あなたが何かを学ぼうをするのであれば、次の2つは決めておく必要がある。
- 何を学習するか
- 学習計画
1は例えばLOLが上達したい時に、「LOLについて学習する」という目標は漠然としすぎていて機能しない。
あなたもゲームの世界では、「立ち回り」が初心者専用の検索用語なことは知っていると思う。
- ARAMで最も硬いスタート時のアイテムビルドとルーンを探す
私の場合は、いつもコレくらい具体的だ。
こういった目標を決めれば、まあまあ正解に近いところに到達できる。
2を説明すると、大抵の人は学習計画無しでプレイする。
ソシャゲをインストールする前にリセマラランキングを見たり、初心者が構築済みデッキをコピーしてカードゲームをするだなんて無粋極まりない。
なのでとても良いことであるように思える。一般人の間では、この考えが蔓延(まんえん)している。
行動は大事なので、とりあえず始めるのは素晴らしい好意だが、問題は少しつまづくと本人が向いていないと考えることだ。
向いていないと思って漠然とプレイし続けることが、不幸の始まり。
何年も上達しなければ自尊心はズタズタになるだろう。
Learn better による学びの6つのステップ。
- 価値を見いだす
- 目標を決める
- 能力を伸ばす
- 発展させる
- 関係づける
- 再考する
この2について書く。
これは1について書いた記事。
この記事はパッチ11.17の時に執筆されました。
短期記憶の容量は少ない
われわれは頭が悪いので、学習しすぎてはいけない。
マジックナンバーといって、7±2の数まで短期記憶に入るとか入らないとかいう話がある。
この話を最初聞いた時、
「頭の良い人は9なのか、自分は5だな。多分5も覚えられないな」
というのが、私の反応だった。
現在の説だと、4±1ぐらいじゃないかとなっている。
流石に3つまでなら覚えられる自信がある。
この事実は学習だけでなく、コミュニケーションや私生活全般に役に立つ。
文章は短いほど良い
小説と言えば長ったらしいイメージがあるが、文豪は文章を短くしている。
※ 夏目漱石とか村上春樹とか
人間は理解できることを重要だと思う性質があるのだけど、長いと理解できないので重要だと思わない。
このブログは、「だである調」で書いており「ですます調」ではないのだけど、今のアクセス数を見ればソレで良かったと考えている。
ビルドガイドの記事以外は全て、なかなか難しいからだ。
ですます調は文章が長くなるので、読み手が理解しづらくなる。
世の中の難しい文章の大半が「だである調」だったのは、ちゃんと理由があったらしい。
同時に2つは覚えられない
中国語で社会学を習えば、両方全く理解できずに終わるのは、生まれる前から誰でもわかるだろう。
しかし
- 中国人なら社会学を理解できる
- 社会学を知っていれば中国語を理解できる
実はLOLというゲームは、この中国語を使って社会学を習うのと同じなのだ。
LOLは
- ゲーム部分
- コミュニケーション部分
の2つに分かれている。
私がLOLが上手なのは、DotaやHONが既に上手だったので、2だけ覚えれば良かったからだ。
LOLはDotaと違って1人では勝てない。
つまりゲームが上手でも勝てないのである。
なので自分の感情は真に受けず、味方4人の機嫌を取るみたいな、わけのわからないことをしないといけない。
管理職のようなリーダー的存在になる必要がある。
大抵の人はゲームとコミュニケーションを同じに考えているが、分けて覚えないといけない。
味方のチャットやピンを気にしすぎてしまう人はミュートにしたほうがいい。コレも同じ理由だ。
気が散る要因は減らす。
一回の練習時間は短いほど良い
アンダース・エリクソンの名言だ。
私がLOLブログにも関わらず、しょっちゅうLOLのプレイ時間を減らしたほうがいいという理由がコレだ。
- 集中力の問題
- 短期記憶容量の問題
MMOなら毎日30時間したほうがいいが、毎日LOL10時間しても効率は悪い。
