普段生活していると、
突然目の前にバカが現れて、
自分を不快にさせます。
今回は2023/3/9に出たばかりの本
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
についての書評を書きます。
人をイラつかせるバカに対処する方法を学ぶには、
この本を読みましょう。
日常生活でもLOLでも、
バカは頻繁かつ無限に出現します。
そろそろ対処方法を覚えても良いでしょう。
この本には最初にまとめが書かれています。
まとめ
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
- 人はみんな、他の誰かにとってバカである
- バカなことの形は無数にある
- 1番のバカは自分自身の中にいる
この3つの考察は完全に正しいそうです。
ただソレを知っただけで、
悩みは解決できませんよね。
概念を正しく取り扱うテクニックを
哲学から借りて、
ソレを使って解決していくそうです。
※ この記事での斜線見出しには、本には出て来ない私の意見を書きます。
この記事はパッチ13.6の時に執筆されました。
LOLはバカに対処するゲーム
- チャンピオンのスキル
- ビルドパス
- 操作方法
こういったことを自分で良く考えて、
ある程度覚えたら、
次は
- バカへの対処方法(LOLのバカは常に味方チームにいる)
を覚えることになります。
手練のプレイヤーや、
人と接するのがメインの仕事をしている人は、
かなり上手です。
- バカな味方への対処方法
こんなコンテンツを出すとイメージが悪くなるので、
みんなテーマにしないだけです。
私はカテゴリーの1つとして考えています。
バカは周りの人を引きずり込む蟻地獄(バカをバカだと思った人もバカになる)
- バカはいきなり現れる
- バカは人を傷つける
- バカと社会は表裏一体
- バカとはモラルの低い人間
- 自分がバカの場合、人のことをバカと言えるのか
- 絶対的なバカは存在しない
- バカはみんな同じではない
- 大多数の人がバカだと思えばバカ
最初はこういったことを、
1個ずつ処理していく流れでした。
バカにも色々いますが、
最も重要なのは8でしょう。
6とかは見ただけで納得できるはずなので、
8を書きます。
個人的には3を長々と説明したいですが、やめておきましょう。
どうみても8がメインですしね。
大多数の人がバカだと思えばバカとは(サファイアレネクトン)
友人同士でやるカスタムゲームで、
レネクトンでサファイアクリスタルスタートしたら
- 100%のLOLプレイヤーは瞬間的にバカだと思います
おそらくそのサファイアレネクトンは、
ちゃんと日常生活をおくれる普通の人でしょう。
しかしたくさんの人が、
LOL中の彼はバカだと思います。
そうなると共通認識としてバカになるので、
結果としてサファイアレネクトンがバカなのは、
客観性になります。
- 彼自身はバカではない
- 周囲の「バカ」という評価が彼を「バカ」にしている
これが人間関係です。
流石にサファイアレネクトンは、現実ではいない極端な例になります。
立派な人間
- バカの性質とは逆の性質を備えた人のこと
本によれば、
次の特性を備えた人のこと。
- 他者に敬意を払う
- 常識的にふるまう
- マナーがいい
- ルールを守る
- モラルが高い
- 親切で優しく愛情深い
- 共感力が高い
- 冷静に行動できる
- 知的で考え方が柔軟で話し合いができる
- 何かあっても寛容に受け入れられて、他の人と共生できる
今あなたが思ったことを当ててみせましょう。
- 自分によく当てはまっている
と思ったはずです。
初めてADHDの特徴を見た時と同じですね。
大抵の人間に当てはまっているでしょう。
ここから
- バカは伝染する
という話になります。
もし上の10の条件に全然当てはまっていないのであれば、あなたには相当マズいことが起きています。
バカは蟻地獄
立派じゃないヤツはバカという話ですが、
バカに接すると立派では
いられなくなります。
仕組みは
- あなたが相手をバカだと悟る(このバカを仮に《バカA》とする)。その思いはどんどん強くなる
- 1に比例して、親切心がなくなる。
- 2に比例して、自分が思い描いている理想の人間像から遠ざかる。
- 3に比例して、敵対的な人間、つまりバカになる(その何よりの証拠に、この時点であなたは、バカAにとってのバカ、すなわち《バカB》です)
