何か難度の高いことをする時、
「諦めないことが大切」
と言われる。
今回はそういう話の本だ。
- 目標に具体性を与える
- 目標達成への行動計画をつくる
- 目標までの距離を意識する
- 現実的楽観主義者になる
- 「成長すること」に集中する
- 「やり抜く力」を持つ
- 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
- 自分を追い込まない
- 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
LOL風に書いてみよう。
この記事はパッチ14.15の時に執筆されました。
目標に具体性を与える
「LOLのレートを上げたいです」
と誰かが私に質問したとする。
返答のパターンは
- 「消えろカス」
- 「俺もそう思う」
- 「そんな質問の仕方をしても、丁寧に返してくれるのはAIだけ」
1 最も誠実な反応で、
私は舐めたLOLの質問には
いつもこのように返したいと考えている。
2 相手の言葉を、
そのままゴミ箱に投げる対処法。
「意見は人それぞれ」
とか会話の最中に言っちゃう人も、
この手のタイプだろう。
3 つまり勝手に色々解釈しないと
答えられないようなことは、
相手だけでなく
自分の脳みそもわからないわけだ。
- 「頑張る」
と似ている。
対象が指定されてない「頑張る」は
脳みそや周りの人にとって意味不明で、
AFKしてるトロールと同じ扱いだ。
- AOE頑張る
- AOE目標
と言えるかもしれない。
「スタンとか付いてたら強いですね」
となるだろう。
意味不明な目標ではなく、誰が見てもわかる具体的な目標にしよう。
目標達成への行動計画をつくる
手練れのジャングラーならば、
全員知っていることがある。
- 2:00、1:30、1:00、0:30。みたいなタイミングで、定期的にドラゴンの時間を打つ
- するとゴールド4ぐらいでも、チームメンバーはしっかりと準備する
他のオブジェクトでも同じだ。
If-then プランニング
- もし◯◯なら
- こうする
上に書いたドラゴンだと
- 1:00 リコールの準備をする、あるいはガンクを受けないようにする
- 0:30 ドラゴン周りに向かう
いちいちチャットに書かなくても、
ランクに来ている人ならレート関係なく、
これぐらい自動的に思い浮かんで実行するわけだ。
さっきの「AOE頑張る」の反対で、「XならY」は脳みそが記憶しやすい。
なので目標実行率が2~3倍に高まる。
目標までの距離を意識する
- マリオがジャンプしてコインが云々
- LOLだとラストヒットを取るとゴールドが貰える
こういったことをフィードバックという。
フィードバックを得られるようにしないと、
目標までの距離がわからない。
「だからフィードバックを得られるようにしたほうがいい」
ということだ。
しかし1つ落とし穴がある。
最新の研究でわかっていることは、初心者はあまり頻繁にチェックするべくではない」ということです。
ゲームや筋力トレーニングならば、
初心者ほど伸びやすいので良いだけど
- ブログ
- YouTube
- 語学
- 難関試験
など高難度クエストの場合、
フィードバックは無視したほうがいい。
これまで思考、これから思考
次の2つの思考のうち、
どちらが良いだろうか?
- これまで思考:過去の達成に目を向ける
- これから思考:未来の目標に焦点を当てる
1 この思考が強いと、
達成感が早く感じるので気が緩む。
LOLやっていれば誰でもわかることだが、
序盤だけ強いチャンピオンを使っていると、
すぐに飽きてしまう。
2 現在位置から目標までの距離を測る。
キャリーの思考だ。
「これまで思考」が強すぎるとダメ。
現実的楽観主義者になる
「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まるという研究があります。
あまりにカッコいい文章があったので、
それも引用しておこう。
引き寄せの法則が役に立つ場合がひとつだけあります。
それは目標を達成したくない時です。
非現実的な楽観主義が達成できないのは、
困難から目を背けているからだ。
- 楽観的であること
- 自分の能力に自信を持つこと
- 「成功するのはたいへんだ」と考えていること
3つとも持ち合わせている必要がある。
「成長すること」に集中する
「今できなくても、できるようになる」
こういった考え方が、
- 成長マインドセット
と言われており、大切なのだそうだ。
反対の考え方が
- 証明 or 固定マインドセット
という。
漫画に出てくる小物みたいな考え方なのだけど、
実際の人間でも珍しくないらしい。
私がそういう人間に対して思うのは
「お前は子供の頃、自分がどんなに醜い喋り方だったか覚えてないのか?」
と。
証明ゴール、成長ゴール
- 証明ゴール:それをする能力があることを証明するためのゴール
- 成長ゴール:能力を延ばして、今までできなかったことをできるようにするためのゴール
明らかに1より2のほうが良い響きだ。
証明ゴールの問題点は、
難度の高い課題に取り組む時、
逆効果になる可能性があることだ。
例えばLOLだと
「自分はプラチナ4になれるのだろうか?」
と、初心者の人は言ったりする。
そういう不安感が湧いてくる。
能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感です。
成長ゴールの場合は、
失敗しても「学んだ」と思える。
なので失敗の落胆がない。
トップやミッドの人はわかると思うが、
新しいことを試すとプラチナ4にすらボコられる。
プラチナ4は一般社会で言うと、
身だしなみが整っていて、
コミュニケーションもまともに取れる感じの人だ。
なので相当強い。
マッチアップを考えたことがあり、
その上で慣れているチャンピオンじゃないと、
レーンで勝利するのは難しい。
