このあいだ、継続する技術という本を読んだ。
この手の本は人気がある。
なので世の中にたくさんあるし、
あなたもたくさん読んだことがあるだろう。
大体決まったパターンがあって、
こういった本を読んだ時の感想は
- 有効だと言われる方法が多すぎて困る
というものだ。
例えばLoLの場合
- やったほうがいいこと
- やらないほうがいいこと
の2つがあり、
その2つの中にもレベルがある。
- やったほうがいいこと(凄く効果が高い) テキストを読む
- やったほうがいいこと(効果が低い) チャンピオンターゲットを使う
- やらないほうがいいこと(絶対に) 2~3ウェーブ目のミニオンを身体で止める
- やらないほうがいいこと(なるべく) ランクで色々なチャンピオンを使う
1 大前提。
長い文章を理解する能力は後天的なものなので、
できない人は珍しくない。
しかしLoLをプレイするならば、
身につけなければ活躍できない。
2 タワーダイブとイレリア戦で役に立つくらい。
マスターになってから初めて、
覚えるかどうか考えよう。
3 プラチナ未満のトップレーナー特有の動きで、
見るたびにnoobすぎて鳥肌が立つ。
レベル30未満やアイアンじゃないんだから、
もう少し取り組み方を考えて欲しい。
本当に酷い動きだ。
4 上達の効率を考えれば「避けたほうがいい」くらいのレベルだ。
でも別にやりたいなら構わないし、
この行為に嫌悪感を感じる人も少ないはずだ。
このように慣れてないことは、
優先順位や重み付けがわからないわけだ。
初心者なんだから、
当たり前である。
女性にモテるために努力し始めた人がいた時、
挨拶もできない彼が、
いきなり香水やマニキュアを付けだした。
我々は次のように思うはずだ。
「彼の努力にとって悲しい」と。
努力は報われるべきとは一般的な感覚である。
この本も同じように、
効果が最も高い3つの方法に絞って書かれてある。
それでは前書きが随分長くなってしまったが、
紹介していこう。
この記事はパッチ25.17の時に執筆されました。
習慣三原則
- 凄く目標を下げる
- 動ける時に思い出す
- 例外を設けない
この3つはどれも優先順位が高く、
LoLで言えば
- スタートアイテムを買っていかないレベル
なのかもしれない。
「守らないのは考えられない」と決めつけていこう。
凄く目標を下げる
大昔、深夜のコンビニのアルバイトに応募したことがある。
私は受かると思ってなかった。
面接時のやり取りや雰囲気で、
なんだかダメそうな感じがしたからだ。
※ お互いのやり取りが、どうみても感じ良くなかった。
しかし、すぐに採用された。
理由を聞くと
「家が近い人のほうが圧倒的に休まない、っていう統計が出てるんだ」
というものであった。
やりたくない目標は5分以内にする
1時間かかる目標の30日連続継続率を1.0倍とすると、
5分で終わる目標は3.13倍になるそうだ。

アルバイト始めたばっかのヤツ、
家が遠ければ休むだろう。
レディネスも使命感もないからだ。
アルバイトの家が遠くなるケースは少ないように、
最初に5分だけの目標にすれば、
後は何もしなくてもずっと効果が続く。
アルバイトのやる気はまったくなかったが、確かに休まなかった。
続かない人は0分
私のTFTは本当に弱い。
理由は簡単で、
- 練習時間が0分だから
TFTで自分で考えを組み立てた記憶はない。
これはLoLでは特別に珍しい話ではない。
ゲームが上手な人であれば、
プラチナ4、エメラルド4、ダイヤモンド4、
人によってはマスターまでは一生懸命上達するが、
後はいつまでも実力が同じ。
こういう人のほうが多いし、
それが普通の人間というヤツだ。
※ 普通の人間は、目標を達成した瞬間辞めてしまう。
LoLの練習で5分で出来ることはパッと思いつかない。
なので私はいつも
- ファーストリコールまでは100%集中してプレイしろ、後は流しでいい
と書いている。
LoLはコレを守るだけで、平均的なプレイヤーよりも遥かに上手になる。
動ける時に思い出す
これはピンと来ないだろう。
どういうことかというと
- 思い出しても、実行できる時とできない時がある
という話である。
ここで面白かったのは、
- 楽に動けるタイミングを知る
という考え方だ。
2つの対策
- リマインダー
- 楽に動けるタイミングを知る
1 誰でも思いつくし、
あまりにも簡単な手法だろう。
しかし継続成功率は4.47倍も違うらしい。
これは費用対効果を考えると、
驚愕である。
2 人間には「だらだらモード」があって、
そのモードの時には動けないそうだ。
私は本当に疲れて何もできない時、
そのタイミングで友人と会話する時は、
TFTを1人でプレイしながらしている。
そんな時に読書や部屋の片付けや記事を執筆できないし、
しても良い結果にはならないだろう。
これはLoLのミニマップと似てるかもしれない。
ミニマップを見るには?
