ブリッツクランクのパワースパイク(最も強い時間帯)はレーン戦が開始前で、具体的に試合開始から1:40秒まで強い。
その後は腕で戦うチャンピオンで相手より上手なら活躍できるけれど、相手より下手だとどうしようもない。そういった点ではアサシンと似ています。
ブリッツ対策は
- レーン戦の前
- レーン戦
に別れています。
もちろんレーン戦の後もあるのですが、ブリッツクランクの中盤以降のパワースパイクが低いので、他のチャンピオンに比べて驚異度が低い。
極端にパワースパイクが前半に偏っているチャンピオン、トップレーンでいうダリウスなのがブリッツクランクです。
とりあえずレーン戦の前のブリッツ対策は、サポートやADCじゃなくても知っている必要がある。
プレイヤー全員に対策を強要してくる、厄介なチャンピオンと言えるでしょう。
この記事はパッチ10.22の時に執筆されました。
レーン戦前のブリッツの攻めパターン
レーン戦前はブリッツ視点で書いていきます。
ブリッツの攻めパターン
- 普通にインベード
- 茂みにいる相手をドラゴンピット内に引っ張る
- 1:30秒にバフをQで引っ張る
- 1:32秒くらいにバフを狩っている相手を襲う
- レーンに向かっている時に引っ張る
長射程フックスキルがあるので、他のチャンピオンとは比べ物にならないほど、たくさんのバリエーションがあります。
ブリッツクランクの強い部分はQだけでなく、パッシブのマナバリアを持っているので、普通に殴り合ってもレベル1時が強いところです。
おかげでインベートに入ってくるブリッツチームを、茂みで待ち構えて撃退する戦法が取りにくく、ダリウスとかがいないと入って来るのがわかっていても、逃げるしかない場合が多い。
それでは順番に説明していきましょう。
1. 普通にインベード
ブリッツといえばインベード。
ブリッツ側の視点でいうと、とりあえずドキドキして面白いけど、あまり成果は期待できない。
なのでブリッツはフラッシュQを誰かに当てて、フラッシュを交換を狙ってきます。
2. 茂みにいる相手をドラゴンピット内に引っ張る
ブリッツが上チーム側にいる時に使ってくる戦法です。
ピット内から当てずっぽうで打つ、すると捕まった人はフラッシュが落ちる。
プラクティスでSSを取る時、ドラゴンが邪魔だったので18にして倒しました。キーストーンはオムニストーン。
ちなみに私は別に自分の名前を隠そうと思っておらず、普段からプレイヤーの名前表示を消してプレイしています(試合中の余計な情報を少なくしている)。
3. 1:30秒にバフをQで引っ張る
ブリッツにバフを引っ張られると、大幅にジャングルの初速が遅くなります。
特にARが高いブルーバフを引っ張られると、レーナーはレーンに戻らないと行けないというのもあり、やられた側は非常にウンザリしてしまう。
初心者にこの妨害パターンを教えると、ワードを置いて何故かQでバフにトドメを刺そうとします。大体教えた側がイラッとするパターンが多い。
※ 単純にワードを置くのを見られるのが相当ヤバいので、上級者視点だと鳥肌が立つだけ。何事も色々やってみるのが良いと思います。
知っている相手にはまず通用しない戦法ですが、ブリッツ側にそこまでリスクがないので多用されます。
1:30秒の時に茂みで待ち構えてブリッツを倒そうと思っても、ブリッツにはマナバリアとWがあるので、容易に逃げられます。
4. 1:32秒くらいにバフを狩っている相手を襲う
最初にジャングラーがバフを狩る時って、基本的にAA>スキルと打ちますよね?
なのでスキルを打った瞬間に襲いかかると、よほどレベル1の強さに差がない限り襲った側が勝ちます。
序盤からバフ+2キルとか取れる。
誰でもできる戦法なんですが、ブリッツはフックの射程とパッシブのおかげでレベル1が強いので、やはり適任です。
難点はブリッツクランクの時点で警戒されまくるので、他のチャンピオンよりも成功率が低くなることでしょう。
スキルのCDを狙って3対3を仕掛ける方法は、ダイヤ以上の人なら大体知っているんですが、大体プラチナ以下はピンを鳴らしても意図がわからず1:30秒前に行きます。
なので3人以上でノーマルゲームをした時にやると、中々の確率で決まります。機会があれば試してみてください。
5. レーンに向かってくる相手を引っ張る
パターンは4つ
- ドラゴン脇の茂みで待ち構える
- ドラゴン脇の三叉路で待ち構える
- ドラゴン脇の三叉路を通った相手を引っ張る
- ドラゴン裏の相手を引っ張る
ブリッツが下チームの時はコレ。フラッシュした相手を、Qで引っ張れれば最高。
ブリッツ以外も使うパターンで、1:30秒後に茂みに入り、赤バフリーシュ後の相手を待ち構える。
せっかく遠回りしたのに、何故か下に置いたワードの場所を通るプレイヤーがいます。
サポートがCC持ちだと、体力を大幅に削られるので遠回りした意味がない。
予め三叉路にワードを置いておき、「1:30秒にバフをQで引っ張るパターン」をします。
するとレーナーはたくさんリーシュをしようとするのですが、1:39までリーシュをしてしまうと、上から戻らないと間に合わなくなります。
一方でこちらのADCはブリッツが視界を取っている、つまり「ドラゴン脇の茂みで待ち構えるパターン」を絶対食らわないので、最速で川からレーンに戻ってくる。
なのでこの方法は上手く機能することが多いです。
複雑なので丁寧に説明してみましょう。あなたがブリッツクランクだとします。
- 敵のサポート 経験値が無駄になるのでレーンに戻りたい
- 敵のADC 経験値が無駄になるのでレーンに戻りたい
- ブリッツ 引っ張って妨害する
- ブリッツ側のADC ミニオンに近い位置で殴れるのでノーストレス
タイトルに1:40秒までの動きとか書いてあるのに、この時の時間は1:43くらいなので、ミニオン同士が消滅するギリギリの時間です。
ドラゴン裏の相手を引っ張った場合は、もう少しハイリターンハイリスクになるでしょう。
単純にかわされた場合のリスクが大きい。
開幕ブリッツクランクの対策方法はあるのか?
