タイトル通り、ジャングラーが赤トリンケットを持つ理由を書く。
上級者向けの内容なので、今回の記事はダイヤくらいのプレイヤーでも理解できないかもしれない。
なるべく親切に書いていくので、お付き合いいただけると幸いだ。
あなたも知っているとおり、ルーンのゾンビワードを活かせるのは、ジャングラーとサポートだけだ。
上手なジャングラーは敵レーナーの序盤の貴重な黄色トリンケットが、どこに置かれたかわかる。
これが出来るのはプロレベルなのだが、技術的には全く難しくない。
方法は簡単で、ジャングルモンスターを狩りながらミニマップを見る。
難しいのはソレが行えるプレイヤーの条件で、ジャングルに慣れていないといけない。
まずは赤トリンケットのメリットと、使える方法について書く。
それが終わった後、黄色トリンケットの説明をしていく。
ワードは置くよりも壊したほうがいい
LOLは対戦ゲームなので、黄色トリンケットを置いて視界を確保するよりも、赤トリンケットで相手のワードを壊したほうが良い。
守るよりも攻めるほうが有利、というのが良い対戦ゲームの条件だから、LOLもそのようにデザインされている。
上手なジャングラーほど、序盤からアクションを起こすのが上手。
相手のワードを破壊するまで
まずは相手のレーナーの気持ちになってみよう。
あなたがシン・ジャオのような、レベル2ガンクを狙うチャンピオンではないとする。
すると大体3~4分前、ミッドなら4ウェーブ目、他だと3ウェーブ目前後にガンクが来る。
トリンケットを置くのは、大体その前だ。
あなたがレベル3じゃないとガンクできないチャンピオンなのに、1ウェーブ目で置く人はいない。
※ 相手がシン・ジャオやジャーヴァンⅣなら、逆にミッドは置かないとフラッシュが落ちる。キルを取られれば、その時点で試合が終わるので、LOLは厳しいゲームだ。
なので来る直前に置く可能性が高いので、その時に注目していればいい。
序盤のジャングラーの意識配分
ジャングラーがファームについて考えているようでは、話にならない。
何も考えなくても、物凄いスピードで狩り続けられるようにしなければいけない。
ジャングルでダイヤになれない人は、単純にファームが遅いことでつまづいている。
英語では注意を払うことを pay attention と表現する。
つまりファームに注意を払っていては他のことに気づけないので、話にならないとはそういうこと。
みんなのいる教室で、表紙が萌え絵のライトノベルを誰も読めないのも同じ現象だ。
4は結構敷居が高いのだけど、覚えないと相手ジャングラーのルートがわからない。
これも自然にできるように、慣れる必要がある。
5も出来て当たり前。
中盤はともかく序盤で倒されるのは、かなりヤバい。
低レートほど、自分のほうが弱くても敵ジャングルと戦おうとすることが多い。
すごくジャングルモンスターに執着する。
逃げたらプレイヤーとして劣っていると、思ってしまうのだろう。
6と7はかなり上級者向けだ。
6は色々コツがあるけれど、単純に見ていないとわからない。
7は認知バイアスのせいなのか、注意力の関係か、ガンクに向かう時や帰りは、何故か気を抜いて歩いてしまう。
プロプレイヤーも私も気を抜いて歩くことが多い。
これは明らかに毎回意識する必要があるので、生物的に仕方がないことなんだと思う。
黄色トリンケットのほうが良いチャンピオン
レーナーの置いたワードを消すと、プレッシャーが激増する。
だから赤トリンケットのほうが強いという話だ。
しかし中には、20分くらいまで黄色トリンケットのほうが良いチャンピオンもいる。
※ サポートがバロン周りにワードを置く時間になってくると、トップレーナー以外の黄色トリンケットは価値が薄くなる。ここでは詳しく書かないが、トップレーナーで青トリンケットにするのは避けたほうがいい。
カーサスで警戒するのは、相手のジャングラーに襲われること。
カーサスは序盤にキルを取られず、順調にファームできれば最強のAPジャングラーだ。
プレデターグラガスのように、プレデターのCDを下げるために巧妙を入れた場合、ついでにゴーストポロも入れると非常にお得感がある。
※ プレデターだと一周目が弱いので、ゾンビワードを入れにくい。
あなたがシヴァーナやスカーナーのように、序盤あまりガンクする気がないチャンピオンの時も役に立つ。
ガンクをしないということは、相手のジャングラーをミニマップに映して、レーナーにガンクを回避してもらうのが簡単だからだ。
ドラゴンと反対の森にワードを置いて、敵ジャングルが移ったら狩るとか、ドラゴンピットにワードを直接置くなどできる。
最初に黄色トリンケットを置いて赤トリンケットに変える方法
上チーム側で青スタートする場合は、自軍の赤もしくはラプター付近に置くのが無難。
逆に下チーム側で赤スタートする場合は、自軍の青付近に置いてはいけない。
理由がわからない人は、以下の記事を読んで欲しい。
自分が良いと思ったところに置こう。
黄色トリンケットを置いてからリコールするよりも、リコール中に黄色トリンケットを置いたほうが得。
終わりに
コメントで要望があったので、今回の記事を書いてみた。
確かにジャングラーで開幕赤トリンケットを使うのは、上級者向けで、理解しているプレイヤーは少ない。
黄色トリンケットは、とりあえず置けば効果が出るけれど、赤トリンケットは知識がいる。
サポートのイグナイトとイグゾーストみたいな関係だろう。
LOLは基本的にシンプルな効果のほうが強く、押せば効果が出るスキルのほうが使いやすい。
しかし赤トリンケットに関しては、難しいけれど使えたほうが圧倒的にメリットが大きい。
とりあえずダイヤ未満の人は、ジャングルを何も考えずに速く周れるようになったほうがいい。
そうすれば頭の中が空いて、他のことを考える余裕が出来るからだ。
プロは序盤のジャングルは暇だと言うが、アレは本当に正しくって、まず序盤のジャングルが暇だと感じるくらい慣れる必要がある。
ところでゲームは一般的に、思索するよりプレイしたほうが楽しい。
でもそれだけでは上達しない。
しかしLOLでなくとも、自説を書く行為には自信が必要なので、中々ハードルが高い。