普段のビルドガイドより、
もう少し細かく書きたいので、
こういったタイトルになった。
どちらかというと、
マッチアップの話に近い。
それでは少し長い前書きを書く。
ジャングルはルーンとサモナースペルの選択が簡単だ。
ボットとサポートは、
ジャングルに比べて選択が難しくなる。
しかし試合に勝つのに最も大事な要素は、
- 現在のパッチで強いチャンピオンを使うこと
※ ジャングルも強いチャンピオンを使うことが大事。
つまり
「マオカイを使え」
というピック画面からの味方からの声、
あるいは自分の内からの声を受け入れること。
これをマオカイ・ハラスメントみたいに受け取っては、
「ランクをプレイするのは辞めたほうがいい」
となるわけだ。
ジャングル、ボット、サポートは、
操作に共通する部分が多いから、
強いチャンピオンを使うのが有効だ。
しかしトップとミッドは話が違ってくる。
「ビクターにはアカリが有利です」
と言われて、
とっさにアカリを出して勝てる人は少ない。
この記事はパッチ14.3の時に執筆されました。
どのような基準でルーンおよびキーストーンを選ぶのか?
一般的と言っても高レートしか理解できないのだけど、
一般的には2つの要素がある。
- ダメージトレード時間が、短いか長いか?
- レーン戦で対面を倒すか、無難にファームしてスケーリングするか
1から順番に書く。
ダメージトレードが長い時に入れたいルーンは2つしかない
- リーサルテンポ
- 征服者
この2つ以外は、
特殊な例を除けば短いトレードになる。
短いトレードで最もわかりやすいのは、
おそらく
- グラガスでW>E>Q>AA>フェイズラッシュか不死者の握撃を発動させて逃げる
これだろう。
トランドルを出すとグラガスが出てきて、
こちらはリーサルテンポを入れているのに、
一生こういうトレードを仕掛けてくる。
そのうち敵ジャングラーも来て、
やられてしまうわけだ。
※ 一生=4回以上を意味する格闘ゲーム用語
レーンで戦うか、レーンをやり過ごすか
最もわかりやすいのは
- レーンで戦う時は追火
- レーンをやり過ごす時は強まる嵐
カシオペアやオレリオン・ソルは、
あまりにも強まる嵐系を入れすぎると、
レーン戦で惨敗する可能性が高い。
なので対面を倒せないにしても、
とにかく序盤強くなるルーンセットにすることが珍しくない。
試合の勝敗を考えない場合、序盤強いルーンにするのが最も無難である。
ブラッドミアのキーストーン
キーストーン候補は
- 征服者
- エアリー
- フェイズラッシュ
- 不死者の握撃
- 電撃
- 解放の魔導書
1 ブラッドミアの場合、
全てのキーストーンはダメージトレード方法を無視していい。
単純にCC耐性を付けつつレーンをやり過ごす選択肢だ。
敵がツイステッド・フェイトやリサンドラなら、
レジェンド:強靭が有効だから入れるわけだ。
2 最もレーン戦が強いキーストーン。
3 最もレートゲームが強いキーストーン。
CC耐性を考慮しなければ、
征服者より遥かにスケーリングが高い。
4 トップならイラオイやザックに有効だ。
ミッドならマルファイトに有効だ。
エアリーでも良いので、
正直忘れてもいい。
エアリー+追火よりスケーリングが高いわけだ。
5 メレーに対して強い。
しかし試合時間が伸びてからは、
全然使われなくなった。
電撃にしたい時は、
エアリーで良い。
6 テレポートが欲しい時に入れる。
序盤相手のほうがずっと強い時に有効だ。
しかし忘れてしまっていい。
スケーリングはフェイズラッシュより征服者のほうが高そうに思えるのだけど、実際に使ってみると全然違う。
キーストーンを整理する
- エアリー
- 不死者の握撃
- 征服者
- フェイズラッシュ
1 何も考えずに入れる。
2 特定の相手に入れる。
3 特定の相手に入れる。
4 他のキーストーンで勝てない時に入れる。
あるいはカスタムやダイヤモンド未満の部屋で勝ちたい時。
ブラッドミアのルーン
不死者の握撃は省く。
エアリー
- ニンバスクローク
- 至高 or 追い風
- 追火
- 息継ぎ+生気付与
- 凱旋+背水の陣
2 至高のほうが人気が高いけれど、
至高はレベル5からしか効果を発揮しないので、
好きなほうで構わない。
3 エアリーなら追火で。
4 もちろん相手によっては、
ボーンアーマーでもいい。
5 息継ぎより前のめりなルーン。
オールインの構えである。
「エアリーにすればレーン戦で勝つことができる」そういう見込みがある時に入れる。
征服者
- 凱旋
- レジェンド:強靭
- 背水の陣
- 至高+強まる嵐
- 心身調整+超成長
2 対面にCCがなければ迅速も強いのだけど、
その場合はフェイズラッシュでいい。
4 ニンバスクロークを抜いて、
スケーリングの構え。
5 中盤以降のアサシンや、
スウェインのマリグナンスなどに有効だが、
ブラッドミアはAPでHPが増える。
なので耐久力を上げたい時も、
ARやMR固定値貫通が絡まなければ、
強まる嵐を入れればいいわけだ。
一応スウェイン、カシオペア、カサディンなどには征服者が有効だ。
しかしCC対策で征服者にするケースのほうが多い。
フェイズラッシュ
- ニンバスクローク
- 至高 or 追い風
- 強まる嵐