「マップみろよ!!」と文句を言うのは、
シルバーとかブロンズくらいだ。
プラチナ4もあれば、
そんな文句を言う人はいない。
見たことがない。
LoLプレイヤーは病的にミニマップを見るからだろう。
タスクの立て方は、
次のようになっている。
- 初心者 ミニマップを見る
- プラチナ4以上 全ての行動に「ミニマップを見る」を挟む
毎朝シャワーを浴びる前に腹筋ローラーをする。
みたいに具体的でなければいけない。
朝にやるとか、夜にやるとか、
時間帯だけ決めてもダメなわけだ。
腹筋ローラー、4日続いています🤓
例外を設けない

- 1日サボると69.1%が二度としなくなる
- 2日連続でサボると83.3%が二度としなくなる
- 1度でもサボれば92.5%の人が挫折する
思ったよりも随分と厳しいようだ。
レンジドでダリウスと足を止めて殴り合うのと同じ、
約束された敗北である。
統計上ハッキリと、
1日でもサボれば失敗するわけだ。
対策は2つで
- 代わりに何かをする
- リセットルール
1 5分じゃなくて1分にするとかだ。
2 1日でもサボれば、
次の日からは1日目からスタートしたことにする。
そうすれば記録を途絶えさせるのがもったいないので、
頑張ってプレイする仕組みだ。
Duolingoはもう少し緩く、
連続フリーズみたいな機能がある。
終わりに
- 優先順位と重み付けが重要である 多くの人が、何から手をつけるべきか、どの行動が効果的かを理解できていないため、努力が報われにくい。効果の高い行動と低い行動、絶対に避けるべき行動を区別し、優先順位をつけて取り組むことが大切です。
- 目標を非常に低く設定する 継続の技術において、目標は「驚くほど低く」設定することが成功の鍵です。例えば、1時間ではなく5分で終わる目標にすることで、継続できる確率が大幅に向上します。
- 「0分」の練習時間を避ける 継続が途絶える最大の要因は、「何もしない日(練習時間0分)」を作ってしまうことです。たとえわずかでも、毎日継続することが重要であり、0分の日を作らないようにすることが成功への第一歩です。
- 動けるタイミングで行動を思い出す 人間には「だらだらモード」があり、やるべきことを思い出しても実行できない場合があります。そのため、行動を思い出すだけでなく、実際に動けるタイミングを知り、その瞬間に実行することが成功につながります。
- リマインダーの活用 行動を継続するために、リマインダーは非常に効果的なツールです。費用対効果が非常に高く、継続成功率を大幅に向上させることが可能です。
- 具体的な行動計画を立てる 「朝やる」「夜やる」といった漠然とした計画ではなく、「毎朝シャワーを浴びる前に腹筋ローラーをする」のように、特定の行動に紐づけて具体的なタスクを設定することで、実行しやすくなります。
- 例外を設けない 継続の習慣において、一度でもサボると挫折する確率が極めて高くなります。1日でも休むと、92.5%の人が二度とやらなくなるという統計が示されており、「1日でも休んではいけない」という強い決意を持つことが重要です。
- 代替行動を設定する もしも目標の行動が実行できない場合は、代わりに別の簡単な行動(例:5分を1分に短縮するなど)を行うことで、習慣の途切れを防ぐことができます。
- リセットルールを設ける もし習慣が途切れてしまった場合、次の日から「1日目から再スタートする」というルールを設けることで、記録が途絶えることを惜しいと感じ、再び頑張るモチベーションを維持できます。
- 努力は報われるべきである 本を読んだり行動したりする前に、効果的な方法を理解することが重要です。無駄な努力を避けるためにも、最も効果の高い方法に絞って実践することが、報われる努力につながります。
記事中にも書いたが、
やはり私が感銘を受けたのは
- 動けるタイミングで行動を思い出す
である。
あなたが特別頭が悪くない限りわかると思うが、
LoLについて執筆するのはLoLの練習そのものである。
しかしその練習方法は、
非常に負荷が高い。
なので大半の人が行う方法は
- 試合が始まってから、何かを見る
という手法になる。
対面が決まってから、
対面の対策を見たり考えたりするわけだ。
これは一見バカげた手法だが、
実践している手練れのプレイヤーは多い。
そしてその手法は、
意外にも効果が高いのである。
例えばトップやミッドのタイマンロールは、
次のようなプレイ手法に分かれる。
- 対策無しに、漠然とプレイ
- 対面が決まってから、対策を考える
- ゲームを起動する前から、あらかじめ対策を考えておく
2の方法だけでも最高レートまで行くが、
しない場合は対面にボコられまくる。
※ しない人は1の手法になる。
3は効果は圧倒的だが、
普通の人はできない。
あらゆる分野共通で練習の負荷は高く、
苦痛であるからだ。
ではどうして、
2のタイミングだと出来るのか。
それはやはりゲームを起動して、
今から対戦が始まるというタイミングだからだろう。
そのタイミングは、
だらだらモードを脱しているからだ。
本当に対面が決まってから統計サイトや対策動画を見る
ある程度上手な人は、
本当に見出しのようなことする。
「喧嘩の直前に身体鍛える人じゃん」
と思うかもしれないが、
この前見た時の経験が今回活きるのだろう。
今回見た経験は、
次回に活きるはずだ。
私も最初はこういう手法だったし、
見るだけなら今でもする。
やりたくないことを習慣化するのが対戦ゲームと考えた場合、
今回書いた3つを守らなければ、
プラチナ4に上がるのは難しいらしい。
健闘を祈る😎