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ナーガケイボロス教の3つの教義を誰も知らないので紹介したい

ナーガケイボロス教は、
全世界で多くの人がその名前を聞いたことがある、
比較的メジャーな宗教です。

※ 1億人は硬いでしょう

しかし

  • 「名前は知っているけれど、どんな宗教かは全く知らない」

という人が多いのではないでしょうか。

この記事では、
そんなナーガケイボロス教の教えについて、
分かりやすく解説していきます。

厳密には「ナーガケイボロス教」とは言わず、
神の名前である「ナーガケイボロス」を
そのまま宗教の名前として呼ぶことが多いようですが、
この記事では「ナーガケイボロス教」と呼ぶことにします。

この記事は2021年に別な場所に書いた記事をリライトして再掲載しました。

人生を司る神「ナーガケイボロス」

イラオイが信仰する神ナーガケイボロスは、大蛇の頭に多数の触手を持つ。その触手は常に渦巻くように蠢き続け、決して静止することはない。

「母なる大蛇」「大いなるクラーケン」「髭の貴婦人」とも称されるナーガケイボロスは、人生、海の嵐、流れを司るサーペントアイルの神である。

ナーガケイボロスとは「海と空を駆る永遠の怪物」という意味。

イラオイのバイオより引用

  • 人生
  • 海の嵐
  • 流れ

を司るとされています。

この「流れ」という概念が、
ナーガケイボロス教の教えを理解する上で
最も重要なキーワードとなります。

3つの柱となる教義

あらゆる魂は森羅万象に尽くす。

万物より生まれ出でし者は、誰しもが欲望を抱える。

生けるものが欲望を満たそうとする時こそ、万物はその定めへの道を辿る。

イラオイのバイオより引用

1. あらゆる魂は森羅万象に尽くす

この教えは

  • 「すべての人間には価値があり、何らかの形で他者の役に立っている」

という考えに基づいています。

誰かの役に立っていると感じることは、
人生を豊かにする上で非常に重要であり、
憎たらしい人であっても、
広い視点で見れば何らかの貢献をしていると考えます。

2. 万物より生まれ出でし者は、誰しもが欲望を抱える

  • 「人には誰にでも欲望がある」

という、非常にシンプルな真理を説いています。

生理的欲求や愛といった強力なものから、
哲学的な探求心まで、
あらゆる欲望は人間の本質であると捉えます。

この教えは、個人の欲望を否定するのではなく、
それを尊重するという考え方です。

3. 生けるものが欲望を満たそうとする時、万物はその定めへの道を辿る

欲望を満たすために行動すること、
それが「運命」への道につながると説きます。

この「辿る」という言葉は、

  • 平坦ではない道を一歩一歩探しながら進む

というニュアンスを含んでいます。

仏教では、ブッダが「生きる意味」に関する問いには、
答えを出さなかったとされています。

無記

これは「無記(むき)」と呼ばれ、

  • 「人生に絶対的な意味はない」

という考え方につながります。

一方、人間には「欲望」という明確な動機があります。

2日間食事をとっていない人にとって

  • 「自分は何者か」

という哲学的な問いは意味をなしません。

目の前の空腹を満たすことこそが、
唯一の関心事です。

しかし、哲学者には

  • 「人生の意味を問いたい」

という欲望があり、
それはその人にとっての重要な動機となります。

ナーガケイボロス教は、
この「欲望」に注目します。

アドラー心理学が

  • 「人は何かの目的のために行動する」

と考えるように、
ナーガケイボロス教もまた、
個人の欲望が行動の原動力であると捉えています。

欲望は、その人をありのままに尊重する上で、
シンプルで本質的な真理です。

「流れ」こそが教え

ナーガケイボロス教では、
「留まること」を悪しきことと捉えます。

変化や成長を「流れている」状態、
停滞を「淀んでいる」状態と表現します。

イラオイの言葉に

  • 「祝福が欲しくば、流れよ」
  • 「変化がなければ、我らの中に眠る何かが目覚めることもない」

というものがあります。

これは、常に挑戦し、
変化し続けることの重要性を説いています。

現代に通じる教え

  • 「祝福が欲しくば、流れよ」
  • 「成長には試練が必要だ」
  • 「変化がなければ、我らの中に眠る何かが目覚めることもない」
  • 「汝が道を思うがままに。生きるとはそういうことだ」
  • 「悪くない。少なくとも汝は流れている」
  • 「挑むこと、戦うこと。それがナーガケイボロスが我らに望むこと」

上のイラオイのセリフを見ればわかるように、
ナーガケイボロス教は非常に現代的な考え方を持っています。

善悪の判断に縛られず、
欲望に従って行動し、
常に成長を求める生き方を推奨しています。

これは、私たちが日々の生活で直面する

  • 「コンフォートゾーンからの脱却」

という考え方にも通じるでしょう。

コンフォートゾーンとは

  • 「自分が慣れ親しんでいて、不安やストレスをほとんど感じない、居心地の良い領域」

のことです。

この領域にいる間は安心していられますが、
新しいことへの挑戦や成長はあまり起こりません。

LoLに限らず、
何やらせても下手で得意なことが少ない人とは、

  • 流れない人

というわけです。

終わりに

  • 「流れ」を司る神ナーガケイボロス
    • ナーガケイボロスは、人生、海の嵐、そして「流れ」を司る神です。この「流れ」という概念が教えの中心であり、変化し、成長し続けることを善としています。
  • 3つの教義
    • この宗教には「あらゆる魂は森羅万象に尽くす」「誰しもが欲望を抱える」「欲望を満たすことで運命を辿る」という3つの柱があります。これらは、個人の価値を認め、欲望を肯定し、行動することの重要性を説いています。
  • 欲望を原動力とする
    • 生きる意味は絶対的なものではないとしながらも、人間が持つ「欲望」を尊重し、それを人生を動かす原動力と考えます。フロイト的な原因論ではなく、アドラー的な目的論に近い考え方です。
  • 停滞を悪とする
    • 「留まること」や「淀むこと」は、ナーガケイボロス教では悪とされています。常に変化し、挑戦し続けることが神の教えであり、成長のためには試練が必要だと考えます。
  • 現代的な考え方
    • 「善か悪かなど、何の意味もありはせぬ」というセリフに象徴されるように、善悪の判断に縛られず、個人の成長と変化を重視する考え方は、コンフォートゾーンからの脱却を促す現代的な自己啓発の考え方と共通しています。

普通に考えて、
自分の欲望を満たそうと思った場合、
様々なことに勝つ必要があります。

他人だったり、
自分の焦燥感や飽きだったり。

なので「己の欲望を満たす」とは、
「自分に試練を与える」のと、
同じ意味になるでしょう。

「留まったり」「淀んだり」すれば、
成長はしないので欲望は満たせません。

「流れ」れば、
成長するので欲望を満たせる見込みが出てきます。

そういった「振る舞い」や「気質」が、
ナーガケイボロス教なのでしょう。

おまけ

インターネットアーカイブのURLを見るために、
昔書いた記事をSNSで検索したら
結構色々な人に拡散されていた。

今だと色々と書き足したいところもあったが、
元の記事の良さみたいなものが失われてしまう気がしたので、
細かいところを少し手直しただけにとどめた。

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