LOLの基礎知識

スキルコンボを自在に出せるようにする方法【技の切り替え訓練】

LOLは格闘ゲームと違って、コンボがシビアじゃない。

私は毎日こうやってブログ記事を執筆しているのだが、LOLのスキルコンボよりタイピングのほうが圧倒的に難しいと断言できる。

しかし実際はどうなっているのかというと、大半のプレイヤーは素早くチャットを打てるのに、スキルコンボは出せない。

コンボだけでなく操作全体が非常にモタモタしている。

よく考えると不思議ではないだろうか?

あなたもLOLのスキルコンボより、キーボードでのタイピングのほうが難しいのは納得できるはずだ。

※ 「どちらもタイピングじゃない?」と突っ込まれると困るので、この記事では無視 or 保留する。

なぜそうなるのか?

明確な答えがある。そしてソレを知っていれば、あなたもいろいろなチャンピオンで自在にスキルコンボが出せる。

この記事はパッチ11.14の時に執筆されました。

われわれはどうして言葉が自在に操れるのか?

  • 日本語を話す
  • 日本語を書く

達人レベルではないが、とりあえずどちらのスキルコンボも自在に出せる。

  • フラッシュ
  • イグナイト
  • エモート

何も考えなくとも3つ全て絡めながら繰り出せる。

不思議じゃないだろうか?

答えを言うと、同じ言葉を連続で話したり書いたりしないからだ。

なぜ? を5回繰り返すトヨタ式

ニュース記事の最初の段落はリードと呼ばれる。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされている。すなわち、

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)したのか?
である。しかし日本においては、「5W」にさらに下記の「1H」を含む「5W1H」であるべきであるとされる。

How(どのように)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 5W1Hより抜粋

自分に「なぜ?」を5回問うことで、より深い原因にたどり着けるという手法だ。

なぜなに分析という。

例えば

  • なぜレーンで負けたのか?
  • ジャングラーのガンクを受けたから
  • なぜガンクを受けたのか?
  • ジャングルをしたことがなかったから
  • なぜジャングルをしないのか?
  • やり方がわからないのか?
  • なぜやり方がわからないのか?
  • 疑問に思ったことがないから

5回でも足りなさそうだ。

なぜ以外を5回質問してみる。

  • 誰がレーンで負けたのか?
  • 自分
  • 誰がレーンで負けたのか?
  • 自分
  • 以下略

ただの耳が遠い人である。

なので基本的にわれわれは、毎回なるべく違った言葉を使おうとする。

技の切り替え訓練

この記事はラストヒットをただ取るよりも、アタックムーブで取れば、実戦でアタックムーブを自在に繰り出せるようになるという記事だ。

ただラストヒットの練習をするよりも

  • ミッドなら最初は押さない、しかし最初の3体は取る
  • トップなら相手より先にレベル2を目指す
  • ボットは相手よりもっと速くレベル2を目指す
  • ラストヒットを取るたびに、ミニマップを見る

こういった方法を組み合わせたほうが、スムーズに実際のLOLに有効なスキルが身につく。

最も有効な練習方法

格闘ゲームでもMOBAでも、最も有効な練習方法は、自分より少しヘタな相手と戦うことだ。

カードゲームは自分よりうまい相手と戦ったほうが良いのだけど、なぜカードゲームとMOBAで違うかというと、技の切り替え訓練ができないからだ。

トップでシルバーのガレンと、ダイヤのティーモが対戦したとしよう。

シルバーのガレンは何もできずに順当にボコられるだけだ。

技の切り替えどころか、1つも技が出せない。

ところがカードゲームならば、わけわからないカードばかり入ってたり、デッキ相性がめちゃくちゃ悪くない限り一方的な展開にならない。

なのでカードゲーマーにヘタな人はほとんどいないのである。

※ 私はMTGアリーナでデイリー消化のためだけのデッキを使ったりしていた、もちろんそんなプレイで腕が上がるわけがないので、デジタルカードゲームは例外かもしれない。

順調な人ほどどんどん順調になっていくのは、世の中の常なのかもしれない。

忘れかけた頃に覚えなおすのが最も効率がいい

新しく覚えたことは速く忘れて、以前からなじみのあることはなかなか忘れないという仕組みのことだ。

5個の概念を覚えるとしたら、

  • 1つずつ順番に覚えていく
  • 既に覚えていることは覚え直す回数を減らす

このような方法を取るのがいい。

しかし実際は、なじみのないことを覚えるのは高いエネルギーがいる。

特別に体が丈夫な人以外、疲れている時は馴染みのあることしかできないことを意味するので、疲れている時はLOLをせずに疲れを軽減するのが現実的なアプローチだ。

終わりに

  • 書いたこと
  • 言葉を自在に操れるのは切り替え訓練をしているから
  • 人間は同じ言葉を使うのを避ける
  • なので自然に切り替え訓練をしている
  • 自然に切り替え訓練ができる練習方法を選ぶ
    • 自分より少しだけ弱い相手と戦う
    • 難易度を上げすぎない
    • 毎日30分本を読む
  • 忘れかけた頃に覚えなおすのが効率がいい
    • なじみのありすぎることを避ける
    • 疲れている時は疲れを取ることに専念する

疲れている時はすぐに寝るのではなく、アクティブレストといって少し運動したりストレッチするほうが疲れが取れるそうだ。

ただ私も経験があるのだが、疲れている時、昼間忙しい時、精神的に病んでいる時ほど夜ふかししてLOLをしたくなる。

そして気の合う友人とプレイするLOLは、時間を忘れる楽しさがある。

なので気持ちは物凄くわかるのだが、論理的なことをいうと、楽しみは朝一番にするのが健康にも学習にも良い。

またLOLプレイヤーとして正しいのは、早く寝るプレイヤーだと私は考えている。

私の親友の英語教師が、昔はMMO廃人だった(私と知り合う前)のだが、彼いわく

「レベルを上げてから寝てはいけない。キリの良いところで終わらせると、次の日やる気がなくなってしまう」

未完成で中断した作業を(なんのインセンティブもない場合でさえ)やりたくなってしまうことを、発見者にちなんでオヴシアンキーナー効果と呼ぶ。

ポピュラー心理学の文献では、ツァイガルニク効果(未完で中断したことは、完成したことより良く覚えている現象)と良く混同されるが、マリア・オヴシアンキーナーは、ツァイガルニクの同僚だったこともあるロシアのチタ出身の心理学者である。

独学大全104~105Pより抜粋

彼がいかに賢く、いかに熱意があったかよくわかる話だ。

とりあえず何事も、言葉を話す時のように、全く同じパターンを避けようとするだけで上達する見込みが高くなる。

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