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100年ルールとLOL【LOL問題解決術1】

公衆の面前でウンコを漏らしてしまった時、「これは100年後にも重大なことか? 100年後にも誰か覚えている人はいるのか?」と、己に問いかけると良いそうだ。

100年ルールと呼ばれる。「大した問題じゃない」そう自分に言い聞かせる方法である。

これはサミュエル・ジョンソン(Samuel Johnson)という昔の偉い文学者の問題解決のテクニックだったそうだ。

※ 問題解決大全という本に乗っていた。

またサミュエルは「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから」という名言も残している。

ロンドンをどんな言葉に変えても説得力があるので、何かを称賛したり冗談を言う時に使いやすい。

名言は置いておいて、100年ルールとLOLについて書いていくことにする。

100年ルールのやり方はウンコ伝々の時点で説明不要だが、いつ使うのか? 何故使うのか? この部分は説明させていただこう。

憂鬱なことが起きた、もしくは将来憂鬱なことがあると予想される時、人間は非効率なことをするので、ソコで使う方法である。

リニア(一方向へ直線的)な問題解決で有効な方法らしい。

この記事はパッチ10.24の時に執筆されました。

LOL初心者は短期的に考える

シルバーの人がゴールド、もしくはブロンズの人がシルバーになりたいとする。

その時に一般的にどういった方法を使うかというと、自分がプレイして勝てるチャンピオンをひたすらプレイする。この方法は自分の好きなチャンピオンではなく、基本的に強いチャンピオンを使うことが多いので、大体上手くいく。

LOL自体が上手になるわけではないし、集中方法を学ぶこともできないがランクは上がる。9割以上のプレイヤーはこういった方法を取る。

一般的な楽しみ方というかプレイスタイルなので、コレはLOLでは全然悪いことではないとされているし、確かにそう思える。

何故ならばLOLは2週間ごとにパッチがあるので、使うチャンピオンも2週間起きに変わることが多いからだ。

ではもう少しオタク向けのゲームで考えてみよう。

たまに何故かパッチノートを見ない人がいることに驚く。

単純にパッチノートを見るより、その時間でLOLがしたいからそうしていることになるのだが、大半の人はパッチノートを見る時間のほうが楽しいから珍しく見えるのだろう。

格闘ゲームの世界ではOTPがまともなのはどうして?

LOLはパッチが頻繁に出るので、その時に強いチャンピオンを使っているだけで、全てのロールができるようになる。

長くプレイしなくても、同じロールで使えるチャンピオンがどんどん増えていくのは、なんとなくわかるはずだ。

格闘ゲームは操作が難しい繊細なゲームなので、2週間ごとにパッチとか出るわけがない。

なので同じキャラを使い続けるのが普通、これはLOLの世界ではOTPと呼び、そこそこのランクになると病人みたいな扱いを受ける。

※ 一般的なプレイヤーは2週間毎のOTPとも言えるのだが。

初心者や10代の人だと、○○しか使わない人みたいなアイデンティーが欲しいとか、そういった人に憧れる気持ちはわかる。しかし同じ部屋にOTPがいたら、その人にピックを合わせないといけないし、苦手なチャンピオンもBANしてあげないといけないし、スワップもしないといけない。

またOTPが敵にいそうな時に、得意なチャンピオンをBANすると、メタBANといって文句を言う。だからやっぱり下手だとか厄介だとか、病人みたいな扱いをされるのは仕方がない。

LOLと格闘ゲームで、どうしてこうもOTP扱いが違うのかと言うと、ゲームの寿命の問題である。

格闘ゲームの寿命が短いというか、反対にLOLの寿命が長すぎるのかもしれない。

つまり格闘ゲームで同じタイトルが10年続いていたら、誰もが多キャラ使いであるのが一般的となるだろう。

LOLは操作技術がそこまで求められないので、ARAMだけならプラチナもプロも対して代わりがないのが良い点だと思う。

私は格闘ゲームを相当やり込んでいたのだが、新しいキャラを練習するのは非常にエネルギーが必要だった。

LOLはLOL自体に詳しければ、3回ほど使えば大丈夫なので、お手軽だ。

半年後にゲームが終わるなら誰もがOTPになる

我々のデフォルト思考は、目先のことを考える。遊びたいからやるべきことをほったらかして遊ぶのが当たり前で、そうじゃない人は立派な人だ。

なので次の問いは、目先のこと+自問になる。

格闘ゲーマーの問いかけは

「これは半年後に重要なことだろうか?」

LOLプレイヤーの問いかけは

「これは数年後に重要なことだろうか?」

LOLが半年後に終わるならば、私がLOLブログを書くわけがないのは、あなたもわかるだろう? 半年後に終わるのに記録や考えを書くというのは、なんだかロマンチストすぎる。不治の病の少女が記録を綴るみたいな、物語の世界の話だ。

