ミッドカルマはシーズン14以前から使われていた。
評価はどんな感じだったかというと
「プロの大会で使われるけど、自分が火力出さないと勝てないソロキューでは最弱ミッド」
という評価だった。
レル、マオカイ、セジュアニをソロキューで使わないのと似ている。
それらのチャンピオンを
ジャングルで使ったことがある人ならわかるだろう。
「味方が強くないと勝てないなら、ジャングルナサスでファームしてたほうがマシ」
だと。
味方が強くないと勝てないなら、
何を使っても同じである。
しかしカルマはマリグナンスが出てからは、
ファームも集団戦もシーズン13より強くなった。
すると自分自身でも火力が結構出てしまうので、
中盤以降の集団戦でも活躍できる。
一度ナーフされたのだけど、
マリグナンス自体がバフされたので、
また
こんな感じに人気になった。
シーズン14初期はノーマナAPアイテムが強すぎたので、
マナ有りAPアイテムが今強いわけだ。
この記事はパッチ14.5の時に執筆されました。
ミッドカルマのストーリー
- メインロールがサポートでプッシュ力があるので序盤は強い
- 中盤以降の集団戦はR+Eが強力
1 サポートほど
序盤の戦闘の強さが求められるロールはない。
ファームして強くなれないのだから、
当たり前の話だ。
というわけで、
- サポートが好きな人はパッチごとに勝率の高いサポート
- サポートが嫌いな人はセナやソナ
- サポートが下手な人はスレッシュ
を使う傾向がある。
2 マリグナンスのおかげで最初から最後まで強い。
ただしスケーリングは高くない。
マリグナンス以前のミッドカルマは、
本当にスケーリングが低かったのだとわかる。
カルマの射程
- AA 525
- Q 950
- W 675
バトルメイジより少し射程が長いくらいで、
カルマ自身バトルメイジと言って良い射程だ。
Qの射程が長めなので、
マルザハール、ブラッドミア、
アニー、ライズなどはカルマが苦手だ。
- 「相手が少しだけ上回っている」というケースが最も苦手である
LOLはこういったパターンが多い。
対戦ゲームなので、
ステータスポイントみたいなのが
バランスよく配分されているからだ。
ミッドカルマの攻撃パターン
- Q
- W
- 1と2を狙いながら自分にEを貼る
カルマはRが単純なスキル強化なので、
タイマンでの動きのパターンは少ない。
マルザハールでオールインコンボをしたとしよう。
そのコンボにカルマが耐えた場合は
- E>強化W>Q
を返してくる。
強化Wは減少HPの40%近く回復するので、
メイジではタイマンで落とせないのがわかるだろう。
このように頭の中だけで、
ダメージトレードがどうなるか考えやすい。
※ 実際はプラクティスで触りながら考えたほうがいい。
カルマが強い弱い関係なく、スキル的にメイジでは倒しにくい。
イグゾーストまで持たれたら、継続的にダメージを出せるタイプじゃないと倒せない。
ミッドカルマへのカウンターピック
14.3はクソオレリオン・ソルパッチである。
オレリオン・ソルがいるチームが勝っていたけれど、
オレリオン・ソル自体
カルマ相手に相性が良い。
オレリオン・ソルはナーフされたのだけど、
それでも1番のカウンターだ。
文脈を理解していれば簡単だ。
2パターンに分かれる。
- ひたすらスケーリングを狙う
- 継続ダメージに優れるチャンピオンを使う
タリヤは例外で、
さらにカルマQを回避しやすいスキルを持っているのが望ましい。
それでは
- オレリオン・ソル
- カタリナ
- タリヤ
辺りを見ていこう。
オレリオン・ソル
- キーストーンは秘儀の彗星
- サブルーンは魔法の靴+ビスケットデリバリー
- サモナースペルはフラッシュ+テレポート
- スタートアイテムはドランリング
- 初手はリーライクリスタルセプター or ライアンドリーの仮面
- ブーツはソーサラー or マーキュリーブーツ
6 敵ジャングラーもAP時の場合は、
マーキュリーブーツにすると安全だ。
ほかは特に考えるところはない。
オレリオン・ソルの良い点は、
スケーリングが圧倒的なので、
カルマ相手ならスケーリングルーンを考えなくて良いところだ。
レーン戦
- カルマはレーン戦が強く、オレリオン・ソルはファームしかやることがない
最初の印象だとこうなるのだけど、
何故かオレリオン・ソルがQを撃つだけで
ダメージトレードに勝ってしまう。
しかもQを当てれば星屑も貯まる。
相手がWを撃ってきてもQを当て続ければ良く、
相手のWがないなら、
オレリオン・ソルはW+Qで追いかければいい。
カルマはオレリオン・ソルのQもEもRも回避しにくく、
腕が互角なら勝ち目はない。
カルマの勝ちパターンは
- 2対2以上の小規模な戦闘で勝つ
- オレリオン・ソルよりスケーリングする
1はともかく2は非現実的だ。
どんなにスケーリングするルーンにしても、
