今回はバーンアウト(燃え尽き症候群)について書く。
あなたも知ってのとおり、
私はLOLに限り
バーンアウトとは無縁だ。
一般的にストレスとは、
時間の経過とともに増大する。
なのでバーンアウトするのは
- 勤続年数の長い人
- 高齢の人
- ベテランの人
LOLだと
- 高レートの人
- 長くLOLをプレイしている人
と思うだろう?
実際は違う。
しかし実際にはどの産業でも、バーンアウトに陥るのは仕事を始めて間もない労働者が多く、医師も若い医師のほうが年配の医師よりバーンアウトしやすいのだ。
また、教師になって日の浅い人たちの離職率が高いのは、バーンアウトが影響しているとも言われている。
これは昔からある現象で、一九八二年、クリスティーナ・マスラークは、ソーシャル・ワーカーになって日が浅い人のほうが年配の同僚より高いレベルのバーンアウトを示したと述べている。
ジョナサン マレシック. なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか (pp.134-135). 青土社. Kindle 版.
LOLでも長くプレイしている人は、
ゲーム外でプレイヤーに辛辣な態度は取らない。
※ LOL内に世間一般の道徳観や価値観を持ち込んではいけない。
ゲーム外でクソみたいな態度を取ったり、
LOLのモチベーション云々言い出すのは、
ほぼ初心者である。
LOLにモチベーションとは、おかしな話だ。
プロが言うならわかるのだけど
「誰もプレイを強制してないんで、辞めたらいいじゃん」
と誰もが瞬時に思うからである。
実はバーンアウトのポイントは、
ココなのである。
それでは始めよう。
この記事はパッチ14.12の時に執筆されました。
バーンアウトの定義や症状など
さらに、さまざまな科学的知見を総動員して、バーンアウトとは「仕事に対する自身の理想と現実のギャップを埋めるために無理を重ねた結果」であるとの定義を定める。
ジョナサン マレシック. なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか (p.19). 青土社. Kindle 版.
凄く簡単に言えば、
うつ病と同じ症状と考えて構わない。
この本では、
バーンアウトには
- 「情緒的消耗感」
- 「シニシズム」
- 「無力感」
の3つの側面があるとされている。
情緒的消耗感
仕事や人間関係など、ストレスの多い状況に長期間さらされることで、精神的・肉体的なエネルギーが枯渇した状態。
感情が鈍くなり、無気力感や疲労感を強く感じる。
私と情緒的消耗感
LOLで感じたことはない。
理由はシンプルなもので、
疲れてたらプレイしないからだ。
嫌な時はプレイしなくていい。
LOLの素晴らしい点である。
試合中もプレイしたくなくなったら、プレイしなくていい。
シニシズム
仕事や人間関係に対して、冷めた、冷笑的な態度をとるようになること。
理想や情熱を失い、皮肉っぽくなったり、他人に対して批判的になったりする。
私とシニシズム
LOLで感じたことはない。
コレも理由は単純で、
LOLが仕事じゃないので
他プレイヤーに迎合する必要がないからだろう。
ブログをよく読んでくれる人なら知っているはずだ。
私は他人のLOLの意見や質問に対して
- 俺もそう思う
- 無視
どちらかの反応しかしない。
他人のLOLの話を聞いてよかった経験が
人生で1度もないからだ。
そういう態度を取れるので、
LOLから少し離れた話は
熱心に聴いたり反応したりできる。
簡単に言えば、LOLでの人間関係が薄いのでならない。
無力感
自分の努力や行動が無駄だと感じ、何も変えられないという絶望感に襲われること。
自信を失い、自己肯定感が低下する。
私の無力感
最初のルーンやアイテムやチャンピオンが適切であれば、
それで良いかなと考えている。
LOLの試合に関しては、
特に期待するものはない。
大体無力感を感じる典型的なパターンは
- 完璧主義や理想主義の人が目標達成が困難な状況に直面した時
である。
コレは漫画でも頻繁に見るパターンだろう。
つまり私がLOLやブログで無力感を感じないのは
- 目標がないから
どうやら、そうらしい。
想定した1000倍読まれているブログですが、目標は特にありません🙇♀️
仕事(LOL、人間関係)に過剰な価値を置くとバーンアウトする
「好きなことで生きていく」
昔は妄言だったそうだ。
橘玲が言うには、
アメリカ西海岸のヒッピー達の思想らしい。
しかし現代社会はどうだろうか?
