次のようなコメントが来た。
- トップおよびミッドレーナーから見た場合のLOLALYTICS
となるだろう。
もしクイックプレイ専門でこんなことをコメントをしていたら、
ちょっと助けられない。
なのでその可能性は除外しよう。
この記事はパッチ14.24の時に執筆されました。
外れ値(はずれち)
LOLで統計を見る時、
外れ値は無視して構わない。
外れ値とは
統計学において、他の値から大きく外れた値のことを指します。
外れ値が発生する原因
- 測定ミス: 体重を測る際に、誤って体重計に荷物を載せてしまった。
- 記録ミス: 数字を書き間違えた、入力ミスをした。
- データの異常: 機械の故障により、通常ではありえない数値が記録された。
- データの偏り: 対象とする集団に偏りがあり、一部のデータが他のデータと大きく異なる値になった。
外れ値の影響
外れ値は、データ分析に以下のような影響を与える可能性があります。
- 平均値を歪める: 平均値は外れ値の影響を受けやすいため、外れ値が含まれると、データ全体の中心を正しく表せなくなる可能性があります。
- 分散を大きくする: 外れ値はデータのばらつきを大きくするため、分散が大きくなり、データの解釈が難しくなる可能性があります。
- 相関関係を歪める: 外れ値は、2つの変数の間の相関関係を実際よりも強く、または弱く見せる可能性があります。
- モデルの精度を低下させる: 機械学習などのモデル構築において、外れ値が含まれると、モデルの精度が低下する可能性があります。
外れ値の検出
外れ値を検出する方法はいくつかあります。
- 箱ひげ図: データの分布を視覚的に確認し、外れ値を検出するのに役立ちます。
- 散布図: 2つの変数の関係を視覚的に確認し、外れ値を検出するのに役立ちます。
- 標準偏差: 平均値から標準偏差の3倍以上離れた値を外れ値とする方法があります。
- IQR: 四分位範囲 (IQR) を用いて、IQRの1.5倍以上離れた値を外れ値とする方法があります。
外れ値への対処
外れ値への対処法は、状況によって異なります。
- 削除: 外れ値が測定ミスや記録ミスなど明らかなエラーである場合は、削除することができます。
- 修正: 外れ値が妥当な範囲内の値に修正できる場合は、修正することができます。
- そのまま扱う: 外れ値がデータの特性を反映している場合は、そのまま扱うこともできます。
- ロバストな手法を用いる: 外れ値の影響を受けにくいロバストな手法を用いることもできます。
外れ値はデータ分析において注意すべき点ですが、必ずしも排除すべきものではありません。外れ値が発生した原因を分析し、適切な対処法を選択することが重要です。
しかし上手なプレイヤーは外れ値であり、
それなりに真剣に取り組んでいるのであれば、
自分が外れ値である自覚を持ってLOLをプレイして欲しい。
あなたがマスターだとして、シルバーでメインロールをプレイすれば、とんでもないことになるだろう。
基本的なルーンとアイテム
基本的な部分を書く。
キャリーの場合
- スケーリングは高いほど望ましい
- 序盤から勝てる時は勝つ
- 大きく負けてはいけない
1 ベースは最大スケーリングルーンとスペル。
2 ライズ対アカリ、カシオペア対ヴェックス、ブラッドミア対カタリナ。
キャリーの中でも強力なほうなのに、
何故か序盤から勝つ組み合わせがある。
そういう組み合わせの時はしっかり勝っていく。
3 1で大きく負けそうな時は、
序盤戦えるルーンにしていく。
アンプレイアブルの場合
- 常に序盤から全力
- 対面に合わせて、勝ち目のありそうなルーンとスペルを選択していく
終わり。
序盤活躍して、
味方のキャリーが上手な人であれば
試合に勝てるだろう。
TFTで例えた場合
LOLで言えば
- 左のアイテム付いてる奴らがキャリー
- 右のアイテム付いてない奴らがアンプレイアブル
TFTでは序盤を支える役割として、
低コストのタンクは重要だ。
ただキャリーがいなければ試合に勝つことはできない。
チームにキャリーがいなければ試合に勝てないのに、プレイヤーは知らないフリをする【部屋の中のゾウ】
デルタ1とデルタ2
誰でも簡単にわかるように、
アーゴット目線で見たチョ=ガスで説明する。
デルタ1
正の値は、そのチャンピオンが平均的なチャンピオンよりもそのマッチアップに対して勝率が高いことを意味します。
言い換えれば、この指標は、特定のチャンピオンが、彼らをカウンターするはずのチャンピオンに対してどれだけうまく戦っているかを示しています。正の値が高いほど、そのチャンピオンはカウンターピックに強いことを意味します。
デルタ1は高いほど有利だ。
アーゴットはチョ=ガス、トリンダメア、ポッピーに対して特に強く、
スモルダーに強いというよりも、
スモルダーが弱すぎるだけである。
※ 上のスモルダーは素の勝率が43.62%しかない。
これは「普通のプレイヤーが普通に戦った場合の統計」と考えればいい。
デルタ2
正の値は、そのチャンピオンが正規化された勝率が示唆するよりも頻繁に、そのマッチアップに勝利することを意味します。
言い換えれば、この指標は、特定のチャンピオンが、彼らをカウンターするはずのチャンピオンに対して、他のすべてのチャンピオンのパフォーマンスと比較してどれだけうまく戦っているかを示しています。
正規化された勝率とは、すべてのチャンピオンの勝率を考慮して調整された勝率のことです。つまり、デルタ2は、チャンピオンがカウンターピックに対して、平均的なチャンピオンよりもどれだけ優れているかを示すだけでなく、他のすべてのチャンピオンと比較してどれだけ優れているかを示しています。正の値が高いほど、そのチャンピオンはカウンターピックに対して、他のチャンピオンよりも相対的に強いことを意味します。
