ARAMのアサシンは弱い。
これはARAMプレイヤーならば、
全員知っていることである。
最近はメイヘムばかりプレイしているが、
何故か嬉々としてアサシンを使うようになった。
数年前からARAMで自分がタロンを使うと、
スキルがガレンと似ているせいか、
普通にアサシン装備で毎回活躍する。
それが始まりだったのだと思う。
というわけでメイヘムでは、
余ったジンクスやアッシュを使わずに、
アサシンをプレイする迷惑行為をしている。
しかし、ビルドがパッと出てこないチャンピオンが多く、
怪しい場面が多いので、
今回は
- それぞれのチャンピオンのARAMで主流となるビルド
について調べて書いてみた。
2025年11月28日現在、
クラスアサシンのタグは、
次の19チャンピオンとなる。
- アカリ
- アクシャン
- オーロラ
- ダイアナ
- エコー
- イブリン
- フィズ
- カサディン
- カタリナ
- カ=ジックス
- ナフィーリ
- ノクターン
- パイク
- キヤナ
- レンガー
- シャコ
- タロン
- ヨネ
- ゼド
とりあえず上のリストから、
アクシャン、ノクターン、ヨネを抜く。
残ったチャンピオンのビルドを大きく3つに分けると
- AP
- 心の鋼
- ヒュブリス
となるので、
この3つを説明していく。
メイヘムだともっと複雑になるので、
まずは一般的なARAMでのビルドを書く。
その後にメイヘムで組み合わせられるオーグメントを、
各自考えて欲しい。
この記事はパッチ25.23の時に執筆されました。
APビルド

MR貫通ビルド
ストームサージ+シャドウフレイムを組み合わせたビルドのことだ。
イブリンもエコーも心の鋼が強いのだが、
回復関連にAPレシオがあるので、
APビルドが選択されることが多い。
※ 心の鋼ビルドにすると、イブリンのパッシブと、エコーのR回復効果が激減する。
ビルドは
- ストームサージ
- シャドウフレイム
- ソーサラーシューズ
- ラバドンデスキャップ
- ヴォイドスタッフ
- ゾーニャの砂時計
1と2 ARAMはメレーのMRが高くなっているので、
MR貫通アイテムは実質ナーフされている。
※ マリグナンスは直接ナーフされている。
他のアイテムでもいいが、
ヴォイドスタッフ完成時のバーストが全然違う。
3 タイミングはいつでもいい。
4~6 中盤以降の装備。
メレーのAPアサシンの場合、
ゾーニャの砂時計は必須に近い。
他のアイテムでもいいが、
そうするとADアサシンに比べて利点が少ないので、
ゾーニャの砂時計なわけだ。
サモナーズリフトに比べると弱いが、
ハウリングアビスでもちゃんと機能する。
敵の心の鋼や、味方のマークスマンを無視して、奥の敵を狙っていこう。
ちなみにAPアサシンにはゾーニャの砂時計が必須に近いというのは、大昔にチャレンジャーのフィズの人から聞いた。
ロッドオブエイジス+アークエンジェルスタッフ
ARAMは開始4分でファーストアイテムが完成するので、
ロッドオブエイジスは強い。
女神の涙も溜まりやすいので、
そこにアークエンジェルスタッフを足すわけである。
サモナーズリフトだと
セカンドアイテム+ブーツ完成時に勝てないと、
その試合は負けるのが普通である。
※ エピックモンスターを取られまくるからだろう。
しかしARAMで大事なのは最終的な強さだ。
- ロッドオブエイジス
- アークエンジェルスタッフ
- ソーサラーシューズ
- マリグナンス
- ラバドンデスキャップ
- ヴォイドスタッフ
4 オーロラだと他のアイテムのほうが良いかもしれない。
上手な人だとガーディアンオーブ+涙などでスタートしたりする。
メイヘムの場合、
オーグメントの関係で特定のアイテムが欲しい時は、
変えるならこの部分になる。
ARAMには基本的に、スノーボールという概念がない。
敵に倒されないことは重要だ。
ダブルバーン
- 黒炎のトーチ+ライアンドリーの仮面
この組み合わせをダブルバーンと呼ぶ。
※ 実際は初手マリグナンスやルーデンコンパニオンでも、ダブルバーンみたいな感覚だ。
アーティラリー、マルザハール、ブランドなど、
敵に攻撃が届きやすいチャンピオンで採用される。
ARAMは基本的にAPシャコにして、
延々とWを設置していくのが強い。
なので実質アーティラリーと言える。
ARAMではファーム速度は関係ないので、
黒炎のトーチじゃなくてもいいが、
スキルヘイスト20と優れているし、
マリグナンスはナーフされている。
なのでトーチが無難だ。
- 黒炎のトーチ
- ライアンドリーの仮面
- ソーサラーシューズ
- ラバドンデスキャップ
