大昔はMMOというゲームが流行っていた。
毎日16時間プレイする人が珍しくないゲームだった。
今回はそういう話ではなく、
格闘ゲームをしている人は
精神的に元気な状態を保ちやすいが
- LOL
- 人狼ゲーム
- 執筆
みたいな活動はそうではない。
その話を書く。
この記事はパッチ14.6の時に執筆されました。
格闘ゲーマーは精神疾患にかかりにくい
一言でいうと
- 集中力があるから
そこで疑問に思うだろう。
「なんで集中力があるの?」
と。
格闘ゲームはミスが許されないからである。
大体の格闘ゲームだと、
1回ミスったら瀕死、
2回ミスったら体力ゲージは0になる。
しかも一度コンボを受ければダウンする。
なので当然そこからの起き攻めもあるわけで、
1ミスしたら負ける可能性が非常に高い。
※ 当然、攻めるほうもミスると負ける。
口を開けながらゲームしてても50%勝てるLOLとは、
プレイヤーの集中度合いが違うわけだ。
実際には試合時間の問題である。
内言
競技時間と内言の話をする。
まず内言からだ。
インナーゲームと言って、
スポーツの基本的なコーチング理論がある。
- セルフ1 プレイ中の自分に指示を出す心の声(内言)
- セルフ2 実際にプレイする自分(身体)
セルフ1の声が少ないほど、
セルフ2の動きが良くなる。
試合(競技)時間が短いなら内言は厳しくてもいい
新兵訓練時に親兵を脱落させないために、
軍の教官は
「心の中で自分を励ませ」
とアドバイスをするそうだ。
しかし飛び込み選手の内言は優しいとダメらしい。
考えてみれば飛び込みの場合、
自分を励ますタイミングはないだろう。
成功しても失敗しても、
その時には競技が終わっている。
試合時間が長いゲームは集中を維持できない
私は色々なゲームをしている人を見てきたが、
やはり
- LOL
- 人狼ゲーム
をしている人は、
精神的に不健康な人が多い。
彼らには集中力が欠けていたのだろう。
LOLはチームゲームかつ、
試合時間が長いので
- トップマルファイトを先出ししたら、対面がナサスで、しかも敵のミッドがサイラスだった
みたいな
「1ミスしたら終わり」
という負け方は少ない。
なので普通にプレイしている人は、
凝縮した集中力を発揮しないことが多い。
LOLでのペース配分
最初の5分だけ集中して、
後は流す。
これは私オリジナルの考えではなく、
次の本を参考にしたものだ。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
物凄い有名な本だし、
読んでて面白く納得もするのだけど
読んだ誰もが
「できるわけないじゃん」
と思う労働時間が書かれている。
しかし著者の労働時間以外は、
わかりやすいもので
- 最初の2割の時間を使って8割を終わらせる
”ロケットスタート仕事術”が紹介されている。
- LOLは大体30分かかる
- 30分の1割は3分
- 2割は6分
- 1試合を25分と考えた場合、2割は5分
実際のLOLでは「ファーストリコールまで集中する」と考えると簡単だ。
最初の2割の時間に8割の集中力を使う
執筆も格闘ゲームよりもLOL寄りである。
つまり
- だらだらとプレイしても、プレイ自体には支障が起きにくい
だからといって
弱い集中力を維持してプレイするとどうなるかは、
あなたも知ってのとおりだ。
インターネットだと精神的にアレな人は、
なぜか文章が達者なことが多い。
弱い集中力は悩んでいるのに近い
今どきの読書感想文にはテンプレートがあるらしいが、
昔はなかったし、
面白くもない本の感想を書けとか、
今の私から見てもキツイ。
しかしそんな読書感想文でも、
とりあえず時間さえかければ完成するのである。
”悩む”という日本語は、
”集中”の反対に近い意味を持つ。
その姿勢が良くないのだろう。
悩むといえば、ミミズも悩むらしい。
終わり
- 集中力は高いほうがいい
- 試合時間が長い場合、最初から最後まで集中することができない
- 試合時間が長い場合、最初の前半2割に集中力の8割を持ってくる
- 内言が厳しくても許されるのは、試合時間が極めて短い競技だけ
- 人生もLOLの試合も長いので、内言は緩いほうがいい
入力と出力を繰り返すと、
人間は考えが深まる。
そのうち頭の中だけで入力と出力を回せるようになるので、
そのレベルまでプレイできれば、
上達は時間の問題である。
みたいな話を書こうと思ったのだけど、
かなり難しかったので、
その前提となる話を書いた。
- 30分のゲームなら、最初の6分だけ集中する
- 1時間の執筆なら、最初の12分だけ集中する
私が精神的に健康なまま執筆が続いているのも、
こういった書き方をしているかららしい。
執筆中に悩んだこともないし、
何を書こうか悩んだこともない。
その姿勢が良かった。