ピエール・ブルデューが言った。
無関心は無能力の表れであると。
例えばARAMに楽しさを感じない人は、
ARAMを知らない、
あるいはヘタクソすぎるということである。
私は昔から全ロールできるので、
「変わって欲しい」
と言われた時に断ったことがない。
しかし
「I can't support」
と言ったヤツを何回制裁したかわからない。
「Support is very boringって言えよ」
という気分にならないだろうか?
つまり
「サポートできないヤツどこのレーンできんだよ」
という大変失礼な共通了解を、
LOLプレイヤーは持っているわけだ。
とりあえずLOLのサポートは酷く人気がないロールで、
「サポ専」という侮蔑用語があるくらいである。
サポートタリックはいつも最強クラスだが、
とにかく人気がない。
おそらく消極的なのが良くないのだろう。
そこで今回紹介するのが、
パッチ14.22でバフされたヴェル=コズサポートである。
目標はシンプルで、
- どのレーンよりも速く対面のタワーを折る
これはわかりやすいので、
隣でシールドやヒールしてるのに比べれば、
遥かに楽しみやすい。
この記事はパッチ14.23の時に執筆されました。
サポートヴェル=コズのストーリー
- 序盤から積極的にハラスする
- タワーにミニオンを押し付けて、タワー下の相手にQを当てる
- 先に対面のタワーを折る
- タワーを折ったらミッドに行く
- ミッドに行ったらマップ中にワードをたくさん置く
- ドラゴン4つ取って勝利
1 メイジサポートなので、
レーンでの勝利が期待される。
レーン戦が始まる前にQを当てて、
マナフローバンドを1つ溜めておきたい。
2 対面のHPを削って、
ジャングラーが1人で助けにこれない状態にする。
これが理想である。
3と4 先に折られてもサポートはミッドに行く。
ただしマークスマンは先に折られたら、
ボットでファームしよう。
折られ方にもよるが、
普通にレーン負けてボット折られた場合、
ミッドにボットペアが行けばミッドも折られる。
5 ヴェル=コズはQとWをブッシュに撃って、
敵の待ち伏せを警戒しながらワードを置いていく。
勝ってても負けてても
基本的にあらゆるサポートは、
試合終了までこの作業をし続ける。
6 サポートはキャリーじゃないので、
残りの試合時間でやることはない。
ドラゴンソウルを取ったら、
後はチームメイトの活躍を見守るだけだ。
ヴェル=コズのルーン
キーストーン候補は
- 秘儀の彗星
- 魂の収穫
- ファーストストライク
1 開幕マナーフローバンドのポジティビティと、
ブッシュの敵にスキルを当てた時の視認性がウリだ。
※ 彗星以外だと、「スキル撃った本人しか敵がいることに気づかない」そう決めつけていい。
2 もし持っていくのであれば、
サブルーンは追火+マナーフローバンドで。
3 パッとした印象だと対面を舐めたキーストーンだが、
ヴェル=コズはアーティラリーであり、
魔法の靴+ビスケットデリバリー+なんでも屋と、
意外にもバランスがいい。
メイン魔道
- 秘儀の彗星
- マナーフローバンド
- 至高
- 追火 or 強まる嵐
1~3 特に説明はしない。
4 マスター未満の試合では、
強まる嵐のほうがハッキリ勝ちやすい。
というか隣とVCしてない限り、
強まる嵐のほうが勝ちやすいはずだ。
サブルーン
- レジェンド:ヘイスト+冷静沈着 or 切り崩し
- 好きな賞金首狩り+追い打ち or 目玉コレクター
1 ヴェル=コズのQは妙に性能が高く、
中盤以降は撃てば撃つほど強い。
ちなみに斜めに撃つと、
最も前方への射程が長い。
2 サポートなので、
執拗な賞金首狩りが無難だ。
ルーンのかけら
- アダプティブ or スキルヘイスト
- アダプティブ
- 体力+65
1 スケーリングが高いのはスキルヘイスト。
数年前のアッシュサポートみたいなもんで、
とにかくQの射程と範囲とスローが強い。
3 レーンに勝利するのが重要なので、
特に理由がなければ体力を増やしていきたい。
