- フラッシュ+イグナイト
- フラッシュ+テレポート
- フラッシュ+ゴースト
1 ニンバスクロークがあれば、
イグナイトを加速としても使える。
スイフトネスブーツならば、
イグナイトでもそこまで悪くない。
※ 序盤は相手がポーションを飲んだら、イグナイトハラスだ。
2 無難な選択肢。
オールイン時はサモナースペル無しで戦うことになる。
3 ヴェインは9割ゴーストを持ってくる。
ヴェインには気の効いたCCがないので、
相手がゴーストを使って追いかけてきたら、
こちらも使うという簡単な方法がある。
向こうにはニンバスクロークが普通ないので、
特に有効な手になるだろう。
スケーリングもゴーストが最も高いので、ゴーストが良さそうだ。
イグゾーストは悪くないが、難しいので避けたい。
お互いのスキルオーダー
ヴェイン側
- レベル1でQ
- レベル2でW
- レベル3でE
- レベル4以降はR>Q>W>Eの優先順位で上げる
特に書くことはない。
ガレン側
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でW
- レベル4以降はR>Q>E>Wの優先順位で上げる
E+Wでレーン戦を誤魔化すのではなく、
Q上げして倒しに行くパターンだ。
シーンQがメインとなると、ルーンのかけらは移動速度が良さそうだが、ラストヒットが取りにくくなる。
ヴェイン戦でのダメージトレードなど
知らなければ100%負けること
- 低レベル時から相手を倒そうとしてはいけない
- もし3発殴られる見込みが高いのであれば、3発目(ヴェインW)にガレンWを合わせること
1 ジャングルがボットからスタートしてるにも関わらず、
序盤から勇ましくレンジドにオールインを仕掛けて負けるヤツがいる。
普通は序盤ガレンではレンジドに勝てない上に、
そこで負けてしまうと試合が終わるので避けよう。
2 タイミングが重要なわけだ。
ガレンメインなら何も考えず勝手に出るレベルだが、
イグゾーストで同じことをするのは難しい。
タイマンレーンでのイグゾーストは、
クレンズと同じくらい高難度だ。
とりあえず、イグナイトにして序盤ソロキルを狙うのは避けよう。
序盤は全然勝てないからだ。
ダメージトレードなど
- いけそうな距離の時にQで加速してAA
- おそらくヴェインEで吹き飛ばされるが、こちらのQも当てられる
- 吹き飛ばされなかった時はガレンEを当てよう
1 レンジド対ガレンで、
レンジドが最も気を付ける点だ。
しかしヴェイン戦では、
これが有効に機能してしまう。
なのでガレンもQを上げるわけだ。
2 相打ちになる。
3 Eは決め打ちしても問題は薄いが、
しないほうが良い状況では、
ちゃんとQヒット確認してから撃ちたい。
※ 毎回決め打ちすると、後半Qに時計を合わされた時に、Eで回り続けるヤツになってしまうぞ
ヴェイン戦でのガレンビルド
- ドランシールド+体力ポーション
- シーン+ブーツ
- トリニティフォース
- スイフトネスブーツ
- ファントムダンサー
- その後はファイタービルド or クリティカルビルド
1 こちらのほうが無難。
私はドランブレードが好みだ。
3 1キル取ってない限り、
スイフトネスブーツを先に買うのはおすすめできない。
4 トリニティフォース時も、
ファントムダンサーを買う。
フェイズラッシュでもない限り、
ストライドブレーカーのことは忘れよう。
6 相手にヴェインがいるのであれば、
クリティカルビルドのほうが望ましいだろう。
ソロキューなので、
どうせ敵のボットもマークスマンだ。
統計でハッキリ出ているのだが、トップがクインやヴェインの時に、ボットはマークスマン以外が望ましい。
前半ピックはボットなので、仕組み的に被らせているのはトップになる。
終わりに
- ガレン対ヴェインの対戦は統計上大幅に不利である:エメラルド以上のランク帯では、ガレンの勝率がアベレージの約51%に対して45.14%と、ヴェインに対して不利なマッチアップであることがデータで示されています。
