練習の基本というか、
おそらく自力でマスターまで行くような人が、
なんとなくわかっていることを書く。
世の中には色々な練習方法があるのだけど、
大雑把に2つに分けると
- ブロック練習
- ランダム練習
の2つだ。
本題に入る前に、
高名なアンダース・エリクソンの教えで
最も重要なことを書いておく。
- 100%集中して取り組んでない練習
- 100%集中して取り組んでいる練習
「1はクソで、2じゃないと効果ないよ!」
という事実だ。
※ 物凄く重要なことなので、忘れないでほしい。
それではランダム練習とブロック練習の話に戻る。
この記事はパッチ25.S1.2の時に執筆されました。
ブロック練習とランダム練習
ブロック練習
同じ課題を繰り返し練習する方法です。例えば、野球のバッティング練習で、ひたすらストレートボールだけを打つ、というような練習方法がブロック練習にあたります。
メリット
- 短期間で集中的にスキルを習得できる
- 基礎的な動作を身につけるのに適している
- 課題への集中力を高めやすい
デメリット
- 実践的な応用力や対応力が身につきにくい
- 飽きやすく、モチベーション維持が難しい場合がある
- 実際の試合やプレーで、応用が効きにくい
ランダム練習
複数の異なる課題を交互に練習する方法です。例えば、野球のバッティング練習で、ストレート、カーブ、シュートなど様々なボールをランダムに打つ、というような練習方法がランダム練習にあたります。
メリット
- 実践的な応用力や対応力が身につく
- 状況判断能力や適応能力が向上する
- 実際の試合やプレーに近い状況で練習できる
デメリット
- 習得に時間がかかる
- 基礎的なスキルが身についていないと効果が得られない
- 集中力が必要
スペクトラムというヤツで、
- ブロック練習100%
- ランダム練習100%
というケースは少ない。
ずっとプラクティスし続けるわけにはいかないので、
どちらも混ざり合っている場合のほうが多い。
長い目で見た場合、うまくなるのはランダム練習のほうだ。
ブロック練習は成果が出るのが速いけれど、忘れるのも速い
LOLの場合だと
- ダミーで練習するアタックムーブ
- ジャングルフルクリア(2スマイト3:30スカトル)
- 1~6スロットまで買う順番を固定させたフルビルド
初心者の人には、
こういった教え方、
つまりブロック練習がいい。
シルバー帯の部屋であれば、
3のレベルで特に何も問題がない。
おすすめから延々とアイテム買ってる人に比べたら、
当たりのプレイヤーとまで言える。
ただエメラルドぐらいの部屋になると、
味方に1人いるだけで厳しい試合になってしまう。
レベル30未満の初心者でも、1~3は10~30分で覚えられる。
コレは実際のコーチングの見込み時間だ。
ランダム練習は成果が出るのが遅いけれど、忘れるのも遅い
LOLの場合だと
- AIドレイヴン
- ARAM
- ランクゲームでのジャングルクリア
- レーン戦
1 ダミーよりはランダム練習度が高く、
対人戦よりは低いというところだ。
2 かなり良いバランスのランダム練習になる。
筋力トレーニングで言うところの、
コンパウンド種目だ。
ARAMを1000試合真剣にすれば、
高いLOL力が身につく。
3 レベル3時にお互いのミッドレーナーが瀕死になってたり、
相手ジャングルの妨害などがある。
4 チャンピオンを固定したとしても、
ブロック練習よりはランダム練習の比率が高い。
100%集中できないならLOLを起動しないこと。
上達という観点から見た場合、マイナス要素が多すぎる。
同じチャンピオンを使い続けたほうがいいのか、避けたほうがいいのか?
初心者ならば
- 同じチャンピオンを使い続けたほうがいい
上級者ならば
- トップ、ミッドは同じチャンピオンを使い続けるのが望ましい
- 他3ロールはパッチごとに強い(とされている)チャンピオンを使うのが望ましい
初心者はブロック練習で、
上級者はランダム練習に寄せていくわけだ。
LOLはマッチアップの組み合わせが多すぎる
タイマンレーンはマッチアップが重要だ。
- 「俺コイツのスキル知らないわ」
- 「俺この組み合わせでコイツと戦ったことないわ」
なんていう組み合わせの場合、
私でもエメラルドにすらボコられてしまう。
ランクで見た妙手
関心したことがあったので書く。
あなたがランクで本当にイラオイしか使わないとする。
その場合は下と順番を変わってもらうのは避けたほうがいい。
何故ならば
- イラオイを選んだらALLADになってしまう時があるから
である。
というわけで、
最初のほうにトップで先出ししていくわけである。
私は色々なチャンピオンを使えるので、
そういう手法は全然わからなかった。
ALLADやALLAPになった時に悪いのは、間違いなく最後にピックした1~2人だ。
順番を交代してもらった上でそんなことをすれば、とんでもないことになる。
現実世界だったら、冗談抜きで殴られるだろう(ゴールドぐらいまでなら許されるとは思う)。
クイックプレイは上達しにくい
基本的にクイックプレイは練習として考えた場合、
ゲームモード中最低である。
なので私はクイックプレイが大嫌いであり、
5人プリメイドも嫌いだ。
※ カスタムと5人プリメイド、ランクと違って味方が常に弱いから嫌だ。
上達しにくい理由は簡単で
- 対面が見えないから
である。
- 今日は久々にヨリックを出そう
- 対面がイレリアだった
- メインヨリックでも無い限り、イレリアと戦う機会はない(先出ししないから)
- しかもルーンがめちゃくちゃである(最適化されてない)
ハッキリ言おう。
これは時間の無駄である。
ブロック練習とランダム練習の比率が、
