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LoLランク戦:ラストピックはTopかMidか? その不毛な議論に終止符を

以前、次のようなDMが来た。

彼はLoLを始めたばかりからの読者で、
最近はトップとミッドでマスターになった。

結構連絡をよこす人である。

彼はミッドかトップで言えば、
トップメインに近いのだけど、

  • ラストピックをトップに譲るのが常識なのは、不思議じゃないか?

と質問してきたわけだ。

  • 私はLoL関連のニュースやTweetを見ない
  • 無言で5番目のミッドに申請してくるトップは少ない(逆も同じ)
  • 一般的な視点から見ても、トップを最優先でピックさせるのは違和感を感じる
  • トップもミッドも、先出しよりも後出しのほうが面白い

みたいなことを、思ったり書いたりした。

私は彼に最も重要だと思われる知識を伝授して、
DMを終えた。

  • 昔は今みたいに無言で順番を交代できなかったんだけど、みんなそのままピックしてたよ

と。

ピック順番なんて、その程度の価値しかないわけだ。

  • 「時間がある時に考えてみましょう」

と言ったので、今回はその記事を書く。

LoLのランク戦において、
ラストピックをトップとミッドのどちらが取るべきかという議論は、
レート向上という観点からは重要度が低い。

特定のロールにラストピックを固定すべきという主張は避け、
むしろ自身の基礎的なスキル、
すなわち「コンパウンド種目」を鍛えることに集中すべきである。

この記事はパッチ25.09の時に執筆されました。

初心者でもわかる大前提となる知識(知らないと試合が始まらない)

ランクのピック画面では

  • 下2つはトップとミッドに交代する

というのが共通了解となっている。

ピック順番は書く必要もないのだけど、
いちおう

  • ブルーチーム(サイド)の1チャンピオン目(以下略)
  • レッド1
  • レッド2
  • ブルー2
  • ブルー3
  • レッド3
  • レッド4
  • ブルー4
  • ブルー5
  • レッド5

とりあえず、覚えておきたいのは

  • トップとミッドを上の3つに配置すると、2人ともカウンターされる見込みが高い

という点だ。

日常的にランクをやっていて、これがわからない人はいない。

99%のプレイヤーは次のことだけ覚えておけばいい

  • 上3人はジャングル、ボット、サポートを配置する
  • 下2人はトップ、ミッドを配置する
  • それぞれの順番は気にしなくていい
  • 一般的なレートの試合では、トップとミッドが上手

これ以上の議論は、趣味の良さを競っているだけ。

悪役令嬢モノのお茶会シーンと同じだ。

健常発達特有のオシャレバトルである。

悪役令嬢バトル(いじわるコミュニケーション)

別にどちらのチーム(サイド)がどちらの順番かは、覚えなくていい。

その理由を説明しよう。

  • あなたがレッドチームの3番目だとする
  • 4番目に交代を出した
  • レッド3ピック目と4ピック目で順番が変わらない
  • しかし相手は快く交代してくれる

何故ならばYesを押してもNoを押しても、
コストが変わらないからである。

10代ならば

  • 「3番目と4番目で順番変わらないじゃん」

と言いながらNoを押すほうが自然だとは思うが、
戦いへの不慣れ感、自尊心の低さ、芋臭さがにじみ出てしまう。

なぜならば、

  • クラスの人気者になれるようなタイプには見えないから

である。

ラストピック議論が不毛な3つの理由

なぜラストピックの議論が些末であり、 基礎スキルが重要なのか。

理由は主に3つある。

1 カウンターピックによる有利は絶対的なものではない

LoLの基礎スキル (CS精度、マップ認識、オブジェクト意識、戦闘の上手さ) がしっかりしていれば、
多少不利なマッチアップでも覆せる場面は多い。

逆に、基礎がなければ有利なピックを活かすこともできない。

カウンターピックとは、
突き詰めれば

「序盤のCSを伸ばしやすい」

程度の意味合いである。

2 ソロキューという環境の不確定要素が大きい

  • あなたがカウンターピックを活かせるとは限らない
  • 味方があなたの有利を理解して動いてくれるとは限らない
  • 相手がカウンターピックされても、その組み合わせが得意かもしれない
  • 味方のジャングラーが、対面や敵ジャングラーに一生倒され続ける
  • 味方のジャングラーが、人数差のあるヴォイドグラブに突っ込む
  • 隣のサポートが、一生対面のジンクスに倒され続ける
  • 敵味方のどちらかにトロールが出現する