- ヴォイドスタッフ
- 好きなアイテム
5 味方にAPが多い時は、
呪いのブラッドレターにするのが良いだろう。
6 モレロノミコンでもいいし、
マリグナンスやリーライクリスタルセプターでもいい。
メイヘムの場合は、
序盤ガーディアンオーブからスタートして、
最後まで売らずステータスを急ぐとか良いんじゃないだろうか。
先程のオーロラのケースと似ている。
心の鋼ビルド

まずカタリナから説明しよう。
心の鋼・オンヒット
まずビルドを書く。
- 心の鋼
- ルインドキングブレード
- ブーツ完成品
- タイタンハイドラ
- テルミヌス
- クラーケンスレイヤー or ウィッツエンド
2 ARAMのルインドキングは特別に強く、
メレーで12%、レンジドで10%のダメージがある。
カタリナはテクニカルチャンピオンのイメージがあるが、
序盤のレーン戦が難しいだけで、
操作自体はシンプルであるらしい。
パッシブ、E、Rにオンヒットが乗るので、
こういうビルドになる。
敵に殴られ続けてタンクするわけではなく、
チャンス時にEで入ってRを決めるという、
いつも通りの動きだ。
ある程度ARAMをする人で、
カタリナを使えない人は存在しないと思われる。
ちなみにR>E>Q>Wの優先順位で上げる。
初手心の鋼の関係だ。
心の鋼・リフトメーカー
ここのチャンピオンは勝敗関係なく、
心の鋼スタックを溜めて遊んでいるだけだ。
しかしビルドは結構難しい。
- 心の鋼
- 終わりなき絶望、リフトメーカー、ホロウレディアンス、アイスボーンガントレット、ワーモグアーマー
- ブーツ完成品
- その他HP装備、回復半減、呪いのブラッドレターなど
1 まず心の鋼スタートだ。
元はアサシンなので、
鋼のAAを当てやすい。
ARAMならではの仕様として、
アサシンは弱いのでステータスに超補正が付いていることが多く、
特にフィズは心の鋼のイメージが強い。
2 キャリーじゃないので終わりなき絶望が無難だが、
アーティラリーにはワーモグアーマー、
マークスマンにはアイスボーンガントレット、
チームのミニオン処理能力が弱い時はホロウレディアンス。
というように、
やたらシチュエーショナルなアイテムが求められる。
ARAMだとサンファイアイージスは買う機会が少ない。
というのも、
ルインドキング対策でソーンメイルを買うので、
相手がALLADじゃない限り、
まず買おうと思わないわけだ。
ミニオンの上で戦うことも多いので、
ホロウレディアンス+ソーンメイル、
という組み合わせにしたい。
味方のキャリーがプラチナ未満なら終わりだし、マスター以上なら勝つ見込みが高い。
というわけで、ある程度ARAMができるプレイヤーならば、ピックした時点で試合の内容を気にしなくなる。
ランクじゃないので、キャリーが初心者だったりアタックムーブができなくても、特に不満が発生しないわけだ。
ヒュブリスビルド

- ヒュブリス
- アクシオムアーク
- ブーツ完成品
- %貫通アイテム
- 好きな脅威アイテム
- 好きな脅威アイテム
1 ルインドキングブレード、心の鋼、ヒュブリス。
この3つが3大ARAMアイテムなことに疑いはないだろう。
誰も買ってない試合を見たことがない。
2 ARAMの脅威アイテムと言えばこれ。
4~6 アサシンに自信がなかったり、
相手チームがALLADやALLAPに近い場合は、
ここからファイタービルドにしてもいい。
流石にパイクだと厳しいが、
ARAMのアサシンは超補正が付いていることが多く、
ファイターやタンクと殴り合っても勝てる場合が多い。
もちろん狙うのは敵のメイジやマークスマンが理想だ。
終わりに
- ARAM(オールランダムオールミッド)モードにおいては、一般的にアサシン系のチャンピオンは弱いと認識されています。
- 筆者は最近メイヘム(オーグメント付きARAM)を主にプレイしており、通常弱いとされるアサシンを好んで使用するようになりました。
- 筆者がARAMでタロンを使用し始めたことが、アサシン系チャンピオンを積極的に使うようになったきっかけであり、アサシン装備でもタロンは毎回活躍しています。
- 現在のプレイでは、メイヘムにおいてアサシン以外の一般的な選択肢であるジンクスやアッシュを使わず、アサシンをプレイするという行動を迷惑行為として認識しています。
- アサシン系チャンピオンで適切なビルドがすぐに思い浮かばないことが多いため、それぞれのチャンピオンのARAMにおける主流ビルドを調査し、記事にまとめています。
