色々なチャンピオンを使いたい人のために、覚えるコストが低い実践的な方法を書く。
特にノーマル・ARAM・ジャングルをする場合に覚えておくと、LOL上達速度が一気にあがるはずだ。
記憶を認知する、メタ記憶の記事。
記憶の種類
記憶の種類を大雑把かつカジュアルに分けると、宣言記憶(意味記憶・エピソード記憶)と手続き記憶の2つに分けられる。
※ 宣言記憶と言っても、なんだかピンと来ないので、この記事では意味記憶と書くことにする。
意味記憶とは、「ガレンはデマーシア人で、ラックスはガレンの妹」みたいな記憶のこと。
手続き記憶とは、LOLの操作など、身体で覚える記憶のこと。
手続き記憶は単純に繰り返した回数に比例するので、記憶を維持するのに、工夫の必要があんまりない。
いっぽう意味記憶を維持するのは、かなり厄介で、色々なロールやチャンピオンが出来ない主な理由となる。
忘却曲線

簡単に説明すると、意味記憶は忘れかけた頃に覚えるのが良いという話。
細かいことは覚えないほうがいい
LOLで言うなら、ガレンがナサスに強いことは覚えなくていい。
どうしてガレンがナサスに強いのか、その理由さえ知っていれば良いわけだから。
物事はたくさん有利なことがあるほど上手に行くのだから、ダイエット食品の広告のように、○○すれば○○という知識はあまり役に立たない。
実践的なLOL記憶法
LOLのチャンピオンの数は、パッチ11.11現在は155(グウェンがそうだったはず)。
ロールの種類は5つしかない。
なので、次の方法が機能する
- 最近プレイしていないチャンピオンを使う
- 最近プレイしていないロールをする
LOLを長くプレイしている人ならば、数ヶ月に一回プレイするだけで、記憶を維持できるからだ。
LOLのチャンピオン操作は大抵8~9割の部分は共通しているので、格闘ゲームと比べて全然難しくない。
なので、この方法はうまくいく。
得意なロールや得意なチャンピオンほど、たまにプレイするほうが良いわけだ。
LOL以外の記憶法
我々はLOL以外のこともする。
LOLで絶対に同じチャンピオンしか使わない人も、おそらくゲーム外では新しいことを覚え続けているだろう。
LOL以外とは、つまりLOL以外のこと全部なので、種類が多い。
さきほど書いた、最近していないことをする方法は、全然というか全く機能しない。
ワーウィックやガレンは半年に一回使えば忘れないのは、多分あなたが初心者でもなんとなくわかるだろう。
LOLのチャンピオンは使える知識や操作が共通しているけれど
「ワーウィック使えないヤツ、どのチャンピオンも使えないだろw」
というのは言い過ぎかもしれないが、ワーウィックが使えない人は、全てのファイターが使えないし、基本操作も怪しいレベルだ。
しかし実際の我々が新たに身につける知識は、ワーウィックほどに馴染みがない。
マスターイーとワーウィックくらい共通点が多ければ、新しい知識を身につける苦戦はないのだけど、そうはいかない。
初めてLOLをプレイした時のように覚える必要があるわけだ。
忘却曲線を徹底する
LOLを始めたばかりの人は、色々なチャンピオンを触ってみて、そのうち結構上手に使えるチャンピオンを見つける。
何故かしっくり来るチャンピオンが、誰にでもあるらしい。
そのしっくり来るチャンピオンを通して、ゲームの基本ルールを覚えていく流れだ。
考えてみればコレは、忘却曲線を徹底している。
最初は徹底して繰り返さないと覚えられない
先程書いた効率の良い復習のタイミング
- その日のうち
- 次の日
コレは良く考えると、二日間ずっとプレイしているようなものだ。
新しい本は二日続けて読んだほうが良く、新しいチャンピオンも二日続けてプレイしたほうが良い。
ここで1つ問題なのだが、あなたは一週間前に使ったチャンピオンを覚えているだろうか?
Ankiに登録する
たくさん覚えるには、どうしても記録して置かなければいけない。
記録すること自体のコストが高い上に、忘却曲線に合わせて本を読み返すとなると、かなり骨が折れる。
Ankiというフラッシュカードアプリがあって、これは自分の忘却曲線を把握して問題を出してくれる。
問題ではなく、本を登録すれば、本をいつ読み返せばいいのかわかるはずだ。
本を一冊登録してしまうと、一冊まるごと読む必要が出てくるので、難しい本は章ごとに登録するのが賢明だろう。
終わりに
LOLはチャンピオン以外の知識も重要だが、そういった知識も今回書いた方法でカバーできる。
むしろ色々なチャンピオンを使えるより、LOL全体の知識を一つ一つ覚えていったほうが上手なプレイヤーと言えるだろう。
- 知識の種類を整理する
- 記録して管理する
- 復習する
コレだけでLOLに限らず何事も劇的に上達するはずなのだが、我々は内面の不安や、他のことに気を取られたりするせいで、何故か全然うまくいかない。