広告 書評

【書評】継続する技術【戸田大介】

このあいだ、継続する技術という本を読んだ。

著:戸田大介
¥1,683 (2025/09/02 20:51時点 | Amazon調べ)

この手の本は人気がある。

なので世の中にたくさんあるし、
あなたもたくさん読んだことがあるだろう。

大体決まったパターンがあって、
こういった本を読んだ時の感想は

  • 有効だと言われる方法が多すぎて困る

というものだ。

例えばLoLの場合

  • やったほうがいいこと
  • やらないほうがいいこと

の2つがあり、
その2つの中にもレベルがある。

  • やったほうがいいこと(凄く効果が高い) テキストを読む
  • やったほうがいいこと(効果が低い)  チャンピオンターゲットを使う
  • やらないほうがいいこと(絶対に) 2~3ウェーブ目のミニオンを身体で止める
  • やらないほうがいいこと(なるべく) ランクで色々なチャンピオンを使う

1 大前提。

長い文章を理解する能力は後天的なものなので、
できない人は珍しくない。

しかしLoLをプレイするならば、
身につけなければ活躍できない。

2 タワーダイブとイレリア戦で役に立つくらい。

マスターになってから初めて、
覚えるかどうか考えよう。

3 プラチナ未満のトップレーナー特有の動きで、
見るたびにnoobすぎて鳥肌が立つ。

レベル30未満やアイアンじゃないんだから、
もう少し取り組み方を考えて欲しい。

本当に酷い動きだ。

4 上達の効率を考えれば「避けたほうがいい」くらいのレベルだ。

でも別にやりたいなら構わないし、
この行為に嫌悪感を感じる人も少ないはずだ。

このように慣れてないことは、
優先順位や重み付けがわからないわけだ。

初心者なんだから、
当たり前である。

女性にモテるために努力し始めた人がいた時、
挨拶もできない彼が、
いきなり香水やマニキュアを付けだした。

我々は次のように思うはずだ。

「彼の努力にとって悲しい」と。

努力は報われるべきとは一般的な感覚である。

この本も同じように、
効果が最も高い3つの方法に絞って書かれてある。

それでは前書きが随分長くなってしまったが、
紹介していこう。

この記事はパッチ25.17の時に執筆されました。

習慣三原則

  • 凄く目標を下げる
  • 動ける時に思い出す
  • 例外を設けない

この3つはどれも優先順位が高く、
LoLで言えば

  • スタートアイテムを買っていかないレベル

なのかもしれない。

「守らないのは考えられない」と決めつけていこう。

凄く目標を下げる

大昔、深夜のコンビニのアルバイトに応募したことがある。

私は受かると思ってなかった。

面接時のやり取りや雰囲気で、
なんだかダメそうな感じがしたからだ。

※ お互いのやり取りが、どうみても感じ良くなかった。

しかし、すぐに採用された。

理由を聞くと

「家が近い人のほうが圧倒的に休まない、っていう統計が出てるんだ」

というものであった。

やりたくない目標は5分以内にする

1時間かかる目標の30日連続継続率を1.0倍とすると、
5分で終わる目標は3.13倍になるそうだ。

継続する技術より画像引用

アルバイト始めたばっかのヤツ、
家が遠ければ休むだろう。

レディネスも使命感もないからだ。

アルバイトの家が遠くなるケースは少ないように、
最初に5分だけの目標にすれば、
後は何もしなくてもずっと効果が続く。

アルバイトのやる気はまったくなかったが、確かに休まなかった。

続かない人は0分

私のTFTは本当に弱い。

理由は簡単で、

  • 練習時間が0分だから

TFTで自分で考えを組み立てた記憶はない。

これはLoLでは特別に珍しい話ではない。

ゲームが上手な人であれば、
プラチナ4、エメラルド4、ダイヤモンド4、
人によってはマスターまでは一生懸命上達するが、
後はいつまでも実力が同じ。

こういう人のほうが多いし、
それが普通の人間というヤツだ。

※ 普通の人間は、目標を達成した瞬間辞めてしまう。

LoLの練習で5分で出来ることはパッと思いつかない。

なので私はいつも

  • ファーストリコールまでは100%集中してプレイしろ、後は流しでいい

と書いている。

LoLはコレを守るだけで、平均的なプレイヤーよりも遥かに上手になる。

動ける時に思い出す

これはピンと来ないだろう。

どういうことかというと

  • 思い出しても、実行できる時とできない時がある

という話である。

ここで面白かったのは、

  • 楽に動けるタイミングを知る

という考え方だ。

2つの対策

  • リマインダー
  • 楽に動けるタイミングを知る

1 誰でも思いつくし、
あまりにも簡単な手法だろう。

しかし継続成功率は4.47倍も違うらしい。

これは費用対効果を考えると、
驚愕である。

2 人間には「だらだらモード」があって、
そのモードの時には動けないそうだ。

私は本当に疲れて何もできない時、
そのタイミングで友人と会話する時は、
TFTを1人でプレイしながらしている。

そんな時に読書や部屋の片付けや記事を執筆できないし、
しても良い結果にはならないだろう。

これはLoLのミニマップと似てるかもしれない。

ミニマップを見るには?