1日で集中できる時間は、オリンピックに出場するようなトッププロや村上春樹なら5時間。
なので熱心な人でも2~3時間くらいだろう。
私の経験になるけれど、本当に苦手なことなら30分とか15分くらいだ。
※ 苦手なことは2分くらいづつやるのが良いらしい。
どういった練習が良いのか、文章執筆で例えてみよう。
文章執筆のコツ
- いっき書きを避ける
- 一回の執筆時間を短く
- 何度もくり返して1つの記事を執筆する
初心者が力を入れて1記事書くと、大体8時間かかる。
なので毎日1記事書くのは、目標として不適切なわけだ。
あなたがもしブログを執筆したいと思っているのであれば、noteに登録して毎日1行ずつ書く。
そうすればそのうち(数年後かもしれない)書けるようになる。
知識は学習の土台
「氷の弓持った女キャラ」
アッシュを表現するのに上のようなことを言う人に、LOLを教えるのは難しい。
何故ならば、次の特徴を一切知らないことを意味するからだ。
- Wが強い
- AAにスローが付く
- Rが強い
- 射程が少し長い
- 移動スキルはない
- レーン戦が強い
- 中盤以降サッシュやミカエルを揃えられると辛い
こういったことがスラスラ出てこないと、ADCもサポートもできない。
最初1:30にリーシュして、1:37秒くらいになったらボットレーンに走っていく。
これすらわからない人に、何から教えればいいのだろう?
「とりあえずこのゲームは暴言・嫌がらせが当たり前で、それが文化みたいなところがあるよ」
からだろうか。
こういったググればすぐにわかる情報を、事実情報という。
事実情報
LOLが下手な人は、
- アイテムの効果
- ルーン
- チャンピオンのスキル
- ピンの鳴らし方
- 序盤のジャングルルート
こういった知ってて当たり前の知識を知らない。
※ エリート帯(ダイヤ2以上)では当たり前。
事実情報がないと、自分でものを考えるのが大変なのはわかると思う。
ない人は次のようになる。
一生エズリアルでディヴァインサンダラーを装備する人
シーズン11に入ってから、ディヴァインサンダラーを持つエズリアルはオシャレだった。
特にパッチ11.11からディヴァインナーフされた11.13までは、最強のビルドでエズリアル自体が強すぎだった。
11.13以降は何か特別な理由がない限りは、エズリアルで持たないほうが良いアイテムになり、11.17で持っている人はパッチノート読まないヤツくらいになった。
パッチノート読まない人とLOLの話をするのは難しいのだけど、なぜ彼らはディヴァインサンダラーを装備するのだろうか?
考えられるのは
- アイテム(他のアイテムも含めて全部)の効果を知らないから
これだ。
毎日何時間もプレイしている人が、2ヶ月もミシックアイテムの効果を知らなければ、これから先もずっと知らない可能性が高い。
かなり初歩的な部分で停滞しているので、上達の見込みはない。
終わりに
- 次の2つを決める
- 何を学習するか
- 学習計画
- 短期記憶の容量は3
- 少しずつ覚える
- 事実情報は覚えているほど得
短期記憶の容量は3ってのは、あらためて見ると凄い。
1つのカタマリを1チャンクと言ったりする。
馴染みのないことは、3チャンクまでしか覚えられないわけだ。
事実情報は浅い知識という意味とほとんど同じなので、やはり基本的に広く浅くのほうがいい。
私は今でこそ早起きだが、昔は
- 朝4時に起きる(それまで7時起き)
- 短眠法に挑戦する
みたいな、わけがわからない極端な方法ばかり取ろうとしていた。
頭が悪いというより性格が未熟なのがわかる。
もっと厳しい言い方をすると、機能していない人間だった。
やるかやらないかは別として、他人に話しても納得してもらえるようなLOL上達計画を立ててみる。
コレは結構面白いと思うのだけど、あなたはどう思うだろうか?
関連記事など
とりあえず早起きしたいのであれば、朝は数分ずつ起床時間を早めていこう。
結局ソレが1番ラク。