- 2025年11月28日時点で、ゲーム内のクラスタグがアサシンと分類されているチャンピオンは、アカリ、アクシャン、オーロラ、ダイアナ、エコー、イブリン、フィズ、カサディン、カタリナ、カ=ジックス、ナフィーリ、ノクターン、パイク、キヤナ、レンガー、シャコ、タロン、ヨネ、ゼドの計19体です。
- アサシンチャンピオンのビルドは大きく「APビルド」「心の鋼ビルド」「ヒュブリスビルド」の3種類に分類して解説が進められています。
- APアサシンのビルドでは、イブリンやエコーのように回復にAPレシオが関わるチャンピオンを除き、心の鋼ビルドが強力ですが、APビルドも選択肢として存在し、特にメレーAPアサシンではゾーニャの砂時計が必須に近いアイテムとされています。
- 心の鋼ビルドは、カタリナのオンヒット型ビルドと、リフトメーカーなどを組み合わせた耐久重視型ビルドの二つに分けられ、カタリナの場合はオンヒットが乗るスキル構成のため心の鋼・オンヒットが有効であり、他のチャンピオンでは心の鋼のスタックを溜めて遊ぶ目的や、状況に応じた防具選択が重要になります。
- ヒュブリスビルドは、ルインドキングブレード、心の鋼と並んでARAMにおける主要な3大アイテムの一つである「ヒュブリス」を核とし、アクシオムアークなどの脅威アイテムを組み合わせる構成であり、敵のメイジやマークスマンを狙うのが理想とされています。
ARAMにおいてアサシンは弱いという定説がありながら、その定説を覆すかのように、私はメイヘムでアサシンを使い続けるという「迷惑行為」を楽しんでいます。
その根底には、タロンでの予想外の活躍があったわけですが、その成功体験が、他のアサシンでも同じような楽しさを見つけたいという欲求に繋がったのだと思います。
この記事で、ARAMのアサシンビルドを大きく「APビルド」「心の鋼ビルド」「ヒュブリスビルド」の3つに分類し、それぞれのチャンピオンのポテンシャルを引き出すための主流なビルドパスを考察しました。
APアサシンのビルドでは、MR貫通を重視しつつ、生存のためにゾーニャの砂時計の重要性を再認識しました。
特にイブリンやエコーといったチャンピオンの回復効果との兼ね合いが興味深い点です。
心の鋼ビルドは、ARAM特有の楽しさと、オンヒット系ビルド(カタリナ)や、シチュエーショナルな耐久ビルド(フィズ、ダイアナなど)への分岐点を示しています。
特に心の鋼のスタックを溜める行為は、ARAMの「お祭り感」を象徴しているように感じます。
ヒュブリスビルドは、脅威ビルドの核として、ARAM三大アイテムの一つとしての地位を確立しており、やはりマークスマンやメイジといった後衛を狙うという、アサシン本来の役割を果たすための王道的な選択肢です。
ビルドの選択は、チーム構成、相手の構成、そして何よりもその時のオーグメントによって大きく変わります。
しかし、ここに挙げた基本となるビルドの型を知っておくことで、突然のアサシンピックでも迷うことなく、「迷惑行為」を全うできるようになるでしょう。
アサシンを使いこなすのは難しいですが、キャリーを仕留めた時の爽快感は格別です。この考察が、私と同じようにARAMやメイヘムでアサシンを使うことを楽しむプレイヤーの一助となれば幸いです。
またどこかのハウリングアビスで、鋼を積んだフィズや、ヒュブリスを抱えたキヤナとしてお会いしましょう。
やたら「迷惑行為」という単語に反応するなと思った。
基本的に防御補正が付いているチャンピオンは、
メレーでもレンジドでも心の鋼適正が高い。
誰も前衛がいなければ、
シャコやカ=ジックスでも心の鋼を採用したりする。
ガングプランクでEやRを当てるたびにパッシブが発動する、
エーテル武器について書きたかった。
※ R中に目の前の樽壊すだけで、遥か遠くにいる敵に2~3回パッシブが発動する。
ただその前に心の鋼オンヒットのカタリナとかを書いたほうが、
エーテル武器への理解度も高まるような気がしたので、
先にARAMのアサシンビルドを書いたわけである。
メイヘムのシーンアップグレード、
普通のビルドだと使う機会が少ない。
例えば今回の記事の場合は、
エコーなどでリッチベイン、
フィズなどでアイスボーンガントレット、
といった感じで採用できるのではないかと思う。
ARAMやメイヘムのプレイヤーは、
サモナーズリフトよりも上手な場合が多く、
戦闘中の操作だけなら私と変わりない人が珍しくない。
誰でもアタックムーブができるし、
敵のスキルをマークのダッシュで軽々と回避する。
大半がそんな感じだが、
ARAMのビルド選択はサモナーズリフトと違うので、
時間を取らないとパッと出てこない。
次回はメイヘムのエーテル武器について書きたい。