初心者あるいは始めてもいない人が、分野の最先端に立つ(プロ)までの道のりを書いていく。
今回の記事を読むと、次の場合に役に立つ。
- LOLでプロもしくは上級者を目指す
- 友人にLOLを教える
- 何か新しいことを始める
人間は4つの段階を経て一流プレイヤーになる。
練習の専門家アンダース・エリクソンが、アスリートがプロになるまでの過程を研究して、ソレを4つの段階に分けた。
この記事はパッチ11.5の時に執筆されました。
第1段階 【初期】最初に厳しくすると取り返しが付かない
物事に興味を持つ段階である。
LOLで言うならば
- アーリというチャンピオンが可愛い
- 課金で差が付かないので純粋な腕を競える
- 全世界で最もプレイ人口が多い
- 周りの友人がプレイしている
昔のDMMゲームの広告でいうと、「今すぐ○○できないなら、絶対にプレイしないでください」というヤツだ。
※ ピンと来ない人は無視するか、知り合いに聞いてみよう。
人間が物事を始めるきっかけは大体
- 友人に勧められた
- 広告を見た
- トップアスリートの親が子どもにやらせる
- 生きていくのに必要だと思った
こんな感じで、最初から熱意を持ってプレイしていく事柄はほとんどない。
情けないことに本能的な欲求以外、大体流されるままにプレイしていることになるだろう。
第2段階 見込みがある
LOLでいうならば、レベル30まで上がったら大したものだ。ブログやnoteなら一ヶ月続いたところだろうか。
こうなると、人間は次の段階に進む。
もう少し上達しても良いかな? と欲が出てくるのだ。
LOLならば
- どうやって試合に勝つのか?
- チャンピオンごとのビルドは?
- ジャングルのやり方は?
アーリやラックスが可愛いから続けるとか、周りの友人がやってるから続けるとか、段々そういうことを思わなくなっていく。
トップアスリートなら、地元のコーチや親に本格的に練習方法を教わる時期だ。
この状態でやる気が数年持続した場合、第3段階に以降する。
第3段階 一流の教師(コーチ)に教わる
第2段階で何年も練習していると
- この道でやろうという決心
- 自らの能力がアイデンティティー
- 能力を使うこと(努力)を楽しむ
3については、自己淘汰の結果かもしれないと言われている。すなわち元々努力することを楽しめる人だけが練習を続けられるので、第2段階や第3段階に進めるのではないか? と。
しかしLOLのサブアカウントで初心者をボコるのは気持ちが良いものだから、レベル1から始めてもサブアカウント前提であることが求められるほどだ。
新規が少ないのは対戦ゲームの常とも言える。
格闘ゲーム、FPS、MOBA。FPSのバトルロワイヤル形式は、初心者でも楽しめるので画期的だった。
私はFPSは下手なのだけど、APEXを起動すれば楽しむことができる。
最大の努力をする
この第3段階はどれくらい厳しいかというと、昔のMMO廃人がMMOをプレイするがごとく、ゲーム中毒者がゲームをプレイするくらいのメニューをこなす。
つまり考えられる限界の努力をする。
受験生やアスリートは寝るけれど、ゲーム中毒者は睡眠時間を削るので、受験生やアスリートに比べて努力をしていないと言えるかもしれない。
第4段階 分野の最先端に立つ(プロになる)
ノーベル賞を受賞した学者は、他の学者に比べて遥かに多くの論文を書いているそうだ。その分野に精通している人が、ずっとアウトプットをし続けるのは、自然なことらしい。
- 役に立つことを書く自信がある
- 本当に新しい発見である可能性が高い
- 能力を使うことが好きだから
など考えつくが、他にもたくさん理由はあるだろう。
LOLなどの対戦ゲーム界隈でよくありがちなことだが、「この戦法は俺が1番先に考えたwww」みたいに言う人は、大体実力がイマイチな場合が多い。
大体歴史的に既出であり、未知のことではなく、単純にその人にとって新しい発見だっただけだからだ。
本格的にカードゲームをやったことがある人なら知っていると思うが、新しいカードセットのリストを見ただけで、何十個もデッキが思いつく。
現状のパッチ11.5で言うならば、ジャングルアイテムが変更されたので今回のシーズンはウディア・カーサス・ヘカリムなどのような、チャンピオンが強いことは去年から予想できていたことだ。
※ ウディア・ヘカリムはマチェットとタリスマン両方欲しいチャンピオンだったのだけど、今回は2つ一緒になっているので、以前と比べて爆速でHPも減らないし、ジャングルルートもたくさん取れる。
ただ個人的な新しい発見は全く悪いことではないので、多いほど良い。また新しい発見を喜ぶのは大事。
終わりに
大抵の分野では、コーチを付けるのが難しいことが多い。
例えばブログや小説の書き方を教えられる人は、実際に書いている人だけなので、どうやって直接教わるのか? という話になる。
5分以内に終わるならば、私も読者からの質問に答えたいが、それ以上時間がかかることはちょっと物理的に出来ない。
※ 数分で出来る親切はしたほうが良いそうだ。私はLOLの質問ならば瞬時に答えられる自信があるので、遠慮なくなんでもして欲しい。
ほとんどの分野では、2から4になるまで独学になるのが一般的だ。
あなたのLOLは、今どの段階だろうか? 数ヶ月続いているのであれば、それは第1段階をクリアしている証拠なので、相当いい線いっていることになる。
参考図書など
最高の本、しかし内容が非常に難しい。
出た当時はプレミアが付いていたのだけど、増刷されて普通の値段になった。ハウツー形式なので、読みやすいし実行しやすい。