親切心がなく、
敵対的な人間。
敵対的な態度を取られた側からすれば、
もはやバカとしか言いようがありません。
LOLで例えてみましょう。
試合中のLOLプレイヤーは99%の確率でバカ
LOLは対戦ゲームなので、
自動車の免許更新センターほど親切ではありません。
なので
- シビアかつ厳密すぎる
- 30分も試合時間があるのに
- やったら終わりの行動が多すぎる
- 知らなかったら(対処できなければ)終わりの行動が多すぎる
色々挙げてみましょう。
- ケイルが見えているのにガレンを出す
- サイラスが見えているのにマルファイトを出す
- 隣がドレイヴンなのにイグゾーストを入れていく
- ブリッツクランクのインベイドに対処しない
- 味方に?ピンを鳴らす癖がある
- 自分でビルドを組まず、常にオススメからアイテムを買う
- 対戦相手のチャンピオンのスキルを知らない
- モビリティブーツを買ったのにロームしない
- 負けレーンなのにストライドブレーカーを買う
- 明らかに有利な状況で、序盤の2対2を避ける
100個くらい軽々と挙げれそうですが、
このへんにしておきます。
こういったことを知らないヤツはバカで
- チームにバカが1人いると、他の4人は大変な苦労を強いられます
- 実際は毎試合1~4人くらいいて、5人全員バカだとその試合は勝てない
自分ができないから
ふてくされて怒る人もいますが、
LOL中に怒る人の大半は
こういったバカに対して怒ります。
そしてケンカが始まるわけです。
しかしバカな行動をしないプレイヤーは
- 上位1%
だけです(正確に言えばバカな行動が極めて少ない)。
彼らはそこらへんの一般プレイヤーとは、
比べ物にならない実力がある。
そう考えて良いでしょう。
普通のプレイヤーは必ず、何かしらバカな行動をします。
私もTFTでは毎試合100%バカな行動をします(しかも大量に)。
一章のポイント
- バカにモラルを求めてはいけない
- あなたが誰にでも愛情深く親切にふるまえば、問題は解決する
1 ダイヤ未満のサポートとジャングルは、
他ロールに比べてモラルが少ない。
求められるモラルが多いのでしょう。
2 ブログの閲覧数が思った100倍くらい多いので、
私はかなりLOLプレイヤーに親切です。
疲れていなければ、
いつも親切に接したいと考えています。
バカがバカなのは、能力的な問題です。
バカの言動にぼう然としても気をとりなおすには
この章の内容は
- バカは苦痛だが悪ではない。人は無意識の推論により、苦痛と悪を混同してしまう。
- バカと出会うのは、他の人と出会うのと同じ出来事であり。こちらの対応次第で、良い結果にも悪い結果にもなる。
1章で
- バカはすぐうつる
という内容でした。
2章では
モラルのないバカに対して、
愛情深く親切に振る舞う方法が紹介されます。
道徳心に火を付ける
実際には難しいそうです。
仕組み的には
- 衝突に向かう全ての力を妨げること
- そのために、原因と結果の筋道を断ち切ること
- つまりことの成り行きが、悪い方向に向かないように流れを止め、良い方向に向けること
1 不快な態度を取るバカに対して、不快な態度を返せば衝突する。
2 バカの不快な態度に対して、不快な態度を返さないようにする。
3 バカの不快な態度に対して、好ましい態度で応じる。
こういうことなんですけど、
こちらを理由なく見下してくるバカに対して
「私はあなたの味方ですよ」
と親切に反応するのは、
精神的に辛いですよね。
思考の飛躍
哲学の本なので、
本には出てきませんが、
心理学の言葉だと
- 感情的決めつけ
というヤツです。
蟻地獄ができる原因は、
バカは話が通じないとか、
バカにモラルがないのが原因ではなく
- バカの振る舞いに傷ついて(ショックを受けて)、ぼう然としてしまう
つまり
- バカのせいで傷つく>ぼう然とする>力も思いやりも出せない
- バカのせいで傷付く(苦痛)>バカの存在は「悪」と考える
「俺に苦痛を受けさせたから、アイツは悪いヤツ」
と瞬間的に考えてしまうわけです。
インナーゲームと予期不安と逆説志向
- 試合中に判断するな
というのが、
高名なコーチング理論、
インナーゲームです。
大前提としてインナーゲームをするには、
運動している必要があります。
運動をしない人は扁桃体(脳の警報機)が敏感なので、インナーゲームができません。