サモナースペル
- フラッシュ+ヒール
- フラッシュ+イグゾースト
- フラッシュ+イグナイト
1 隣がバリアなら、
ヒールを入れていこう。
プッシュしている時に、
ガンクを避けやすい。
2 隣がヒールならば、
イグゾーストを入れていこう。
3 イグゾーストはタイミングが難しいので、
自信がないのであればイグナイトを入れよう。
フラッシュイグナイトでキルを狙うのではなく、
レオナが突っ込んできた瞬間にイグナイトでいい。
とりあえずダメージトレードになったら撃つ、
相手がポーション飲んでたら撃つ。
それぐらいの軽さでいい。
ちなみにイグゾーストの射程は650、イグナイトの射程は600だ。
スキルオーダー
- レベル1でQ
- レベル2でE
- レベル3でW
- レベル4以降はR>Q>W>Eの優先順位で取る
1 何も考えず開幕取っていい。
2 バフで16秒から14秒になった。
タワーに押し込まれそうな時だけ、
Wを取ろう。
3 取ってないスキルを取る。
4 最後に上げるEのCDが2秒も短くなったので、
大きなバフに感じる。
サポートヴェル=コズのアイテムビルド
スタートアイテム
- ワールドアトラス+体力ポーション2個
- ワールドアトラス+コントロールワード1個
1 基本。
2 一応こういう買い方をする人がいる。
というだけの理由で書いている。
真似しないほうが無難だ。
サポートアイテムの進化先
- ザズ=ザクのレルムスパイク
- セレスティアルオポジション
- 至天のソリ
1 基本的な進化先だが、
秘儀の彗星の時は
後者のどちらかのほうが勝てるはずだ。
ザズ=ザクはレーン戦が終わった後の効果が少なすぎる。
なので少しでもワードを安全に置ける、
後者のアイテムのほうが強い。
魂の収穫やファーストストライクの時は、
流石にザズ=ザクにしたい。
2 敵にレンガーみたいなチャンピオンがいるなら、
大人しくコレにしよう。
3 セレスティアルが欲しくなければ、
こちらでもいい。
「ザズザク」って言いにくいので、私はゲーム内では「ザクザクレルム」と呼んでいる。
ファーストアイテム
ヴェル=コズはアーティラリーだからなのか、
アーティラリーだから先にタワーを折りたいのか、
とりあえずロームしたくない。
なのでブーツの前にファーストアイテムを買うのが一般的だ。
- ホライゾンフォーカス
- ルーデンコンパニオン
- 黒炎のトーチ
- ライアンドリーの仮面
- シュレリアの戦歌
1 スキルヘイストは25もあるが、
AP75しかなくマナがない。
ステータスは最悪だ。
ただマップを明るく照らせるので、
これぞヴェル=コズというサポートアイテムである。
2 ファーストストライク時に積もう。
3 たくさんファームできるので、
ソロキュー向けかなと思う。
敵の森や20分バロンで役に立つので、
勝ち試合の時に強いだろう。
4 HPが300上がるアイテム。
5 VC繋いでないと機能しない。
具体的に言うと、
VCを繋いでない場合は敵から逃げる時にしか機能しない。
ファーストリコール時にダークシールを買ってもいい。
ブーツ
- ソーサラーシューズ
- アイオニアブーツ
- スイフトネスブーツ
- 共生靴底
1 他に魔法防御貫通アイテムを積まない時は避けよう。
逆にシャドウフレイムなどを買う予定があるのであれば、
ソーサラーシューズ以外ありえない。
2 Qとイグゾーストの回転が速くなる。
ヒールの時は頼りにならない。
3 戦闘時の足が速い靴。
4 最初のヴォイドグラブ戦に参加したいのであれば、
共生靴底を最初に買うといい。
アーティラリーなので、プレートスチールやマーキュリーなどは避けたい。
セカンドアイテム
- ファーストアイテムから買う
- シャドウフレイム
- ゾーニャの砂時計
- バンシーヴェール
- モレロノミコン
2 ヴェル=コズのRはパッシブ後に当てると確定ダメージだ。
なので実質確定ダメージと考えていい。
なのでヴォイドスタッフの効果が薄いのだけど、
ソーサラーシューズを買った時に何を買えばいいのか?