※ ちなみにこういった話は、世界の中心で愛を叫ぶとか、1リットルの涙とか、君の膵臓を食べたいとか、たくさんある。あなたも機会があったら書いてみたらどうだろうか? キミスイはなろう出身の作品だ。

一般的なLOLプレイヤー(OTPじゃない人)は、1つのチャンピオンしか使えないことを、大した問題だと思っている。

格闘ゲーマーは、ゲームが終わる前に1つのキャラクターすら使えないことを、大した問題だと思っている。

実際に普通のレベルのプレイヤーは、格闘ゲームだと1キャラも動かせるようにならないまま、そのゲームの寿命が終わるのが当たり前で、恥じることじゃない。

「CPUにある程度コンボを決められるようになる」くらいが、現実的で、まっとうな目標と言えるだろう。

夏休みの宿題と100年ルール

私は夏休みの宿題の最適な解決方法は次の2つ。

  1. 毎日決まった時間に決まった分量する
  2. 夏休み突入直後に一気に終わらせる

私はもちろん、世の中の凡人と同じ方法を取った。

すなわち

  • 夏休み終わるギリギリに宿題を終わらせる

という最悪に近い方法である。

当時の心境を時系列に並べてみよう

  1. 夏休み突入
  2. 宿題をやるのが憂鬱
  3. 結果宿題をやらない
  4. 夏休み終盤まで憂鬱
  5. 結果夏休みを楽しめない
  6. 夏休み終了直前に宿題をした

文章にしてみると、相当バカなんだなと思った。あなたも多少バカだと感じるはずだ。何がバカなのかというと、憂鬱に感じる時間やエネルギーがもったいないからだ。

LOLでいうならば、マルザハールのEの仕組みがわからずに、レーン戦でずっと食らってるような状態に近い。

憂鬱の仕組みに気づいて、宿題をやるか、もしくはやらないか決めてしまえば良かった。それだけで憂鬱さは感じない。

単純に夏休みの宿題を終わらせるより、憂鬱な時間が長いほうが、問題としては遥かに大きいというのもある。

宿題をやってみる>やり方を考えたり計画を建てる>宿題をやってみる>やり方を考えたり計画を建てる>以下繰り返し

これが懸命な流れだと思うのだが、憂鬱だと手を付けずに先延ばしにしてしまう。

100年ルールを使った場合

Q1 夏休みの宿題は、100年後も重要な問題なのだろうか?

A1 100年後は大した問題ではないが、憂鬱な問題を計画を立てて先に潰していく能力は重要だと思う

Q2 夏休みの宿題は、10年後も重要な問題なのだろうか?

A2 憂鬱な問題を計画を立てて先に潰していく能力は重要

Q3 夏休みの宿題は、30日後も重要な問題なのだろうか?

A3 やってないと先生と親に怒られる

Q4 夏休みの宿題は、1日後も重要な問題なのだろうか?

A4 重要じゃない。恐れているのは夏休み終了後に宿題が終わっていないこと、または終了直前に大量にやるはめになること。

Q5 夏休みの宿題は、5分後も重要な問題なのだろうか?

A5 どうでもいい

このように、非常に客観的な視点を得ることができる。

終わりに

書いてから気づいたのだが、LOLで憂鬱に感じる問題は私にはない。トロールが湧いたらAFKすればいいし、自分のレートを気にするレベルはとっくに過ぎ去っている。

不安が何もないわけだ。過去にはあったかもしれないが、全て潰してきたので、忘れてしまったのかもしれない。

強いていうならばミッドをしている時、味方のジャングラーのサブルーンが不滅だと、「このゲームは楽しめない」と感じるくらいだろうか?

ジャングラーのサブ不滅はなんの意味もないので、見た瞬間ジャングルができない人だとわかる。ミッドの相方はジャングルで、味方のルーンはピック画面では見れない。なのでローディング画面で初めて「とんでもねえヤツと当たったんだはwww」となる仕組みだ。

※ OPGGで開始前に味方を見るのはコストが高いし、全く意味がないので私はオススメしない。

韓国などLOLが盛んな地域のプロは非常に消耗が激しいらしいが、やはり我々一般プレイヤーにとってLOLは娯楽なんだろう。

記事の内容は不安解決方法なのに、LOLに不安なことがなかったので、記事の出来としてどうかなと思ってしまうが、個人的にはLOLで不安な要素が何もないことが知れてよかった。

つまり不安が何もないからこそ、平均よりずっと上手にプレイできて、こうやってLOLを語ることに躊躇い(ためらい)がないのだろうとね。

LOLは判断力が問われるゲームだが、なるべく判断しない工夫が非常に重要なので、私がしている判断をカットする工夫を書いてみようと思った。

これは言われた通りに1度やれば済むので、リニアな問題解決と言えるし。

参考図書

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この著者は昔から好きなのだが、あまり本の内容は実践したことがないなと思い、今回の記事を書いてみた。

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