大きくランダム練習に偏ってしまうからだ。
そしてそのランダム度合いは、
LOLのランクよりも遥かに高い。
逆にカシオペアメインの人が、
ミッドカシオペアを出した場合は
- カシオペアは最強ミッドレーナー
- カシオペアは9割の試合で征服者がベストキーストーン
- 先出しカシオペアはランクでもあらゆるチャンピオンと戦う可能性がある
あなたは
「それなら悪くなさそうだ」
と思ったはずだ。
- キーストーンを相手によって変更するケースが少ない
- 先出しするメインチャンピオン
上の条件が両方当てはまっていれば、
クイックプレイのトップ・ミッドは悪くないかもしれない。
※ 「LOLの仕組み的に多分こうなるだろう」という予測であって、私はクイックプレイをしないので実際はわからない。
クイックプレイ時こそ、ランク以上にチャンピオンを固定していく。
上達という観点から見れば、ランクより難しいゲームモードと言える。
ARAMは練習しやすい
ARAMの基本は
- チームの穴を埋めるチャンピオンをピックする
である。
これは今回の記事とはあまり関係ないが、
とりあえずARAMは
- 普段使わないチャンピオンを強制的に使わせられる
- チャンピオンのスキルを覚えられる
- ARAM特有のビルドを覚えられる
- 戦闘時間が長い
2~3 LOLのやる気が0じゃなければ、
自然に覚えられるだろう。
負荷はかなり低いからだ。
4 ARAMの一番良いところで、
サモナーズリフトよりも戦闘時間が長い。
100試合以上ランクをプレイした人は知っていると思う。
- ジャングラーは同じレートのレーナーに比べて戦闘がドヘタクソ
これは普通にLOLをプレイした場合、
ジャングラーの戦闘時間が
レーナーに比べて短いためだ。
1~3がブロック練習に近く、
4がランダム練習に近い。
なんの疑問もなくAPマルファイトを使い続けるレベルじゃなければ、特に工夫なく上達していくはずだ。
War Beast is noob
私がHONで初心者だった時、
野良の外人はチャットで
「War Beast is noob」
と言っていた。
私はすぐにピンと来た。
「あのウォービーストはnoobだから、みんな気を付けろ」
という注意喚起である。
- 「初心者がゲームの上手い下手をアイデンティティにしてるわけがない」
そういう価値観は海外でもあるわけだ。
War BeastはLOLでいうと、
ケイルみたいなチャンピオンかもしれない。
キャリーなので当然、
10人中一番下手な当時の私が使うと、
試合は厳しいものになる。
ただ何を使っても厳しいので、
あんまり気にすることはない。
初心者の頃を思い出したのだけど、効果があったのはブロック練習だった。
最初はずっとWar BeastとSuccubusを使ってた。
終わりに
- 練習方法は大きく分けてブロック練習とランダム練習の2種類がある。
- 練習において最も重要なことは100%集中して取り組むことである。集中力が低い練習は効果がない。
- ブロック練習は同じ課題を繰り返し行う練習法であり、短期間でスキルを習得できるが、実践的な応用力は身につきにくい。
- ランダム練習は複数の異なる課題を交互に行う練習法であり、実践的な応用力や状況判断能力が向上するが、習得に時間がかかる。
- ブロック練習は成果が出るのが速いが忘れるのも速く、ランダム練習は成果が出るのが遅いが忘れるのも遅い。
- LOLの初心者はブロック練習から始めるのが良く、上級者はランダム練習を取り入れるべきである。
- LOLのトップとミッドは同じチャンピオンを使い続けることが望ましく、他のロールはパッチごとに強いチャンピオンを使うのが良い。
- LOLのクイックプレイは対面が見えないため上達しにくく、ランク戦以上にチャンピオンを固定して練習する必要がある。
- ARAMは普段使わないチャンピオンを強制的に使え、チャンピオンのスキルやARAM特有のビルドを覚えるのに役立つ。
つたない文章ではありましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事では、LOLにおける練習方法について、私自身の経験と知識に基づいてまとめてみました。
LOLは奥が深く、練習方法も多種多様です。この記事で紹介した内容はあくまで一例であり、全ての人に当てはまるわけではありません。
しかし、練習の基本や考え方を知っておくことは、上達への近道になるはずです。
この記事が、少しでもあなたのLOLライフに役立つことができれば幸いです。
もしこの記事の内容について疑問点や意見がありましたら、お気軽にご連絡ください。
今後もLOLに関する情報を発信していく予定ですので、興味があればぜひチェックしてください。
私がこのブログを執筆した当初から、
気を付けていることがある。
それは
- できるだけ毎回違うテーマで執筆をすること
である。
できるだけ、
というのがポイントだ。
また冒頭でも書いたように、
自力でマスターまで到達する人は、
ブロック練習(っぽいプレイ)を避ける性質が多い。
練習は面白くなく、
厳しい練習になれば苦行というレベルだ。
なので大半の人は
- 最初は必死に覚えようとする
- ある程度までのレベルになる
- あとは毎回同じことをするだけ
になりがちである。
それが普通の人間ではあるのだけど、
私はそういうのが好きじゃない。
というフリをし続けている。
- ドレイヴンを使える人間であるとアピールしたいから練習する
人間はそういうものだ。
あなたがLOLをうまぶりたいのであれば、
2冊とも読んだほうがいい。
読んだことがないなら買うか、
読んだことがあるフリをするといい(大真面目)。
そういうポジションの本である。