次のようなコメントが来た。

最初に結論を書くと、
- 試合開始前から試合序盤
- ドラゴンの時間帯付近
以外は集中しないほうがいい。
皆さんは、何か物事に取り組む際、最初と最後で特に集中力が高まるのを感じたことはありませんか?これは人間の一般的な特性であり、心理学の分野でも広く知られている現象です。この集中力の波を理解し、活用することは、日々のタスクはもちろんのこと、eスポーツのような高度な集中力が求められる場面でも、あなたのパフォーマンスを飛躍的に向上させるカギとなります。
本記事では、この一般的な集中力理論を基盤に、人気オンラインゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』での具体的な応用方法を深掘りしていきます。LoLの試合展開における集中力の移り変わりから、私が実践している「ロケットスタート仕事術+最終タスク」という独自の戦略、さらには「ディープワーク」と「シャローワーク」の概念を用いた効率的なゲーム運びまで、具体的な例を交えながら解説。
特に、LoLの「勝利条件」に対する一般的な認識と、実際の高レベル帯プレイヤーが設定している「実質的な最終タスク」の違いに焦点を当て、なぜその認識がパフォーマンスに影響を与えるのかを明らかにします。あなたのLoLのプレイを次のレベルへと引き上げるヒントが、きっと見つかるはずです。さあ、集中力の秘密を解き明かし、ライバルに差をつけましょう。
本文を書いた後のAIでの前書き出力
この記事はパッチ25.14の時に執筆されました。
一般的な集中力理論
何かを行う時、健常者はこのように動く【内田クレペリン精神作業検査と初頭努力の話】
上の記事は
- 「何かを行う時、大半の人間は最初と最後だけ集中力が高い傾向がある」
という話だ。
普通の人間相手に集中力について話す場合、
こういった傾向は大前提となる。
LoLで言えば
- 試合前半は集中力が高い
- 試合中盤は集中力が低い
- 試合後半は集中力が高い
となる。
次に私がどのようにLoLの試合をしているか書こう。
自分で言うのもなんだが、
これはLoLにおいてベストな手法である。
ロケットスタート仕事術+最終タスク1

- なぜ、あなたの仕事はおわらないのか
という、有名だが真似できない本がある。
内容は「最初だけ集中して、後は流し」というシンプルなものだが、
この著者の1日の労働時間が長すぎるためだ。
しかし、この「最初だけ頑張る」という手法は、
世界基準で広く受け入れられている考えだ。
高名なアンダース・エリクソンの練習法則とも一致しているので、
少なくともLoLをする時は
こういったスタンスで挑もう。
次に最終タスクについて書く。
フィリップスの高級電動歯ブラシ

上の歯ブラシのピンクを買った(黒い電動歯ブラシが家にあるので)。
歯医者の定期検診に行くたびに、
「奥歯が磨けてない」と注意され続けるので、
歯磨きアプリ付きの電動歯ブラシが欲しかったためだ。
すると寝る前に
- 歯磨きアプリを使って歯を真剣に磨く
というタスクが出来上がる。
今までは
- 特に集中力を発揮して磨いてなかったし、最終タスクでもなかった
- 高級電動歯ブラシを買ったので集中力を発揮して磨くようになった、最終タスクにもなった
LoLに当てはめていこう。
普段は6万円するので、セールの時に買おう。
試合の最終タスクをどこに持っていくか?
LoLの勝利条件は「相手のネクサス(本拠地)を壊すこと」だ。
しかし、ある程度LoLをプレイしている人ならば、
- 自分、そして他のプレイヤーはネクサス破壊を勝利条件にしていない
ことがわかるだろう。
実際に大半のプラチナ4以上のプレイヤーは
- 4つ目のドラゴン
- 3インヒビター
どちらか2つを実質的な勝利条件や、
最終タスクと決めていることが多い。
上の2つを飛ばして勝利する時とは
- 誰が見ても明らかに相手のネクサスが割れる時
- 試合が長引くと負けそうなので、「怪しいけれどネクサスを壊すしかない!」という時
になるだろう。
私は今「相手の本拠地ってネクサスって名前であってるか?」と思っているのだけど、おそらくあなたも「相手の本拠地ってネクサスって名前であってるか?」と思っているはずだ。
それぐらい普段のLoLに出てこないわけだ。
ネクサスの破壊を最終タスクに設定するのは問題がある
私は4ドラゴンを最終タスクに設定している。
するとどうなるか?