- 雨が降っていると気分が憂鬱になり、なんとなく出かけたくなくなる
こういったことを予期不安と言います。
大昔は雨が降ってたら、
道がぬかるむので狩りは危険になるし、
風邪もひきやすくなります。
なのでこういった習性があるのでしょう。
こういった予期不安が多すぎると、
神経症になります。
どうしたら良いかというと、
実際に恐れていることをやってみるのが良いです(コレが逆説志向)。
さきほどの雨ですと、
不安を無視して学校や仕事に行く。
バカの行動をイチイチ判断しないわけです。
LOLではとても大事ですし、私は普段から判断しません。
2年前に車に轢かれたことがあるので、車が来るかどうかは判断しましょう。
義務感
LOL内では、
ほぼ全てのプレイヤーがバカなので、
問題を起こします。
※ 起こさないと思っていても起こす。
それは良いのですが、
LOL外で問題を起こす攻撃的なバカは、
孤独な男性が多いです。
私は
- 自殺論
- ドラマツルギー
など社会学のそういった
居心地の悪さについて詳しいので、
一般的な人よりも彼らに優しく接します。
ちなみに女性は弱者男性に厳しい。
2023/03/29現在、ブログでジェンダー論を語ったことがないですが、そのうち書きたいです。
二章のポイント
- バカがバカなことをしてきたら、自分の思う道徳を実践しよう。
バカはイラつくし、
モラルもありませんが、
悪人ではありません。
他人との衝突は避けたいと思っているはずですし、
悪気もないでしょう。
バカなだけです。
向こうが悪いという思考はやめて、自分の真価を発揮するチャンスにする
この章の内容は
- バカに目撃者はいない。いるのは共犯者だけである。
- 否応なしに巻き込まれてしまうからこそ、わたしたちはバカに関心をもち、行動して状況を変えたいと考える
人の悪口を言ってはいけない
不満がたまると他の人に吐き出し、何にでも文句をつけるバカがいます。
そういうバカは、あなたにさんざん人の悪口を聞かせてくることがあります。
あらゆる悪口が大好きで、人の悪口ならいくらでも言えるので、嬉々として悪口を言い続けます。
あなたが黙って口を挟まずにいれば、それだけであなたことを本当に素晴らしい人だと思ってくれます。
でも、そういうバカは、後でまた怒りが溜まってきたら、別の話相手を見つけて、また果てしなく悪口をぶちまけます。
人に対していくらでも不満があるので、今度はその新しい話相手に、あなたことで不満を言いかねません。
あなたに対して、どんなふうに、どのくらいがっかりしているかを、延々と語るわけです。
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
面白すぎるので長々と引用してしまいました。
- 人の悪口を言う人は、自分の悪口を言う可能性が高い
- なので全く信頼されず、人望もない
確かにそういう人は、
人に全然好かれません。
彼(彼女)らの人望のなさには、
恐怖を覚えるほどです。
私はダメな行動に対して語るのは好きなんですが、
個人に対しての悪口は言った記憶がありません。
LOLの技術は全て、
後天的に身につけるものだからでしょう。
私も最初はスケーリング低いチャンピオン使って、
サレンダー連打していました。
あなたがゴールド以上なら、
今の話を聞いて
「コイツ、バカすぎる」
と思ったはずです。
「やる前からわかるだろ」
と。
前職の悪口を言う人を雇いたくないのと似ています。
あなたはバカよりも優位な立場にいる
- モラルのギャップを感じる(バカのほうが低い)
- 挑むべき課題が生じる(バカのモラルが低いせいで起こる事態に備えなければならない)
- 相手はバカなので、必然的にこちらが一歩リードし優位に立つ
向こうはモラルの低いバカ、
圧倒的に有利です。
ルーンを自分で組まないので、
対面がベイガー+アニーでも物理防御ルーンを入れます。
そういうレベルです。
あなたがベイガーかアニーならどうでしょう。
「アイツ抱えて勝てるわけなくね?」
と思うはずです。
ボットレーンは最も試練に遭遇しやすいです。
バカに目撃者はいない
0/4/0でストライドブレーカーを買うダリウスはバカですが、
おそらくソレを問題にするあなたは、
対面のトップレーナーではありません。
同じチームにいる味方でしょう。
しかし同じチームという時点で、
目撃者ではないわけです。
この本によれば共犯者になるわけですが、
コレは納得いきません。
しかし共犯者なのです。