非常にストレスなく簡単にできる対策としては
- 開幕特定の位置に最速でワードを置く
方法があります。
ワードは置く時に押しっぱなしにすると、茂み内だと緑になるのでギリギリの位置に置ける。
ブリッツが名のあるプレイヤーだった場合、いきなり赤トリンケットを光らせながら入ってきたりしてワードを壊されるのですが、味方がファーストブラッドを取られたり、バフを引っ張られる確率が下がります。
まさかブリッツクランクに置いたワードを壊されたのに、上チームなら青バフスタートしてバフを引っ張られるジャングラーはいないでしょう?
いた場合は試合を諦めればいいだけです。
では次はレーン戦の対策に移っていきましょう。
ブリッツクランクのストーリー
- 集団戦は弱いので序盤に差を付けたい
- 序盤から戦闘を起こしたい
- ボットで2対2を起こす
- ジャングラーを助けに行く
- ミッドにロームする
ほとんどトップのダリウスに近いですね。チームが五分、もしくは負けているとやることがなくなります。
一応CCを持っているので、サポートとしての役割は果たせるのですが、対面のサポートよりアイテム1個分くらい弱い。
とにかく勢いが大事なチャンピオンと言えるでしょう。
ブリッツクランクへのカウンター
基本的にレーン戦でフックが機能しないチャンピオンに弱いです。
アリスターやレオナが苦手なのはわかるんですが、アニーやブランドが苦手なのはどうしてでしょうか?
ブリッツは隣がアッシュだと、上手に引っ張っても大体勝てません。それは単純にダメージが足りないからです。
対面がブリッツなのに、「よっしゃ! ブランド出すわ!!」って言う人は中々いませんので、ボーンアーマーを入れたブランドQを打った後、スキルを全弾入れられて負けていると予想できます。
フックを決めたのに戦闘に負けるのであれば、レオナもブランドも大して変わりないでしょう。
ジリアンがいるとブリッツの中盤以降のフックが全く機能しないので、苦手なのはわかります。
ただジリアンはレーン戦が強いわけじゃないので、ブリッツのほうがLane kill rateは大分高いようです。
ブリッツクランクを後出しされた場合
中盤以降でもフックが機能するチャンピオンは得意なようです。
サポートマルファイトはどうしても柔らかい、何故かというとアフターショックがないからです。
一応入れることはできるんですけれど、Rでしか発動しません。なのでマルファイトでアフターショックを入れる人は誰もいません。
サポートはゴールドを稼げないしレベルも低いので、セト以外引っ張ったら簡単に倒せるチャンピオンばかりです。
そしてセトはトップでもそうなんですが、スケーリングが低い。サポートならブリッツよりも低いでしょう。
レーン戦で倒されないようにする
ブリッツの目的はダリウスと同じで、レーンで対面を倒し差を付けることです。
相手のADCがヴェインで、こちらのADCがアッシュでもない限り、キルさえ取られなければソレで十分なのです。
サポートの基本はイグナイトなんですが、とにかく最初の1キルさえ取られなければ勝てるので、防御的なサモナースペルを入れていったほうが良いでしょう。
ブリッツとレーンで互角に戦えるのは、Lane kill rateから見てレオナとセトくらいです。
アリスターですら60%(ブリッツ) : 40%(アリスター)と大幅に負けているので、ブリッツと戦おうという発想が良くない。
終わりに
- レーン戦が始まる前の攻めパターンを理解していないとダメ
- レーン戦のダリウス感を理解していないとダメ
ちなみにダリウス対策は2つに分かれていて
- ラストヒットを取ってるだけ
- ダリウスを倒す
があります。
- 前者はヴェイン・ヨリック・クイン・ケイル
- 後者はオラフ・ウーコン・クレッド・リヴェン
ブリッツはダリウスと違ってRが弱いので、レベル6から急に失速することです。
その代わりレベル6前の戦闘は、マナバリアが強く非常に硬い。なので1の方法がメインの対策になります。
ボトムは2対2なので、チャレンジャーやプロでもADCがメインロールじゃない人は、ただファームしてるだけです。
それほど2対2はサポートの性能に依存するので、やはりレベル6までブリッツとの戦闘は避けたほうが無難でしょう。