- 試合後半の4ドラゴン目に集中力を発揮することができる
という仕組みになるわけだ。
これが見通しが立たないプレイヤー、
例えばシルバー4だとしよう。
その場合どこに集中力を持っていくかわからないわけだ。
ネクサスはマップの一番奥のオブジェクトなので、
- 敵のネクサスを破壊する
が最終タスクと設定した場合、
- ドラゴン、バロン、インヒビター(サードタワー)
戦で集中力を発揮しにくい。
ハルブレイカーを持ったサイオンやトリンダメアじゃない限り、ネクサスの破壊を最終タスクに置くのは辞めたほうがいい。
私はARAMのトリンダメアでハルブレイカーを買うのだけど、あなたも買ってみるといい。
今回の話が良くわかるはずだ。
ディープワークとシャローワーク


物凄いいいね数の本である。
内容は
「なぜ、あなたの仕事はおわらないのか」
と似ている。
ディープワークは名前の通り
集中した仕事、重要な仕事、みたいな意味だ。
シャローワークは、
あまり考えずともこなせる仕事である。
見通し
LoLは結構大変なゲームだ。
初心者は30分プレイし続けられないのが一般的で、
普通は味方が勝ってる勝ち試合じゃないとプレイを投げ出す。
集中力100が最高だとすると、
0かマイナス行ってるようなプレイだ。
タワーに突っ込み続けたりするのが珍しくない。
初心者のそういう行動を避難する
プラチナ4以上のプレイヤーは少ないだろう。
それぐらいありふれている。
なぜそうなるのか仕組みは簡単で
- このままプレイすれば将来はこうなる
みたいな見通しが立たないからだ。
ニダリーとグウェンのどちらが後半強いのかもわからないので、
将来を予測できないのは当たり前である。
後は単純に自分のチャンピオンのスケーリングが低い場合、
40分超えのゲームで集中力を保つのは難しい。
人間集中力を発揮しやすいのは、「このままやれば勝てる」という希望がある環境だ。
自分の理解度をチェックする
かなりレベルの高いプレイヤーの話になる。
- 試合の何分くらいが苦手か?
という、自分の弱い時間帯をチェックしたりするのだ。
人間中だるみは当たり前なので、
中盤はシャローワーク的に処理することになる。
中盤は基本的に
- ドラゴンの時間が近い時に集中
- ドラゴンの時間が遠い時に流し
みたいになるのだが、
別に流しとかシャローワーク中でも、
詳しければきちんとプレイできるのである。
簡単なことなら集中がなくても問題ない
例えばバロンやドラゴンの前の、
川を挟んだところにある茂み。
あそこはチームの向き関係なく、
かなり危険な茂みである。
オブジェクト戦前に視界がなければ、
その茂みには敵が潜んでいると決めつけていい。
その茂みに歩いていって、
潜んでいる敵に倒されるミッドやボットがいたら、
良くてゴールド4だ。
集中している状態は危ない
人間の集中力が続かないのは、
サバンナで集中していると危ないからだ。
- アリさんの行列に夢中になってたら、ライオンに襲われた
といったイメージだ。
なのでLoL時は
- 敵との戦闘中もミニマップを見る
- バロンを殴る時に頑張らない
というのがある。
1 普通の人は一生できない可能性が高い。
わかりやすい例えをしよう。
あなたは友人、
あるいは他の野良のプレイヤーと一緒にプレイをしている。
しかしその人は、
誰がどのロールで戦っているかわからなかった。
「こいつワーキングメモリ少なすぎだろ」
と愕然としたことがあるはずだ。
ゴールド未満だったら許すが、
そうじゃなければ
私生活で重たい悩みがあるとしか考えられない。
※ 誰がどのロールかを認識することについて、抑圧は発生しない。
初心者でもないのにソレがわからないのは、よほど深刻な自体なわけだ。
2 バロンを手癖で殴れば、
床攻撃を回避したり
敵がどこから来るか予測したりできる。
最大のDPSを出そうと思った場合、
それらに気を使うのは難しい。
LoLはシームレスに次の行動に移るのが大事なので、
集中するとか全力を出す場面はあまりない。
やはり試合中盤以降は、
ドラゴン・バロン周りだけ集中することになる。
終わりに
- 集中力の一般的な傾向: 人は何かを始める時と終える時に集中力が高まる傾向があります。これは内田クレペリン精神作業検査などでも示される一般的な特性です。