その答えがシャドウフレイムである。
3 メイジサポートで最もやってはいけないのが、
相手に軽々と倒されること。
HPが全然上がってないセナが8デスくらいしているアレである。
4 マルファイトのRみたいなスキルは、
バンシーヴェールのほうが対処しやすい。
5 重症効果が欲しい時に。
もちろん対面がソラカの時は、
ファーストリコールで忘却のオーブを買っていこう。
サードアイテム
- セカンドアイテムから買う
フォースアイテム
- ラバドンデスキャップ
- ビジラントワードストーン
ブーツとサポートアイテムがあるので、
サポートはアイテムを4個までしか持てない。
なのでここが最終アイテムになる。
1 ネクサスが割られる、
4ドラゴン戦、エルダードラゴン戦じゃない限り、
他のアイテムは買わないようにしよう。
2 どうしてもコントロールワードを起きたい人用。
ソロキューでは序盤にコントロールワードを買いすぎてはいけない。
終わりに
- 1. 積極的なレーン戦で勝利を目指す
- 序盤からQでハラスし、マナフローバンドを溜める。
- 対面のHPを削り、ジャングラーの介入を困難にする。
- タワーを先に折り、中盤も優位に立つ。
- 2. タワーを折ったらミッドレーンへ
- サポートはレーンに縛られず、マップ全体に影響を与える。
- 積極的にワードを置き、視界を確保する。
- 3. ドラゴンを重視
- ドラゴン4つ獲得を目標に、チームの勝利に貢献する。
- 4. 秘儀の彗星でハラス強化
- 秘儀の彗星は、序盤のハラス性能を高め、視界確保にも役立つ。
- 魂の収穫やファーストストライクも選択肢に入る。
- 5. スキルオーダーはQ→E→W
- EのCD短縮により、大きく強化された。
- 状況に応じてWを優先することもある。
- 6. サポートアイテムは状況に応じて選択
- 秘儀の彗星時は、セレスティアルオポジション or 至天のソリが有効。
- 魂の収穫やファーストストライク時は、ザズ=ザクのレルムスパイクが無難。
- 7. ファーストアイテムはホライゾンフォーカス
- スキルヘイストと視界確保を両立できる。
- ファーストストライク時は、ルーデンコンパニオンが強い。
- 黒炎のトーチは中立モンスターやバロンに強い。
- 8. ブーツは良いと思ったものを買おう
- 9. 序盤はコントロールワードの買いすぎに注意
- バロン出現以降はたくさん欲しい。
雨の日の午後だった。窓の外をぼんやりと眺めながら、僕はLeague of Legendsの戦績を思い返していた。ヴェル=コズでサポートを始めたばかりの頃は、まるで迷路に迷い込んだ鼠のようだった。ビルドも立ち回りも分からず、ただただ敵に翻弄されるばかり。
「サポートは難しいな」
そう呟くと、隣に座っていた彼女は静かに頷いた。彼女はいつも僕の傍らで、League of Legendsのプレイを見守ってくれていた。まるで、僕のゲーム人生のガイドのような存在だ。
「でも、ヴェル=コズは面白いチャンピオンよ。レーンに縛られずに、マップ全体を駆け巡る。まるで、自由を求めて旅をする鳥みたい」
彼女の言葉に、僕はハッとした。そうか、ヴェル=コズは自由な存在なのだ。レーンに縛られる必要はない。マップ全体を視野に入れ、チームを勝利に導く。それが、ヴェル=コズというサポートの役割なのだ。
「ありがとう」
僕は彼女に感謝の言葉を伝えた。彼女は微笑み、僕の頭を優しく撫でた。
「頑張ってね」
彼女の励ましが、僕の心に温かい光を灯してくれた。僕は再びパソコンに向かい、League of Legendsを起動した。窓の外では、雨足が少しずつ弱まっていた。まるで、僕の心の迷いが晴れていくように。
次の試合では、僕はヴェル=コズで華麗なプレイを披露した。Qを的確に当て、敵の体力を削っていく。レーン戦で優位に立ち、タワーを破壊する。そして、マップ全体を動き回り、チームを勝利に導く。
試合後、僕は深い満足感に浸っていた。まるで、長い旅を終えて故郷に帰ってきたような気分だった。
「ヴェル=コズは、僕にとって特別なチャンピオンだ」
そう呟くと、彼女は優しく微笑んだ。
「ええ、あなたにぴったりのチャンピオンよ」
彼女の言葉が、僕の心に深く刻まれた。僕はこれからもヴェル=コズと共に、League of Legendsの世界を旅していく。まるで、人生という名の長い旅路を歩むように。
Gemini Advancedに「村上春樹のように」とお願いしました
先にボットタワーを折った時は
- ミッドに行く
- 敵のミッドタワーを折る
- ミッドを起点にしてワードをたくさん置く
先にボットタワーを折られた時は
- ミッドに行く
- 味方のミッドタワーを守る
- ミッドを起点にしてワードをたくさん置く
あまりやることは変わらない。
勝ちゲーがプランAで、
負けゲーがプランBだ。
LOLは自分のロールをこなすゲームなので、
勝ってても負けてても同じようなものである。
しかし初心者の頃は、
負けゲーが辛かったのを思い出した。
おそらく負けている時に、
何をしていいかわからなかったからだろう。