サイオンのQは相手が上手であればあるほど当たらないのだが、プロの大会でも結構使われるチャンピオンである。
ガレンやトリンダメアと違って、ユーティリティーがあるわけだ。
確かにサイオンをレーンでボコったとしても、中盤の集団戦で上手にRでイニシエートされたら、多分負けるだろう。
サイオンはタンクにしては珍しくスキルにADレシオがあるので、ソロキューならばADビルドにしたりもできる。
※ タンクがステラックの篭手を買わないのは、単純にスキルにADレシオがないからである。なのでサイオンのようにADが無駄にならなければ、特に問題はない。
レーンでサイオンをボコるのは当然で、その後どうするか? マオカイやオーンもそうなのだが、タンク相手にはそういったレーン戦の後のことも考えなくてはいけない。
今回の記事ではサイオン対策について書いていく。
サイオンのストーリー
- Eを当てて敵をスローにする
- スロー中の相手に溜めQ
- 相手によっては更にW
- Wパッシブでライフを増やしまくる
- 中盤以降は茂みからQ、あるいはRで集団戦開始
サイオンはナサスやベイガーと同じく、無限にステータスが伸び続ける。なのでスケーリングが高い。
HPが伸び続けるので、HPを参照にしたアイテムやルーンと相性がいい。
サイオンがレーンで圧勝してしまうと、何事もなくタイタンハイドラを買われてしまうので、それは避ける必要がある。
サイオンのファーム速度が高くなってしまえば、それだけHPの伸びも増えるからだ。
※ グロンプを1匹狩るだけで10も増える。
レーン戦が強くないチャンピオンなのだが、もしレーンで勝利してしまった場合、ナサス・ベイガーと同じように気持ちよくなれるチャンピオンである。
サイオンの苦手なチャンピオン
Eを当てた後の溜めQに対処できるチャンピオン相手は苦手。
サイオンのEを当てた後は大体次のようになる
- エイトロックスにはQで返される
- シェンにはEで逃げられるか、Eを食らう
- ダリウスにはEか、距離が近ければQで回復される
- ガレンにはQでスロー解除か、WでQを耐えられる
- レベル6以降のカシオペアにはRをモロに食らう
よほどの初心者か、頭がアレな人以外は、簡単に思いつく対処方法だ。
こういった相手には、サイオン側はQ以外を上げたり、ビルドを工夫したりしなければならない。
ダリウス相手ならE上げでハラスしていけそうだが、リヴェン・エイトロックスはE自体も中々当たらないわけだ。
しかも外したら突っ込んでくるわけで、AA射程より更に遠くに離れなければいけないのはストレスが大きい。
レーンに勝ち目がないとなると完全に味方任せになるので、この勝率差も納得である。
しかしレベル6以降のカシオペア相手には、Qを構えた瞬間いつでもRを食らってしまうのは、中々ヤバい気はする。
サイオン側はシルバーミアの夜明けを買わないと、タイマンは歯が立たず、集団戦も石化しっぱなしだ。
サイオンの得意なチャンピオン
予想通りサイオンのE>溜めQに対して、明確な解答がないチャンピオンが得意なようだ。
しかしこのヤスオとイレリア、ビルドガイドを書くたび毎回のように大差を付けられて惨敗してる問題児。トップで先出ししている人は、一度立ち止まって己の思考回路を振り返って欲しい。
レンジチャンピオンの場合、別に溜めQまで当てなくとも、E上げのEをくらい続けるだけで相当辛いのではないかと思う。
レンジ相手に握撃は入れないので、グレイシャル+Q上げになるのだけれど。
ケイルとライズにこんなに圧勝しているのは心強い。サイオン自体は中々癖があるチャンピオンだけど、自分でも使ってみようと考えてしまう数値だ。
逆に自分がケイル側だった場合、サステインを上げつつ、スロー軽減のためのスイフトネスブーツを買うことになるだろう。
終わりに
ADなら
- リヴェン
- エイトロックス
タンクなら
- シェン
APなら
- カシオペア
- シンジド
結局Qを止められるチャンピオンでないと、レーンでも集団戦でも苦戦する。
CCがなければサイオンを倒した後も大変なので、やはりレンジチャンピオンの大半は不利だろう。