「マップみろよ!!」と文句を言うのは、
シルバーとかブロンズくらいだ。

プラチナ4もあれば、
そんな文句を言う人はいない。

見たことがない。

LoLプレイヤーは病的にミニマップを見るからだろう。

タスクの立て方は、
次のようになっている。

  • 初心者 ミニマップを見る
  • プラチナ4以上 全ての行動に「ミニマップを見る」を挟む

毎朝シャワーを浴びる前に腹筋ローラーをする。

みたいに具体的でなければいけない。

朝にやるとか、夜にやるとか、
時間帯だけ決めてもダメなわけだ。

腹筋ローラー、4日続いています🤓

例外を設けない

継続する技術より画像引用
  • 1日サボると69.1%が二度としなくなる
  • 2日連続でサボると83.3%が二度としなくなる
  • 1度でもサボれば92.5%の人が挫折する

思ったよりも随分と厳しいようだ。

レンジドでダリウスと足を止めて殴り合うのと同じ、
約束された敗北である。

統計上ハッキリと、
1日でもサボれば失敗するわけだ。

対策は2つで

  • 代わりに何かをする
  • リセットルール

1 5分じゃなくて1分にするとかだ。

2 1日でもサボれば、
次の日からは1日目からスタートしたことにする。

そうすれば記録を途絶えさせるのがもったいないので、
頑張ってプレイする仕組みだ。

Duolingoはもう少し緩く、
連続フリーズみたいな機能がある。

終わりに

  • 優先順位と重み付けが重要である 多くの人が、何から手をつけるべきか、どの行動が効果的かを理解できていないため、努力が報われにくい。効果の高い行動と低い行動、絶対に避けるべき行動を区別し、優先順位をつけて取り組むことが大切です。
  • 目標を非常に低く設定する 継続の技術において、目標は「驚くほど低く」設定することが成功の鍵です。例えば、1時間ではなく5分で終わる目標にすることで、継続できる確率が大幅に向上します。
  • 「0分」の練習時間を避ける 継続が途絶える最大の要因は、「何もしない日(練習時間0分)」を作ってしまうことです。たとえわずかでも、毎日継続することが重要であり、0分の日を作らないようにすることが成功への第一歩です。
  • 動けるタイミングで行動を思い出す 人間には「だらだらモード」があり、やるべきことを思い出しても実行できない場合があります。そのため、行動を思い出すだけでなく、実際に動けるタイミングを知り、その瞬間に実行することが成功につながります。
  • リマインダーの活用 行動を継続するために、リマインダーは非常に効果的なツールです。費用対効果が非常に高く、継続成功率を大幅に向上させることが可能です。
  • 具体的な行動計画を立てる 「朝やる」「夜やる」といった漠然とした計画ではなく、「毎朝シャワーを浴びる前に腹筋ローラーをする」のように、特定の行動に紐づけて具体的なタスクを設定することで、実行しやすくなります。
  • 例外を設けない 継続の習慣において、一度でもサボると挫折する確率が極めて高くなります。1日でも休むと、92.5%の人が二度とやらなくなるという統計が示されており、「1日でも休んではいけない」という強い決意を持つことが重要です。
  • 代替行動を設定する もしも目標の行動が実行できない場合は、代わりに別の簡単な行動(例:5分を1分に短縮するなど)を行うことで、習慣の途切れを防ぐことができます。
  • リセットルールを設ける もし習慣が途切れてしまった場合、次の日から「1日目から再スタートする」というルールを設けることで、記録が途絶えることを惜しいと感じ、再び頑張るモチベーションを維持できます。
  • 努力は報われるべきである 本を読んだり行動したりする前に、効果的な方法を理解することが重要です。無駄な努力を避けるためにも、最も効果の高い方法に絞って実践することが、報われる努力につながります。

記事中にも書いたが、
やはり私が感銘を受けたのは

  • 動けるタイミングで行動を思い出す

である。

あなたが特別頭が悪くない限りわかると思うが、
LoLについて執筆するのはLoLの練習そのものである。

しかしその練習方法は、
非常に負荷が高い。

なので大半の人が行う方法は

  • 試合が始まってから、何かを見る

という手法になる。

対面が決まってから、
対面の対策を見たり考えたりするわけだ。

これは一見バカげた手法だが、
実践している手練れのプレイヤーは多い。

そしてその手法は、
意外にも効果が高いのである。

例えばトップやミッドのタイマンロールは、
次のようなプレイ手法に分かれる。

  • 対策無しに、漠然とプレイ
  • 対面が決まってから、対策を考える
  • ゲームを起動する前から、あらかじめ対策を考えておく

2の方法だけでも最高レートまで行くが、
しない場合は対面にボコられまくる。

※ しない人は1の手法になる。

3は効果は圧倒的だが、
普通の人はできない。

あらゆる分野共通で練習の負荷は高く、
苦痛であるからだ。

ではどうして、
2のタイミングだと出来るのか。

それはやはりゲームを起動して、
今から対戦が始まるというタイミングだからだろう。

そのタイミングは、
だらだらモードを脱しているからだ。

本当に対面が決まってから統計サイトや対策動画を見る

ある程度上手な人は、
本当に見出しのようなことする。

「喧嘩の直前に身体鍛える人じゃん」

と思うかもしれないが、
この前見た時の経験が今回活きるのだろう。

今回見た経験は、
次回に活きるはずだ。

私も最初はこういう手法だったし、
見るだけなら今でもする。

著:戸田大介
¥1,683 (2025/09/02 20:51時点 | Amazon調べ)

やりたくないことを習慣化するのが対戦ゲームと考えた場合、
今回書いた3つを守らなければ、
プラチナ4に上がるのは難しいらしい。

健闘を祈る😎

-書評
-