4~7 勘弁して欲しいケースなのだけど、
ソロキューはこういったケースで試合が決まるほうが多い。

そして、かなりの高確率で発生する。

3 LoLのレート向上において本質的なのは、 ラストピックの順番ではなく、 基礎的なプレイヤースキル

ビジネスにおけるセンターピン、
あるいは筋力トレーニングにおけるコンパウンド種目 (多くの関節を使い、高重量を扱える基本的な種目)のように、
LoLにもレートに直結する基礎スキルが存在する。

これらを鍛えることこそが、
安定した実力向上に繋がるのである。

ランク戦ピックの常識と、その裏にある心理

ピック順の下位2つ(4番目、5番目)は トップとミッドが担当する

LoLのランク戦には、 ピックに関するいくつかの共通了解や暗黙のルールが存在する。

まず、ピック順の下位2つ(4番目、5番目)は トップとミッドが担当するのが一般的だ。

これは、先にピックすると相手にカウンターピックされる リスクが高いためである。

プラチナ4以上のレート帯でこれを理解していないプレイヤーは稀である。

上位3つのピックは ジャングル、ボット、サポートが担当する

そして、上位3つのピックは ジャングル、ボット、サポートが担当することが多い。

ジャングルが先ピックになる理由は、 表向きは

「カウンターピックの影響が他レーンより薄い」

とされるが、
本音としては、
ジャングルがカウンターを気にして後ピックを希望すると

「芋臭い」

「知能が低そう」

と見なされる独特の雰囲気があるからだ。

自ら後ピックに行こうとするジャングラーとは、 多くのプレイヤーは心理的な距離を感じるだろう。

誰もが認めるソロキューにおけるボット最強戦術

ボットとサポートについても、
ソロキューではレーン戦で積極的に有利を作ろうとするプレイヤーばかりではないため、
ピック順による有利不利が出にくいと考えられている側面がある。

もちろん、チャンピオンの組み合わせによる相性は存在するが、
両者が積極的でなければその有利は顕在化しにくい。

パッチ25.08 LOLALYTICS

ソロキューでのボット最強戦術は

  • ジンクスを使って慎ましくCSを伸ばし続けること

であることが広く知られている。

ボットとサポートに求められるのは、LoLの上手さよりもEQの高さだ。
隣に怒るな。

味方に「喧嘩を売っている」と思われてはいけない

  • あなたがどのロールであれ、5番目のトップかミッドに無言で交代申請するのは避けたほうがいい

これは、バロン前の重要な局面で
味方が削ってるスカトルにスマイトを使うような、
文脈を無視した挑発行為と同質である。

殴ってラストヒットを取るのであれば怒られないが、
スマイトを使うと高確率でトロールされる。

ランク戦は単なるレート上げではなく、
「戦いの代替品」としてプレイヤーのプライドや感情が渦巻く場であり、
正当な(と本人が認識する)理由があれば、
味方は容易に試合を投げ出す。

ALL ADやALL APといった極端なチーム構成も、

  • 後ピックのプレイヤーが他のメンバーに喧嘩を売っている

と見なされる行為である。

暴言は避けるべきだが、
チーム構成への配慮を欠くことは、
無言の敵対表明に他ならない。

相手のミッドと思われるチャンピオンが見えているので、5番目のミッドの人に交代申請をするケースならば、相手は不快に思わないだろう。

ARAMを軽視すると初心者がバレる

ラストピックで有利対面を取ったとしても、
CSが取れず、マップも見えず、
集団戦で機能しなければ意味がない。

それはリストカールだけを鍛えて、
全身の筋力がないようなものだ。

本質を見誤ってはならない。

文章を書き始める時に、
書式やブログのデザインを気にするようなものだろうか?

