考察記事

なぜあなたは全てのレーンができないのか?【LOL的Zettelkasten】

次の事柄に心当たりはないでしょうか?

  • なぜ全てのレーンができないのか
  • なぜ複数のチャンピオンを使えないのか
  • なぜ身体を鍛えられないのか
  • なぜ英語を覚えられないのか

一般的に言われる理由は

  • やる気(モチベーション)がない
  • 意志力が弱い
  • 他にやることがあって忙しい
  • 時間がない

ここらへんでしょう。

しかし少し考えてみれば、

「毎日できる回数まで腕立て伏せしないのは、やる気の問題じゃなくない?」

すぐにわかるでしょう。

2時間身体を鍛えるならともかく、
普通の人はそこまでしませんよね?

私が思うにというか、
自信を持って言えるのは

  • 認知力の問題

つまり忘れてしまうからです。

1日にやるべきことが50個もあったら、
例え10秒で終わることだとしても、
できないでしょう?

この問題をほぼ完璧に解消できる手法、
あるんですよ。

本日紹介するのは、
高名なドイツの社会学者、
ニクラス・ルーマンが編み出した技、

  • Zettelkasuten(ツェッテルカステン)

私は数々のナレッジスキルを試してきましたが、
コレはモノが違います。

頭が1000倍良くなるので、
もはや別の生物になってしまう。

この記事はパッチ12.6の時に執筆されました。

Zettelkasten(ツェッテルカステン)って何?

凄く簡単に言うと

  • 思いついたことを書くメモ Fleeting Notes
  • 出典を明記した読書メモ Literature Notes
  • ずっと取っておくメモ Pearmanet Notes

このブログで言うと、
1と2をメモしておいて、
1と2を元にブログ記事を書く。

そのブログ記事は3、
といったイメージになります。

実際のやり方

Obsidian

Notionでもいいですが、
Obsidianで作るのが簡単です。

Notion

Obsidian

画像は6つありますが、
前述した3つでも十分です。

まずは小さく初めて、
詳しく知りたい人は本を読む。

このパターンが良いでしょう。

Zettelkasten(ツェッテルカステン)の効果

冒頭で言ったように、
我々が習慣を身に着けられない理由は、
認知力の問題です。

このメモ方法を使えば、

  • 自分が何を知っているのか自覚できる
  • 自分は普段何をしているのか自覚できる
  • 書くことによって難しいことを考えられるようになる
  • メモを取れば取るほど知識が増えていく
  • メモ同士の関連性があるので、複利のように知識が増えていく

外部に脳みそを作れば、
そこで勝手に考えてくれる。

そういうイメージです。

このブログはZettelkasten(ツェッテルカステン)に近い

私が普段どのように
LOLをプレイしているかというと、

  • 特に何も考えず、むしろ他のこと考えながらプレイしている

コレで十分上手にプレイできます。

集中したらもっと凄いのかもしれませんが、
よく考えてみれば、
LOLのプレイ中は特に何も生み出していません。

高名な学者、
リチャード・P・ファインマンの話をします。

ファインマンのノートを見た人が、

「ファインマン先生の思考の記録を見れて光栄です」

それに対してファインマンは反論しました。

「思考プロセスの記録ではなく、思考プロセスそのものだよ。仕事は紙の上でしなければならない、それがその紙」

と言ったそうです。

歴史上の天才でも、
頭だけで考えては、
どうしようもないという話。

LOLを紙の上でする人は少数派でしょうが、間違っていないと考えています。

認知力の問題で新しいことができない

「優しく言ってもわからないようだから、ハッキリ言うぞ○○さん」

という言い方をすれば、
我々が新しいことをできないのは

  • 頭が悪いから

となります。

バカだからという話だけど、
人間そういうふうにできているので、
工夫しないことには覚えられません。

実際モチベーションよりも、
単純に忘れてしまっているからできない。

こっちのほうが多いのでは?

少なくとも私の人生をそうです。

嫌なことばかり思い出し、
建設的なことはすぐに忘れてしまう。

人間そのようにできています。

LOLで使う場合

こういうスキルを
自分がやってるゲームで使う。

コレが最も速く覚える方法です。

実際にやってみましょう。

  • 思いついたことを書くメモ Fleeting Notes
  • 出典を明記した読書メモ Literature Notes
  • ずっと取っておくメモ Pearmanet Notes

先程のリストを貼っておきます。

では1から順番に行きましょう。

思いついたことをメモ

  • シヴァーナで最速ファームをした
  • トップレーンが先にガンクされた
  • 相手のCSは20だった
  • すぐにリコール、あるいは走ってボット側のスカトルに行く
  • 2個目のスカトルを取りにきた相手のジャングラーを倒す

実際に私が取ったメモです。

このパターンで勝つことが妙に多い。

出典を明記したメモ

美しいものは、そのはかなさ故にいっそう美しい。
――テフェリー

"A beauty made more so by its fleeting visitations."
――Teferi

虹のイフリート/Rainbow Efreet

とか

結婚祝いの品は外れが多い

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 150P

とかです。

LOLだと、
あんまり使えなさそうですが、
LOL自体は学習学的な本と関連性が高いです。

ずっと取っておくメモ

よくブログ記事とかに【保存版】
とか書いてあったりするでしょう?

ブログ記事は適当に書くのが普通ですが、
たまに大作を書きたくなる時もあります。

※ ハードルを下げないと、物事は続かないです。

例えばシヴァーナを使った時、
あるいは他のジャングルの時に、
たくさんメモを取ります。

その後メモをまとめて、
永久に保存しておくような、
ピシっとしたメモにするんですね。

そうすれば他のチャンピオンや、
他のロールをしても、
忘れないでしょう?

忘れても、そのメモを見れば
すぐに思い出せます。

終わりに

  • Obsidianをインストールする
  • 3つのフォルダを作成する
  • LOL中に感じたことのメモを取る
  • それが溜まったら永久保存版のメモを作る

あなたが本を読まないのであれば、
フォルダは2つで十分です。

人間はよほど興味があることでも、
何か新しいことを始めるのは大変です。

能力的に大変という意味です。

Zettelkasten(ツェッテルカステン)ならば、
その成約を外すことができるでしょう。

別にLOLで全てのレーン、
全てのチャンピオン、
覚える必要は全くありません。

しかし我々の生活は、
覚えることがとてもたくさんあります。

このメモの取り方は、
一度覚えれば一生使える方法ですし、
1日3~6枚取るだけで、
劇的な効果が出ます。

私が人生で知ったナレッジスキル(知的技術)の中で、
最も素晴らしい方法です。

最後にまた書きますが、書かない限り、難しいことは考えられません。

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