- レートを気にすればするほど実力が落ちる
という話をする。
レートを上げたいからランクを回す人は、
外発的動機付けといって、
外からの報酬に強く反応するタイプだ。
プレイヤー的には悪いことだが、
外発的な要因でやる気を強く引き出せる人は、
一般的に努力が出来るがんばり屋タイプ。
外発的動機付けが働きにくいタイプもいて、
そういう人は逆に内発的動機付けじゃないと、
全く頑張れない。
なので遺伝子的には
- 目の前のニンジンに強く反応する野蛮人っぽい人
のほうが優れているのではないか?
と私は思っている。
しかしLOLは試合中に頑張るよりも、
試合前後に頑張って、
試合中は力を抜いて適当にプレイしたほうがいい。
単純に上達面から見て意味がないからだ。
上達したい
- 楽しいからランクをプレイする
コレは内発的動機付けといって、
自分の興味や関心に惹かれてプレイをしている。
この記事は
- 外発的動機付け
- 内発的動機付け
について書く。
この記事はパッチ11.8の時に執筆されました。
ロウソク問題
- 報酬無し(内発的)だと記録が上がった
- 報酬有り(外発的)だと記録が下がった
という有名な話だ。
知らない人は熟読することをオススメするが、
知っている人のほうが多いだろう。
対戦ゲーム界隈では常識的な話なのだけど、
初めてこの話を聞くと感動するのが普通である。
LOLプレイヤーならば、
誰にとっても身近すぎる話だからだ。
動機(モチベーション)がないよりは
あったほうが良いので
- 内発的動機付け>外発的動機付け>動機付け無し
おそらくこうなる。
「モチベーションが0なら、そもそもゲーム起動しないよね?」
となるからだ。
外発的動機だろうと、モチベーションは高級品。
ないよりはあったほうがいい。
普通は外から内 1
一般的な物事はなんでも、
最初は外発的動機付けで、
内発的動機付けが後。
ゲームの場合は特殊で、
内発的動機付けが最初になる。
例えば
- 可愛い女の子が広告に出ている
- 楽しいから起動する
- みんながやっているからやる
つまり単純に
- そのゲーム自体、やりたいからやる
となっている。
- 将来プロになってお金を稼ぐためにゲーム始める!!
- モテたいから始める!!
- 健康に良いから始める!!
とかそんな動機でゲーム始める人は見たことがないし、
いたら異常だろう?
1度もやったことがないLOLで、
プロを目指してインストールする人がいたら、
病院に連れて行くしかない。
人と接したいからゲームを起動する人は多いのだが、
実力はどのゲームでも知れている。
そういう人はゲーム自体のやる気がないので、
LOLで言えばシルバー未満だった。
一応そういった人達も、
最初は内発的な目的でゲームをインストールしたわけだ。
ゲームを外発的動機付けでプレイしている人はつまり、
本来の自分より遥かに劣った状態でプレイしているわけだ。
長く続けた場合、一般的なことは、外>内。
ゲームは、内>外>内。
痩せるためにゲームをしようとは、どこにも書かれていないので、やはり我々は内発的な動機からゲームを初めている。
対戦ゲームは仕組み的に外発的だと勝てない
本来プレイヤーはゲームを内発的な動機で始めるので、
外発的な動機でプレイする人は、
彼らに勝つことができない。
ここは仕組み的に誰でも理解できると思う。
ドランブレード1本しか持ってないのであれば、
ドランブレード+クラーケンスレイヤーに勝つのは難しいのである。
レートを上げたいという動機付けだと、
イチイチ味方や自分の1デスに過剰に反応してしまうので、
単純に続ける負担が大きいのも問題である。
ダイヤ4になった瞬間やる気なくなって、
LOLアンインストールするのは問題ではない。
プレイヤーの質は内発的動機付けのプレイヤーのほうが高い。
普通は外から内 2
私が初めてネットにブログを作って書いた時の動機は、
恥ずかしながら次のようなものである。
「周りから賢い人だと思われるんじゃないだろうか?」
当時の私はプラトンも知らないバカだったが、
唯一良かった点は
- お金のため
- 有名になりたいから
ではなかったのが救いである。
賢い人だと思われたい人は、
それなりの文章を書こうとするものだから、
丁寧すぎるくらい丁寧に書こうとした。
LOLで言うならば、
上手だと思われたいがため
- 細かいスキル性能やCDも把握していたほうがいいと思う
のと似ている。
ちなみにLOLが上手になりたいのであれば、
細かいことを覚えてはいけない。
例えばアニビアとミッドで戦うのであれば、
アニビアのスキルCDやマナコストは忘れたほうがいい。
アニビアのR>W>Q>Eのスキルコンボを知っておくほうが、
1000倍大事だ。
※ Rでスローをかけたあと、Wで道を塞ぐ、相手は右から左どちらかに歩いて逃げようとするのでソコにQ、その後にE。
LOLでも上手に思われるのと、実際に上手なのは違う。
そもそも何故レートを気にするのか?