- LoLにおける集中力のサイクル: 『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』の試合にこの集中力理論を当てはめると、試合の序盤と終盤は集中力が高く、中盤は集中力が低い傾向が見られます。
- 「最初だけ頑張る」手法の有効性: 仕事術において「最初だけ集中して、後は流す」という方法は、世界的に広く受け入れられている考え方であり、アンダース・エリクソンの練習法則とも一致します。
- 最終タスクの設定が集中力を高める: 終盤に集中力を発揮するためには、明確な「最終タスク」を設定することが有効です。これは、高級電動歯ブラシを使うことで歯磨きが最終タスクになった例で説明されています。
- LoLにおける勝利条件と最終タスクの認識の違い: LoLの実際の勝利条件は「相手のネクサス破壊」ですが、多くのプレイヤー、特にプラチナ4以上のプレイヤーは、「4つ目のドラゴン獲得」や「3インヒビター破壊」を実質的な勝利条件や最終タスクとして認識しています。
- ネクサス破壊を最終タスクにすることの問題点: ネクサス破壊を最終タスクに設定すると、それ以前の重要なオブジェクト戦(ドラゴン、バロン、インヒビター)で集中力を発揮しにくくなる可能性があります。
- 「ディープワーク」と「シャローワーク」の概念: 集中して重要な仕事を行うことを「ディープワーク」、あまり考えずにこなせる仕事を「シャローワーク」と呼びます。
- 見通しの重要性: 「このままプレイすれば勝てる」という見通しが立つ環境は、人間の集中力を高めます。LoLにおいて、初心者が試合を投げ出すのは、この見通しが立たないためであることが多いです。
- 自身の苦手な時間帯の把握: 上級プレイヤーは、試合のどの時間帯が苦手かを把握し、中盤のような集中力が低下しやすい時間帯はシャローワーク的に処理しつつも、重要な局面(例:ドラゴンの時間)では集中力を発揮します。
- 簡単なことなら集中力がなくても対応可能: 知識と経験があれば、集中力が低い状態でも基本的なプレイは適切にこなせます。例えば、オブジェクト前の危険な茂みには敵がいると判断し、安易に踏み込まないといった行動は、集中力がなくても適切に実行できるべき行動です。
この記事では、人間の集中力の一般的な傾向と、それが『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』のようなゲームプレイにどのように影響するかについて掘り下げました。特に、「最初と最後に集中力が高まる」という特性と、それをLoLの試合に応用する重要性をお伝えできたかと思います。
私自身がLoLで実践している「ロケットスタート仕事術+最終タスク」は、この集中力の特性を最大限に活かす方法です。試合の序盤でしっかりとリードを築き、中盤は効率的に「シャローワーク」で乗り切り、そして「4ドラゴン獲得」などの明確な最終タスクに焦点を当てることで、試合終盤の最も重要な局面で最高のパフォーマンスを発揮できます。
LoLの勝利条件である「ネクサス破壊」を直接の最終タスクにしないという話は、もしかしたら意外に感じたかもしれません。しかし、実際のゲームプレイにおいては、ネクサスに至るまでのドラゴン、バロン、インヒビターといった主要なオブジェクトが、勝利へのカギを握ることがほとんどです。これらのオブジェクトを最終タスクとして設定することで、集中力の波を効果的に試合全体に配分できるようになります。
また、「見通し」を持つことの重要性についても触れました。先行きが見えない状況では集中力は低下しがちですが、「このままプレイすれば勝てる」という希望や戦略が見えていると、人は高い集中力を維持できます。これはLoLだけでなく、日常生活のあらゆるタスクにも当てはまる真理でしょう。
あなたのLoLのプレイ、あるいは日々のタスクにおいて、この集中力に関する知見が少しでも役立つことを願っています。ゲームをより深く理解し、効率的にプレイするためのヒントになれば幸いです。
1日の流れだと
- 午前中 元気
- 午後 💩
- 寝る前、あるいは仕事や学校終わり ちょっと元気になる
それに合わせて動く。
ルーティンは集中力に勝ると言った感じだろうか。
自分の取り組み方などをデザインしていこう。