※ 私は気にしました🙋

ARAM(ランダムミッド)も、チャンピオン運はあるものの、
一定回数こなせばプレイヤーの総合的な「LoLぢから」が反映される。

ARAMで活躍できないプレイヤーが、
ランクで高いレートに到達するのは難しいだろう。

初心者ほどARAMを軽視しがちだが、
それもまた経験不足の表れである。

結論:ランク戦ピックで「オシャレ」に振る舞う方法

したがって、LoLのランク戦においては、

  • ラストピックを特定のロール(トップかミッド)に固定する

という主張から 離れるべきである。

それは「芋臭い」だけでなく、非合理的な行為だ。

ピック画面で取るべき「オシャレ」で賢い振る舞いは、
以下の通りである。

  • 自分がプレイしたいチャンピオンを提示する
  • ラストピックがトップ、ミッドのどちらになっても文句を言わない
  • 正当な文脈なく、無言でのピック順番交代申請はしない
  • 味方から交代申請が来た場合は、実害がない限り承認する
  • チーム全体の構成を考慮し、 ALL AD / ALL APは避ける

4 承認は画面を見ないでYesを押せばいい。

何かトラブルがあれば戦おう。

例えばあなたがミッドで5番目、トップが1番上から申請してきた。

そこで承認を押すのだけど、
普通ミッドがまた申請を押せば、
順番を変わってくれるはずだ。

以前ARAMでリロールした瞬間に、
リロール前のチャンピオンを他のプレイヤーが取れた(今は2秒ぐらいかかる)。

その時に「返せ」みたいに申請するケースは珍しくなかったのだけど、
断る人は滅多にいなかった。

  • そこで返さないのは、いくら匿名でも人間性が損なわれる
  • その後の試合がどうなるか、容易に想像できる

という理由である。

テイカーとかギバーとかいう問題ではなく、
まともにゲームを進行しようという気持ちがあれば、
普通は返すはずだ。

終わりに

  • ランク戦におけるラストピックのロール(トップかミッドか)固定に関する議論は、レート向上という観点では重要度が低いものである。
  • レート向上において本質的に重要なのは、ラストピックの順番ではなく、CS精度やマップ認識などの基礎的なプレイヤースキル(コンパウンド種目)を鍛えることである。
  • カウンターピックによって得られる有利は絶対的なものではなく、プレイヤーの基礎スキルやソロキュー特有の不確定要素によって容易に覆される可能性がある。
  • ソロキュー環境では、味方のスキル、メンタル状態、あるいはトロール行為といった不確定要素が、ピックの有利不利以上に勝敗へ大きく影響することが多い。
  • ランク戦のピックでは、カウンターピックされるリスクを軽減するため、トップとミッドが後(4番目、5番目)にピックするのが一般的な共通了解となっている。
  • ジャングルが後ピックを希望することは「芋臭い」と見なされる傾向があり、カウンターピックの影響が比較的少ないという建前も相まって、先にピックすることが多い。
  • 5番目のミッドとトップに交代申請をするのは、意図的な試合放棄(トロール)を誘発するリスクが高い。
  • ALL ADやALL APといった極端なチーム構成は、味方への配慮を欠き、チーム内で不和を生む「喧嘩を売る」行為と見なされやすい。
  • ランク戦のピック画面では、味方の感情を害さず不要な対立を避ける「オシャレ」で賢明な立ち回りが、勝率を高める上で重要である。
  • ARAMモードでの活躍はプレイヤーの総合的なスキル(LoLぢから)を反映する指標となり、ランクのレートを上げる上でも軽視すべきではない。

さて、ここまで長々とランク戦のピック、
特にラストピックのロールについて語ってきた。

結論として言いたいことは、
最後の箇条書きに集約されている。

ラストピックがトップかミッドか、
そんな議論に熱くなるのは時間の無駄だ。

悪役令嬢がティーカップの持ち方でマウントを取り合ってる行為であり、
普通のプレイヤーには関係がない。

この記事で何度も「芋臭い」と書いたが、
それは単なる見た目の話ではない。

本質から目を逸らし、
些末な形式や慣習に固執する姿勢そのものを指している。

LoLで本当に強くなりたい、
レートを上げたいと願うなら、
目を向けるべきはそこではない。

地味で反復が必要な「コンパウンド種目」

――CS精度、マップ、オブジェクト、集団戦――

これらの基礎を、ただひたすらに鍛え上げるべきなのだ。

ソロキューは理不尽がまかり通る場所だ。

正論が通じるとは限らないし、
味方に過度な期待をするのは精神衛生上よろしくない。

だからこそ、波風を立てず、
自分のコントロールできる範囲、
すなわち自身のスキルに集中することが重要になる。

この記事が、ランク戦で無用なストレスを抱えるあなたの助けに少しでもなれば、
まあ、書いた甲斐があったというものだ。

(もっとも、これを読んだからといって、明日の試合でトロールに遭遇しない保証はどこにもないのだが)

