という本に次のことが書いてあった。
大きな問題としてあげられるのは、親たちが自分の育児に自信をなくしていることです。
養老孟司.子どもが心配人として大事な三つの力(PHP新書)(pp.74-75).株式会社PHP研究所.Kindle版.
そもそもこの世に「正しい育児法」が存在するかどうかも疑問ですが、それを是として、「正しい育児」とはどういうものか、答えをネットに求める傾向があるのです。
情報を〝つまみ食い〟するのに、ある程度信用できて、一番お手軽なフィールドがインターネットだということでしょう。
ネットを検索すると、実際、「正しい」と思われる情報がたくさん出てきます。
なかでも自分の考えに近く、役に立ちそうな情報を拾い読みしていくと思うんですが、そのときに陥りやすい問題があります。
それは、自分が実践している育児と比べて、少しだけレベルの高い方法に「正しさ」を求めがちだ、ということです。
そうなると、もうキリがない。
「これは自分より正しい」「こっちはもっと正しい」となって、ネット検索が「正しい育児」という〝鬼〟をつかまえる〝追いかけっこ〟のようになる。
これが「負け続ける育児」につながってしまうのです。
※ 養老孟司ではなく、髙橋孝雄が言った。
子育ては難しいので、
そういったアプローチではダメなんだそうだ。
LOLも対戦ゲームなので、
同じだろう。
LOLに関しては
いつも偉そうなことを言っているが、
私がなかなか覚えられなかったこと(LOL以外)は確かに、
上の引用と同じようなことをしていた気がする。
この記事はパッチ13.24の時に執筆されました。
トップレーナーの90%はイラオイに歯が立たない
LOLの上位10%の地点は、
エメラルド3だ。
「エメラルド3でイラオイに勝てるわけないだろう」
と思う人も多いとは思うけれど、
- 10%あればイラオイとの戦闘で必要な要素を自分で考えられる
ということにしておく。
とりあえずLOLでの上位10%は
ソシャゲのリセマラ感覚でLOLを調べる人には、
まず到達できないレベルだ。
色々なアカウントでプレイをしているのだけど、エメラルドの1個下、プラチナの時点でプレイヤーは結構上手だ。
1つ例を上げると、プラチナは戦闘中にリーシンのWを貰いに来ることができる。
ゴールド以下だとほとんどできない。
普通の人は競争に勝てない
なぜかというと
- 相手が人間だから
- 競争相手が多いから
- 他者と比較する行為は、優秀なカテゴリーに入ろうとする行為だから
1 RPGの場合は、
一定の水準を満たせば勝てる。
人間相手の場合は、
普通の腕前では相手にボコられるしかやることがない。
子育ても相手が人間なので、
やはり難度が高いのだろう。
2 インターネットで何かを学ぶのは、
簡単なことなら有効だろう。
風呂場の湯垢の取り方とか、
換気扇の掃除の仕方とか、
そういったことだ。
ただ競争となると、
そんなの見てる時点で勝てない。
3 Gacktが言っていた。
「モテたいっていうのは、モテないから考えるんだ」
と。
Gacktが言うには、
「自分の課題をやっていれば、魅力的に見えないわけがない」
のだと。
1日8時間毎日湯垢を取ってる一般人くらいは、たやすくボコれないといけない。
それが上位プレイヤーだ。
自分でルーンを組まない人は知能の問題じゃない
レベル30未満じゃなければ原因はハッキリしていて
- 自分のLOL観を人に話す機会がない
からだ。
人間関係あるいは自尊心の問題となる。
もう少し進めると
- 人にLOLの話をして、面白いと思った経験がなかった
面白ければたくさん話すので、
そうなればすぐに
全てのルーンとチャンピオンを覚える。
ルーン、アイテム、チャンピオン性能などは難しいことじゃないので、情報を生成する機会が多ければ覚えられる。
上達する方法はたくさんある
赤ちゃんが歩けるようになるまでの方法は、
20通り以上あるという話を聞いたことがある。
何事も同じで、
- 「最も優れている上達方法は存在しない」
アンダース・エリクソンの本で、
誰が読んでも
「コレは凄い本だ」
と思う内容なのだけど、
- 練習は苦行(ハードワーク)である
とハッキリ書いてある。
よほど強い動機がなければ、
強度の高い練習に耐えられない。
冒頭のネットの知識云々が上手に機能する人もいるだろう。
フロー状態
簡単に言えば時間を忘れる感覚のことだ。
チクセント・ミハイの提唱する理論で、
ゲームをやっている人ならば、
誰でも聞いたことがあるだろう。
フローはアンダース・エリクソンの提唱する、
限界的練習よりも強度は圧倒的に低い。
※ 限界的練習=意図的な練習、みたいな意味。とりあえず辛い。
フローはLOLでスノーボールしている感覚なのだから、
当たり前である。
アンダース・エリクソンは、
「限界的練習とフロー状態は両立しないし、フロー状態では1流にはなれない」
と言っている。
私もそう思うけれど、
現実の我々は
- 限界的練習には耐えられない
あなたもわかるだろう?
私が限界的練習の強度に耐えられたのは、高校時代モテるための練習をした時くらいだ。
それも半年くらいしか耐えられなかったし、もうアレほどの努力は一生できないと諦めている。
マイケル・フェルプス
有名な水泳選手である。
昔ドキュメンタリー番組で見た時、
休日はずっと
ソファーに座ってそこから動かず、
ハンバーガーを食べながらテレビを見ている。
という光景が映されていた。
※ 正直マイケル・フェルプス選手かは怪しい。違う人かもしれない。
終わりに
- インターネットに答えを求めると、難度の高いことは負け続けることになる
- 上達する方法はたくさんある
- どの上達方法が良いかは、人によって違う
- インターネットに答えを求めるのが合っている人もいるかもしれない
- 効果が高くても強度の高い練習には耐えられない
- LOLで上位に入るとは、1日8時間プレイする人達に勝てるようになること
コーチングを何ヶ月を受ける人とは、
ボーナスを貰うような仕事についている人だ。
「LOLって1日8時間とか10時間しているプレイヤーが珍しくない。
しかもソイツらのランクは、必ずしも高いわけじゃない。
ボーナス貰う仕事についてるような人が勝てるゲームじゃないよ」
みたいなことを言う。
「ダイヤモンド4くらいまでなら簡単だけど、それ以上は今は目指さないでほしい」
と。
しかしLOLに限らず、
自分で考えて上達できるレベルとは、
一般的なレベルを遥かに越えている。
堅い仕事についている人が、
大人になってからLOLをプレイする場合、
そこまで行くのは至難の業だ。
それに大半のLOLプレイヤーが知っているとおり、
ランクが低いほどプレイヤーのプレイマナーは低い。
そう考えるとお金はあるけど、
暇な時間が少ない人がコーチングを受けに来るのは
「なかなかどうして、見事なものだ」
※ なかなかどうして=それほどでもないと思っていたものが、実際はそのとおりではなく、それどころか、思っていた以上であるさま。
と記事を書いていて感じた。
自分に合った学習方法を、
意外と探せるものなんだなと。
参考図書など
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宮口幸治の本はLOLをしている人なら、
読んだほうがいい。
誰が読んでも、
自分の位置が以前よりわかるようになる。
自分の周りにいる人間の素晴らしさにも、
気付けるだろう。