なぜなら一緒に問題を解決する必要があるからです。
もちろん向こうはバカなので、
あなたが解決することになりますが。
ボットレーンは隣がバカだと、自分もバカという扱いをされてしまいます。
あなたの役割
- バカがバカである責任
- 衝突やトラブルの原因
全部バカのせいなんですが、
人生に出現してしまったわけです。
- 0/4/0ストライドダリウス(おそらく2手目にデッドマンプレートを買う)
- 自分に話しかけてきたバカ
1 あなたがスノーボールして勝利する。
ダリウスには動くワードになってもらう。
2 こちらはどうすれば良いでしょう。
目的はバカが害を及ぼすのを阻止すること
- そのバカは出会う前から存在している
- これからも別な場所で人生を続けていく
しかしあなたは
- ゲーム盤のサイズを決める
- ゲームの駒を決める
- 誰を巻き込むか決める
- 誰を味方に付けるか決める
ということができます。
1章で言った
- 大多数の人がバカだと思えばバカ
という言葉を思い出してください。
ここは完全にLOLと同じです。
チームメイトには、
バカではなく自分をフォローさせる。
そうなるように仕向けるわけです。
積み重ねた信用や、
”えこひいき”というのがあるので、
冷静でさえいればバカに対処できるはずです。
バカはあなたの知性と機転を見せるチャンスです。
よく考えたら漫画のバカ出現イベントと、仕組みは同じですね。
三章のポイント
- 自分から折れて平和に解決しよう
私の幼稚園時代の話をします。
幼稚園で、
1個上の二人組の男の子に
「一緒に遊ぼう」
と言いました。
そしたら1人の男の子が
「いやだ」
と言いました。
0.2秒後に私は彼の鼻を殴り、
ボコボコにしていました。
すぐに先生が飛んできたのと、
幼稚園児の筋力なので
問題にはなりませんでした。
私は「いやだ」と言われた時、
どうすれば良かったのでしょうか?
相手が同意しないだけで、なぜか人間はめちゃくちゃ腹を立てます。
”頭に来る”のほうが適切かもしれません。
転生者
「いやー、どうもすいやせん。
旦那があんまり賢そうだから、つい声をかけてしまいました。
何か自分には知らない、面白い遊びを知ってそうだったので」
と言えば良かったでしょう。
人間には
- 他人からよく思われたい
- 自分を特別扱いして欲しい
という習性があります。
だから断られた時に、
相手の事情を確認せず0.2秒で殴った。
その習性を利用したのが、
”ごますり”です。
幼稚園児にできるわけがないですが、相当に有効な手です。
人間相手には”特攻”です。
あまりにも面白い4章の冒頭
記憶力や知識をひけらかして人から尊敬されようとする「知識自慢」のバカは、スマホが発明されてから本当に苦労しています。
かわいそうに、そういうバカは、何かのパーティーなど人が集まる場に行くとうろうろしていて、まるで氷河期をかろうじて生き延びた恐竜のようです。
そういうバカが、たとえば古代オリエントや、アメリカの社会体制について、何かを語っているとします。
それを聞いている相手は、スマホをさっと武器のように取り出して、ウィキペディアで確認します。
見ていて、これほど痛ましい光景はないですね。
ハンターが絶滅危惧種の動物を殺しているみたいな感じがします。
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
こういった自分には向けられない攻撃性。
やはり面白いのかもしれませんね。
終わりに
- バカは蟻地獄
- バカをバカだと思って、敵対的な行動を取れば、自分もバカになる
- 大多数の人がバカだと思えばバカ
- バカは「苦痛」だけど「悪」じゃない
- バカが悪いという思考はやめて、バカの被害を抑えよう
Twitterならアカウントが凍結されるほど、
バカという言葉を使いました。
世界三大聖人の孔子は
- 罪を憎んで、人を憎まず
と言いました。
今回のケース風に言えば
- バカな行動を憎んで、バカを憎まず
となるでしょうか。
LOLのソロキューは
- 味方はバカな行動をするけれど、自分がバカな行動したら負ける
- 味方がバカなほど、自分の能力が求められる
3章までの内容を書きましたが、
なんと14章まであります。
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
やはりLOLと人間関係、
酷似しているような気がします。