パッチ10.12でミッド向けに強化されたブランドだが、ミッドでもサポートでも人気がない。
使っていて面白いチャンピオンなのだけど、妙に人気がないのである。
ブランドサポートはモルガナサポートと一緒で、スペルシーフエッジが実装されてからサポートとして使われだした。
当時のスペルシーフはダメージの回数だけ15ゴールドが手に入ったので、ブランドはスキルを当てただけで45ゴールドも手に入ったのだ。
当時はスペルシーフでもらえるゴールドに上限がなかった上に、スキルを当てるたびに追加ダメージもあったのでブランドは暴れに暴れまくった。
今では見る影もなく、人気がなさすぎて参考になるビルドがないという始末だ。
なので今回の記事では1からブランドのビルドを組み直していくことにしよう。
それでは一緒にブランド2020を探求していこう。
とりあえずビルドの前に、ブランドの重要な操作に触れていくことにする。
Q>Eでスタンさせるための準備
ブランドはスキルを当てた相手にQを当てると、スタンさせることができる。
一般的にブランドのコンボはE>Q>W>Rだ。
しかしEの射程距離ギリギリなら、Qを撃った後に最速でEを打つとスタンさせることができる。
Qの後に本当に最速でEが打てるならば、多少歩いてEを撃ってもスタンする。
難しそうだが、簡単に最速でQの後にEを撃つ方法がある。
これがBrand Mechanics(ブランドメカニクス)。
これで今日から君もgod brand。
簡単なブランドコンボ一覧
- W>Q
- E>Q>W>R
- Q(押しっぱなし)>E(すぐに離す)
- Q(押しっぱなし)>フラッシュ>E
1はレベル2先行で使うコンボ。
2はオールイン時の簡単なコンボ、特に練習や工夫や知識が必要ない。
3はオタク用コンボ、しっかり設定していないと最速でEを出すのが難しい。
4はフラッシュした瞬間にQが出るので、その後にEを普通に押して離す。Eには先行入力が効くけど3より難しい。
ブランドのメインルーンが何が良いのか?
キーストーンの候補は
- 彗星
- グレイシャルオーグメント
- 魂の収穫
になるだろう。
しかしここは魂の収穫だ。
彗星の場合
はじめに結論を言うと、サポートブランドでメイン魔道は悪い選択肢だ。
彗星は大抵のメイジサポートが選ぶルーンだ。
マナフローバンドを溜めきった後は非常にマナ持ちが良く、ファーストリコール後はほとんどマナを心配する必要がなくなる。
しかし問題があって、ブランドはバトルメイジといってライズ、カシオペア、カーサスのように射程が短い。
一方的にスキルが打てるわけではないので、あまり彗星や追火との相性が良くない。
ミッドならばメイン魔道は全然悪くはないし、フェイズラッシュとかは強そうだ。
ただサポートの時に射程が短いメイジで彗星は良くないし、フェイズラッシュは隣がAFKしてしまう。
唯一ハッキリしたメリットは、Wでブッシュを確認できること。
グレイシャルの場合
ブランドは火力だけは凄いし、AA射程も550あるのでグレイシャルは機能するだろう。
ブランドは強欲な賞金首狩りもかなり吸うので、グレイシャル追い打ちは多分強い。
しかし単純にグレイシャルはソロキュー向けではない。
セナでもない限り、どのレーンでも避けたほうが良い選択肢だ。
味方を信用するしないの話ではなく、ソロキューのグレイシャルは楽しいだけ。
魂の収穫の場合
普通はメイジのメイン覇道は雷撃なのだが、ブランドの場合はパッシブの効果で収穫を発動させやすい。
本来はHP50%以下のチャンピオンに攻撃を当てないと収穫できないのだが、パッシブで50%以下に下がったときも収穫する。
マルザハールと違って、ブランドは序盤から火力が異常に高い。
※ ミッドマルザハールが収穫を入れないのは、HPをそこまで減らせないからだ。収穫との相性自体は良い。
ゾンビワードも使える。
そして何より素晴らしいのは、血の味わいと強欲な賞金首狩りでブランド自身が硬くなれることだ。
普通に考えてお金がないサポートで強欲は意味がわからないのだが、ブランドはサポートでも強欲の吸収が多い。
オールインの時、ドラゴンバロン戦、通りすがりにモンスターやミニオンにスキルを打つ。
執拗な賞金首狩りに比べて非戦闘時の移動速度の遅さが気になるが、両方使ってみれば強欲のほうがメリットが大きいと納得できるはずだ。
ブランドのサブルーンは何が良いのか?