それでも、あなたが自身の「LoLぢから」を高めようと努力する限り、
道は拓けるだろう。

健闘を祈る。

  • 下2つはトップとミッドを置く

ここまでは素晴らしいし、
真っ当な戦術となる。

これ以外は逆張りだろう。

しかし

  • ラストピックはトップとミッドどちらを置くのがいいか?

これの意味するところは

  • トップとミッドはどちらが趣味の良いロールなのか?

というのを、グループ内で決めようとしているだけなのだ。

他のロールで考えてみよう

  • 「ジャングルを1番下に置くべきだ」
  • 「ボットを1番下に置くべきだ」
  • 「サポートを1番下に置くべきだ」

1 「ケイン使え」

2 「ジンクスで大人しくしてろ」

3 「サポートのクセに生意気なんだよ」

となる。

サポートだけ理不尽感が凄いが、
サポート侮蔑はLoLの文化の1つではある。

なぜそうなるのかは、わからないのだけど。

日本のLoL界でのトップの頑張りは凄いらしい

LoLのソロキューで上手さが求められるのは

  • ミッドとジャングル

なのだけど、実際に上手なのは

  • トップとミッド

である。

仕組みは簡単で、
専門的な練習をせずランクだけプレイした場合、
自然に上達しやすいのがトップとミッドだからだ。

ジャングル、ボット、サポートは

  • 子どもの時からずっとゲームをプレイしている
  • 頭がいい
  • やる気がある

とかじゃない限りは、
ほとんど上達しない。

上達しないのが普通、とまで言っていい。

  • 5人でスイフトプレイやドラフトモードをしても上達するのは難しい

それと同じである。

やはりトップレーナーは上手なので、グループ内(日本のLoL界)での発言力も高いのだろう。

悪役令嬢バトル ティーカップ編

テーブルからティーカップを取る際に、カップだけを取るか、ソーサー(受け皿)ごと取るかは、テーブルとご自身の位置関係(距離)が重要な判断基準の一つになります。

一般的には、以下のように使い分けられます。

  1. カップだけを取る場合(基本):
    • 椅子に座っていて、ティーカップが置かれているテーブルが手の届く範囲にあり、無理なくカップに手が伸ばせる場合は、カップだけを持ち上げて飲みます。
    • この時、ソーサーはテーブルに置いたままにします。ダイニングテーブルやカフェのテーブルなどで飲む場合は、ほとんどこのケースになります。
  2. ソーサーごと取る場合:
    • 椅子に座っていても、テーブルが低かったり、少し離れていたりして、カップだけを取ると肘が上がってしまったり、姿勢が崩れたり、カップを安定して持てない距離にある場合は、ソーサーごと持ち上げます。
    • ソーサーごと胸の高さあたりまで持ってきてから、カップだけを持って飲みます。飲み終わったら、カップをソーサーに戻し、ソーサーごとテーブルに戻します。
    • ソファ席で低いローテーブルにお茶が置かれている場合などが、この状況に当てはまります。
    • また、立食パーティーなどで立っている場合も、カップを置く場所としてソーサーが必要になるため、ソーサーごと持って飲みます。

したがって、「テーブルからの距離」は、ソーサーごと持ち上げるかどうかを決める大きな要因です。無理のない自然な姿勢でカップを口元に運べるかどうかで判断すると良いでしょう。

友人から聞いた話をAIに質問したら、本当にそうらしい。

ハルシネーションかもしれないが、多分本当だ。

私もミッドが

  • ヤスオとヨネ
  • ゼドなどのアサシン

の時は、自分がトップでも
ラストピックは譲ろうと考えている。

逆にミッドがアーリの時に
自分がトップだったら、

「順番を変われ、変わらないならAFKだ」

という気持ちになるかもしれない。

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