弱くなったに決まっているので、
あまり書く必要もない記事だとは思うが、
一応調べたり考えたりしたので書いておく。

そこで、このルーンが形態変化系チャンピオンにとって半分はほぼ無意味になってしまうことを避けながら、
「無意味にしろよ」というのが、
大半のトップレーナーの意見だと思うので、
この部分は言い訳臭いなと感じた。
※ ジェイスやニダリーなどは、遠距離形態でAAをした後に近距離形態になると、ちゃんと5増える。
トップで使われる純粋な遠隔チャンピオンかつ、
不死者の握撃をセレクトされることが多いのは
- ティーモ
- ケネン
の2チャンピオンだけだ。
形態変化系のチャンピオンだと、
エリスはトップで使われないので
- ジェイス
- ニダリー(ソロキューだとスケーリング低すぎて使われない)
- ガングプランク(Qだけ遠距離攻撃扱い)
の3チャンピオンとなる。
ガングプランクは怪しいが、
今回の記事では、
この枠で考えていこう。
それでは遠隔チャンピオンにとって、
不死者の握撃がどれくらい弱くなったのか見ていきたい。
この記事はパッチ15.12の時に執筆されました。
不死者の握撃とは
ダメージトレードを有利にするためのキーストーンだ。
なので今回のナーフによって、
- ダメージトレードで勝てなくなった組み合わせが増えた
とも言える。
ティーモ


勝率的には
- パッチ25.12が50.8%
- パッチ25.11が50.4%
となっていて、
特に変わりないように思えるが、
息継ぎ時の勝率に注目して欲しい
- パッチ25.12では45.3%
- パッチ25.11では53.1%
ボーンアーマーについて
トップレーンの基本的な文脈として、
- 「ボーンアーマーはクソルーンであり、入れてるだけでクソnoob」
というものがある。
理由はシンプルなもので、
- ボーンアーマーが息継ぎよりも有効に機能するチャンピオンや場面が限られているから
だ。
具体的に言えば
- 自分がレンジかつ、対面が遠距離攻撃がないメレーの時
- 耐久力が低いチャンピオンの時
には有効に機能する。
ある程度の耐久力があるチャンピオンの場合、
タイマンでは常に息継ぎのほうが効果が高い。
「ファーストアイテムにHPが上がる装備を買う予定なのであれば、ボーンアーマーは入れないほうがいい」と決めつけてもいい。
その決め方で大きく外さない。
先程のティーモの場合

不死者の握撃+息継ぎで、
マルファイトのQに対抗していくのである。
マルファイトがQを撃ったら、
ティーモもAAとQを撃つという感じだ。
これは昔からある戦術の1つで、
イメージ的には
- 不死者の握撃同士でのダメージトレード
に近い。

パッチ25.12では、
不死者の握撃+息継ぎが機能しなくなっている。
遠距離攻撃手段を持たないチャンピオンに対しては悪くないものの(以前より33%低いけれど)、遠距離攻撃手段を持つチャンピオン同士のダメージトレードとしての握撃は厳しいものになった。
ケネンとジェイス
ティーモと同じだ。
メレーに対しての不死者の握撃は悪くないが、
効果は33%も低くなっているので
- ティーモの場合は魂の収穫
- ケネンの場合はファーストストライク
- ジェイスの場合はフェイズラッシュ(強まる嵐)
でスケーリングを高めていく形になった。
ニダリーは統計が少ない上に、ソロキューでは使われないのでナシで。
ガングプランク


ガングプランクは繊細なチャンピオンだ。
本体が柔らかすぎるからである。
スタートアイテムは
ドランブレードとドランシールドの両方が選ばれるが、
使い分けは基本的に
- 息継ぎがある場合はドランシールド
- 息継ぎがない場合(ボーンアーマーか不滅以外)はドランブレード
で大きく外さない。
※ もちろん対面によって適切なルーンの場合だ。
またガングプランク自体は本当に柔らかいので、
息継ぎ+ドランシールドで握撃を繰り返す戦術が機能しにくい。
レネクトンやジャックスなど、
有利な相手には相変わらず有効だが、
以前と比べて使いにくくなった。
終わりに
- 「不死者の握撃」は、チャンピオンのダメージトレードを有利にするキーストーンです。
- 純粋な遠隔チャンピオンでこれをよく使うのはティーモとケネンです。
- 形態変化系ではジェイス、ニダリー、ガングプランクが候補になります。
- 今回のナーフで、遠隔チャンピオンにとっての「不死者の握撃」は弱体化しました。
- ティーモの勝率は変わらないものの、「息継ぎ」を選んだ際の勝率が大きく落ちています。
- 「ボーンアーマー」はトップレーンで一般的に評価が低く、有効な状況は限られています。
- 「ボーンアーマー」は、自分が遠隔で相手がメレーの場合など、特定の状況で有効です。
- 遠距離攻撃を持つチャンピオン同士の「不死者の握撃」トレードは、ナーフで機能しなくなりました。
- ティーモ、ケネン、ジェイスは、ナーフ後よりスケーリングの高いルーンを選ぶ傾向にあります。
- ガングプランクも、「不死者の握撃」を使った戦術が以前より使いにくくなりました。
基本的にレンジの握撃は、
避けたほうがいい選択肢になった。
不死者の握撃が有効に機能する組み合わせでも、
他のキーストーンのほうが、
より有効である場合が多いからである。
ガレンやイラオイを使っている時に、
ティーモやケネンに握撃をされると、
非常に腹立たしかった。
しかしそれが今回からなくなったのは、
トップレーンの精神衛生上望ましい。