上手な人で普段の試合で落胆する人は中々いないだろう。
少なくとも私は見たことも聞いたこともない。
「やり抜く力」を持つ
Gridというヤツだ。
- 固定的知能観、固定マインドセット、証明マインドセット
- 拡張的知能観、成長マインドセット
1 「うまくいかないのは自分の能力がないせいだ」
と考えるらしい。
私はAIではないので、
「もっと具体的に言えよ」
と感じてしまうが、
このように思うらしい。
「向いている向いてないか」
で考えるそうだ。
2 自分の努力や行動のせいにする。
RPGならば
「レベルが足りなかった」
「工夫が足りなかった」
「まずこのゲームの戦闘システムを把握してなかった」
となるだろう。
自分自身の成長を望まない人がいるとは、私は思いません。誰でも自分が成長すればうれしいはずです。
しかし、「固定的知能観」の人には、「自分の成長」が不安を駆り立てる原因になってしまうのです。
ある程度能力が高い人は、
固定的知能観ではないので、
そういう人間に対して共感を示さない。
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
定期的に鍛えることで、
筋肉と同じように
意志力もどんどん強くなるそうだ。
- 気が進まないことをして、意志力を鍛える
と、本にも太字で書いてあった。
- 取り組む価値があると思うことを続ける
と良いらしい。
今すぐ意志力を回復させる方法
「意志力が強い人」を思い浮かべると、それだけで意志力をパワーアップさせたり、回復を早めることができるということが、実験で証明されたのです。
センシティブなので画像は貼らないが、
私はいつも「菌烨tako」を思い浮かべて身体を鍛えている。
意志力はMPみたいなもので、1日の中でどんどん減っていく。
ちなみに「意志力」は日本語ではなく、英語なのだと大学教授が言ってた。
自分を追い込まない
- 2つの困難な目標に、同時に取り組むのは避ける
- どんな目標であっても、できるだけ簡単な方法を見つける
- 何かをやめるときには、一度にすっぱりとやめる方がいい
「自分の意志力を試すな」
ということらしい。
「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
「シロクマのことだけを考えてはいけない」
「シロクマのことを考えないと決めると、のべつ幕なしにシロクマが頭に浮かんでくる」
冬に記す夏の印象 ドストエフスキー
ドストエフスキーから引用するとカッコいい。
ある思考をしないようにすると、
逆に頭はその思考でいっぱいになる。
というシンプルな話だ。
例えばLOLを辞める人が辞めるパターンは
- 別なゲームにハマる
これが第1位だろう。
「LOL中毒だから辞めたい」
という人は多く、
私も何度も相談を受けたことがある。
つまり彼らの悩みは、
LOLではなくゲーム自体を辞めたいわけだ。
Bowling Alone(孤独なボウリング)
「LOL中毒だから辞めたい」
という人は、
難度の高いことをしたいのだろう。
私は現在この洋書を、
電子書籍とAudibleの両方から攻めている。
581ページもあり、
内容も難しいので
日本語で書かれていても読めるかどうか怪しい。
終わり
- 目標に具体性を与える: 曖昧な目標ではなく、誰が見てもわかる具体的な目標を設定する
- 目標達成への行動計画を作る: If-thenプランニングを活用し、具体的な行動計画を立てる
- 目標までの距離を意識する: フィードバックを得られるようにし、目標までの距離を把握する
- ただし、初心者の場合はフィードバックを気にしすぎない
- 現実的楽観主義者になる: 楽観的でありながらも、困難から目を背けず、現実的に目標達成に取り組む
- 「成長すること」に集中する: 成長マインドセットを持ち、失敗を恐れずに挑戦し続ける
- 「やり抜く力」を持つ: 拡張的知能観を持ち、努力や行動によって目標達成を目指せるようにする
- 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える: 定期的に意志力を鍛え、目標達成に必要な精神力を養う
- 自分を追い込まない: 無理な目標設定や過度なプレッシャーを避け、現実的なペースで取り組む
- 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する: 悪い習慣を断ち切るよりも、良い習慣を身につけることに焦点を当てる
- 意志力を回復させる方法: 意志力の強い人を思い浮かべることで、意志力をパワーアップさせたり回復を早めることができる
この記事は、「やり抜く人の9つの習慣」という本を参考に、
LOLというゲームをプレイする人向けにアレンジしたものだ。
LOLに限らず、目標達成には様々な要素が絡み合っている。
今回紹介した9つの習慣は、
目標達成をサポートするための考え方や行動の指針となるものだ。
もちろん、この記事で紹介した内容が全ての人に当てはまるわけではない。
しかし、もしあなたがLOLのレートを上げたい(ほどほどに)、
あるいは何か目標を達成したいと考えているのであれば、
これらの習慣を参考に、
自分なりのやり方で目標達成を目指してみよう。
最後に、この記事があなたのLOLライフ、
そして人生の目標達成に少しでも役立つことを願っている。
参考図書など
無料体験中でも解約できます
孤独なボウリングは日本語訳が高い上に、
原著は2020年度にアップデートされている。
なので英語の本を読める必要があるわけだ。
LOLが上手になるほど、
LOLの負荷を高くしないといけないのと似てる。
このブログでは、
「レートやランクを上げよう」
みたいな書き方はしない。
しかし読書レートみたいなものがあるとすれば、
こういった本を読めるようになるかどうかが、
ランクが上がるかどうかの分かれ目というわけだ。