基本的にファーストリコールまでにマナが必要なチャンピオンの場合、天啓か栄華になる。
ビスケットデリバリーと冷静沈着があるからだ。
マナフローバンドは10溜まらない限りマナ問題が解決しないので、それらの代わりにはならない。
冷静沈着は相手を倒せれば最も強いけれど、それを当てにしても仕方がないので、サブは天啓が無難だ。
ブランドの魂の収穫ルーンセット
- 魂の収穫
- 血の味わい
- ゾンビワード
- 強欲な賞金首狩り
- 魔法の靴
- ビスケットデリバリー
とりあえずブランドはスキル構成やステータスの低さから、マナがカツカツだ。
ビスケットデリバリーか冷静沈着、どちらかは必要。
ルーンのかけら(シャード)にはクールダウン減少を入れないこと。
ヒール、シールド、便利なCCがないからである。
サモナースペル
- フラッシュ+イグナイト
ブランドはレベル2先行時にW>Qでキルを取りやすいので、イグナイトかイグゾーストになる。
ブランドはCCを当てるためにイグゾーストをかけることがないので、基本的にイグナイトでいい。
※ コンボを知っている人は、フラッシュイグゾーストからE>Qを撃たない。
スキルオーダー
- レベル1でW
- レベル2でQ
- レベル3でE
- レベル4以降はR>W>Q>Eの優先順位で取る。
サポートなら必死にレーンプッシュしないのでQ上げでも良いのだけど、結局Wのほうがレベル1ごとのダメージの伸びがずっと高いのでW上げになる。
ブランドのアイテムビルド
スタートアイテム
- スペルシーフエッジ+体力ポーション2個
ブランドはマナが少ないので、スペルシーフエッジのマナ回復が必要。
ファーストアイテム
- ロッドオブエイジス
- ダークシール+コラプトポーション
メインが彗星ならばライアンドリーの仮面が買えるのだけど、覇道だとマナが本当に足りないのでロッドオブエイジスを買う。
ロッドオブエイジスを飛ばして仮面を買いたいのであれば、ダークシール+コラプトポーションを買う必要がある。
隣にADCがいるので、防御ステータスが上がる装備を買う必要がある。
理想はブランドがフォーカスを受けながら、スキルを相手ADCに全部撃つ。
ブーツ
- ソーサラーシューズ
- モビリティブーツ
基本的にソーサラーシューズを買えばいい。
モビリティブーツはスノーボールしている時に買う。ブランド特有の強みはブッシュチェックに使えることだ。
Wは当たっても視界が取れないのだが、モビリティを履いているとブランドの移動速度が下がる。
※ Wが当たった=戦闘状態
ミッドやジャングルならば、アイオニアブーツも良いのだけどサポートで買うことはない。
セカンドアイテム
- ライアンドリーの仮面
- クリスタルセプター
- メジャイソウルスティーラー
- 防御的なアイテム
ブランドは仮面+クリセプのセットを揃えると強い。
ただメジャイが10スタック以上なっていれば、武器は特に必要ない。
ブランドはガレンのようなジャガノートと呼ばれる種類に近く、防具をたくさん買っても火力が出る。
それ以降のアイテム
- スピリットビサージュ
- フローズンハート
- ゾーニャの砂時計
- バンシーヴェール
- モレロノミコン
- ヴォイドスタッフ
- 騎士の誓い
モレロノミコンはブランドしかAPがいない場合に積むと強い。
ブランドはパッシブや仮面が強いので、ラバドンデスキャップよりもヴォイドスタッフのほうが優れている。
APサポートは試合が長引いた時に、ピンクワードを売ってデスキャップを買うだが、ブランドの場合は騎士の誓いのほうが強そう。
ブランドはスウェインと似ていて、硬いと強い。
終わりに
ブランドはタンク相手に強いチャンピオンで、ノーチラスやセト、アリスターやレオナ相手に出すチャンピオンだ。
ADCに向かって撃たれたノーチラスのフックを、身体で受け止めてE>Q>Wを当てる。
だからやっぱりブランドはファイターと似ているだろう。
ガレンっぽさがある。