異常なまでに仕事に価値を置いている。
昔は単なる生活の糧だったらしい。
現代社会では
- 仕事=その人
を表しているといって間違いない。
そうなれば冒頭の引用のようになる。
仕事や自分の人生への理想が高ければ高いほど、
現実とのギャップに飲み込まれやすくなってしまう。
男性は好きな女性がたくさんいて、その中から選ぶのがいい(と言われております)。
しかし2つ以上の仕事をするのは難しいわけだ。
LOLプレイヤーとバーンアウト
- LOLのランク(マスターとかのランク)に過剰な価値を置くとバーンアウトする
- LOLの理解度に過剰な価値をバーンアウトする
- LOLの試合に過剰な価値を置くとバーンアウトする
- 味方に理想を描くとバーンアウトする
1 高レートの人は、
子供の時からずっとゲームをしてたり、
家が裕福だったり
人間関係に恵まれていたりする。
なのでそうじゃない人は、
上位プレイヤーになれないと決めつけていい。
私はこの話を、
コーチングでよくする。
2 何かを深く理解したいというのは、
男性的マッチョ思想だ。
ゲームの理解度に価値を置く人とは、
人生で何も頑張ったことがない人が多い。
3と4 LOLを普通に取り組んでいた場合は活躍できない。
敵と実力が同じだからだ。
しかし熱心に取り組んだ場合、
味方は時間を稼ぐだけのMOBみたいなものになる。
LOLは娯楽であり、大半のLOLプレイヤーのプレイ動機は、何かを先延ばしにしているからである。
趣味は熱心にプレイしたほうがいい
趣味は熱心にプレイしたほうがいい。
あの高名な養老孟司も言っている。
なぜか
- 熱心にプレイするほど、何かしらの能力が身につく
- 趣味を辞めた時も、その能力は身についたまま
だからだ。
もっとわかりやすく言えば
- とても太った男性が女性に恋をした
- めちゃくちゃ身体鍛えてムキムキになった
- しかし女性には振られた
- しかしカッコいい身体は残る
こんな感じである。
LOLも似たようなものだが、
注意点が1つ。
- LOLをやりすぎて他をおろそかにしてはいけない
それは熱心にプレイしているのではなく、
ただの依存症である。
もちろん最初は依存症みたいな感じでプレイするのだけど、
それなりのレベルになってくると、
そのようなプレイは控えるようになってくるものだ。
LOLを継続するには、LOLを継続する工夫が必要である。
いつも偉そうなことを書いていますが、とうぜん私も最初は依存症でした😎
バーンアウトの解決策1 視点を固定せず、多様な視点を持つ
- 仕事(LOLでも恋愛でも同じ)が全て
という視点の狭さが、
バーンアウトの主な原因だ。
※ うつ病も同じ。
問題の切り口や、ものの見方を
パースペクティブという。
ただの「視点」という意味なのだけど、
視点だとインパクトがないからだ。
私が得意なのは
- 社会学的パースペクティブ
であり、
今回の記事のようにビルドガイド以外の記事は
その視点で書くことが多い。
LOLの良い点は、
レートのある対戦ゲームかつ、
コミュニケーション能力が求められるところだ。
様々なパースペクティブが必要で、
固定された視点や発想というのは、
非常に不利に働く。
不利に働くというか、
固定観念の強い人は
ランクに行けば味方にボロカス言われる運命である。
LOLのカメラは固定でも構いません🦖
バーンアウトの解決策2 自分の居場所を増やす
- 仕事以外の活動をする
- LOL以外の活動をする
- 労働やLOLに対する価値観を見直す
- 仕事やLOLの時間に制限を付ける
具体的な例をあげよう。
私はこのブログでは
- モチベーションがないという人には「LOL辞めろ」
- LOLの話を振られれば「俺もそう思う」
- 初心者の質問は「無視」
LOLはともかく、
自分のLOL界での立場やブログの閲覧数に、