アーゴット対チョ=ガスの場合だと
- 一般的なプレイヤー同士の戦いだと14.37
- 適切なルーンやスペルの場合だと8.29
と考えていい。
※ 実際は違うのだけど。
もっと具体的に書くと
- アーゴットはフェイズラッシュがチョ=ガスに対して望ましい
- チョ=ガスは秘儀の彗星だとアーゴットと戦える
となる。
パッチ14.23の統計が素晴らしく勝っているだけで、実はアーゴットがフェイズラッシュじゃないと、握撃チョ=ガスに苦戦するのが普通だ。
アーゴットは秘儀の彗星チョ=ガスに対処する必要がある
例えば
「アーゴット対ナサスで楽勝だと思っていたら、ナサスがフェイズラッシュを持ってきて、結構上手に戦われてしまった」
こういう経験があるはずだ。
逆にナサスが不死者の握撃だったら、
戦い方の問題ではなく、
ナサス側はどうにもならないと予想ができる。
というわけで
- アーゴット対チョ=ガスは 彗星チョ=ガスを仮想敵にする
- アーゴット対ナサスは フェイズラッシュナサスを仮想敵にする
のが望ましいわけだ。
このレベルまで来ると、99%のプレイヤーはついてこれない。
ただ戦い方を用意できるかどうかは別として、概念だけなら誰でも理解できると思う。
アーゴットの視点とチョ=ガスの視点の両方から考える
- アーゴットはレベル1とレベル9以降が強い
- チョ=ガスは後半になればなるほど強い(序盤は弱い)
スケーリングはチョ=ガスのほうが高いので、
アーゴットが攻め側で、
チョ=ガスが受け側となる。
上と似たようなページに飛んで、
パッチやランクを色々変えて、
アイデアを出していこう。
こういうことをするレベルなのであれば、
アイテム、ルーン、チャンピオンのスキルは覚えているのは当たり前だ。
頭の中だけで、
チャンピオンをゲーム内のように動かせるのも当たり前である。
流石に結構難しいので、最低エメラルドぐらいないと、1対1で教えても理解できない。
プラチナの人には教えても理解できないのが普通だった。
視点を増やしていく
こういう視点を増やしていけば、
- このアイテムやチャンピオンが、全体としてどれくらいの位置にいるのか?
というのがわかってくる。
もちろん職業LOLでもなければ、
メインロールだけでいい。
LOLに限らず、
このような視点は多いほどいい。
例えば私の場合、
カッコつけた言い方をすると
- 社会学的パースペクティブ
となる。
パースペクティブは視点という意味だ。
社会学的パースペクティブの特徴
- 個人を超えた視点: 個人の行動や経験を、その人が属する社会構造や文化、歴史といった、より大きな文脈の中に位置づけて理解しようとします。
- 批判的な視点: 物事を当然のこととせず、社会に存在する不平等や権力構造、社会問題などに目を向け、その原因や影響について分析します。
- 相対的な視点: ある社会の文化や価値観を絶対的なものとみなすのではなく、他の社会や文化との比較を通して相対化し、多様な見方を育みます。
アイテムやルーンの効果を覚えようとせず、
「ランクを上げたい!!」
とひたすらランクをプレイしてる人を見た時は、
「何か資本が不足しているんだな」
と疑うわけだ。
お金だったり、
友人がいなかったりとか。
「LOLをいつまでも覚えないのは、そういう環境にいるから」というのが社会学的な考えとなる。
終わりに
- 1. 外れ値は無視する
- LOLの統計データを見る際に、極端に外れた値である外れ値は無視してよい。測定ミスやデータの異常値などが原因で、全体の傾向を歪める可能性があるため。
- 2. 基本的なルーンとアイテムを理解する
- マスターランクを目指すなら、基本的なルーンとアイテムの知識は必須。役割によって最適な選択は異なる。
- 3. キャリーはスケーリングを重視する
- キャリーチャンピオンは、スケーリングが高いほど望ましい。序盤から勝てる場合は積極的に攻めるべきだが、大きく負けるのは避ける。
- 4. キャリーは有利なマッチアップを活かす
- ライズ対アカリなど、序盤から有利なマッチアップが存在する。そのような場合は、積極的に勝利を狙う。
- 5. キャリーは不利なマッチアップに備える
- スケーリング重視のルーンで不利なマッチアップの場合は、序盤を耐えるためのルーンに変更するなど、柔軟に対応する。
- 6. アンプレイアブルは序盤から全力
- アンプレイアブルなチャンピオンは、常に序盤から全力で戦う必要がある。対面に合わせて、勝ち目のありそうなルーンとスペルを選択する。
- 7. デルタ1とデルタ2を理解する
- LOLALYTICSのデルタ1とデルタ2は、チャンピオンのマッチアップにおける強さを示す指標。
- 「工夫次第で頑張りが効く」ということを理解できればいい。
- 8. 対戦相手のルーンやスペルを考慮する
- アーゴット対チョ=ガスでは、アーゴットは秘儀の彗星チョ=ガスを、アーゴット対ナサスでは、アーゴットはフェイズラッシュナサスを仮想敵として、対策を練る必要がある。
- 9. チャンピオンの強みと弱みを理解する
- アーゴットはレベル1とレベル9以降が強く、チョ=ガスは後半になればなるほど強い。このように、対戦相手の強みと弱みを理解し、適切な戦略を立てる。
- 10. 複数の視点を持つ
- LOLに限らず、物事を多角的に見ることは重要。
「マルファイトで握撃と彗星どちらを入れていくのか?」
くらいから始めるのが、
ちょうど良いと思う。
それぐらいなら
上位数%のプレイヤーじゃなくても実行できるし、
理解できるはずだ。