考察記事

なぜLOLの民度は世界一低いと言われるのか?

民度とは次のような意味です。

民度(みんど)とは特定の地域・国に住む人々または、特定の施設・サービスの利用者(ユーザー)・参加者・ファン等のある集団の平均的な知的水準、教育水準、文化水準、マナー、行動様式などの成熟度の程度を指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

LOLの民度が世界一低いのは、
プレイヤーにとって常識で、
コレについて異論はないものとします。

よく言われることは

  • 暴言が多い
  • 嫌がらせが多い

この原因を見ていきます。

この記事はパッチ12.6の時に執筆されました。

なぜLOLは暴言が多いのか?

思いつく理由は

  • 単純に30分プレイし続けるのが難しい
  • ネガティブバイアス
  • ゲームだから

それでは順番に説明します。

30分プレイするのは至難の業

LOLは一般的なレートだと、
試合時間が30分以上あります。

勝っている試合なら良いですが、
負け試合で30分も元気にプレイできる人は、
名のあるプレイヤーだけです。

負け試合でも動じずにプレイできる人は、

  • 職業LOLの人だけ

と言っても言いすぎではありません。

基本的に負け試合は苦痛なので、
普通のプレイヤーは、
AFKしたり味方に暴言を吐いたりします。

人間は特定のことを繰り返すと、特定のことへの苦痛耐性が付きます。

ネガティブバイアス

人間デフォルトでは、
良いことより悪いことを探します。

意図的に良いことを探すようにしないと、
そうなってしまうのです。

LOLは味方が何をしているのか、
わかりやすいゲームです。

ゲームに慣れているプレイヤーならば

  • 他のプレイヤーが誰と戦っているのか?
  • 他のプレイヤーは順調か?
  • 他のプレイヤーの動きは適切か?

すぐにわかります。

味方の悪い点が、目に入りやすいゲームと言えます。

気を抜いてプレイしていると悪いところ見る

  • TGT(Three Good Things)

毎日3つ起きた良い出来事を書く、
というエクササイズです。

良いことを毎日3つ書くと幸せになれるか?

  • 抑うつ度には効果がない
  • 幸福度には効果がある

という研究結果です。

優れたLOLプレイヤーになるには、
こういったことを学ぶ必要があります。

ゲームだから暴言が多い

SNSと違いゲーム内で暴言を言っても、
法的に罰せられることはありません。

せいぜいアカウント停止されるくらいです。

なので気軽に悪態をつきます。

こうやって書くと、
大したことがないように思えます。

  • ゲームが長いので集中力を保てない
  • 訓練しなければネガティブバイアスに引っ張られる
  • ゲームなので気軽になんでも言える

こういった流れですね。

感情をダンプ(ドサッと降ろす)させられる人

LOLプレイヤーを、
2種類の人間に分けてみましょう。

  • 味方に攻撃する人
  • 味方から攻撃される人

1 実際の生活でいると困るタイプですが、
ゲームなら普通でしょう?

2 言い返したいけれど、
理由があって言い返せない。

そういう人はストレスが溜まります。

させられる人の例 LOLに社会を形成しようとする人

例えば

  • 他人から上手だと思われたい
  • 穏やかな人だと思われたい

などです。

1 レートだけでなく、
勝率やKDAにすらこだわる。

2 本当に穏やかな人は、
棒を持って相手を殴るゲームはしないと思う。

LOL自体難しいゲームなので、
試合中にそんなことを考えては
上達できません。

騎士の名誉

ゲーム内で暴言を言われた場合

  • ゲーム内で暴言を言われた
  • 自分の名誉を傷付けられた

どちらかだと思うはずです。

1ならなんともないですが、
2だとイライラしますよね?

しかしよく考えれば、
LOL起動してる時点で、
褒められたものではありません。

それでメンツが潰れると思うのは、
おかしな話でしょう。

する側の例 サブアカウントの人

サブアカウントに舐めた態度を取ると、
AFKされます。

つまりこの場合のサブとは

  • 社会と繋がっていない匿名のアカウント

というわけですね。

実際メインアカウントよりも、
サブアカウントのほうが高レベル。

こういう人は珍しくないです。

サブアカウントでわざと負けたりする人は多いです。

民度が悪いという人は2パターンいる

  • 最低の民度だけど自分は楽しくやっている
  • (暴言ばかり言われるので)最低の民度のゲーム

1 どうして人間そういうことを言うのか?

真面目にプレイしていると、
そういった仕組みにも、
精通するようになります。

2 コレはLOLと暴言への対処、
両方必要ですので、
ソレに対処できなかった人です。

怒りは健全な感情

相手に対して怒りや哀しみをぶつけるのは、
対等な人間だと思っているからです。

そういった状況は悪いかもしれませんが、
少なくとも健全です。

うまく言っていると言っても、
過言ではありません。

どうしようもないのが

  • 侮蔑(ぶべつ)

という感情です。

表情だと

  • 非対称な口角

になります。

これは人間関係でいうと最悪で、
修復できません。

「軽蔑している相手とチャットしよう」

とは普通思いませんよね?

なので暴言を言うほうも言われるほうも、
そんなに悪くはないと考えています。

怒りは相手を対等に見ている証拠。

終わりに

  • 30分プレイをするのは大変
  • 負け試合もストレスフリーなのは鍛えられたプレイヤーだけ
  • 気を抜くとネガティブバイアスに引っ張られる
  • ゲームだから暴言が多くて当たり前
  • ゲーム内で体面(メンツ)を気にするのはおかしい
  • 怒りは健全な感情で、相手を対等に見ている証拠

暴言が多いのは、
ゲームデザイン的に仕方がない
という話でした。

グループ内で穏やかな態度、
あるいは献身的な態度を取っていると、
信用残高みたいなものが、
積み上がります。

しかしLOLのソロキューには、
おそらくないでしょう。

最近ソロキューをする時に、
凄く暴言を言う人がいました。

彼は私に対しても言うのですが、

「ロール代わってくれ」

と彼が言った時に、
全レーンできるので代わっています。

そのアカウントは何も言い返さないので、
彼から見て私は信用残高があるのでしょうが、
全く嬉しくないし、得もしない。

千葉雅也先生のTwitterの画像
  • LOLで社会を形成した場合どうなるのか?
  • 人に親切にするのは良いことなのか?

中々難しい話になりますので、
この辺で筆を置くことにします。

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