- 息継ぎ+生気付与
- 凱旋+背水の陣
- 心身調整+超成長
- 魔法の靴+宇宙の英知
2 フェイズラッシュにも追い風は乗るので、
やはり好みで良いかなと思う。
ゼラスなどのアーティラリー相手は、
追い風のほうが効果的だ。
4 差を付けられすぎないようにする、
パワースパイク調整ルーン。
ブラッドミアは後半HPが高いので、
最後まで息継ぎの効果が高い。
※ 煙幕があるアカリですら、中盤以降の息継ぎはないようなもの。
5 メレー相手へのパワースパイク調整ルーン。
集団戦でのE>Wの威力も高い。
6 12分まで、ほぼ効果0のルーン。
7 心身調整よりは効果があるけれど、
その分スケーリングが低い。
試合時間が伸びてからは、
かなりパッとしないルーンになった。
装備が同じ場合、
他のサブルーンのほうが火力が高いからだ。
ブラッドミアのルーンのかけら
ルーン関連の最後は、
ルーンのかけらになる。
- アダプティブ or スキルヘイスト
- アダプティブ or 移動速度 or スケーリング体力
- 体力 or 行動妨害耐性 or スケーリング体力
上段 アダプティブ or スキルヘイスト
- 基本はスキルヘイスト
- 耐久力を上げたい時にアダプティブ
1 ファーム速度やサステインにかかわる。
2 忘れたほうがいいだろう。
スキルヘイスト固定で問題ない。
中段 アダプティブ or 移動速度 or スケーリング体力
- 基本はアダプティブ
- アーティラリー相手には移動速度
- スケーリングする時はスケーリング体力
1 何も考えずに入れよう。
2 ゼラス、ラックス、フェイなどに有効だ。
3 キーストーンが征服者や不死者の握撃の時に有効だ。
ここもアダプティブ固定で問題ない。
下段 体力 or 行動妨害耐性 or スケーリング体力
- エアリー時なら体力
- CC耐性が欲しい時は征服者なので、あまり入れない
- エアリーじゃない時はスケーリング体力
1 強気にダメージトレードしていく。
2 移動速度ルーンと一緒に入れて、
スロー対策していく場合くらいしか入れない。
3 征服者時は体力+65よりも、
スケーリング体力のほうが望ましい。
そう覚えておくのが簡単だ。
「エアリー時は体力+65」と覚えておくだけで問題ない。
ブラッドミアのサモナースペル
- フラッシュ+ゴースト
- ゴースト(フラッシュ)+イグナイト
- ゴースト(フラッシュ)+テレポート
1 最もスケーリングの高い組み合わせ。
というかフラッシュかゴーストがないと、
ブラッドミアが集団戦で活躍するのは難しい。
ダリウスやナサスを思い浮かべればわかりやすい。
2 イグナイトが欲しい時の組み合わせ。
なぜゴーストなのかというと、
フラッシュはスキルのCDが長いからである。
本当にただそれだけの理由だ。
※ フラッシュでかわしたいスキルがある時だけ、フラッシュを入れる。
3 テレポートが欲しい時の組み合わせ。
ブラッドミアはノーマナチャンピオンかつ、
QでHPが回復するので、
よほどのことがない限り入れない。
アーリ、ニーコ、オリアナみたいな、
序盤ブラッドミアのほうが弱いけれど、
中盤以降はブラッドミアが圧倒的に強い場合に有効だ。
毎回アーリ戦は序盤きついので、
そろそろ入れようかなと考えている。
ブラッドミアは気取った人が使うチャンピオンなのか、テレポートは本当に人気がない。
「テレポートするくらいならゴースト復帰」と考えているのがブラッドミアだ。
エアリーとフェイズラッシュ、どちらをメインに置くか
キーストーンはマッチアップによるのだけど、
メインキーストーンとして考えるキーストーンはある。
- 高レートは試合時間が短いのでエアリーが有利
- クイックプレイは10分で終わるのでエアリーが有利
- 低レートは試合時間が長いのでフェイズラッシュが有利
- カスタムは自分が無双しないと勝てないのでフェイズラッシュが有利
- 中庸なのが征服者
フェイズラッシュよりは、
エアリーメインのほうが良いだろう。
色々無視して統計を見た場合、
中庸の征服者が最も良い結果になっている。
個人的にフェイズラッシュはオススメしない。
消極的すぎるからだ。
終わりに
- キーストーンはダメージトレード方法で選ぶ
- キーストーンはレーン戦か中盤以降、どちらで活躍しやすいかで選ぶ
- 息継ぎ(サブ不滅)はレンジに対して有効
- 背水の陣(サブ栄華)はメレーに対して有効
- エアリー時は体力+65を入れるのが望ましい
- フラッシュで回避したいスキルがなければ、フラッシュよりもゴーストのほうが望ましい
冒頭でも書いたとおり、
最もビルドが簡単なのはジャングルだ。
- そのパッチで強いチャンピオンを使う
- ルーンセットとスペルは毎回固定的なものを使う
コレだけで良いからだ。
実際はレーナーに比べて、
他のロールのチャンピオンを知ってないといけないので、
初心者にとっては難しいロールに違いないのだけど。
例えばトップは対面をボコボコにしてしまえば、
普通はゲーム中最強チャンピオンなので、
相手のスキルがわからなくても他レーナーをボコれる。
スノーボールしたアーゴットは、
歩くだけでペンタキルを取ってしまう。
つまり極端な話レーナーは、
対面とのマッチアップさえ熟知していれば良いわけだ。