何かを達成するのに有効な行動は、人によって違う。
人生の問題の中ではLOLでダイヤに上がるのは比較的簡単なので、練習方法は共通しているように思える。
しかし小さい子供が2人いる父親が、LOLをインストールしてダイヤまで上がるのは至難の業。
精神的に病んでいる人がLOLをするのも同じように大変だろう。
人との摩擦が激しいだけでなく、LOLプレイヤーは味方だろうと執拗に殴り続けるのが当たり前だからだ。
それではあなたにとってLOL上達の黄金の行動を見つける方法を書いていく。
もちろんLOL上達以外にも使える方法だ。
この記事はパッチ11.16の時に執筆されました。
願望を明確にする
LOLの腕前を上げたいと言っても動機は無数にある。
- 周りの人達にイキりたい
- 何年もシルバー未満なので劣等感を克服したい
- 相手をもっと上手に殴りたい
- 他のLOLプレイヤーと接する時の居心地の悪さを解消したい
- 自分の優越性をアピールしたい
私は20人くらいにコーチングをしたが、健全な動機を持った人のほうが少なかった。
ちなみに今書いた5つの動機だと、まともな動機は3だけである。
みんなと楽しくゲームをしたいのであれば、LOLは辞めたほうがいい。
女性とゲームしたいのであれば、LOLは辞めたほうがいい。
周りに優越性をアピールしたいのであれば、LOLは辞めたほうがいい。
あなたがラブコメハーレム漫画よりもバトル漫画が好きで、いつも誰かと全力で殴り合ってみたいと思っているのであれば、LOLは素晴らしいゲームだ。
これほど攻撃衝動を発散しても身体に負担がない行為を、私はほかに知らない。
行動の選択肢を挙げる
上の画像のように思いつくままに行動を書いてみよう。
トリガーリスト(おもいつくための質問)
- 「一度で完了する行動」は?
- 身につけたい「新しい習慣」は何?
- 「やめたい習慣」は何?
何も考えず、5分で25項目くらい書く。
まちがったアプローチ
今書いたリストを整理する前に、まちがったアプローチについて知っておこう。
このタイミングで教えるのは、先に教えると書かないからである。
1 思いつきで行動を取り入れる
ダイエット食品やトレーニング器具を買って、ホコリをかぶらせているような行為だ。
無料で5分で実行可能なことだったら、思いつきでもたくさん試してみるべきだと思う。
ちなみにこの行動を取る人は非常に多い。
例えば
- ブログを始めよう!!
- 人生が変わる!!
- 初期投資は10万円
- このリンクから買ってね
といった流れで、あなたはブログを始めるために商品を買ったとしよう。
実際に続けば良いけれど、99%の人は10記事書けないので、無駄になる可能性が高い。
しかし大抵の買い物って、こんな感じである。
2 ネット情報に飛びつく
「身体を鍛えればうつ病は治る!!」みたいな情報のことだ。
実際にそういう主張をする人はたくさんいるし、確かに身体を鍛えれば気分が優れやすい。
※ 私は毎朝運動をしている。本格的にではなく適度にだけど。
例えば、瞑想を30分してから、30分ランニングすると気分が優れるそうだ。
しかしそんなことが続くのは、相当気合の入った達人だけなのは、やる前からわかるだろう。
コレは懸垂と似ている。
懸垂は背中を鍛えるのに最適な種目だが、1つ重大な欠点がある。
すでに相当背中が鍛えられている人にしかできないことだ。
大抵の情報は、自分の実力と比べて実行難易度が高すぎる。
3 他人に効果があったことを真似る
私はデュルケームの自殺論を読んでから、幼い頃からずっと欲しかった心の平穏を得て、生きづらさも解消された。
他の人にも同様の効果があるかと言えば、100人中1人いれば良いほうだと思う。
人それぞれ持っている知識が違うし、難しい本は何回読んでも理解できないのが普通。
まちがったアプローチは単純に当たる確率が低い。
さきほども書いたが、それでもコストが低ければやる価値は多いにある。
フォーカス・マッピング
- 影響の大きさ
- 実行可能性
この2つが両方高いことをする。
先程書いた項目では、大半が影響大+実行可能性低のものが多かった。
私にとってはなんでもないことだが、一般プレイヤーにとっては至難の業なことが多い。
逆に私にとっては難しいが、他のプレイヤーにとっては簡単といったことも多いだろう。
どちらも高いと思った項目を説明する。
※ あなたにとって実行可能性が大か低かはわからないが、影響度は試したことがなければ大。
われわれはとにかく、影響大+実行可能性低をしようとしてしまう。
設定を見直す
LOLの設定項目はたくさんあるが、実はLOLの設定は好みではなくチャンピオンによって決まる。
どう操作するかによって、設定が違うことを最初に覚えておくと、その後ずっとLOLで有利だ。
さらに大抵の設定は一度やればOK。
ミニマップはずっと見やすいままだし、敵のエモートはずっと見えない。
初心者がゼロから設定するのは難しいので、一度見ながら設定すればいい。
人の話を聞かないようにする
村上春樹は規則正しい執筆スタイルで有名だ。
しかし昔は周りの人になんと言われていたかというと、
「作家なのにそんな規則正しい執筆スタイルは良くない」
と言われていたそうだ。
村上春樹は自分の本でこのエピソードを紹介した後
「人の話なんか聞くもんじゃない」
と言っている。
あなたも知っていると思うが、私は普段LOLプレイヤーの話を聞かないどころか、意図的に見ないようにしている。
※ ゲーム内ではよく会話をするし、知らない人にゲーム内VCをよく申し込む。
97%のプレイヤーはLOLが全然上手じゃない。
正直1人毎日2~3時間もプレイしていれば、半年かからずダイヤ(3%)になると思うのだけど、そういう人は少ない。
周りの人間、普段自分が見る情報、ノーマルに誘う友人、ソレらが邪魔している。
シルバーと意見をすりあわせればシルバーになるのではなく、他人に迎合する姿勢自体が対戦ゲームで良くない。
コメント欄でよく私が、
「他人と意見をすりあわせようとするな」
みたいなことを言うのはこのせい。
毎日シルバー以下の友人4人とノーマルゲームして、ダイヤくらい上手になるのは、仕組み的に無理だと思う。
終わりに
- 本当に上達したいのか?
- 行動の選択肢を25個挙げる
- 高コストの間違ったアプローチを避ける
- 影響も実行可能性も大きい行動に注目する
人の話を聞かないようにするのは、かなり大事だ。
LOLはレーナーでもジャングラーでも、まずはまともにファームできる必要がある。
特にジャングラーは、何よりも先に素早くファームする方法を覚えなければいけない。
戦闘方法やガンクは2の次3の次だ。
そんなものはダイヤ4になって、まだLOLを上達したいと思っている人が覚えればいい。
何も考えずにファームできるようになって、初めて他のことを考えることができるからである。
しかし初心者ジャングラーには試合終了までピンが鳴り響く上に、暴言も言われ続けるので、まともにチームメイトの話を聞いてはゲーム自体ができない。
- 一般LOLプレイヤーの話を無視する
- 試合中のチームメイトの話を無視する
この2つを満たさないと、上達は難しい。
関連図書
操作方法を考えるのと、習慣を考えるのはとても似ている。
なのでこういった本を集める趣味がある。
こういった本は基本的にモチベーションを上げるのではなく、モチベーションほど当てにならないものはないといった論調だ。
私は毎日執筆しているが、モチベーションと比べたら、まだ味方のヤスオのほうが100倍頼りになると思っている。