- スキルオーダーはQ上げを優先する:レンジド相手にE上げでミニオン処理を続けるのではなく、Qを上げ、ヴェインにQを狙い続ける攻撃的なスキルオーダーを選択します。
- ファーストアイテムはトリニティフォース一択である:デッドマンプレート、ソーンメイル、ナイトエッジなどの防御的なアイテムではオールインで負けるため、火力と機動力を高めるためにトリニティフォースを最優先で目指します。
- アイテムはシーンから購入しQ上げと連携させる:トリニティフォースの重要な構成要素であるシーンを先に買うことで、Q上げと組み合わせてヴェインへのプレッシャーを高めます。
- キーストーンは征服者を選択する:レーンでのオールインの火力を高めるため、征服者を選択します。これは、ヴェインを倒すというアプローチに沿った選択です。
- サモナースペルはフラッシュ+ゴーストが最も有効である:ヴェインがゴーストを持つことが多いため、こちらもゴーストを持つことで、オールイン時の機動力差を埋め、ヴェインの追いまたは逃げに対応します。
- 低レベルでのオールインは避ける:ガレンは序盤レンジドに勝てないことが多いため、試合を壊さないよう低レベル帯で積極的にキルを狙うオールインは避けるべきです。
- ヴェインWの3発目にガレンWを合わせる:ヴェインとのダメージトレードにおいて、3発目(ヴェインWの発動時)にガレンWを正確に合わせることで、被ダメージを軽減し効果的なトレードを実現します。
- ヴェインEの出の遅さを利用してQを当てる:ヴェインのEは出が遅いため、ガレンがQで突っ込んだ際にEで吹き飛ばされても、ガレンのQを当てることは可能であり、このQによるダメージトレードの優位性を活かします。
- ブーツはスイフトネスブーツを選択する:Q上げビルドと相性が良く、Qで接近する時やヴェインから離脱する時の機動力を高めるため、スイフトネスブーツを選択します。
ガレン対ヴェインという、データ上は圧倒的に不利とされるマッチアップを克服するための戦略をまとめました。これは単に「耐える」のではなく、「倒しに行く」ことに焦点を当てた、攻撃的なアプローチです。
この戦略の核心は、防御的な選択を排し、機動力と瞬間火力を最大化する点にあります。
- Q上げと征服者でダメージを追求すること。
- ファーストアイテムにトリニティフォースとシーンを優先し、一瞬のチャンスを逃さない準備をすること。
- 機動力を高めるスイフトネスブーツやゴーストを選択し、ヴェインの射程を強引に詰めて戦い、離脱を補助すること。
- ヴェインのE(断罪)の出の遅さという弱点を利用し、Qでのトレードを確実に遂行すること。
- 序盤の無理なオールインを避け、ヴェインW(シルバーボルト)の3発目にガレンWを合わせるなど、精度の高いダメージトレードを意識すること。
「考え方は人それぞれ」という曖昧な姿勢では、厳しいマッチアップには勝てません。
この戦略は、勝率45.14%という数字を覆すために、ビルド、ルーン、スキルオーダー、プレイングの全てにおいて、ヴェインを倒すという明確な「正解」を突き詰めたものです。
このプランを実践し、トップレーンでヴェインを沈黙させる快感をぜひ体験してください。
デマーシアに栄光あれ!
ガレンに対して、
レンジドでカウンターピックはたくさんある。

しかしヴェインほど、
ガレンQに気をつける必要のあるレンジドはいないだろう。
ケイルならば
「ガレンQに対して強いので、Q上げしよう!!」
となるかもしれないが、
ヴェインでEを上げれば、
普通に考えてガレンにボコボコにされそうだ。
このシリーズも増えてきたが、
次はランブルかチョ=ガスを書こうと考えている。
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