価値を置いてない姿勢がうかがえるはずだ。
何故かというと、
私はLOLを趣味でやっているだけだからである。
他のコミュニティでは
LOLの話はしないし、
私が普通の人に比べると上手すぎるので
みんな私とのLOLは避ける。
ハッキリ言うと、
LOLのアイデンティティがないのである。
他で接する人達が、
LOLの話を理解できないからだ。
なのでLOLでの消耗がない。
別な場所にいるので、LOLで感情的な摩擦が起きないわけだ。
LOLしか居場所がない場合
その場合、
心理的安全性が確保されないだろう。
おそらくバーンアウトする。
やはり
「LOLプレイヤーの好感度なんて知ったこっちゃないよ」
という姿勢が必要なわけだ。
世の中には世界共通で人をイラつかせる態度があって、
その1つに
- 足を大きく開いて座る男性
というのがある。
それぐらいは結構やっちゃう人は多いだろうけれど、
イラつかせるぐらいで済む。
※ 本当に世界共通で嫌われる行為らしい。
しかし店員に酷い態度を取るみたいなレベルになると、
一緒にいった人との人間関係が壊れる。
シニシズムやバーンアウトすれば、
そういう態度になるわけだ。
とりあえず普通の人であれば、
知らない人にも親切な態度を取れるわけなので、
つまり
- LOLプレイヤーの好感度なんてどうでもいい
- LOLプレイヤーにどう思われるかが大事
前者のほうが、
長期的に親切かつ建設的な態度を取れる見込みが高い。
後者はバーンアウトしてしまう。
終わりに
- バーンアウトとは「仕事に対する自身の理想と現実のギャップを埋めるために無理を重ねた結果」である
- バーンアウトに陥るのは、仕事を始めて間もない人が多い
- 「情緒的消耗感」「シニシズム」「無力感」の3つも、バーンアウトの側面である
- 「仕事(LOLでも恋愛でも同じ)が全て」のような単一的な価値観は、バーンアウトを招く
- 自分の居場所、あるいは活動場所を増やせば、バーンアウトを回避しやすい
- 普通の人は見知らぬ人相手にも、親切に接する
今回は「バーンアウト」をテーマに記事を書いた。
LOLとバーンアウトとは無縁だと思っていたのだけど、
本を読んた時に
「たしかに初心者の人ばかり、バーンアウトの症状をしめすよな」
と思った。
一方で長くプレイしている人ほど、
バーンアウトの兆候がないことも。
名前の響き、あるいは「長期間のストレスが~」、
みたいなイメージに騙されてしまってたわけだ。
どの分野でも高い強度で長くプレイしている人には、
見習うべきところがある。
また何か自分でそのような活動をしているなら、
なぜ続いているのか考えてみるのも良いだろう。
LOLに限らず何かをプレイする上で
- 「もっと上手くなりたい」
- 「もっと高いランクを目指したい」
と初心者が思うのは、
本当にロクでもないことなのだろう。
だって我々はレジェンド・オブ・ルーンテラ、
うまくなりたいと思ったことがないからだ。
触って1時間で上達を考えるなんて、
やはりちょっと不純な動機が紛れているだろう。
AIに後書き書いてと言ってみたら、最後こうなった
LOLをプレイする皆さんも、この記事を参考に、バーンアウトに陥らないように注意してください。
LOLは素晴らしいゲームですが、それだけに囚われすぎず、他の趣味や活動にも目を向けることで、より豊かなLOLライフを送れるはずです。
この記事を読んで、少しでも共感したり、考えさせられたりした方は、ぜひコメント欄で感想を共有してください。
また、バーンアウトに関する質問や悩みがあれば、お気軽にコメントしてください。
一緒にLOLを楽しみながら、健康的なゲームライフを送っていきましょう!
私は上の文章を見て思った。
「こういう態度がバーンアウトを引き起こすんだろうな」
と。
あなたにも気を付けてほしい😊