どの分野でも初心者が口を揃えて言うのは、「何をすれば上達するのかわからない」だ。
現状の自分に+1を足していけば、どんどん上達するものなのだけど、その+1がわからないのでコーチというのが世の中に存在する。
LOLでは相当仲の良い友人が高ランクでない限り、コーチングは現実的ではない。
いくつか理由を挙げると
- 人に教えられそうな立派なプレイヤーがいない
- LOL自体が娯楽なのでお金を払いたくない
- 知らない人に教えるのはトラブルが多そう(コーチ側)
また一般的な人間はバカではないので、上達したいことは非常に難しいものが多い。
例えば今書いているこのブログだが、ただ用意して書くだけでも、LOLでゴールドになるより遥かに難しい(人によるけれど)のは、あなたもハッキリわかると思う。
私もブログ作る時に誰かに聞きたかったが、相当仲の良い知り合いじゃない限り、居心地も悪いしお金もかかると思ったので、教わることができなかった。
- ○○が終わったら、次は○○をする
コレを100回くらい教えて貰えるだけで良かったのだが。
このように他人から次のステップを教えて貰える機会は、非常に少ないというか、現実的に無理な場合が多い。
今回書くバグリストは、自分で次のステップを見つける方法だ。
バグリストのやり方
- タイマーを10分セットする
- 不満になっていることを書く
- 書き終わったら書いたことを解決していく
自慢ではないので怒らないで聞いて欲しいのだが、私がLOLで不満なことはなかった。
おそらく全て潰して来たからだろう。なので、予想してLOLの不満点の例を挙げてみよう。
LOL的バグリストの例
- チャンピオンのビルドがわからない
- 試合に勝てない
- 味方からの煽りに耐えられない
- 負け試合に耐えられない
- ジャングルの周回方法がわからない
- ミニマップが見れない
- ラストヒットが取れない
- 自分のレートが気になる
こういったものが、10分の間に書かれると思う。
LOLは格闘ゲームみたいに操作が上手な人が勝つゲームではないので、重要なのは1や5といった項目よりも、2や3の項目である。
しかし一般的なプレイヤーは、何故か気にしない傾向がある。私は理由を知っている。LOLでは何故かメタという単語が、流行りの戦法だと間違って解釈されているからだ。
メタゲームとは
メタとは「超越的な」という意味だ。メタゲームという単語を知っているだろうか?
MTG(カードゲーム)の用語で、LOLで例えてみよう。
あなたはブラインドピック(ノーマルゲーム)で、トップを選択するとする。
10.24の現在トップマルファイトが非常に流行っている。ので
- マルファイトに強い10.24で強化されたナサスを使う
- それとも大人しくマルファイトを出す
- マルファイトのカウンターが来ると予想して、さらにそのカウンターを出す
※ Tierとは流行っているものを指す、強さではない。しかしコレも初心者は勘違いしている。何故ならば対戦ゲームで「○○が最強」という結論は容易に出せないだろう? そもそも簡単にそういった結論を出す人は単純に思慮が浅い。なので流行っているという言い方をする。
つまりメタゲームとは、大会になんのデッキを持っていくか? という話なのである。
とにかくLOLプレイヤーは何故か用語を間違って使っているので、なんの意味もないどころか、成長の妨げになっていることが多い。
長くなったが、流行りや超越的といった用語を間違って覚えているので、EQ(心の知能指数)的な項目がわからないのである。
なので大半のプレイヤーは、LOL自体のスキル(157)と、日常生活にも必要だしLOLでも必要なスキル(23468)の分類ができていない。
バグリストを改善していく
何を改善すれば、効果が高いのか? 普通に考えると、予想は出来てもわかるわけがない。
なので方法は2つ
- 改善しやすいものから改善していく
- 改善しにくいものから改善していく
私の場合は負け試合に耐えられないことを改善すると、ほとんど全ての問題が解決した。数ヶ月くらいやれば、よっぽど特殊な癖がある人じゃない限り操作は問題ないので、私もそうだったのだろう。
どうして負け試合に耐えられないのか?
私の場合、負け試合に耐えられない理由は「良い悪いを勝手に判断するから」だった。
冷静に考えてみよう。自分や誰かがキルを取られた後、「むしろ取られてよかった」「プレイが繋がった」と思った時は、結構多かったのではないだろうか?
しかしよほどの上級者以外は、対面にキルを取られると勝手に悪いと判断して狼狽(ろうばい)する。
反対に勝手に判断しないというスキルは素晴らしい。
以前ジャングルをした時、上チームだったのだが、ボットペアがリーシュをしなかった。
というわけで、私はリーシュ無しでジャングルを周り始めた。その後トップレーンに行った時、ちょうどカウンタージャングルの形になってダブルキルを取ったことがあった。
もしリーシュを貰えていたら、そんな良いタイミングで入ることは出来なかったので、結果的にリーシュされなくって良かったのだ。
味方からの煽りに耐えられない
耐えられないとは、noobと言われてゲームを辞めるとか、そういったレベルではなく、集中力が少し乱れるという話だ。
コレは対処法が簡単である。
- 最初からミュートにする
- 気にいらないヤツがいたら2:30秒起きにプレイ(AFK)する
正直ミュートしていても、チームにそういった人が現れたらほぼ勝てないので、あまり深く考えずに試合を捨てるのがいい。
自分のレートが気になる
LOLのレートが高くて良いことが冷静にないので、コレは私も良くわからない。
しかし価値があると思っていることで、数値としてハッキリ出る、その数値が下がるのが嫌なのだろう。
レート以外に置き換えてみれば、なんとなく気持ちがわかる。
居心地の悪さを社会学でいう、フェイスロスと呼ばれるものだ。つまりブロンズのプレイヤーはLOL界隈で発言しにくい、プレイヤー同士で発言しにくい。
もちろんそういったことを気にするのは本人だけである。katsudionさんは自分がシルバーであることを気にしていたが、別にkatsudionさんがシルバー2だろうがウッド4だろうが、我々は気にしない。
しかし本人はずっとLOLが下手なことを気にしていた。実況・解説なのに、まともにLOLがプレイできないレートだからだ。でも大会で熱心にコメントしている勢って、ウッド4どころかLOLがインストールされていない層も多い(昔少しだけやってた見る専門の人が多い)。
フェイスロスを克服するのは難しい。LOL上級者、つまり私の意見を言うと、自分のレートは気にしないほどレートは上がる。
何故ならば余計な認知力を割かないで済むからだ。あなたがレーナーならば自分のレートを気にするより、敵ジャングラーの最初のGANKをかわすことに専念したほうがいい。
もっと良いのは、レートの低い自分を受け入れることだと思う。
私のバグリストの1例
私の部屋はそこまで汚くはないのだが、凄くキレイなわけではない。
しかし自分で最近の生活のバグリストを書いた時、部屋を片付けたいというものがあった。
課題としては簡単だ。LOLでチャンピオンのビルドを組むが如く、部屋の片付け方法の手順を組んでいく。そう苦戦はしないだろう。
問題は私自身が、部屋がキレイでないことにストレスを感じていて、それが改善されずに放って置かれていたことだ。
バグリストを書かなければ、いつまでも発見できなかっただろう。
終わりに
バグリストは、やり方が非常に簡単でエネルギーを必要としない。
実際に部屋を片付けるのにはエネルギーが必要だが、バグリスト自体は文字を書くだけだからだ。
こういった理解力や根気を必要としない方法は実用性がある。
とりあえず私は、部屋の掃除を5分くらいすることにする。
あなたも是非試してみて欲しいところだ。やはり最初は何事も気楽に、簡単にするのが良い。
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