追火を入れたオレリオン・ソルに中盤以降は歯が立たない。
スキル相性が悪い上に、オレリオン・ソルのほうが圧倒的にスケーリングが高い。
味方がスノーボールしない限り、カルマがオレリオン・ソルに勝つ方法はパッと思いつかない。
カタリナ
- キーストーンは征服者 or 電撃
- サブルーンはなんでもいい
- サモナースペルはなんでもいい
- スタートアイテムはダークシール+詰め替えポーション
- 最初はブーツから購入すること
- 初手はリッチベイン or ナッシャートゥース
- ブーツはソーサラー or マーキュリーブーツ
1 メイン栄華だとレジェンド:強靭を入れやすい。
2 カタリナメインは好まないと思うが、
息継ぎを入れると簡単だ。
4 ドランシールドでダメということはない。
レーン戦
- レベル1は特にやることはない
- レベル3までとにかくHPを減らさないようにすること
- Eでナイフを拾ってラストヒットを取る
- EでカルマQを回避する
- 仕組みがわかっていれば、その後はプッシュしやすい
- プッシュしてロームを繰り返して勝利する
3 Eでラストヒットを取るカタリナに対しては、
単体指定スキルしか合わせられない。
猶予がほとんどないからである。
4 カルマにEも撃てるけれど、
それでレーンでソロキルされるのは初心者だけだ。
後ろのミニオンに飛ぼう。
5 オレリオン・ソルと同じで、
スキル相性が悪いので、
自然とカタリナのペースで試合を進めやすい。
対策が求められるのはカルマ側である。
結局カルマはカタリナのEとRに対処しにくいので、
集団戦でもカタリナが活躍してしまうわけだ。
タリヤ
- キーストーンはなんでもいい
- サブルーンはなんでもいい
- サモナースペルはフラッシュ+テレポート or イグナイト
- スタートアイテムはドランリング or 女神の涙
- 初手はアークエンジェルスタッフ or ルーデンコンパニオン
- ブーツはソーサラー or アイオニアブーツ
1 フェイズラッシュが人気だ。
2 テレポートなら宇宙の英知を入れたい。
3 キーストーンと同じで、
火力を上げるか、
ユーティリティを上げるかだ。
4 ここは火力かスケーリング。
5 ここも4と同じ。
もちろん女神の涙スタートなら、
アークエンジェルで。
6 魔法防御貫通が稼ぎにくくなったので、
アイオニアブーツは人気になった。
メイジでもゴーストやテレポート時は、
アイオニアブーツの採用が増えた。
レーン戦
- レベル1からQとAAでプッシュ
- カルマはなんとか邪魔しようとする
- カルマが近づいてきたら下がる
- カルマEが切れたらE+Wを狙う
- 基本的には味方の行動に合わせてプッシュし続ける
2 タワー下に押し込まれて喜ぶのはナサスだけだ。
なのでカルマ側は、
そうならないように阻止しようとしてくる。
3と4 普通に考えてカルマはEを使わないと、
タリヤに触れない。
なのでEを加速メインで使うわけだ。
そうなるとオレリオン・ソル戦と同じで、
スキルの隙を狙われてしまう。
スキル使い終わった後のカルマにE+Wはリスクが薄い。
やはり単純にスキル相性が悪い。
5 ジャングラーがドラゴンやヴォイドグラブを始めそうならプッシュ。
ボットやトップがタワーダイブしようとしてたらプッシュ。
超スケールチャンピオン以外は、
こういう動きをするのがLOLの基本である。
※ 基本と言いながらマスター以上しかわからない”いつものヤツ”だ。
タリヤメインはRもフリックで取る。
カルマを後出しされた場合
- スケーリングするビルドにして、やり過ごす
例えばブラッドミアの場合だと、
- エアリー+追火で頑張ろうとするとボコられる可能性が高い
Eにセルフキャストを使えるくらいのレベルのカルマだと、
序盤タイマンで勝てるわけがない。
するとレーン戦のパターンは、
エアリー+追火の場合
- タイマンでブラッドミアが勝つ
- タイマンでカルマが勝つ
- 敵ジャングラーの介入で負ける
- 味方ジャングラーの介入で勝つ
4の可能性を高めるだけだ。
味方のジャングラーの序盤の強さにもよるが、
スケーリングルーンのほうが勝つ見込みが高い。
終わりに
- カルマは序盤最強クラスの性能
- マリグナンスのおかげで中盤以降も強いけれど、スケーリングは低い
- カルマを後出しされた場合、スケーリングを高めてやり過ごすのがいい
- 一応カルマはEを使った後に隙がある
トップでカルマを先出しすれば、
- ナサスに耕される
- グウェンに切り刻まれる
のが目に見えているし、
実際にそうなってしまう。
そしてそういった勝ち方は、
上手なトップレーナーほど好む。
ミッドレーナーは反対で、
そういう勝ち方を好まない人が多い。
となるとカルマ自体は、
ミッドかトップでいうと、
やはりミッド寄りなのだろう。
カルマ相手はトップレーナー的アプローチが有効だ。