初めにレートを気にしてランクマッチをするのは、
少数派だと最初に書いておく。
レートを全く気にしない人でも、
ランクをプレイするのが当たり前。
ノーマルゲームというか、
ブラインドピックは知識の蓄積がないクソゲーだから、
ある程度LOLをする人は苦痛で仕方がないので、
ランクやARAMをプレイする。
※ 抵抗ない人もいるが、人によってノーマルゲームは苦痛だ。
ジャングルをしたり、BANされ続けるOPチャンピオンを使うのは楽しいかもしれない。
シルバー1、プラチナ1がレートを気にするのは当たり前
シルバー1がレートを気にするのは当たり前だ。
彼らのやる気は凄く、
ドラゴン4つ取られてもサレンダーしない。
キングダムに出てくるキャラクターのような、
漢の顔をしている。
しかし昇格目前の人以外がレートを気にするのは、
おかしいような気がする。
「レート上げて何か意味あるのかな?」
と。
ショーペンハウアーが言うには、
人間は名誉を非常に気にする生き物であるらしい。
実際に処刑される人間が気にするのは自分の命ではなく、
髭をそった状態であるとか、
観衆への態度などを気にするらしい。
有終の美を飾ろうとするのだそうだ。
しかしコレでLOLが、
外発的動機付けになってしまった理由がわかっただろう。
高レートプレイヤーに価値があると思っているからこそ、
レートを気にするわけだ。
レートを気にする人は自分のレートを気にしているのではなく、他人からの評判を気にしている。
レートに対する価値を書いてみること
ゲームは内発的動機付けから始まるし、
何も考えていなくとも、
むしろ何も考えていないからこそ上級者になるのだ。
毎日規則正しい生活をしたり、
隣人に厳しい言い方をしない人のほうが、
ゲームが上手なだけの人よりずっと価値があると、私は思う。
あなたもこうやって、
レートに対して思っていることを何かに書いてみたらいい。
それでも高レートになりたいという人へ
ダイヤ4になるのは簡単なので、
外発的動機付けでも問題ない。
自信を持っていこう。
能力的に上手である必要がなく、
味方の足を引っ張らないプレイができるレベルで十分だ。
ダイヤに上がれる実力としては、
申し分ない過剰な実力と言える。
日本サーバーでチャレンジャーやマスターになりたいと思った場合、
マッチ時間に耐える必要がある。
しかしその時間になにか生産的なことや、
LOLのマッチアップの知識などを蓄えることができると考えれば、
悪くないかもしれない。
終わりに
- 動機には内発的動機付けと外発的動機づけがある
- 内発的動機付けのほうが優れている
- 外発的動機付けでも動機がないよりずっと良い
- 人によって外発的動機付けが働きにくい人もいる
- 普通は外から内
- ゲームは内からが最初(だから始める人が多い)
- プレイヤーは本来内発的なので外発的だと勝利するのが難しい
- レートを気にする人は高レートプレイヤーに価値があると思っている
私がこのブログの記事を執筆する時、
どういう心境で書いているかというと、
特に何も考えていない。
それは何かをイチイチ決心して行うのは、
ダメだからだ。
呼吸をするような感覚で書くように練習している。
対面にオールインして倒す時、
決心してオールインするのは良くてプラチナ。
気づいたら倒しているのが上級者。
つまりモチベーション0でも行動できる人間を目指しているので、
ブログ記事を書いている。
内発的動機付けというのは、
こういったことを言う。
サイオンも言っている、
「息をするように勝つ(Winning is like breathing)」
とね。